柔造が気絶する直前柔化させた巨大支柱の
倒壊に巻き込まれ飯田・轟は気を失います。
鉄哲も意識を失い全員のダウンが懸念されます。
その続きです。
ヒロアカのネタバレ感想206話。207話の予想。推薦二番手取蔭さん。
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ブラドキングのアナウンスが響きます。
『 一気に四名ダウン!!
しかしまだ!
“牢に入る”までは戦線離脱には
ならないぞ!
どうなる!! 』
飯田の手にグッと力が入りました。
「痛っ」
ズキズキ体が悲鳴を上げます。
— 左の手足が……
重い…!!
片足だけじゃ
パワーが足りん!!
轟くん…!! —
ググと頭を上げて前に
倒れている轟を見ました。
— すまない…!!
俺がもう一足…
もう一足早く駆けつけ
られていれば———! —
『 飯田意識はあるが
動けないか———!?
地味に回原の暴れが
効いたと見ている!!俺は!!
投獄直前まで抵抗し
彼の足止めに尽力していた!
いいぞ回原!
おまえがMVPだ回原!! 』
生徒がツッコみます。
「偏向実況に拍車が掛かってる
ブラド先生!!」
芦戸が言いました。
「でもでもォ
このまま皆ダウンしてたら
1-0でA組リードのままだよ——!」
八百万が否定します。
「いいえ芦戸さん。」
突然物間が笑いだしました。
「アハハハハ
派手な方に気を取られて
見てないんだ!?
鉄哲たちが熱戦
繰り広げてる間に—— 」
— 形勢は変化してるのさ!! —
モニター画面では角に乗って
逃げるポニーを障子が追っていました。
芦戸は驚きます。
「障子とポニーちゃん!!
尾白にグルグルされて
そのままじゃなかったっけ!?
尾白は!?」
場面は少し前
柔造が障子達の元へ
現れた時に戻ります。
柔化した地面に障子と尾白が
沈んでいきます。
「骨…しまっ…!」
柔造はスウ〜と地面を潜って
ポニーを拘束している尾白に
近付きます。
— 這い出ようともがけば
拘束がゆるくなる。 —
ガシと尾白の尻尾を掴みました。
尾白が慌てます。
「強…過ぎこのォオ!」
【 尾拳・”沼田打旋風”!! 】
尾白は尻尾を強力回転させて
柔造と障子を薙ぎ払いました。
障子は天井の梁に触手を絡ませて
柔化地面を脱出します。
「助かった尾白!」
そのまま触手を尾白に伸ばして
柔化地面から救出します。
柔造は壁まで飛ばされました。
( 弾かれただけでこの威力…!? )
ポニーが柔化した地面から遠隔操作で
ヒュッと角を二本引き上げます。
「先行ってて下サイ
骨抜きさん!!」
その角を尾白の尻尾にドスと
突き刺します。
「っ…刺しても緩まな———」
もう二本、角を遠隔操作で
呼び寄せると尾白をハイパワーで
押し出しました。
「緩まなくて大丈ブね。
このまま4本パワーで
牢まで直行でーす!」
超スピードで柱をかいくぐり
そのままドォンと尾白を牢に
入れました。
ブラドキングが実況します。
『 どんな状況でも
投獄されるまで
戦線離脱にはならない!
だがどんな状況でも
“投獄されれば戦線離脱”だ!!
拘束は解かねばならない。
状況は1−1。 』
ポニーはそのまま障子から
逃げながら鉄哲・柔造・轟を
角で持ち上げ運びます。
( 4人…ダウン! )
— 回原さんは!?
捕まった!?
だとしたら1−1ね!?
障子さんに拾われたら
ダメでーす! —
飯田が叫びました。
「轟くーん!!」
ポニーは考えを巡らせました。
— でもどうしよ!?
操作角4本全部フリーで
障子さんに勝ててないのに
攻撃に回せなきゃ
もっと勝てまセン。
轟さん投獄できれば
リードだけど…
3人”持った”ままでは遅くて
牢に辿り着く前に捕まりマス…!!
私負けたら
負け——…
それなら —
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ポニーは轟や柔造達とともに
思い切り上空まで飛びました。
障子は驚きます。
「まさか」
飯田が叫びました。
「ぐぬううォオオ!!」
ポニーは障子達を見下ろします。
「Sorry “tentacole”
皆を負けさせるのは
…いやデスので!」
— 絶対届かない高さから
機を窺うのデ———ス!
勝てずとも
絶対に”負けはしない” —
『 20分経過!!
第3セット終了!!
