20巻では、「瑠衣」が「秋山」の妹だと分かった「爽」。
爽は、秋山に瑠衣とは「一体、何者なのか」というメッセージを送ると秋山から、
「大切な妹だから、そっとしておいてほしい」
という返事が返ってくるのでした。
21巻では、秋山からのメッセージの内容に愕然とする爽から物語は始まります。
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ギルティ 鳴かぬ蛍が身を焦がすの21巻のネタバレと感想。22巻の予想。
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いつもアッサリ終わる秋山の文章で一番長く綴られていたのが爽を追い込んだ
瑠衣のことでした。
ショックを隠せない爽。
瑠衣をかばう様な秋山の言葉にもショックだったろうけど、文章のほとんどを瑠衣
で占めていることに爽は傷付いたのかもしれませんね．．．。
そして、ショックと共に「怒り」も沸き起こる爽。
爽は、親友の「若菜」に秋山のメッセージの事を話します。
爽は秋山に怒りを感じながらも、笑いながら若菜にそのことを話します。
「久しぶりに笑ってる顔見たよ」
そう言う若菜。
秋山の話を信じるなら、しばらくは瑠衣も大人しくするだろうと推測する若菜。
若菜は、クリスマスを「恵那」と一緒に楽しく過ごそうと爽に言います。
若菜の温かい言葉に、
「泣くのはやめよう」
と誓う爽なのでした。
爽は、「優希」と会います。
一真と姉の不倫をいつ知ったのかと尋ねると「大学時代」と答える優希。
「いい子」だった爽に嫉妬して黙っていたのだそうです。
「ずっと、黙っていて苦しかっただろう」
と優希を思いやる若菜。
そうですよね、若菜も同じ思いをして「黙っている」事の苦しさを知ってますものね。
爽も、不倫がバレた時にみんなの前で言わなかった優希のことを「優しい子」だと思うのでした。
優希も苦しんでいたのです。
不倫していたことへの罪悪感。
不倫相手の妻と爽が重なって見えること。
それが優希を苦しめていたのです．．．。
「自分の正義が他の人の正義ではない」
と思い知る爽。
改めて、瑠衣の事を「許せない」と思い、一真と会って、お互いの全てを話して、瑠衣の企み
を明らかにすることを心に誓います。
一真と会った爽は、瑠衣のことを全て話します。
話を聞き終わり、
「秋山のことが好きか？」
と尋ねる一真。
「大事な人」
と答える爽。
「それが原因かも」
と一真は呟きます。
その一真の言葉を聞いた途端、爽は、秋山を「心の支え」にしているだけで一真みたいに
「浮気」したことになるのか？！と食って掛かかります。
そして、自分の体は一真しか知らないし結婚した後は誰にも触れさせてない！と言います。
改めて、爽は一真に瑠衣の企みに心当たりはないかと尋ねます。
心当たりがないと言う一真がなぜか、爽から「寺嶋」の名を聞くとうろたえ始めます。
「その、寺嶋っていう男の下の名前は？」
と爽に尋ねる一真．．．。
その頃、瑠衣と寺嶋は密談中。
一真は何か、気が付いてるかもしれないと感じる瑠衣。
そう言う瑠衣に、
「一真のことが好きになったんじゃないのか？」
と言う寺嶋。
それを笑いながら即効否定する瑠衣。
「もう、爽たち夫婦の関係は壊れた．．．」
と寺嶋を呟くのでした。
寺嶋の名前を執拗に聞いくる一真。
爽は、寺嶋の名前は「睦月」だと答えます。
その名前を聞いて愕然とする一真。
寺嶋は、一真の別れた妻の「弟」だったのです．．．。
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ギルティ 鳴かぬ蛍が身を焦がす 21巻の感想。
21巻の感想は、また一つ驚愕の事実が判明しましたね。
寺嶋は、一真の別れた妻の「弟」だったんですかぁ。
そうなると、寺嶋はただ瑠衣の協力しているだけでなく、寺嶋自身にも思惑がある
訳ですね。
それにつけても、人を「恨む」って苦しいですね。
瑠衣も寺嶋もちっとも幸せそうじゃない。
「恨む」って恨まずにはいられない様な体験をした時よりずーと苦しそう。
「恨む」のって終わりが見えないじゃないですか？
終わりがないのって「幸せ」なら嬉しいけど「恨む」のは地獄ですよ。
その地獄に瑠衣も寺嶋もどっぷりハマってるのかな。
それから、一真との対談で爽が、秋山のことを「心の支え」であることが浮気になるのかい！
と怒ってたけど、私の見解では「浮気」ですね！！
むしろ、感情のない肉体関係より始末悪いから。
心を持ってかれちゃったら、「適わない」と思っちゃうな。
だから、一真と爽の仲は瑠衣の企みのせいで壊れちゃったみたいになってるけど、
遅かれ早かれ、別れる運命にあったと私は思いますね。
ギルティ 鳴かぬ蛍が身を焦がす 22巻の予想。
22巻の予想は、21巻では比較的大人しかった瑠衣の復讐劇が再開されるでしょうね。
そして、寺嶋も一真の別れた妻の弟と分かった今、もっと一真を苦しめる動きに出るのかなと。
秋山と瑠衣の「兄妹」関係の秘密も少しずつ明かされていきそうですね。
いずれにせよ、瑠衣の「ブラコン」、寺嶋の「シスコン」のコンビが大活躍するでしょう。
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