君は唇から毒を盛る 1巻のネタバレと感想。愛のカタチ。

『君は唇から毒を盛る 1巻のネタバレ』

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「睦末さんて可愛いよね。俺と付き合わない?」

彼氏の家から帰る睦末に告白をしてきたのは彼と同じ会社で同期の小倉 由寛でした。
睦末は由寛と司が働く会社で司の浮気現場を目撃してしまいショックを受けます。

現状を目の当たりにした睦末。
司への不平不満を由寛に聞いてもらいます。

「もっと軽く考えていいよ。 浮気(仕返し)してやるとか」

心が揺れる睦末でしたがそんな卑怯な事は出来ないと断る事を決めました。

ある日風邪をひいたという司の家に看病をしに行く睦末。

司は自分の浮気が睦末にばれてしまった事など想像すらしていません。
浮気の事実を知る睦末ですが自分を頼ってくれている司に胸がときめいてしまうのでした。

睦末が司のために、おかゆを作っている時司の浮気相手がやって来ました。
睦末が来ていると知った浮気相手は差し入れのフライドチキンを渡して帰っていきます。

睦末が何をしても反応が薄かった司。
睦末が司のために作ったおかゆを食べずにフライドチキンを食べ始めます。
睦末は辛くて悔しくて家に帰ってしまうのでした。

彼女が目の前で一生懸命作ってくれたおかゆを置いて浮気相手が持ってきたフライドチキンを食べるなんて酷すぎます!

睦末の中には3つの選択肢がありました。
別れるか他にいくか戦うか。

「でもこんなのどの地点で戦えばいいの」

そんな睦末を司の家の隣にある自分の家に誘う由寛。

由寛は睦末の気持ちを考えて何もしないで隣で寝てくれました。
翌朝、由寛の家から出てくるところを司に見られてしまう睦末。

「お前、そんなことできる奴だったの」

浮気なんて遊びだと言い別れる気はないと話す司。
浮気したうえに開き直るなんて最低!

「俺だったらゲロの処理なんてされたらコイツのためならなんだってしてやるって
気になるね。絶対離さねーよ」

以前、酔っ払って吐いていたところを睦末に親切にしてもらった事があった由寛。
そんな過去があってあんな言葉を言われたら睦末も由寛に心が動いたはず。

社会人7年目仕事も出来て責任感もあり周りからも人気者な長府 芽依。
彼氏は3か月前から付き合いはじめた同じフロアの幡生。

付き合うのが初めてでもちろん処女、超恋愛初心者の芽以。
どうにか彼にバレない方法はないかと悩んでいました。

「そんなのは大人になってからいつでもできる!大人になってからやれ!」

それが芽依の両親の方針でした。

未経験が災いして恋愛に踏み込む事が出来ない芽依。
そんな時に告白してくれたのが幡生でした。

「オレ長府さんみたいな人好きだな」

2人は付き合う事になりましたが恋愛経験がない芽以はどうしていいか分からないような
場面が多々ありました。

赤くなったり戸惑ったり。
今は手を繋いだりキスをするだけで精一杯です。

ある日覚悟を決めて幡生を家に誘った芽以。

しかし芽以は自分は経験がないとバレるのが怖くて播生を突き飛ばしてしまう芽依。
自分と無理をして付き合っているのではないかと勘違いをして幡生は帰ってしまいます。

芽依の中で恋愛を怠ってきた代償は大きいものでした。
あれから話をするどころか目が合う事もなくなってしまった幡生と芽依。

「まだ彼女でいいの?初めてだから全然分からないよ」

芽依はやっと打ち明ける事ができました。
ずっと隠していたけれど幡生の言葉が行為がそうさせたのかもしれません。

バレていないと思っていた芽依でしたが幡生はとっくに気付いていました。

「それを隠してしまう芽依がかわいい。」

幡生だけの可愛い女の子になる事を決意した芽依なのでした。

大学のサークル仲間。
枝光 絢佳は八幡くんに告白されます。

「枝光さん、俺と付き合って。」

八幡くんとはあまり接点がない絢佳でしたが今まで付き合ってきた男の子よりも誠実そうに見えたので2人は付き合うことになりました。

しかし付き合っても不愛想で絢佳がデートに誘ってもなかなかいい返事をもらえません。
女子からは八幡と付き合った事で妬まれ陰口を言われていました。

「何あの子 男とっかえひっかえじゃん」

絢佳の前では絶対に笑顔を見せる事のない八幡。
絢佳が笑ってよーと言っても笑う代わりに吸い込まれそうなキスをしてきます。

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八幡から告白してきたのにどうして絢佳に冷たくするのでしょう。
照れ隠しのような気もしますけど!

八幡に片思いをしていた女子が絢佳にいちゃもんをつけてきます。

「純情を盾に人の男取ろうとする奴の方がよっぽどビッチだろ」

そんな毒舌な言葉を吐くなんて・・・。
想像もしていなかった展開に驚きを隠せない絢佳。

「あたしはセックスより何よりお話がしたい。毒でもいいから何か話して」

「好きだよ。」

それは絢佳がずっと欲しかった言葉でした。
八幡の毒をもっと感じたい、八幡と絢佳は互いの温もりを唇に感じてキスをしました。

ソーちゃんと菜緒が同棲生活を始めて3年目。
共働きですが家事は全部菜緒の仕事、ソーちゃんが手伝ってくれる事はありません。

菜緒が小説を仕事にするようになって5年。
締め切りまでの間家事をしてくれた事もありましたが部屋は荒れ放題に。

「まぁ多少汚れ物溜まったって死にゃーしないって!」

そりゃ、そうかもしれないですけど・・・。
見かねた菜緒は結局全部家事をするはめになったのでした。

家政婦として一緒に住んでいるんじゃないのに。
菜緒は実家に帰り自分の事だけに専念する事に決めました。

仕事もうまくいかず部屋も荒れ放題何もやる気がしなくなってしまった菜緒。

そんな時ソーちゃんが菜緒を迎えに来ました。

「俺がいるじゃん。なんのために一緒に暮らしてんのさ。」
「菜緒ちゃんがいないとダメなんだ。だから戻ってきて」

帰り際鉢合わせた菜緒の両親にあっさりとお嬢さんを僕にくださいというソーちゃん。
あまりにも能天気で笑ってしまう菜緒。

「自分一人だとなーんにもしないんだから。ソーちゃんがいないとダメなの」

お互いの大切さを実感した2人なのでした。

『君は唇から毒を盛る 1巻の感想。』

浮気をしている司から睦末を奪う由寛。
「絶対離さねーよ」は胸に響きました!私も言われてみたいです(笑)

恋愛経験がない芽依。必死で隠そうとする芽依が可愛かったです。

恥ずかしがり屋でちょっと毒舌な八幡くん。
大学生ならではの初々しさが描かれていました。

ちょっとぐらい家事手伝ったら?と言いたくなりましたが、ずっと一緒に生活していると
そうなっていくものなんですかね。

ソーちゃんの告白が良かったですね。
「俺がいるじゃん。なんのために一緒に暮らしてんのさ」個人的には1番好きです!

4つのエピソードが描かれていた「君は唇から毒を盛る」。

好きの伝え方は色々ありますね。
好きな人に好き伝える、自分に正直になる事が大切だと思いました!

というわけですが、最後までお読み頂いてありがとうございました!

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