才波朝陽のアジトに攫われたえりなは
負けたら嫁になる事を条件に「BLUE」
で料理勝負する事を提案されます。

その続きです。

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食戟のソーマのネタバレ感想282話。283話の予想。えりな様は!?

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夜、海の家からゴミ袋を持って出た
ソーマは城一郎と遭遇します。

城一郎が手を挙げて
挨拶しました。

「よ。

元気そーだなぁ
いや〜〜すぐ会えて
よかったぜ。

進級試験中だとは
知らなかったからよ〜〜。」

ソーマはそっとゴミ袋を置きました。

「元気そーだな…じゃ
ねーだろが!!!」

ドゴォと城一郎の腹に
頭突きします。

田所と郁魅が驚いて振り向きました。

「!?」

「え…城一郎さん!?」

ソーマが怒鳴ります。

「あのなぁ!
こっちは聞きたい事が
山程あるんだ。

主に才波朝陽まわりに
ついてたっぷりな!!」

城一郎が鞄を探ります。

「お、その前にちょい待ち。
預かり物があってな。

ほれっ。」

スッと一通の手紙を
差し出しました。

「?」

「「BLUE」の出場ノミネート
通達書類。

お前宛てだ。」

その後ソーマは海辺でひと通り
城一郎の話を聞き終えると
暫く沈黙してから言いました。

「今の話をまとめると……

鈴木センセーの正体が…
才波朝陽で…

親父が海外で目をかけてた…
弟子……。」

「その通りだ。

え〜〜〜っとそんくらいだな。
お前に伝えとく事は…。」

酒瓶を持ちながらチラ…と
ソーマの様子を見ます。

「…もっとショック
受けるかと思ってたが

見たかんじ機嫌よさそう
だな創真。」

ソーマはメラメラ燃えて
拳を握りしめます。

「渡りに船とは
このことだぜ親父…!

このBLUEって大会で

まず才波朝陽に
リベンジして

んで薙切にもタイマンで勝つ!

一挙両得の大会じゃねーか!!

んじゃありがたく…。」

手紙を受取ろうとすると
城一郎が取り上げました。

「……あ?」

「こいつを渡す前に…
ひとつ質問がある。」

二人の背後には極星寮の
メンバーや郁魅がいました。

郁魅が丸井に言います。

「……聞こえたか?」

「あぁ…まさか
鈴木講師の正体が…

そんなにヤバい料理人
だったなんて…!」

榊が戸惑います。

「ね、ねぇ私たち
聞いてちゃまずいんじゃ」

田所は焦ります。

「で、でも…すぐ終わるから
待っててって言われたし…」

(…創真くん)

田所は心配そうに二人を見ました。

城一郎がソーマに聞きます。

「さて…お前が遠月に入って
1年と少々経ったわけだがよ。

どうだ?
学園生活は。」

「どうって……?」

「創真…お前はまだ
食事処ゆきひらを

継ぎたいって思ってるか?」

ソーマは少し沈黙します。

「………

はぁあ?」

「お前は遠月で
生き残るどころか…

俺でも獲れなかった第一席に
なりやがったんだぞ?

大したもんだぜ。

実質親父越えは成ったな!

だからよ…
無理に定食屋を
継がなくたっていい。

お前は自分のやりたい
ようにしろ。」

ソーマは訳が分からず
立ち上がりました。

「……は……

はぁ?何だそれ!?

…親父は俺にゆきひら
継いでほしくねぇのかよ!?

だいたい俺は昔から
継ぐ気まんまんで!

中学卒業したら実家で修行
しまくるつもりだったんだ。

なのに遠月入れって
言い出したのは親父だろぉ!?」

城一郎は酒を飲みます。

「お前の入学をしつこく
進めてきたのは仙左衛門の
爺さんなんだよ。」

「……あ……あぁ…。
そういやそんな事
言ってたな。」

「俺は別にお前を遠月に
入れるつもりはなかったんだ。

わが息子をスター料理人に!
なんて願望もなかったしよ。

それに料理人として…
高みを目指し続けるのは

楽で楽しいことばっかりじゃ
ねぇからな。」

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ソーマは城一郎の過去を想い
黙ります。

「………。」

城一郎が続けます。

「でだ……。

仙左衛門殿には高等部まで
待ってくれと言った。

中学までの間は
俺の手元で育てるってな。

ところがその結果が
今現在さ。

俺の予想を超えて

お前は遠月十傑の
トップにまでのし上がった…!

