リヒトを要した浮遊魔宮に
エルフ達が集結し最後の魔法を
発動するべく行動を開始します。

その続きです。

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ブラクロのネタバレ感想182話。183話の予想。ヴェット・ファナ復活!

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グラビド岩石の魔宮の奥深くに
実験室がありました。

二つの培養槽が割れ
培養液がザハザバと
流れ出ます。

中にいた男女がバシャバシャと
歩き出しました。

空間魔法の穴からライアが
降り立ち二人に言います。

「おはよう。
目覚めの気分はどうだい…?

ファナ
ヴェットくん。

前の転生のこと…
覚えてる?」

ヴェットが答えました。

「あぁ…我ら三魔眼…
だろう?」

ファナは笑って自分の
額を指しました。

「不実のライアだって…。
笑っちゃう。」

ライアが二人を歓迎します。

「…よく戻って来た…!

時間が無くて15歳までにしか
培養出来なかったよ。

ヴェットくんがウチより
小さくなっちゃった。」

「もう2回も死んでる身だ。
贅沢は言えん。」

「うん。」

「まったく同じ魔の
複製体を作り出す…。

これに関してはホント
サリーちゃんの研究に
感謝しないとね〜〜。

残念ながらもう
死んじゃってんだろーけど。」

ファナは前回の転生を
思い返します。

「今回の方が自分の意識が
ハッキリしてる。」

ライアが説明しました。

「一つ前の転生は”邪眼”で
ムリヤリ後押ししたから

副作用の邪心がより
強かったんだろ。」

ファナが掌からボッと
炎を出します。

「………!

サラマンダーが
いなくなっちゃった…!」

「!」

— ファナの魂が離れてる間に
新しい資格者が現れたか… —

「ま、サラマンダーいなくても
オマエは十分強いだろ。」

ファナは全身から炎を噴き出して
拳を振り上げました。

「そうね、少なくとも人間なんかに
負けっこない!」

「魔導書塔に連れてくから
ぱぱっと魔導書もらっちゃって。」

ヴェットが止めます。

「いやその前に…
服を…着てくれないかファナ。」

赤面して顔をそらしました。

ファナは、はっっと我に返ります。

ライアが改めてファナを
見つめました。

「…それ15の体だけど…
前よりおっぱい
大きいよな。」

どばちんと思い切り
ファナに平手打ちされました。

王都ではあちこちで
建物が破壊されています。

エルフ達は浮遊魔宮から
その様子を見下ろしました。

「———そろそろ…

人間共が作り上げた
虚構の王都も終わりの時だ…!」

浮遊魔宮の上部では塔の先端の
ようなものが無数に浮かび上がって
いきます。

「天塔が浮いたわ。
上では彼らが揃ったようね…。」

「今思えば彼らはこの時の為に
啓示を受けたのだろう…。」

— 我ら エルフの導き手

セフィラの徒…!! —

浮遊魔宮の最上部の岩盤には
セフィロトの樹に似た巨大な
文様が描かれていました。

文様の主要な箇所に10人の
エルフが降り立ちます。

その頂点にはリヒトが立っていました。

エルフ達はそれぞれに
笑って手を振り合います。

パトリもリヒトに笑顔で
声をかけました。

「リヒトさん———!!」

「……」

リヒトは無表情のまま
黙って立っています。

落胆するパトリの肩を
ライアがぽんと叩きました。

「今はあぁだけどリヒトくんが
中にいることは確かだ。

転生が完全に契約されりゃ
元のリヒトくんになるさ…!」

「………そうですね……!
あれ?あの子は……?」

ライアは無言で歩き出しました。

「それがどぉゆーワケか
転生してるばすなのに

人格が元の人間のまま
だったんだよね。」

パトリが驚きます。

「……!!何ですって……?」

「さっき迎えを出したから
大丈夫だよ。」

「そう…ですか。」

「先に向こうで
待ってようぜ。」

ライアは岩の端まで歩き
王都を見渡しました。

「いや〜〜〜イイ眺めだね〜〜〜。
宴もたけなわってとこで…

それじゃ始めますか…!」

10人のエルフ達が魔力を発動します。

— グラビド岩石に魔力を
込めることで

クローバー城に
封じられていた… —

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魔宮がヴヴヴと唸り出すと
城の周囲をズズズと闇が
立ち昇り始めます。

ヤミ達は目を見張りました。

「…………!!!
何だありゃ……!!?」

— 冥府への扉を開く…!!! —

エルフの降り立つ巨大な
文様から目玉のような光が現れ
城の背後から黒い王宮が現れます。

ノエル達も異様な光景に
驚きました。

「———………!!!
ノゼル兄様…城が…!!」

ミモザ達からも見えました。

「何ですの…!?あれは……!!」

ミモザ達の側にいるエルフが
饒舌に語ります。

「古代の盟約で古のエルフが
人間へと託したこの世とあの世の
境の魔法空間”影の王宮”だよ…!

