八斎會の組員達が警察に連行され
すべて終わったかに思われましたが
治崎の護送車の前に死柄木達が現れました。

その続きです。

▶︎161話に進む

▶︎159話に戻る

僕のヒーローアカデミアの記事一覧はこちら!

ヒロアカのネタバレ感想160話。161話の予想。死柄木が1枚上手。

スポンサーリンク

Mr.コンプレスがトガに電話をかけます。

「八斎會から最寄の敵病院へは
この高速に乗るのが一番早い。

連絡ありがとね。

トガちゃん有能でおじさん
頭上がんねェや。」

トガが笑顔で返します。

「連絡は仁くんの指示です。
私は出久くんに見とれてたので。

むしろそちらの【手】を
煩わせてすみません。」

「片方ねェけどな。」

トガがクスクス笑いました。

分裂症状でうずくまるトゥワイスを
トガが手を引いて歩き出します。

「しばらく警察の動きを見てましたので
可能性は高いです。

“核”の子は手に入れられませんでしたが
完成品がまだそちらにあると考えて
いるのです。

なかったとしても
アイサツしておきたいでしょう?」

高速では護送車とパトカーの前を
走るトラックから見える人影に
運転手が驚いていました。

「おいおいおいおい、あれは――――…

敵連合 死柄木 弔!!」

コンテナの扉を開いて荼毘が言います。

「おいトカゲ、フラついてんぞ。
俺酔いやすいんだ。」

運転席のスピナーは怒りました。

「「トカゲ」は!駄目だ!!スピナーだ!!
ゲームで鍛えた俺のドライビングに文句でも!?」

「何キレてんだウゼェ。」

スピナーは運転しながら戸惑っています。

「警察を襲うことが本当に”真のヒーロー社会”
ステインの意志に沿うのか…。
俺は逡巡してるのだ!」

コンテナの上で死柄木が言いました。

「必要な犠牲さスピナー。
運転頼むぜ。」

護送車の前を走るパトカーに寄せます。

荼毘が手をかざしました。

「さて。」

ジジ…と煙が立ち上ります。

パトカーの運転席が開きました。

「来るぞ!!」

ブアっと砂が溢れます。

荼毘が思い切り黒い炎を放ちました。

「何だあいつ。」

砂に守られたパトカーが炎を突っ切って
走り続けます。

SAND HERO 【SNATCH(スナッチ)】が
体を砂に変えてパトカーを守っていました。

「敵連合…社会に仇なす悪鬼の徒!」

コンテナの上の死柄木がふらつきます。

「ヒーロー…!そりゃァいるよなァ。
―――ダルい!!

