ランギルスがフィーネス達を手に掛ける直前
フィンラルが現れヤミ、ジャックと共に
戦闘を開始します。

その続きです。

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ブラッククローバーのネタバレ感想180話。181話の予想。切り裂きたい病!

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ランギルスの強大な魔法に
父親は青ざめました。

― 何というレベルの空間魔法だ…!!

あんなものを相殺できる
空間魔導士はこの国には
存在しない……!!

それを自動防御で常に……!!

まさに最強の盾…!! ―

空間の穴が開きフィンラルと
フィーネスが現れました。

「……!」

フィンラルが父親達に言います。

「父さん、フィーネスさん。

ここはオレ達に任せて
行ってくれ…!」

父親は慌てて止めます。

「よせ…!

黒の暴牛の運び屋のオマエでは
ランギルスは――…」

「…黒の暴牛の運び屋だとか…
金色の夜明けの副団長とか
関係ない…。

今、オレが戦うのは…

オレがアイツの…
兄だからです…!!」

「……フィン…」

突然父親の首根っこをむんずと
ヤミが持ち上げました。

「ウチの運び屋
ナメねーでくれます?」

「!」

「ハイ邪魔なんでさっさと
行っちゃってオジサン。」

ブンッとフィンラルの開けた
空間の穴に放り出しました。

「ハイオバサンもね―――」

側にはランギルスの名を
叫び続ける母親がいます。

コホ…と咳をしながら
フィーネスがフィンラルに
言いました。

「フィンラルさん…。
生きて戻って来てね…!」

フィンラルは緊張の面持ちで
笑います。

「えぇ…!
ランギルスと一緒に…!」

王様が激怒しました。

「余をまず逃がさんかあぁぁ―――!!!」

「あ」

王様の横にヴァンっと
空間の穴を開けます。

「まったく…
ぐすぐすしおって…」

突然バァァァンと空間が
閉ざされました。

「ひえッッ!!?」

ランギルスが手をかざします。

「まぁ待てよ。

オマエはオレがバラバラに
削り飛ばしてやるんだからな…!!」

ジャックが笑いました。

「カカ!

コイツぁ久々に…
裂き甲斐がありそうだぜェ……!!」

両腕に生えた剣を構えます。

【 裂断魔法 ”デスサイズ・狂い裂き” 】

激しい斬撃が乱れ飛びます。

ランギルスの自動防御は
斬撃も飲み込みました。

斬撃は王様の背後の壁も切り裂き
そのまま王様ごと落下していきます。

「のわああああ」

フィンラルが叫びました。

「メチャクチャな
逃がし方した―――!!
王様ですよ!?」

ジャックは舌なめずりしながら
笑います。

「カカ!!斬撃を抉りやがった!!
イイぜイイぜェェ~~~!!」

フィンラルは諦めます。

― あ、もう敵しか見えてね――!! ―

ランギルスも不敵に笑いながら
魔導書を開きました。

「ハッ…

まだオレと殺り合える気で
いるのか……。

身の程を知れ。
人間共!!!」

ズッと無数の空間球体が
湧き出します。

ヤミは苦笑いしました。

― 同時にンな攻撃魔法も
出せんのかよ ―

「いい加減にしろよテメー。」

「一発でもまともにくらえば
即死だ……!!」

【 空間魔法 ”大天使の撃墜” 】

空間球体がヤミ達を襲います。

フィンラルも魔法を発動しました。

【 ”堕天使のはばたき” 】

ランギルスの魔法球体を
同じ空間魔法で相殺します。

― 魔力の総量が違いすぎる……!!

オレの魔法じゃ半分も
防ぎきれない――!! ―

フィンラルがヤミ達に叫びました。

「残りどうにか避けてください!!!」

「テメ誰に命令してんだ
フィンラル!!」

【 闇魔法 ”黒穴” 】

空間球体がヤミの黒穴に吸い込まれます。

「カカ」

【 強化魔法 脚力上昇――!! 】

ジャックは自身を強化して
空間球体を避けました。

ヤミが空中で剣を構えます。

【 闇魔法 ”闇纏・無明斬り” 】

ランギルスに向けて放たれた斬撃は
周囲の防御空間に抉り取られます。

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隙が生まれたヤミがランギルスに
抉られる直前にフィンラルが
ヤミを逃がしました。

フィンラルに礼を言い、ヤミは
天井にダンと着地します。

― あの防御空間をどーにかしねーと
ヤツの懐に潜り込みよーがねぇ…が

フィンラルの空間魔法じゃ
相殺しきれねー…!!

