試験最終日にオープンした十傑の
海の家は1日で600万円以上を
売り上げ無事合格を果たしました。

その続きです。

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食戟のソーマのネタバレ感想281話。282話の予想。BLUE再び!

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夜、集計を終え試験に合格した
十傑チームが海の家から出てきました。

郁魅は興奮して拳を握りしめます。

「はは……っ
やっぱ凄ぇよ…

あたしらの代トップの
料理人達は!」

極星寮の面々が駆け寄りました。

「幸平~~~っ
おつ―――!!」

「おうっお前らの店も
クリアか!
おつかれー!」

「それにしても
さすが十傑だね――っ」

アリスが得意げに笑います。

「ウフフっ♪

我々の熟練した信頼関係なら
当然のことよ?」

郁魅が思わずアリスを見ました。

( 途中までめちゃくちゃケンカ
してたような…。)

田所も嬉しそうに言いました。

「ほんとに創真くん達
凄かったんだよぉ~~~!

見る見るうちにやきそばが
完成していってね
それでね」

「………」

黙って田所を見る葉山に
吉野が聞きました。

「……ん?どしたの葉山っち。」

「いや…一番凄かったのは実は…
田所恵だったからな…。」

タクミも同意します。

「ほぼ一人でホールを
回しまくっていたからな。

分身しそうな勢いで。」

アリスも笑いました。

「正直軽く引くレベル
だったわよねぇ。」

田所がガーンとショックを受けました。

アリスがん~~と伸びをします。

「まぁとにかくこれで…
晴れて夏休みを迎え
られるわねっ。

遊びに行く計画を
立てなくっちゃっ!」

葉山が即座に切り返します。

「んなゆっくり休んで
られねぇからな?」

くどくど話し始めました。

「夏季休暇中も十傑には
色々と仕事があんだよ。

事務仕事もたまってるし
会食の予定や会議
それに課題も……」

アリスは思い切りむくれます。

吉野が笑いました。

「十傑は大変だな~~~!」

ソーマがふと気づきます。

「……?あれ?

そういや試験に夢中で
意識してなかったけど

薙切の姿見えねぇな?」

田所が言いました。

「山コースとかを
見に行ってるのかも…?」

「総帥殿も大変だね~~~!」

時は少しさかのぼり
およそ1日前―――

薙切えりな総帥はアジトで椅子に拘束され
才波朝陽と相対していました。

― 鈴木講師の正体が
才波朝陽ですって!!?

真夜中の料理人による
食戟事件をそそのかした
張本人!

そして才波様の唯一の弟子…!

そもそもここは
一体どこなの!?

そしてきっと…
彼らも全員

ノワールの料理人に
違いないわね……。

真夜中の料理人については…
子供の頃おじい様から
聞いていた―― ―

” いいかいえりな。

脅迫・拉致などの
犯罪へも手を染め

目的のためなら拷問や…
時に殺人を犯す事すら厭わない

非合法なる闇料理人たち……!

世の中にはそういった
恐ろしい連中もいるのだ……。

だが安心しなさいえりな…。

ノワールは我々とは
違う世界に住んでいる者ら。

表の料理界と関わることは
ないからね ”

― それでもまだ小学生だった私は…

その話を聞いた晩
怖くて眠れなかった。

そんな者達のアジトに…
攫われた……!! ―

ふと横に目をやると鉄球や
拷問器具が並べられていました。

「!!」

逆側に目をやると怪しい注射器や
粉末があります。

「!!!」

えりなはビビクゥと怯えて
体をもぞもぞ動かします。

( と…とにかく何とか脱出を…!! )

