ハイキュー!! ネタバレ 感想 239話 240話 予想

前回登場した公式戦初参戦のピンチサーバー姫川。
椿原学園の監督は、姫川に実戦経験はないため下手をすれば相手へのチャンスボールになるが、やってみる価値があると言います。

姫川は『緊張するのは練習の成果を出したいと強く思っているからであって 即ち たくさん練習してきた証であって…』と自己暗示をします。
さすが山口と木下が自分より緊張していると認めた男……!
挙句の果てに2年生(上級生)のピンチサーバー、月岡千尋の存在までもが気になってしまいます。

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無情にも鳴るホイッスル。
姫川はアンダー・ハンド・サーブ(すくい上げる様にして下から打ち出すサーブ)の構えを取ります。
困惑する日向。何かを察知した様子の烏養。

しかし、緊張のせいか姫川のサーブはボールにミートせず、まっすぐに寺泊の後頭部に……

椿原サイドも、烏野サイドも、観客席までも……一瞬時が止まります。

当然椿原学園のサーブミスで第1セット終了、烏野がなんとかもぎ取ります。
烏野の応援席は予想外のサーブミスに、やや困惑気味ながらも「おーし…!」と1セット先取を喜びます。
観客席は後頭部直撃サーブに笑いますが、大人たちは「…皆笑ってっけどさ アレ 多分一生夢に見るよ」と話します。

確かに、相手のマッチポイント・初めての公式戦・先輩を差し置いての出番・全国大会の大事な初戦での後頭部サーブ……読んでいるだけの私も吐きそうです。

絶望の姫川に寺泊は「…マジ無ーわ」と言います。
越後も「ああ ホント」と同意の意を示した後、「ちょうイイ音した…!」と吹き出します。
「当てるなら俺以外に当てろよ姫川ァ!!」という寺泊。
どうやらサーブをミスしたことではなく、”自分の”後頭部に当てたことを怒っていた様子です。
姫川が気にしていた月岡も、姫川ではなく丸山に「終盤サーブ中途半端でしたよ」「サーブで攻めなきゃ始まらないです」と忠言します。
先輩たちのやり取りを憑き物が落ちたような顔で見る姫川。

雰囲気のいい椿原学園の様子に、観客席のおじさんが「緊張感が無ぇなあ ヘラヘラしてっからセット落とすんだよ」と言います。
しかし、それを聞いていたカップルの男の子が「深刻な顔したってミスは消えないし烏野の10番が止まるワケじゃないっしょ」と言います。
さらに彼女も「笑えない・会話もないってなったら もうほぼ負けるよねー」と加えました。

至極もっともです。
いい雰囲気を保つことこそが難しいんですよね……
ミスが続くとお通夜みたいな雰囲気になって怒られている人のほうが多いですから。

烏野は烏養が「おーし!暖まったな!?」と問います。
「はい」という影山と、「暖まったどころじゃないよ 疲れたヨ」と月島の声真似をする菅原。
菅原の月島の声真似……聞いてみたいですね。

「2セット目最初から飛ばしてけよ!!」と烏養は気合を入れなおします。

西谷は東峰に2段トスがネットに近かったと謝罪します。
感覚をつかんだ影山と違い、まだ東峰や澤村は感覚がつかみきれていないようです。

そして始まった第2セット。
宮城の伊達工は情報教室のようなところで、インターネット配信を見ているようです。
さすが”鉄壁”というべきか、二口は日向の速攻に椿原学園のブロックが2枚ついていってることを見抜きます。
ふてくされながらも「やるじゃねーか」との評価。

相変わらずの影山の強気なセットアップと日向のブロードで、烏野は第2セットも14-12とリードします。
ここで椿原学園の監督に呼ばれたのは後頭部サーブの姫川。

気を使ったように月岡を見たところ、「俺に気ィ遣ったりしたら ブッ飛ばす」と見抜かれてしまいます。
おびえる姫川に月岡は「どうせ次の試合からは俺が出るんだ」と言います。
「お前は少ないチャンスをどう活かすかを考えてろよ」とも。

それで覚悟の決まった姫川は監督のもとへと向かいます。
監督は姫川にピンチサーバーはロウリスク・ハイリターンだと話します。

ミスをしたとしても渾身のサーブを責めるものは居ないし、逆に決めることができたらそれはヒーローになれる1点だと言うのです。
「美味しいトコ取りして来なさいよ」という監督。

コートでは寺泊がパワーのあるスパイクを叩き込んで椿原が15-14と烏野に迫っているところでした。

「何よりデカい味方がついてる」とコートに送り出される姫川。
その背中を見送りながら、監督は美味しいところ取りであるわけがないと内心さっきの言葉を否定します。

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繋ぐことが大切なバレーにおいて、唯一孤独なプレーであるサーブ。
すでにコート内の独特な雰囲気が出来上がってる中で、メンタルコントロールが必要なサーブで投入されることの苦しさを監督は正しく理解していました。
また、ミスをしたとき許してくれないのがチームメイトではなく自分であることも。

姫川は今度は深呼吸して、再びアンダー・ハンドでボールを高く高く打ち上げます。
実況が「これは天井サーブですかね」と言います。
菅原含めた烏野のメンバーは天井サーブだと上を見上げます。

澤村がオーバーで捕まえようとしますが、天井のライトと重なって上手にボールがとらえられません。
威力もスピードもないボール。
しかし澤村はそれを上げることができませんでした。

姫川を含めた椿原学園は上手くいったサーブを喜びます。
紛れもなくヒーローの1点となったのです。

一方澤村は頭を抱えて謝ります。
いつも土台として尻拭いをしている澤村のこんな姿は珍しいですね。

天井サーブは現代では使われることが少なく、慣れている人間も少ないということ、烏野の選手がこの会場の天井にも慣れていないということから、姫川のサーブが効果的であったと監督は予想していました。
そして、それは的中していました。

監督のいう姫川の「デカい味方」とは天井の事だったのです。

日向が「天井サーブかっけええ…!!」と感動しているシーンで今回は終了です。

今回はピンチサーバーの役割と意味に焦点が当てられました。
烏野では木下と山口が主に担っているわけですが、大変な役割ですよね……
確かに「美味しいところ取り」。
けれどプレイしている本人は絶対にそんなこと思えませんから……

しかし、姫川が後頭部サーブを決めたときの日向の顔!
あれは練習試合での影山への後頭部サーブを思い出していたんでしょうか?

◆ここからが次の240話の予想!

次回は天井サーブの攻略がカギですね。
滞空時間が長いので、リベロである西谷が回り込んであげるという形でもいいと思うのですが、天才リベロ西谷もオーバーは苦手なので難しいでしょうか。

ピンチサーバーといえば元祖緊張しいのピンチサーバー、山口の出番もそろそろ期待できそうです。
山口も姫川同様「美味しいところ取り」とは思えないタイプです。
元「根性なし」の山口が、全国大会という大舞台でいかに平常心を保てるのかが気になりますね。

椿原戦はピンチサーバーに焦点が当たったストーリーのようなので山口の活躍に期待が高まります!!

というわけですが、最後までお読み頂いてありがとうございました!

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