背すじをピン!と ~鹿高競技ダンス部へようこそ~ ネタバレ 感想 85話 予想

今号では2月3日(金)発売の最新9巻の告知がありました。
畔田組の躍動感あふれる表紙が目印です!

▶︎背筋をピン!との83話へ戻る

▶︎背筋をピン!との85話へ進む

背筋をピン!との記事一覧はこちら!

背すじをピン!と ネタバレ感想84話

本編は鹿高競技ダンス部の2年後から始まります。
今流行の星野源さんの恋で筋トレをしている様子。
「楽しい音楽で乗り切ろォー!」と、土井垣らが部長のときと変わらずいい雰囲気で部活をしている様子。

スポンサーリンク

新入部員のみんなからも「亘理先輩は優しいし…藤田先輩はおもしろいし…」「土屋先輩は部長なのに一番普通の人っぽくて…」と親しみやすさで評判は上々のようです。

ある時は練習のメニューを忘れていたり、またある時は見本として踊っているのに呼び足を忘れていたり……
「今のは悪い見本だから!」という土屋を笑う新入生を、2年生部員である男の子が「ヘラヘラしてんじゃねェーぞ!!」と叱責します。
「先輩の踊り笑うとか一コ前の八巻部長世代じゃ許されねェぞ」と激昂する男の子を、藤田が「御門くんキミはいーから!」とストップを掛けます。

どうやらこの熱い男の子、御門は藤田のカップルの様です。
藤田が御門をカップル練へと引っ張り、おびえてしまった一年生を亘理がフォローするなど、部全体の雰囲気は上々です。

ちなみに新入生たちが競技ダンス部に入ったきっかけ、それはやはり新入生歓迎会のデモでした。
しかし、その感想は土屋らが八巻たちの踊りを見たときのそれとは異なっていました。

新入生たちは「金ツバ」で見た競技ダンスのカッコよくて華やかで、けれど自分でやるには少しハードルが高いというイメージをいい意味で覆されたというのです。
土屋・亘理・藤田のダンスは「私でもやれそう…」「楽しそう やってみたい」というダンスなのだと語ります。
だからこそ、土屋らは「すごく身近で…よりそってくれる先輩たち」であると言います。
新入生たちからそんな内容を聞き出していた女性は、逆に「お姉さんは一体…?」と問われ、自信満々にこう答えます。
「私こそは競技ダンス部の生みの親…!の姉…!葉澄リンデンベルク改め土井垣葉澄特別コーチ!!」であると。

葉澄は離婚調停でしばらく部に来れていなかったようですが、無事調停を終えてふたたび鹿高競技ダンス部に帰ってきたそうです。
「ふっきれてんだから気ィつかわないでちょうだいよォ!!」という言葉とは裏腹に「全国大会ではこのたまりにたまったフラストレーションを全力でぶつけてやるわ!!」と全く吹っ切れていない様子。
2年間最も激動だったのは、実はこの人かもしれませんね…
そんな葉澄に藤田が土井垣らの海外の競技会を見に行かなくてもいいのかと問います。
しかし葉澄はブラックプールは何度も行っているし、巨勢が行っているのだから見に行く必要はないと話します。
そして「なにより私は競技ダンス部のコーチとしてこの場にいるの」と真剣な目をするのでした。

土屋・亘理・藤田は土井垣や八巻たちとは違い、プロを目指すのではなく進学すると決めているようです。
そのために、今度の夏の全国大会が引退試合となってしまう。
土屋らの引退試合を華々しいものにして、後に続く2年生たちを導くことこそが土井垣らに託された自分の使命であると葉澄は語るのでした。
そんな葉澄の想いを受けて、遠いイギリスの地に居る土井垣たちに【僕らなんとかやれてます だからこちらは心配無用です 心おきなく世界の舞台で大暴れしてきてください】と思いを馳せるのでした。

後輩たちの想いが届いたのか否か。
土井垣らは海外で「素晴らしい!!この日本人選手が強い!!」と喝采を浴びていました。

小柄なイメージのある日本人ダンサーなのに周りと遜色なく、踊りもレベルが高いと絶賛されている土井垣たち。
巨勢らも言語はわからないものの、褒められているということは実感しているようです。

「全員がチャンピオン級だ いや実に楽しい!!」と笑う咲本に、土井垣は「海外でも変わらず余裕だこと…!」と半ばあきれている様子です。
余裕しゃくしゃくの咲本・永島組、土井垣・綾辻組に「キミらばっかり注目されてる~…!」と言うのは全日本チャンプの相模原でした。
「キミら僕らより下!」「キミら僕に負けてんだからそこんとこ忘れないで!?」とずいぶん余裕がない様子です。

黄金時代とはかつては相模原の時代をさしていたのに、いつのまにか土井垣らの時代をさしていると嘆く相模原に、咲本は「相模原先輩自身は未だ黄金に輝いていますよ」とフォローをします。
そして永島は金龍院らのことを思うのでした。
父親の会社を継ぐために修行中だという金龍院は「ダンスはもうやってないのかしら」と言う永島に、咲本は「金龍院(あの男)はダンス中毒だ やめたくてもやめられんよ」と言います。

旧友たちの話をする土井垣らに、 大八木は「ステキな友達がいるみたいやね」と笑います。
綾辻が慌てて「知らない話しちゃって…!」と謝りますが、大八木は「ええよええよ」と快諾してくれます。
そして「でもその友達そんなにダンス好きやったらこの会場のどこかにこっそりいてはるんちゃう?」と言います。

それを受けて確かにいそうだと笑う土井垣と咲本。
それを見ている金龍院と思わしき後ろ姿……
本当にVIP席から見ていたようです。

スポンサーリンク

そして三次予選の最終種目がはじまります。

土井垣は綾辻に昔話をしていたら思い出したと話しかけます。
そして巨勢も見ているからと「二年ぶりにアレやらない?」と持ち掛けました。
綾辻は「世界最高峰の舞台で!?」といいつつも、まんざらではない様子。

世界最高峰の舞台で、土井垣は競技ダンス部を作った時のことを思い出していました。

中学から高校へ上がる時期に何か思い悩んでいた綾辻の為に、実は競技ダンス部を作ったのだと言います。
土井垣にとっても迷走したうえで出した結論が部活動だったのです。
その迷走の結果が、【最強の強敵(とも)と 最高のパートナーと 一緒に】ここに立てていると実感する土井垣。

そして競技ダンス部が【「誰か」の「これから」を変える場所であってほしい――――…!】と想いを馳せるのでした。

今回は「えっ?最終回?」ってくらいに綺麗な締め方でした。
土井垣の部活にかける思いの根底はパートナーの綾辻への気遣いがあったのですね。

その結果が大舞台だと考えると感慨深いものがあるのでしょう。

土屋たちはやはりプロのレベルには達せなかったようです。
進学の為に間もなく引退試合とのことで、成長した土屋たちのダンスが楽しみですね!

◆ここからが次の85話の予想!

土井垣たちの大舞台は最終種目のようなので、結果が間もなく出るはずです。
いい結果ならば土屋達の刺激になりますしね!

また今回八巻らの様子が描かれていないので、八巻たちの選考会の様子も描かれるでしょう。

そして二年前に話していた土屋たちの新しい必殺技、話していた以外にも増えているでしょうからそれにも期待が高まります。
藤田のカップルのキャラがなかなかに濃いので、御門・藤田ペアのダンスからも目が離せません!

▶︎背筋をピン!との85話へ進む

▶︎背筋をピン!との83話へ戻る

背筋をピン!との記事一覧はこちら!

というわけですが、最後までお読み頂いてありがとうございました!

スポンサーリンク