マナスキンが使えず、立ち往生するアスタに
メレオレオナは帰れと言いますが、アスタは拒否します。
その続きです。
ブラッククローバーのネタバレ感想110話。111話の予想。ブラックアスタってまんまだな。
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アスタは荒い息をしながら考え続けます。
— 登ってみせると意気込んでみたものの
どうしたらいいかわからん———!!!
とにかく今のままじゃ先に進めね——…!!
この火山の頂上に辿り着くにはもう…
あの状態になるしか…!! —
以前魔女王の森で発動した黒い力の事を思い出します。
(でも…どーすればなれるかわからん———!!!)
頭からプスプス煙が立ち上ります。
「貴様の頭も噴火しそうだな。」
腕組みしてメレオレオナがその様子を見ています。
アスタがハッとしました。
「…そうだ…変身ッッ!!!」
ずばしっとポーズを決めますが何も起こりません。
メレオレオナがアスタの胸ぐらをつかんで持ち上げます。
「やっぱり帰っていいぞ。」
「だぁぁぁぁ今のナシで!!違うんス!!
オレやれるんス!!」
「せいぜい足掻いてみるんだな。」
そう言い残し、メレオレオナはアスタを置いて
頂上に歩いて行きました。
残されたアスタは黒い力をどうやって発動したか
思い返します。
— あの時は、死にかけてから無意識で発動したんだっけ… —
(じゃあ…)
ゴク…と唾をのみ込みます。
— マグマに…飛び込んでみるか…!? —
グツグツ煮えたぎるマグマを見つめます。
— オレはサラマンダー爆弾に突き進んだ男…!
まったくもって怖くないぜっっ!! —
フフフ…と青ざめながら笑い、ジリ…と足を一歩踏み出します。
自分の顔を両手で思い切りバシバシはたきました。
— いいや!!!違うだろ!!!
それはただの無謀ってやつだ!!
しっかり考えねーと!! —
しばらく考え続けた後、膝をついて天を仰ぎます。
— …だ、ダメだ!!!
やっぱり何も思いつかん!!!
あ゛ああ〜〜〜オレにも魔力があったならァァ〜〜〜〜
ちくしょー久々にみんなうらやまし〜〜〜
いや待て待てアスタ。
人をそねむのはもうヤメロ…。
オマエだっていろいろ… —
はっ とメレオレオナの言葉を思い出しました。
『 己のことをわかっていない莫迦には
絶対に無理だがな…!! 』
反魔法の剣を持ち、左手をじっと見ます。
— 【わかってない】って…
もしかしたらオレ、自分が持っている力を
まだ理解しきれてないんじゃ……!!
オレが持ってるもの。
㈰魔力の無いオレだから持てる反魔法の剣!
どんな魔法も斬れる…!!
けどこの環境はどうにも出来ない…。
㈪それを扱う為に鍛えた筋力!そして体力!
普通の登山になら通用しても、この火山じゃ限界…。
㈫そして今や日常的になってる、ヤミ団長直伝の
“氣”の感知!
マグマ噴火や落石はこれで気づけるけど —
飛んできた落石を氣で察知して剣で払いました。
「!」
— …氣…!!
—やっぱり…!!
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自分の中に自分の氣と…
剣から流れてくる別の黒っぽい何かを感じる…!!
コイツを…もっとこう力が巡ってく感じに………!
巡る…川…いや…輪っかか…?
それをイメージできる体勢は——…
【 これだ!! 】 —
剣を水平に持ち、刃の部分に左手をのせて
呼吸を整えます。
黒い力が剣を通じて自分の体に流れてくるのを感じます。
— ……!!よし…いいぞ…もっと流れ巡れ…!!
もっと…激しく…!! —
目を カッ と見開くと黒い氣が右半身に表面化しました。
「うぉぉぉぉぉきたぁぁぁぁぁ!!!」
そのままグンッと引っ張られ、空中に飛び出します。
「あぁぁぁぁぁ 止まらねぇぇぇぇ」
そのまますごい勢いで飛んでいきます。
その時レオ達紅蓮の獅子王の団員とノエルは
巨大な溶岩の化け物に悪戦苦闘していました。
団員が一人吹き飛ばされます。
「ここまで来て…ウソだろ………!?」
「コイツは…魔法生命体か…!?
