「BLUE」の出場通達書類を手に
城一郎がソーマの元を訪れ、改めて
ソーマの将来について話し合います。

その続きです。

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食戟のソーマのネタバレ感想283話。284話の予想。まさかの国内開催!

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世界若手料理人選手権大会
「THE BLUE」開催当日

都内某所の城の門前に大勢の料理人と
マスコミが集まっていました。

ソーマが言います。

「へえ〜〜〜っ
会場ってここ!?

お城で勝負すんのか?
面白そうじゃん!」

タクミが答えました。

「その様だな。

例年のBLUEとは
何もかも違うらしい…。」

田所は戸惑います。

「び……ビックリだよ…!

まさか…私にも出場の
招待状が届くなんて…!」

田所は集まった料理人を見て
驚きました。

「わ……っ見て!あの人!

ミラノの二つ星でシェフを
やってる人だよ!

あっちは上海の美食コンペを
総なめにした料理人…!

ニューヨーク…リヨン…
サンセバスチャン…

ほんとうにこの人たちに
混ざって

まだ学生の私たちが
出場するなんて
ビックリだねぇ……。」

ほはー…と感心する田所を見て
タクミとソーマは安心しました。

「しかしそうは言いながら
落ち着いてるじゃないか。」

「おお?きょうはひと味
違うな田所!」

田所はだらだら脂汗を
かきながら笑います。

「緊張なら”もんのすごく”
してるよ!えへへ

先週くらいからもうずっと
人の字を飲みすぎて
飲み飽きちゃっちぁ。」

「朗らかに言うことでは
ないが…まぁいいか。」

田所は背後にひやっとした
空気を感じて振り向きました。

「!」

他の料理人達も身構えます。

「来たぞ…
真夜中の料理人共だ。」

ゾロゾロと異様な雰囲気の
ノワール達が集まってきます。

その姿に料理人達にも
緊張が走りました。

タクミが言います。

「確かに…才波朝陽の発言は
本当のようだな。

先日我々が捕らえた
ノワール達は…

それほどの手練れでは
なかったと…。」

ソーマも同意します。

「どうやらそうみてーだな。」

— この連中…

放つオーラが段違いだ…!! —

突然モニターから声が響きました。

『 みなさん…
お集まり頂き感謝なのです。

BLUEへの出場決定
心から祝福します! 』

ソーマも人垣の隙間から
モニターを見ます。

「お?アンさんだ!」

『 BLUEを発足させ…
今日まで運営してきたのは我々!

ワールド・グルメ・
オーガニゼーション…
WGOであります。

しかしご存知の通り
昨年のコンクールと今年とでは…
少し趣を異にしていますので

我々のボス自らコンクールの
概要を説明させて頂きます。

このお方こそWGOの全執行官を
統括する最高責任者

組織内でただ一人
名乗ることを許される…

“特等執行官”の位に
座する人物なのです。

裏と表入り乱れての
コンクールを望まれたのも
この方…。

では特等執行官
お願いします。 』

アンが御簾ごしの
特等執行官を促します。

『 佳き夜よの。

私がWGOの特等執行官である。 』

ソーマが感心しました。

「ほほー…
いかにも組織のボスって
雰囲気だな。

何でこういうボスの人って
モニター越しに話したがる
のかねぇ。」

タクミが呆れます。

「いいから集中して
聞かないか。」

パッとモニターに
見取り図が現れました。

『 この城郭の鳥瞰図を見よ。

城は第一から第三の門
そして最奥…

今私のいる天守閣からなる!

此度のBLUEの…最終優勝者は
この天守閣で決定される!! 』

料理人達は疑問に思います。

(最終…だと?)

『 優勝決定戦まで進むには——
それぞれの門前で立ちはだかる
料理試練を突破しなくてはならぬ。 』

「!!!」

『 勝利が欲しくば足掻き!到達せよ!
若き料理人たちよ……!!

