真瀬垣小学校の児童は
爆豪達を完全に見下し
個性を発動して襲って来ました。

その続きです。

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ヒロアカのネタバレ感想166話。167話の予想。爆豪の成長。

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子供たちが一斉に襲撃してきました。

「見せてやるぜ!!
俺たちの方が上だってよ!!」

爆豪たちが迎え撃ちます。

「来いやガキ共
相手してやるぜ」

インテリな男の子が
上目遣いで笑います。

「フン…結局そうやって上から
押さえつける事しかできない。

当然

響きません。」

プレゼントマイクの横に、突然肉倉が
現れて叫びます。

「力に力で対応するのは迂愚の極み!!」

『 誰だてめー!! 』

プレゼントマイクは驚きました。

「先程から士傑高校の子細を
把握しておらぬ様子。

実況を衡平に行えるよう
助力したく参じた次第。」

『 何て? 』

「プレゼント・マイクの仰せの通り
本気で衝突すれば児童に残るは
忸怩たる思いのみ。

逆に手心を加え、児童に華を持たせれば
更なる増長を招く…。

対話を抛った時点で
彼奴等は袋小路に
入り込んでしまった。」

児童の先生が泣きながら席を立ちます。

「すみません!!
悠長に話してる場合じゃないですよ!!

あの子たち…自分の”個性”が
ヒーローより優れていると…

本気で皆さんを負かす気でいます!!」

男の子の個性で出現した黒いボール達の
口がカパッと開きました。

高速で爆豪を襲い、顔のマスクを
引きちぎってシュワ…と消滅しました。

男の子は得意げに言います。

「どうだァ、俺の”暴食魂(ビンジンボール)”!!

避けられなかっただろ。
速くて強くて見えなかっただろォ―――!!?」

轟とイナサが後ろに吹き飛ばされました。

轟がモヤを触ります。

「埃…!」

「へっちょ―――い!!」

イナサがくしゃみしました。

黒い服の男の子が埃を出し続けます。

「”襲う塵芥”(アサルトダスト)」

「あいつらナススベないぜェ。
おらおらやっちゃえー!!」

「舌戦車!!」
「バイラルコスモス!」
「電磁弾!!」
「飛輪(フラフープ)!!」
「王の破城槌(キングスラム)!!」

強烈な破壊力で爆豪たちを襲います。

プレゼントマイクも驚きました。

『 最近の子ヤベェエエ!!

オイオイ…どうなってんの。
俺がこんくらいの頃は
こんな威力出せやしなかったぜ。

身体的にも法的にも
心理的にもよ。」

肉倉が言いました。

「………こんな話があります。

世代を経るにつれ”個性”は混ざり
深化していく。

より強力、より複雑化した
“個性”はやがて

誰にもコントロールできなくなって
しまうのではないか。

“個性特異点”と言われる
終末論の一つです。

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この子らを見ていると
…少しゾッとしますね。」

児童の先生が飛び出します。

「すみませんすみません全て私が――…!」

『 おっと先生! 』

プレゼントマイクが先生の手を掴んで
引き留めました。

演習中の他の生徒も事態の深刻さに
手を止めます。

「ギャングオルカ
マズいのでは!?」

ギャングオルカが激怒しました。

「マズイ!?そう思うか!?

つまり貴様は私が不測の事態を
ただ呆然と見ていると思っているのか」

「ええー
ノーサーノーサー!!」

プレゼントマイクが先生に言いました。

『 まァ!今はあいつらのターン!
もうちょい見ましょ。 』

ギャングオルカが生徒に言います。

「腐ってもヒーロー志望。
このような事態、何の不安もない。」

爆豪たちはそれぞれの個性で
子供たちの襲撃を防ぎました。

爆豪があきれます。

「人様に躊躇なく攻撃するたァ…
だいぶキてんな!!」

轟は淡々と言います。

「ヒーロー志望相手なら
何してもかまわねえと
思ってそうだ。」

イナサは目を閉じて小刻みの震えました。

「俺はもう講習とか抜きに
この子らと仲良くなりたい。」

子供たちは平然としている爆豪たちに
焦り始めます。

「そんな…!!

俺たちの”個性”に
ビビってねー…」

インテリの男の子が壁にもたれながら
言いました。

「ちょっと早く生まれた
だけのくせに…っ。

みんな見せてやろう。
僕らの力を!もっと」

女の子が目にギギギギと力を入れました。

「私が行くわ!!

【 クイーンビーム!! 】」

轟に向かってビームを放ちます。

轟は女の子に手を差し出して
爽やかに笑いかけます。

「オイオイ君の可愛い顔が
見てぇんだ。

シワが寄ってちゃ台無しだぜ。」

女の子は力いっぱい返事します。

【 はぁい 】

途端に轟がファ…とかき消えました。

ケミィが手に息を吹きかけます。

「ごめーんマボロシー。
でも言われてみたいよねぇ。

ウチの学校今時異性交遊禁止だし。

マジ渇望。」

現見ケミィ ― ”個性”幻惑 ―

少しの時間幻を作り出せます。

爆豪が口を押えて笑いをこらえます。

「カワイイカオガミテーンダ。

俺は良いと思うぜ!!
マボロキ君よォ!」

轟は首をかしげます。

「?そんなに面白ぇ事言ってたか?」

イナサが言いました。

「いーからさっき話したヤツ
行くっスよ!」

インテリの男の子は
イライラしていました。

「何を…っ!!している…っ!!」

― 僕は何だって大人顔負けにやれる!