生半可な攻撃じゃ、蘇ってくるぞ…!!」
レオが笑います。
「こんなヤツ倒せないでは魔法騎士の名が廃る!!」
「そうよ!やってしまいなさいレオポルド!」
ノエルが後ろからけしかけます。
「ってノエル!オマエ、ヤツに有利な水属性だろう!
何をやっているのだ!!」
「うるさいわね!私はマスナキンに集中するので
いっぱいなのよ!」
「ん?」
レオが後ろから何か来る気配に気づきます。
「 うぉぉぉぉぉぉぉ 」
【 片角(ワンホーン)ブル・スラスト!!! 】
猛スピードで飛んできたアスタが魔法生命体をぶち破ります。
ノエルが驚きました。
「アスタ!?その姿は…!!」
レオが指さします。
「さすが我がライバル!!新しい必殺技を身につけたか!!
その黒き風貌…ブラックアスタと名付けよう!!
ってもう行くのか〜〜〜〜〜〜〜!?」
アスタはそのまま猛スピードで行ってしまいました。
そのまま引っ張られるように飛び続けます。
「ヤバイヤバイ、止め方わかんね〜〜〜〜〜〜!!
都合よく頂上に行ってるけど何に向かって…!」
空を飛ぶその先にユノの姿をとらえました。
ユノも後ろから来るアスタに気付きます。
— ユノ…!!! —
ユノは噴火口の淵に着地しました。
「! アスタ…」
アスタは止まれず、そのままユノの脇を通り過ぎます。
「ぶわあああああ!!マグマに突っ込むぅぅぅ———!!」
アスタが白目をむいた時、メレオレオナが現れ、
突然強大な魔力を放出しました。
アスタの体がメレオレオナに突っ込んでいきます。
— 引き寄せられ—— —
「!どおおおお、に…逃げてくださいぃぃ———!!」
慌てるアスタにメレオレオナは不敵に笑います。
「逃げろ…?莫迦者、獅子において狩りをするのは雌だぞ!!」
その瞬間高速の速さでアスタの背後にまわり、
思い切りアスタの顔面をぶん殴りました。
「!!」
吹っ飛んだアスタはそのまま岩にめり込みます。
先に頂上に来て一服しているヤミとシャーロットは
感心しています。
「相変わらずメチャクチャだな
あのバイオレンスメスライオン。
空中でなんつー動きしやがんだよ」
「メレオレオナ様、流石だ…!」
岩にめり込んだアスタも感動しています。
— す…すげぇ———!!!
さすがフエゴレオン団長のお姉さん!! —
メレオレナがアスタに言います。
「少しは己のことがわかったようだな…。
だがまだまだだ…!!」
「…ハイッ!!!」
— コントロールきかなかったけど、力使えたぞ…!!
もっともっと強くなって…
王撰騎士団試験に合格してやる—!! —
鼻血をだしながら元気に返事をします。
更にメレオレオナが言います。
「よし!!それでは温泉に入ることを許す———!!
服をぬげぇぇぇぇぇ!!!」
— え〜〜〜〜〜〜 —
(てゆーかどこに温泉が!?)
アスタ、乙女のように体を隠します。
今週はここまでです。
レオナ様の熱血指導はアスタと相性抜群ですね!
この二人、もうコーチと生徒にしか見えん…。
強いなーレオナ様。
カッコイイですね!
しかしレオのブラックアスタはまんまだな!
でも他に言いようがないか。
あの黒い力を自在に操れたら
アスタは相当強いですけど、
剣の中の人はどーなったんだろう…。
ここから来週の111話の予想です。
無事頂上まで来れたので、温泉だー!
マグマがんがんですが、どこに良い湯加減の温泉が?
まさかマグマの中にマナスキンでって訳では
ないと思いますが。
そしていきなりアスタ、脱衣を命じられていましたが
先に来たヤミとシャーロットは言われてないのか?
男湯女湯別なのか、混浴なのか。
謎が尽きない!
レオナ様は色々な事を知っていそうですね。
ブラックアスタの事も、強力な力に引っ張られる事も
全部知っていたのではないでしょうか。
その辺のことも来週やってほしいなーと思います。
来週も楽しみです。
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