間もなく開戦時刻…
役者もついに揃ったようだぞ。 』

料理人達が後ろを振り向きました。

ソーマが目を向けると
才波朝陽が現れます。

料理人達の間を強烈なオーラを
纏いながら通り過ぎました。

「…才波」「朝陽…」
「アサヒ……!」

タクミは納得します。

— なるほど…実力者には
名が知られているらしいな。

やはり真夜中の料理人の
中でもヤツは別格……。

皆、才波朝陽の首級が欲しくて
たまらないというわけか。 —

ソーマが朝陽の前に
立ちはだかりました。

「……これはどーもどーもっ
鈴木センセー…いや

サイバさんじゃ
ないすか!」

腕組みして不敵に笑います。

「久々に会えて
嬉しいっす。

いいリベンジ日和に
なりそーですしね!」

朝陽はふあ〜とあくびして
通り過ぎました。

「そうかい…頑張んな。」

「……ん?おいおいちょっと!
どこ行こーってんだ。

今から試練始まるとこだっ
つのに…」

黒メガネの男がギッと
扉を開きました。

朝陽が言います。

「わるいな…俺のスタート地点は
お前らよりもうちょい
先なんだよな。」

「……!!」

ソーマは驚きます。

朝陽が説明しました。

「事前に聞いてるよな?

出場者たち全員分の過去の実績は
WGOによってすべて調査されている。

その実績の質や数が
より優れている者に

ふさわしいシード権が
与えられたのさ。

俺は第三の門まで
フリーパスだ。

あ、つまり今ここにいるのは
出場者の中でも最底辺の者たち
ってことか。」

「第三……。」

朝陽が城の頂点を指します。

「俺にリベンジしたい
ってんなら

お前も天守閣まで
来てみろよ幸平創真。

せめて第一の門くらい
余裕で抜けてもらわなきゃ
悲しすぎて涙が出ちまうな?

んじゃな幸平創真。
健闘を祈ってるぜ。」

朝陽は手を上げると
扉の奥に消えていきました。

ソーマはビッとエプロンを締めます。

「首洗って待ってやがれ…
サイバ……。

あんたをぶっ倒すのは
この俺だ!」

アンののアナウンスが響きます。

『 それではBLUE
開幕なのです!!

第一の門!

試練の内容を
申し伝えます。 』

今週はここまでです。

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BLUEってもっとワールドな
大会かと思っていたのに
まさかの国内開催でした!

そしてメッチャ和風な大会だった…。

目指すは天守閣です!

一瞬世界大会って事を
忘れそうです…。

十傑で参加資格があるのは
タクミと田所だけ?

一色達三年生や葉山達にも
資格がありそうなのに。

どういう基準なんでしょうかね?

そしてえりな様の誘拐事件は
どこにいっちゃったの!?

誰も騒ぐことなく終幕してしまった…。
結構凄い事件のはずなのに!

えりなの姿がないけど
BLUEに参加してるとは
思います。

もしかしたら朝陽みたいに
シード権が与えられて
もっと先にいるのかも。

ここから来週の284話の予想です。

料理の試練ってなんだろう?

遠月学園の試験課題よりも
難しいんですよね多分…。

全然想像つきません…。

しかしこの大会って
歴代の元十傑達は
参加してないのでしょうか。

司達はもとより35歳までなら
四宮さん世代にも参加資格
ありそうなのに。

それともやっぱりシード権で
先にいっちゃってるのか。

食戟みたいな料理勝負とは
違うので技術を競うみたいな
事なんですかね試練って。

本当、試練って何!?

またその判定を誰が
するのかも楽しみです。

WGOなんでしょうけど。

アンは今回はアナウンスに
徹するのかな?

今回から急に真夜中の料理人が
参加する事になったのも
何か理由があるんだろうな…。

まだまだ謎が多いですね。

来週も楽しみです。

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というわけですが、最後までお読み頂いてありがとうございました!

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