「あんきモナカ」で活力がみなぎった
兵五郎は料理人の希望を取り戻し
創真は第一の門をクリアしました。

その続きです。

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食戟のソーマのネタバレ感想286話。287話の予想。司参戦!

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創真は思い切り伸びをします。

「ふい~~~~。
しかし変なお題だったな~~。」

( 俺のグループだけ
たまたまだったのかね )

ふと横を見るとタクミがいました。

「お、タクミ!
そっちも無事合格したか?」

タクミは幼児や子供達に囲まれながら
微妙な表情をしていました。

創真が尋ねます。

「……何がどうなったわけ?」

抱っこしていた幼児があ~…と
タクミの頬をつねります。

「いや熾烈な課題でな……。

まさか乳幼児に出す
離乳食の課題とは……。

アレルギーの原因となる
食材は一切使えないから

その中でどう美味しさを
高めるかが大変すぎた…!」

創真は驚きます。

― 俺以外のとこも
だいぶ変だった! ―

田所がたたっと駆けてきました。

「創真くん、タクミくん
お疲れ様っ。」

「…田所も合格か!」

「う、うん…。

“飼い主と犬が一緒に楽しめる
食事プラン”っていうお題で。」

「マジか…。
そっちも大分変化球だな。」

タクミは疑問を感じます。

「おかしいぞ
今年のBLUEは!

お題からもう常軌を
逸している…。

昨年まではごく普通の
美食コンクールだったのに…。」

アナウンスが響きました。

『 合格者の皆様!
第一の門が解放されました。 』

職員によって門が開門されます。

『 さあ…道なりにお進み下さい。
程なく第二の門が見えてまいります。 』

ぞろぞろと合格者達が歩いていくと
先頭を歩く料理人が固まりました。

突然こうこうとした明かりの中
「BLUE」という名のコンビニが現れます。

店の前には調理台が並んでいました。

『 この試練のため建てました。

第二の試練!
調理のバトルステージは…

見ての通りコンビニなのです! 』

モニターのアンが笑顔で言います。

突然ずかずかと女性が歩いてきました。

「はいはいどいてどいて
邪魔邪魔!

日が落ちてや――っと
涼しくなったわね~~。

東京ってほんっと
暑いんだから!」

どかっと椅子に座ります。

WGO二等執行官
ランタービでした。

「あ、お水ちょうだい!ペリエね!
早くよこしなさいよ。
審査に影響でたらどうするわけ!?

あ、第二の試練の説明するからっ!

一回しか言わないから
よく聞きなさいよね!」

創真とタクミは冷静です。

「何か騒がしいねーちゃんが
きたぞ。」

「彼女が次の審査員の
ようだな。」

ランタービは瓶の水をストローで
飲みながら説明します。

「さて…知っての通り
日本のコンビニエンスストアには

多種多様な商品が
ずらりと揃っているわね。

今回はそれを使った課題よ。

商品は何でも使っていいわ。
それらを使って”調理”を行い…

私に味わわせる
一品を作りあげるの。

合否の基準は……

100ドル以上の金を支払う
価値のある一品を作りあげる事!!

第二の門の通行料が
100ドルってことよ。」

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ソーマ達は固まりました。

「チャンスは一人三回まで。
制限時間は90分!

さぁっ!
とりかかりなさい!!」

料理人達はざわわっと
湧きたちました。

「ちょ……ちょっと待ってくれ!!」
「100ドルだってぇ―――!?」

原価などせいぜい数十円のものを
一万円以上の価値にしなければ
なりません。

百倍以上の差額に料理人達も
戸惑いを隠せませんでした。

ランタービは補足します。

「あ、ちなみに

使われた商品は適宜補充して
いくけれど

人気の物はあっという間に
なくなっちゃうかもだから

その点気をつけてレシピを
考えること!いいわねっ。

それじゃ試験開始よ!!」

わっと料理人達がコンビニに
駆け込みました店内を見渡し
戸惑います。

小麦粉や調味料などは揃ってますが
普段取り扱ってる高級食材が
一つもありません。

身動きがとれぬまま
全員膠着状態になりました。

創真達はそんな店内の様子を
外から見ていました。

田所も戸惑いを隠せません。

「ど…どういう事だろうね…?
まさかコンビニ商品が
お題になるなんて……。

しかも100ドルっていったら…
最高級フレンチのコースで
出される皿のレベルだよ…!」

タクミが言います。

「……あぁ。
単純に調理しただけでは…
とてもそんな額には届かない…。」

創真も憮然と腕組みしました。

「審査員たちが試したい事は
どーやらもっと”先”に
あるみてーだな……!