将来———

望めば世界中の何処でだって
皿を出せる。

あらゆる人々がお前の料理を
味わうことを心待ちにするだろう。

BLUEに出て結果を残せば

もっともっと大きな…
輝かしい舞台が
お前を待ってる…!」

ソーマは黙って聞いています。

城一郎は笑って
顔を上げました。

「いやな!

俺はお前があっさり遠月を
落第して退学になってよ

おめおめ実家に帰って
くんじゃねーかって
思ってたわ最初はな!

けどお前は…
やっぱりすげぇ息子だったよ。」

田所は二人を見つめます。

(城一郎さん……)

「だから……

ゆきひらなんて
ちっぽけな場所に

収まんなくても
…いいんだぜ。」

ソーマは怒りました。

「何つった親父このやろう!」

どかっと座りこみました。

「ちっぽけだぁ?

あぁ分かったよ。
そっちがそう来るなら…
決めたぜっ。」

ソーマは城一郎に宣言しました。

「BLUEで優勝できなきゃ
俺はゆきひら継がねぇ!!

俺は朝陽ってヤローに
負けたまんまだし

あと薙切にも
勝ててねぇし!

このままのうのうと
継げるかよ…!

俺にとってゆきひらは
勝負から逃げてノホホンと
隠居していい場所じゃねぇんだ!!」

「創真……。」

ソーマは海に向き直りました。

「遠月の第一席の次は
世界の若手のてっぺんを
獲る……!

俺にとっちゃゆきひらは
世界で一番の看板なんだ。

だったらそれを継ぐ俺も
世界一でなきゃ

役者が足りねーって
もんだからな!」

城一郎は笑うとソーマの背中を
べちぃと叩き頭をワシャワシャ
しました。

「よく言った!

それでこそ幸平家の
長男坊だぜ!」

「いでででで
わしゃってすんな。

……へっ

さっきまでは何か
老けこんだ感じ
だったのに。

いつもの親父に
なったじゃねーか!」

ソーマは笑います。

城一郎もフッと笑いました。

ソーマはそのまま仲間達の
所に戻っていきます。

城一郎はソーマの姿を
黙って見送り星空を
見上げました。

— やっぱり…
俺らの息子は
大したもんだぜ。

お前に似て……な。 —

幸平創真16歳——

高校2年の夏休み。

しかしそれは勿論
安らかなる休息とは
かけ離れたものになります。

ソーマにとってもっとも熾烈で
危険な闘いの日々。

最凶最悪の料理人バトルロイヤルが
始動します……!!!

今週はここまでです。

やっと城一郎さんが出てきて
くれましたね!

でも肝心な事ほとんど
話してないような…。

朝陽さんを弟子にした
詳しい理由も分からないし。

朝陽さんに料理対決で
負けた事も言ってない
ですよね多分…。

老けこんでたのは
負けたせいかな?

お食事処ゆきひらを
ちっぽけな場所って
言っていましたが。

その気になれば相当な
高級料理店に出来たと
思います。

近所の人が気軽に来れる
気楽で素朴な店にしたかったから
あの規模だっただけで。

あの店を始めた理由も
謎ですしね。

お母さんの事も
少し出てきましたね。

お母さんも謎だなぁ!

そしてえりなの事に
誰も気付かないのも謎!!

もういい加減
気付いてあげて〜!

やっぱり朝には何食わぬ顔で
戻ってるのかな…。

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ここから来週の283話の予想です。

次からBLUE編?

えりなはともかく他の十傑達に
出場資格はないのでしょうか?

今回から裏料理人の人達も
参加という事で。

ガチで熾烈で危険そうですよ!

ノミネートされた人達を
さっくり暗殺とかしちゃいそう…。

まだルールも会場も
良く分からないので
何とも言えませんが。

城一郎さんが来たって事は
また特訓してもらえるんで
しょうかね?

それともこのまま
帰っちゃうのかな。

でも今のままのソーマでは
朝陽さんに勝つのは難しそう…。

朝陽さんも正体が
バレたてしまったし。

鈴木講師として遠月に
帰ってくる事はないん
だろうなぁ。

才波朝陽としてソーマと
話してみて欲しいですけどね。

来週も楽しみです。

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というわけですが、最後までお読み頂いてありがとうございました!

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