城壁に魔法帝を呼び出したヴァンジャンス団長は
兜を脱ぐと痕が引いていき、白夜の魔眼頭首
リヒトへと変わりました。

その続きです。

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ブラッククローバーのネタバレ感想143話。144話の予想。「時」は無敵!

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魔法帝は思い返します。

― ウィリアム…
君が昔から何かを隠している…

何か見せてはいない部分が
あることはわかっていた…。

ヤミも同じ気持ちだったのだろう…。

白夜の魔眼頭首と
邂逅した時の違和感…。

彼に手傷を負わせたのと
同時期からあまり君の姿を
見なくなったこと…

疑念を抱かざるを得なかったが

そんなことがあるわけがないと
信じていた。

…だが… ―

目の前の人物が名乗ります。

「白夜の魔眼頭首リヒトだ。」

― 一つの肉体に
二つの魂が入っていたとは…。 ―

魔法帝は言いました。

「…君であり、君じゃなかったんだな。

…魔法ではないようだけど…
顔の痕はどうやって
消してるんだい?」

「あの痕はこの体の母親の
一族が受けた呪いだ…。

人間が受けた呪いなど
【私には】関係ないからね…。

私は人間が嫌いだ。

だがウィリアム…
彼だけは違った…。

私達は同じ体を共有
してきたからね。

彼は人間でありながらも
私の思いを受け止め
理解してくれた。

抑えようのない…

怒り…
悲しみ…
憎しみを…!!

この煮え滾る情念を消す方法は
たった一つしかない…!!」

魔法帝は静かに聞いています。

― やはり目的は人間への復讐…。

魔石を揃えれば
それを成せるのか。 ―

リヒトは話し続けます。

「ウィリアムもわかってくれた。

だからこうして貴方に
会わせてくれた…。

残りの魔石は貴方が
持っているのだろう…?

それが一番安全だからね……!

その魔石を手に入れ
我らが宿願を果たす…!」

魔法帝は少し間をあけ
静かに話し出しました。

「…ウィリアム、君は優しい人間だ…。

君の中にもう一人いて…
その彼を大切にするというのも

また君の優しさなのだろうね…。

そしてその彼を止めるのは
君が大切に想ってくれている
私の役目だ。

君が応援している
私が勝つよ。」

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笑顔で語る魔法帝にリヒトがス…と
魔導書を構えました。

「…いや…貴方には死んでもらう。

この国最強の魔導士、魔法帝として

クローバー王国の人間の
罪の責任を取って…!!」

光魔法を発動すると背後に無数の
光の矢が現われ一斉に魔法帝を狙います。

魔法帝は時間魔法で全ての
光の矢を防御します。

【 マナゾーン ”クロノ スタシス”先見 】

魔法帝は穏やかに言います。

「光魔法は全魔法の中で最速だが…
それでも防げないわけじゃない。」

リヒトが突進してきました。

「どこまでそうかな?」

― 魔法帝の魔法は時間の流れを
コントロールする。

時間の流れを限りなく遅くし
拘束したり

とてつもなく加速させ
消滅させたり―――

一撃が致命的な威力を持つ。

だが運命を感じるよ。

私が皮肉にも光魔法を持って
生まれて来たことに。

【 時に対抗出来るのは
光しかない 】 ―

長大な光の鞭を手に背後の建物を
破壊しながら魔法帝に襲い掛かります。

魔法帝は紙一重の高速移動で
鞭を全てかわしました。

― 魔法帝ユリウスが駆使するのは
マナゾーンと時の加速の併せ技

自身の周囲の魔の時を
加速させることで
未来の魔の流れを読み

ごく短い先の未来を感知し

攻撃を先読みする。

だからといって
私を追い越せると思うな ―

リヒトは一瞬で魔法帝の背後を取り
一撃をいれます。

着地した魔法帝のマントの胸元は
ジワァ…と血が滲んでいました。

リヒトが言います。

「先読みは出来ても回避速度には
限界があるようだ…。

傷を負ったのは…久し振りかな?
魔法帝。」

魔法帝は自分の血を見つめます。

「………。

そうだね…。

たくさんの人間の未来を奪ったのに…
自分の血を見るのは久し振りだ…。」

「貴方の時を操る魔法
底が見えて来たね…!」

魔法帝が胸元に魔力を
集中します。

「私の魔法は対象から
“時を奪う”のが本質…。

奪った時はストックされていて
いつでも使うことが出来る…。

負担は大きいけどね。」

魔法帝の傷がみるみる引いていきます。

「”未来を奪う”魔法を
持って生まれた私が

魔法帝として目指すのは
差別などない”未来をつくる”こと。

その未来まで死ねないね…!」

手をギュッ…と強く握りしめました。

リヒトは再び魔力を手に
集中させます。

― 時を…戻して傷を治したのか…!? ―

「人間相手に差別のない未来など…

叶わぬ夢だ――――!!」

叫ぶと同時に再び光の鞭で
魔法帝に襲い掛かります。

高速で避ける魔法帝の背後を取りました。

― とった!! ―

そのリヒトの背後をさらに
魔法帝が取ります。

リヒトは驚きました。

― な―――――― ―

手に光の矢を創ろうとした瞬間
ボッと魔法帝の時間魔法でかき消されます。

「!!」

固まるリヒトに魔法帝は言います。

「君の未来はもう見える…。

君では私に勝てないよ。」

今週はここまでです。

魔法帝強いなぁ!
全然勝負にならない感じですね。

リヒト自信満々のわりに
いつも負けてるような…。

でも魔法帝に傷を負わせたのは
とても凄い事…のはず…。

すぐ直しちゃったけど!

本当に「時」に対抗できる
魔法って何だろう。

ガチンコ肉体勝負だったら
アスタ圧勝なんでしょうけど。

奪った「時」のストックまで
出来るとなると本当に無敵。

負担が大きいって言ってたのが
少し気になりますが。

ここから来週の144話の予想です。

もうリヒト、完全に負けって感じですが
ここから何かありそうです。

リヒトはこうなる事も織り込み済み
なんじゃないのかな~。

でもあの自信マンマン感は
本当に勝算アリと思ってたのか…。

わからん…。

魔法帝も身体がヴァンジャンス団長で
ある以上殺しはしないと思いますが。

第三の目が開いてリヒトがさらに
パワーアップとかはあるかも。

ヴァンジャンス団長とリヒトの
始まりの物語も気になる所です。

ここまでド派手にバトルしてたら
そろそろヤミとか他の団長も
気付きそうですけどね。

浮遊魔宮の方はどうなったのでしょう。

ライアずっと殴られっぱなし!

来週も楽しみです。

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というわけですが、最後までお読み頂いてありがとうございました!

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