神の啓示を受け取れる10人の
エルフ達”セフィラの徒”だけが
開くことが出来る…ね。

あの奥地にある台座に
最後の魔石を嵌め込めば

エルフの転生が完全に
契約されるんだ…!

その体の元の人間の魂を
冥府へ送ることと引き換えにね…!!」

「———…!!!」

ミモザは青ざめます。

キルシュが桜魔法で攻撃しました。

「そんなことは美しいこの私が
させん———!!!」

エルフはビッとサイコロを投げます。

カッ…と落ちると2の目が出ました。

その瞬間バァァァンとキルシュの
桜魔法が周囲から弾かれます。

「!!」

ミモザは激しく動揺しました。

— ダヴィドさんのダイス魔法…

出た目が大きい程
その状況が有利な
効果が出る…!!

けど2でこの威力は…
デタラメすぎますわ…! —

エルフはバッと背中を向けました。

「まぁムダだと思うけどさぁ〜〜
せいぜい頑張ってみなよ〜〜〜。」

「!」

そのままタンッと走り去っていきました。

ミモザは拍子抜けします。

「………!?
一体何だったんですの…!?」

ヤミとジャックは浮遊魔宮と
黒の王宮を見つめました。

「あの向こうに魔法空間が
広がってるってワケか——。

何があんのか知らねーが
ろくなことにならなそーだな…!!」

「カカ!

オレ達も行ってヤローじゃ
ねぇかァ!!」

「!!」

ヤミが目を見張ります。

浮遊魔宮の穴から無数の
エルフ達が降り立ってきました。

エルフ化したクラウスが
眼鏡を押さえて下降します。

「”セフィラの徒”の
僅かな邪魔もさせん…!!」

ヤミ達も臨戦態勢に入ります。

「そう簡単には向かわせて
くれねぇってか…!!」

「カカ 上等だァ
どいつもこいつも
裂いてやらァ———!!」

「いや、フィンラル無しで
あの人数は厳しいわ
クソッタレぇぇぇ!!!」

ノエルとゾラも構えます。

「次から次へと…
いい加減にしろよクソが……!!」

— ———どうする!!? —

突然エルフ達の光を呑み込む
巨大な魔法空間の穴が開きました。

中から暴れ牛号が現れパンチで
エルフ達を蹴散らします。

アスタ達が叫びました。

「皆さんご無事ですかぁぁぁ————!!!?」

パトリはアスタ達の姿に
目を見開きます。

「———………!!!」

今週はここまでです。

まさかヴェットとファナが
復活するとは思いませんでした!

これは禁術じゃなくて
サリーの発明なんですね。

サリー凄いじゃないか〜。

これ魔法帝復活にも
使える技術じゃないですか!?

やっぱりちょっと禁忌に
触れる発明な気はしますが。

しかしヴェットは何がどうなって
後々あんなにデカく…。

アスタ達もやっと合流です!

突然みんな一気に大集合!

後ユノが来れば役者が
全員揃いますね。

シャーロットがまだ
合流してないのかな?

ユノを迎えに行ったのが
シャーロットかも。

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ここから来週の183話の予想です。

クローバー城にあの世の入り口が
封じられてたとは!

ユノの魔石が嵌め込まれると
エルフ達が乗っ取った人間の
魂はあの世行きって事ですね。

アスタがエルフ化を解除した
人達の魂ってどうなるんだろ?

もし冥府行きを免れるなら
解除したモン勝ちですね。

そんなに簡単に
いかないんだろうけど。

パトリは結構内心
複雑そうだなぁ…。

ヴァンジャンスとの
付き合いが長いので。

割り切ってるようで
割り切ってない気もします。

ユノが来るまでは魔法発動しないので
アスタには出来るだけ多くのエルフ化
解除してもらいたいですね。

ヤミ達には暴牛アジト内部で
羊料理長の料理食べて回復して
欲しいですね!

そういえばセフィロの徒の中に
ドロシー団長に似た人がいたような…。

気のせい?

来週も楽しみです。

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というわけですが、最後までお読み頂いてありがとうございました!

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