……ん?」

創真がピクッと反応すると
奥からザッザッと大勢の人間が
現れました。

ランタービがまた補足します。

「それと…もう聞いてると
思うけど

第一の門での試練を
免除された料理人たちも
この試練から参戦するわ。

彼らにもルール説明は
済ませてる。

先ほどの門はほんの小手調べ!
ここからがBLUEの本番!

気合入れなさいっ!!」

凄みのある料理人達を創真は
見ていました。

( おお……っ
マジで威圧感すげー
漂ってくるな…! )

「ん……?……あ」

料理人の集団の中に
見知った顔を見つけます。

田所とタクミも気づきました。

「あっ!?」
「!!」

創真が叫びます。

「つか―――

司先輩!!!」

気付いた司はほあ――…と
安堵のため息をつきました。

「幸平あ!」

「!?」

慌てて駆け寄ります。

「よかった…!
知ってる人がいて。

あ、アルディーニに
田所も!

まわりが有名な料理人ばっかりで
萎縮しっ放しでさぁ俺…」

オドオドと青ざめました。

「それに覆面とか変装とかしてる
人たちも山ほど居るし…

何なのノワールって~~~…!」

「あぁ…まぁその気持ちは
わかるっす。

異様な感じですもんね。

でも司先輩、大勢の人前で
調理するのとか苦手なのに

よく出るって決意
したっすねぇ。」

「いや…自分でもそう思うよ。

出場招待状が届いたときは
ほんとに迷ったしさぁ。

だけど―――」

「……?」

司は星空にスッと手を
伸ばしました。

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「不思議と負ける気が
しないんだよ。

俺もこの数か月で少し
強くなれたのかもしれないな。

幸平……
君にも勝たなきゃいけない
理由があるのかもだけど

あの天守閣まで
勝ち残るつもりなら――

100ドルなんて当然…
いや、それ以上の評価を
獲れなきゃきっと届かない――。

だからさ…
いきなりなんだけど

ここでひとつ
競争といかないか?

どっちの皿が
より荒稼ぎできるかを…!」

ビッと創真を指さしました。

創真は笑ってシュルッと
腕の手ぬぐいをほどきます。

「………いいっすね…!
燃えてきましたわ。

やっぱ第一席はそうでなきゃ
いけねーっすよ!!」

今週はここまでです。

司がついに参戦しましたね!
でも司でも第二の門なんですね…。

第三の門からって
朝陽凄いなぁ…。

他の十傑達にも招待状は
届いてるのかもしれませんね。

出るかどうかは別として。

しかし司、ノワールを
知らなかったのか!?

普通に暮らしてればそれ程
接点ないものなんですね。
ノワールって。

そりゃそーか。

第一の試練はやっぱり
タクミも田所も別のお題
だったんですねー。

「最後の晩餐」と比べると
大分軽やかなお題で…。

いや、難しいんだろうけど。

どんな料理作ったのか見たかったな~。

ここから来週の287話の予想です。

第二の試練はコンビニが
舞台ですか!

お城の敷地にコンビニ。
突然近代化の波が!

この試練は班分けはないのかな?

一万円以上の味って
どんな味なんだろう…。

こういうの創真は
得意そうですけどね。

サラダチキンは
使い勝手が良さそうだ。

きっとまた審査員達が見たいのは
全然違う側面なんでしょうけどね。

そして司と創真の荒稼ぎ
競争にもなりましたが…。

司も得意そうですね
こういうお題!

とゆーか遠月学園の人達は
食戟やら無茶な試験やらで
場慣れしてる気がします。

何もないところからなんか作れ
的な事、結構あったような…。

一番金額を高く付けられた人だけが
通過できるって事ではないので。

全員無事通過できると
いいですね。

来週も楽しみです。

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というわけですが、最後までお読み頂いてありがとうございました!

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