スピナー!!減速!」

トラックはパトカーに近づきます。

「好都合!」

スナッチはコンテナに砂を叩きこみました。

死柄木はコンテナの上からスナッチに
飛び掛かります。

そのまスナッチに触れようとすると
砂で行く手を阻まれました。

そのまま死柄木を捕まえます。

「……天敵ですね。」

死柄木が言うとスナッチは怒鳴ります。

「「【五指】で触れて崩壊させる」”個性”。
砂塵は掴めまい!!」

コンテナの中で荼毘が言いました。

「有名人だな。」

スポンサーリンク

Mr.コンプレスがサッと球体を取り出します。

「死柄木は視線誘導。
いこう。」

ヒュっとおじぎするように球体を
パトカーの下に投げ込みます。

「パトカーフワリ空中浮遊!
タネも仕掛けもございやせん。」

球体は突然巨大な岩になり、
パトカーを跳ね上げます。

投げ出された死柄木はその勢いで
護送車の前面に飛び移りました。

フロントガラスを五指で崩すと
運転席のハンドルを思い切りきります。

護送車はそのまま激しく横転しました。

スピナーは運転能力を駆使して
パトカーと護送車をよけて急停止します。

スナッチは護送車の警官を砂で保護して
なんとか道路に着地しました。

背後には荼毘が立っています。

「そうそう。
ヒーローは人命優先しちまう。」

スナッチは振り向かずに言いました。

「……ここ最近各地で焼死体が
相次いで見つかっている…。」

荼毘は笑いました。

「お、噂になってる?嬉しいね。」

スナッチは振り向きざまに巨大な
砂の獣を放ちます。

「遺族の気持ちを
考えた事はないのか!!」

荼毘はゴォと巨大な黒い炎で
砂の獣を相殺しました。

「この――――…」

怒るスナッチの横にスッと
Mr.コンプレスが近づき触れると
パッと球体になりました。

「あっちちち…砂って燃えねェよな。」

「見た感じ上半身しか砂化できねェ
っぽいから死ぬだろ。」

荼毘が言います。

横転した護送車の横では死柄木が
体を固定され手を封印された治崎の
ベッドを蹴っていました。

死柄木が治崎に言います。

「なァにが「次の支配者になる」だ。」

治崎が聞きました。

「殺しに来たのか。」

死柄木が答えます。

「いーや…。

おまえが最も嫌がる事を考えた。

俺はおまえが嫌いだ。
偉そうだからな。」

顔に張り付いている手を取ります。

Mr.コンプレスが近づいてきて
治崎の左手をバツンと球体にして
笑いながら言いました。

「俺も。」

Mr.コンプレスの左腕もまた
治崎に破壊され義手でした。

死柄木は弾と血清の入った箱を
開けて見ます。

「【コレ】さァ二箱あるけど
どっちが完成品?
まァ…いっか。」

治崎が言います。

「………返せ。」

「あのなオーバーホール。
“個性”消してやるって人間がさァ

“個性”に頼ってちゃいけねェよな。」

死柄木はそう言うと治崎の右手に
ヒタ…と五本の指を置きました。

右手がビキビキ崩れ始めます。

「――――っ!!」

死柄木はナイフを取り出しました。

「切り離さないと塵に
なっちまう。」

治崎の右手をナイフで切り離し
拘束具ごと投げ捨てました。

「これでおまえは無力非力の
“無個性”マン。」

笑いながら叫びます。

「おまえが費やしてきた努力はさァ!
俺のもんになっちゃったよ!!

これからは咥える指もなく

ただただ眺めて生きていけ!!
頑張ろうな!!」

スピナーが慌てています。

「すぐ追手が来るぞ!!
早く乗れ!!」

治崎の体がズキズキ痛みだし
蕁麻疹がではじめました。

治崎の叫び声と爆炎の中
死柄木達は現場を後にします。

「次は俺たちだ。」

今週はここまでです。

死柄木強いです~。

連携プレーが凄いですね…。

そして治崎…痛そう!

てっきり個性破壊弾を使うのかと
思いましたがあくまで自分達の
個性で復讐しますね。

治崎の八斎會と組長にかける想いは
本物だと思うので少し同情してしまう…。

壊理ちゃんにした事はヒドイんだけど。

代償は両腕と個性って事ですね。

治崎の個性は万能で強力すぎたので
失くす事で見えてくる物もある…かも!

壊理ちゃんはヒーロー側にいるので
もしかしたら巻き戻しの個性で
治崎を元に戻す事も可能なのかな?

今までの経緯があるので心情的に
難しいとは思いますが…。

壊理ちゃんと治崎の距離が、
少し縮まるといいなぁと思います。

ここから来週の161話の予想です。

結局血清と弾は死柄木達に
取られてしまったんですよね。

これをどう使うのかはわかりませんが。

壊理ちゃんがいなければ
量産もできないだろうしなぁ。

そういう意味では次に死柄木が
狙うのは壊理ちゃんなのでしょうか?

そうすると今度はオールマイトが
出てくるのかもしれませんね!

暫く顔を見ていないような…。

ともあれ即行動には移さないだろうし、
来週は後日談の回になるのかな?

サーの容態とか、ミリオのその後とか
切島の容態とか怪我人いっぱいですね。

ファットガムがいつまで
あの姿を維持できるのかとか…。

来週も楽しみです。

▶︎161話に進む

▶︎159話に戻る

僕のヒーローアカデミアの記事一覧はこちら!

というわけですが、最後までお読み頂いてありがとうございました!

スポンサーリンク