投獄数1−1。
引き分けだ!!! 』
3班の訓練が終わりロボットが
意識を失った轟達を担架で運んで
いきました。
上鳴はスッキリしません。
「煮え切らねェ〜〜〜ズリィ!!」
宍田が反論します。
「本番をふまえれば”逃げて救援待ち”は
理に適った行動ですぞ。」
お茶子は複雑な表情で
溶け固まった鉄柱から
救助される飯田を見ました。
「飯田くん…悔しいな…!」
出久が言います。
「でも…かっこよかった。」
『 気絶者多数につき
第2セット同様
反省会は後に回す!!
よしでは第4セット
準備を——… 』
保健室でリカバリーガールの
声が響き渡りました。
「 チュ————! 」
ハッと飯田が意識を取り戻し
ムクと起き上がります。
リカバリーガールが
菓子を差し出しました。
「スニッカーズお食べ。
尾白も食べて戻ったよ。」
先に復活した鉄哲がスニッカーズを
食べながら出て行く前に轟に言いました。
「轟!!
試合は引き分けだったが
俺は負けたと思ってる!
ヤベェ熱さだった!!
また闘ろうぜ!!」
リカバリーガールに
うるさいと怒られます。
轟は初めて訓練が
引き分けだったと
知りました。
椅子に座っていた飯田が言います。
「俺がもっと速ければ
勝てた内容だった。」
「飯田」
「俺はまだまだ遅い。
骨抜くんの柔軟なスタイルに
対応できなかった!」
「……助けてくれただろ。
朧気に覚えてる。」
柔造の言葉を思い出します。
” もっと非情に火攻めで来られたら
打つ手なかったのに ”
— まず氷結で先手を取るのが
癖になってる。
……いや…
体に染みついてる —
「おまえは速いよ。
俺が遅いだけだ。
俺が遅いから心配
かけさせちまった。
安心させられるような
ヒーローになんなきゃな…。」
じっと手を見つめながら
オールマイトの姿を思い
浮かべました。
飯田が手を振り上げて
否定します。
「いや!君が頼りない等は
決して痛!
俺はいつでも”誰の元へでも”
駆けつけるんだ。
インゲニウムを
継ぐ者の信念だ。」
隣のカーテンがジャッと開くと
柔造がいました。
「炎の件とかレシプロとか
正直俺も課題残ったままなんで
また相手してくれない?」
飯田と轟は同時に言います。
『 もちろん。 』
リカバリーガールが注意します。
「あんたら元気になったんなら
早く戻んなさい!
ダベる場所じゃ
ないんだよ!」
「は!失礼しました!」
ブラドキングのアナウンスが響きます。
『 位置についたら始めるぞ!
第4セットスタートだ! 』
耳郎は動揺します。
「ちょ!なにソレ
マジで言ってんの!?」
砂藤も戸惑っています。
「嘘だろそんな策が——…」
爆豪が両拳を合わせました。
「だーってろ」
物間が高笑いします。
「あああ後がないよ
AB互いに一勝ずつ!
負けか引き分けになれば
“勝”てないよもう!
あー僕この第4セット
楽しみだったんだよねぇぇ。
なんたってあの取蔭が
いるからね〜〜〜。
ねえ爆豪くん!!
取蔭切奈!!
B組もう一人の推薦入学者!
彼女はとっても
やらしいぞ!!」
作戦の打ち合わせを終えた
取蔭が動き出しました。
「よしいこか。」
出久はノートを手に見守ります。
— かっちゃん…!! —
爆豪は不敵に笑いました。
— 見てろやクソデク! —
今週はここまでです。
こういう形のドローとは!
投獄数も綺麗に1-1でしたしね。
スポーツ試合じゃないので
これはこれで現実的なのかも。
しかし飯田にかかっていた
重量って相当ですよね!
鉄柱一本分ですよ…。
訓練が終わってしまえば
みんな仲良いのはちょっと
ほっこりします。
轟達の目指す先に
オールマイトがいるのも
ほっこりです。
オールマイトの
隠れファン多し!
でもみんなガンガン怪我
出来るのはリカバリー
ガールのおかげだね!
この人いなかったら
訓練自体成立してない。
いずれエリちゃんが
このポジションを継げれば
いいなぁと思います。
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ここから来週の207話の予想です。
第4グループの訓練開始ですね!
爆豪の作戦が超気になります。
ものすごい奇策なの?
爆豪は結構分析力が凄いので
奇策に見えてメチャ計算してるの
かもしれませんけど。
そして相変わらずB組は
謎すぎる…。
一体どんな個性なの〜?!
見た目だけでは全然わからん!
物間一押しの取蔭さんは
凄そうですね。
もう一人の推薦入学者!
柔造が凄く有能だったので
この人も凄そうだ!
爬虫類的なのかな…?
コスチュームの感じも
なんとなく…。
パワータイプではないかも
しれないけど頭キレそうです。
案外爆豪と取蔭の腹の探り合い
というか頭脳合戦みたいに
なるのもアリかもしれませんね。
来週も楽しみです。
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