長期戦は不利…!!
勝負を仕掛けるなら一瞬!!
ムリヤリ突破するしかねぇ!!

それにはやはり…

あの防御空間を打破出来る
一撃が”もう一つ”必要―― ―

ジャックの刃は魔法の性質そのものを
天性の感覚によって変化させることで
どんな魔法も裂断してきました。

ただ”裂きたい”という
欲求の為だけに。

ジャックの腕の刃が空間魔法に
また抉られました。

ジャックは再び剣を構えると
目を見開きついに空間球体を
真っ二つにザパッと切り裂きます。

「こうかァ――――!!?」

特異な空間魔法に等しい性質をも
得るに至りました。

ランギルスは驚きます。

「――――!!」

― 何…!? ―

ヤミは笑いました。

「出たよ天才変態縦長奇人」

― 空間を切り裂く!!!! ―

【 裂断魔法 ”デスサイズ” 】
【 闇魔法 ”闇纏い・次元斬り” 】

二人同時に斬撃を繰り出します。

ランギルスの両サイドの
自動防御がバァァァンと
切り裂かれました。

フィンラルが目を見開きます。

― やっ―― ―

その瞬間ジャックとヤミに無数の
空間球体が襲い掛かりました。

「!!」

二人の周囲の壁が砕け
奥にガラガラ落ちていきます。

「チッ」

ヤミが舌打ちしました。

ランギルスがフィンラルに
一斉攻撃を始めます。

― オレの防御を剥がし切ったことは
驚きだが

一手足りなかったな…!!

そいつの空間魔法じゃ
攻撃も防御もろくに
出来やしない!!! ―

必死に抗うフィンラルの両脇腹が
掠った空間魔法で抉られました。

― オレの魔法じゃ
敵を倒すことは出来ない。

でも ―

フィンラルは血を吐き出しながら
必死に防御を続けます。

ランギルスが手を振り上げしまた。

― 無に還れ ―

突然目の前に刀を振り上げた
ヤミとジャックが現れます。

「な!!?」

ランギルスは驚きました。

フィンラルは自分の防御を捨てて
ヤミ達を空間移動させていました。

― ―――だが遅い!!!
死ね!!!! ―

フィンラルが目を見開きます。

― 仲間と一緒に
オマエを救う!!!! ―

今週はここまでです。

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またフィンラルの体が削られてしまった~。

内臓は無事かもしれないけど
痛そうです!

この戦闘、フィンラルがいなかったら
かなり苦しかったですね。

フィンラルは元々ランギルスを
追ってきたので偶然ここに
いる訳じゃないけども。

ヤミとジャックの空間魔法攻撃への
適応力は凄いなぁ!

ランダムに組んでそれぞれの邸宅に
散ったのに奇跡の適材適所。

この二人で良かったんだと思います。

そして団長格の人達は
強いので怪我しませんね!

今のところ重症負ってるのって
ノゼルだけでは…。

王様がすごい逃がし方
されてましたけど。

これって2階から落下したのと
同じでは…。

でも何だかんだで怪我しなそう!
悪運強いから!

この騒動が終わった後も
王族制度って続くのかなぁ。

ここから来週の181話の予想です。

フィンラルの決死の空間魔法が
功を奏すかどうかですね!

ガチで身を削ったので
報われて欲しいです。

ランギルスの魔法は触れた瞬間
即死っていうのが超怖いです。

ヤミもジャックも空間魔法を
切る事は出来るみたいなので。

技をどっちが先に出すのかが
鍵なのかな?

もしくはフィンラルがもう一回
何かサポートをするのか…。

今アドレナリンが出まくってるから
夢中で魔法使ってますが後からきそう!

そしてエルフ族は最後の最後に
凄い暴れ方するので。

このまま決着には
ならないような気が
します。

ランギルス本人の意識が
出て来てくれればいいん
ですけどねー。

来週も楽しみです。

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というわけですが、最後までお読み頂いてありがとうございました!

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