ピアノだって大人より
上手く弾けるんだ!

毎日テレビで怒られてるヒーロー!!
警察!!

すぐ泣く先生。
僕より全然ダメな人たち!

見せつけてやるんだ!!

僕らの方が立派に力を
扱えるんだって!! ―

突然イナサの突風が子供たちと
個性で発動した小物を空中に浮かせました。

イナサが叫びます。

「君たちは確かに凄いっス!!
でもね!!

ブン回すだけじゃまだまだっス!!」

ケミィがフッと手に息を吹きかけました。

「館内ってちょっとないよねー味気。」

「行くっすよォ!!」

轟が構えると一気に巨大な氷の滑り台を
作り出しました。

空には一面にオーロラが輝いています。

「ワオ!」

児童の先生も思わず声が出ました。

肉倉やオールマイト達も
オーロラを鑑賞しています。

轟が氷の滑り台に炎の輪を
作ってあげました。

滑り台で子供たちは徐々に
歓声を上げていきます。

「おお…おお…!?
おおおお~~~~~!!?」

「こんなことできンのかよお。」
「何よ何よ何よステキ…」

轟が子供たちに言います。

「複雑な形は形成できねェから
おまえたちの出したモンを
骨組みに使わせてもらったよ。

立派な”個性”で助かった。」

「玉城くんたちだけズルスよ!!」

「ああ並べ。」

爆豪が氷の滑り台を見上げます。

子供たち攻略の作戦を立てました。

「すげェとかカッケェとか
思わせねえといけねェ。

かと言って見下してる相手に
ただ敗かされちゃあ

クソみてェな気分になるだけだ。」

イナサも同意します。

「あの子らあのままじゃ
試験の時の俺みたいに

迷惑をかける奴になっちまうっス。」

轟も笑って言いました。

「……うん。

視野を広げてやることくらいは
俺たちも出来るハズだ。」

肉倉は氷の滑り台を見上げて感心します。

「完全にいなしつつ
心を折らずに交流を深められる
立案か…。」

プレゼントマイクも笑顔で見上げました。

『 こういう使い方良いよなァ。
ホッコリするもん。 』

爆豪がインテリの男の子の手を
グイと掴みました。

「おら、てめェも交ざれ。」

「何をするんです!!
離してくれません!?
程度が低いんです!!」

「てめェが先導者だろ。」

男の子に言います。

「いつまでも見下したままじゃ
自分の弱さに気付けねェぞ。」

男の子はその言葉にヒリッとしました。

爆豪はケッと吐き捨てます。

「先輩からのアドバイスだ。
覚えとけ。

オイハゲ!轟!」

男の子をイナサの所に連れて行くと
突風で滑り台の上へ運んであげました。

男の子は涙ぐみます。

― 奴の今の言葉…

なんだろう…何でだろう…。
上っ面じゃないとわかる。

心からの言葉…。

当然…響いちゃいました! ―

イナサが大声で提案します。

「皆で協力して今度はもっと凄いヤツを!
爆風ジェットコースターつくろうぜ!!」

「ハアアァイ!!」

轟が言います。

「それは無理じゃねェか?」

素直な子供たちの様子に
児童の先生は体が震えました。

「あの聞かん坊たちが……なんてこと…」

プレゼントマイクが言いました。

『 この後が先生のターンです。
上手く導いてあげましょ。 』

先生は泣きながら返事をしました。

「…っはい。」

観客席でオールマイトが
エンデヴァーに言いました。

「何の為に強く在るのか。

エンデヴァー、答えはきっと
とてもシンプルだ。」

エンデヴァーは轟が子供と笑顔で
左手の炎と戯れている姿を見ていました。

今週はここまでです。

ケミィの能力初披露でしたねー。
轟に薔薇が!貴重なものを見た気分…。

でも体育館全体にオーロラを
見せられるなんて凄い。

結構大規模な個性だなぁ。

一番派手なのは轟の
氷滑り台かもしれないけれども。

轟達は色々葛藤してきたので
精神的に凄く成長しましたね。

以前過去や性格に囚われすぎてたせいか
今すごく肩の力が抜けてる感じで
いいですね。

特に爆豪は昔は会話すら成立しない
感じだったのに!

エンデヴァーも、そんな息子の姿に
何か感じるものがあるといいなぁ。

ここから来週の167話の予想です。

課題達成したので
もう仮免取得できるのでは?

それは甘いのか…。

個性特異点の話は面白かったです。
エリちゃんの個性もこれに当たるのかな?

年齢的にもこの子達と
同じ位なのでしょうか。

やっぱりこの年代ヤベェ…。

そろそろエリちゃんの話も
出てきそうな気もするのですが。

相澤先生と力のコントロールを
訓練しているんだろうし。

出久達のその後も気になります。

ミリオの事も…。

そういえば治崎は…?
ギガントマキアは…。

来週も楽しみです。

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というわけですが、最後までお読み頂いてありがとうございました!

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