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朝陽が言いました。

「そんな怯えなくても
いいぜ姫。

このアジトに招いたのは
乱暴するためじゃない。

俺の全てを知ってもらい…
その上で伝えたい事が
あるからさ。

あの場で話すといろいろ
面倒だし

それにアジト見せなきゃ
信憑性も出ないだろ。

あ、ちなみに攫う係
やってくれたのはこいつね。

誘拐お疲れさん。」

笑って隣の着物の男を指します。

「朝陽くんの頼みなら
何でも。」

朝陽はニヤリ…と笑いました。

「…さてそろそろ
本題に入ろうか。」

「……?」

えりなは身構えます。

朝陽は言いました。

「俺と料理勝負して
もし俺が勝ったなら

俺の妻になることを
誓ってくれ。」

えりなは一瞬固まると
目を見開きました。

「勝負…ですって?」

「いや~当初は正攻法で
落とすつもりだったんだが

恋愛に関して予想以上に
初心だったから

料理で挑むほうが
話が早いかなってさ。」

えりなはしばらく沈黙すると
言いました。

「……いくつか質問しても
いいかしら。

そもそもどうやって
遠月の講師として
潜り込んだのです。」

「身分や経歴を偽る手段は
持ってるから

まぁちょいちょいっとね。」

「では…ノワール達に食戟を
そそのかした理由は…?」

「あぁ…それは姫を
試したんだよ。」

えりなはぴくっと反応しました。

「試した…ですって……?」

「神の舌を持つ天才料理人であり
若くして遠月の総帥となった人物…

そんな噂に違わぬ器かどうかの
試し、さ。

食戟被害があったという
限られた情報を見事に
分析した姫の対応は

極めて迅速でしかも
的確だった。

さすが俺の見込んだ
女だぜ。」

着物の男が言いました。

「でもあの時けしかけたのは
ノワールの中でもザコばかり
だったろ?」

朝陽は笑って言います。

「 “試し”だから
あんくらいでいいんだよ。

それにもっとやべーやつ
送り込んだら平気で死人が
出ちまうよ。

手加減してやった
俺の優しさだ優しさ!」

着物の男がふと気づきます。

「朝陽くん彼女……」

「……ん?」

「様子が……」

えりなの怒りがゴゴゴコとこみ上げ
頂点に達しました。

縛られた椅子ごと立ち上がります。

「いい加減になさい!!!!

ふざけないで!!
散々わが遠月を軽んじた
行動をしておいて

あまつさえこの私に勝負を
挑むですって~~~~!!?

どれだけの人に迷惑を
かけたと思ってるの!!

まったく度し難いわ…!

無礼を何重に重ねたら
気が済むのかしら。」

笑いながら聞く朝陽にえりなが
すうーと息を吸って言いました。

「……よろしい…
受けて立ちましょう…。

遠月学園総帥を侮辱した罪深さ!!

私の作る料理で思い知らせて
さしあげます!!!

さぁ包丁を手になさい!
調理場はどこなの!!」

椅子に縛られたままずかずか
歩き出すえりなに朝陽が言いました。

「あぁ待って待って
今じゃねぇよ?

お誂え向きの
場があるんだ。」

「……?」

「 “THE BLUE” 知ってるね?」

「……プロの料理人を志していて…
そのコンクールを知らぬ者など
いるわけありませんわ。」

「 YES!

35歳以下の若手料理人が
世界中から選出され

ワールドクラスの名声をかけて
競い合う権威ある大会……

それがBLUE!

姫ほどの器ならノミネートは
間違いないぜ。」

「…?
それが何だと言うのです。

あなた方のような
無法者には…

まっったく縁のない
輝かしき大会ですわ。」

「まぁまぁそうイヤミ言わず
聞きなって!

今年のBLUEはひと味
ちがうんだよ。

例年BLUEを統括してきた
最高責任者…

その人物がこう
主張したんだよ。」

” BLUEの開催意義とは

全世界から若き才が
等しく一堂に会し
次代の美食を担う

最も優れた者を
決することにある。

であるならば「表」の
料理人だけでは不十分である!

「裏料理人」の者達も
参戦しなければ「BLUE」の
意義に適合しない!! ”

えりなが聞きました。

「……それは…つまり……?」

「察しのとおりさ。

“裏”も”表”も入り乱れての

正真正銘

次の料理界を担う第一席は
誰かを決める大会になる。

勿論俺も出る。

そして

その舞台で俺と姫が
結婚を誓い合うのさ!!

どんな挙式よりも多い
参列者が見守る中で――!!

BLUEの開催はこの夏だ。
すてきな夏休みになるぜ。」

「………っ」

えりなは朝陽を睨みました。

場面はソーマ達の
試験会場に戻ります。

浜辺にザッと一人の男が現れました。

「……すっかり遅くなっちまったなぁ。

さぁて…俺の息子は
何処にいんのかね?」

幸平城一郎でした。

今週はここまでです。

ソーマ達、えりな不在にやっと
気付いてくれましたね!

遅い~!
えりな…可哀想だよ。

でも攫われた事には
まだ気づいていない。

遅いー!!

城一郎さんもやっと到着です。
遅いー!!!

そして城一郎さんにとっても
因縁のTHE BLUE再びですね。

35歳以下だから出場は
出来ないけれど。

でも本人そこまでこの賞に
こだわってなかったかな?

試験も無事終わりましたが
田所の優秀さが明らかに!

流石は未来の旅館の女将!

ノワールの一件でも少し
女将らしき事してましたが。

本人の柔らかい雰囲気も相まって
料理の腕も接客も両方上手いって
ある意味最強かもしれませんね。

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ここから来週の282話の予想です。

ソーマ達来週はえりな不在に
気付くかな…。

それともえりな、このまま
解放されるんでしょうか?

朝陽さんがアジトに連れてきたのも
話を信じてもらう為らしいし。

正攻法でえりなを落とすのを
やめたのはえりなの気持ちが
ソーマに少し傾いてきたからかな?

勘良さそうですしね!

そして勝負はBLUEで
決めるわけですが。

これ十傑みたいに
一席から十席位まで
決めるのでしょうか?

それともあくまで
1位の座のみ…なのかな?

ワールドワイドな食戟ですね!

選出されなきゃ出場資格は
ないかもしれませんが

遠月十傑メンバーはそれだけで
参加資格ありそうです。

えりなはもちろんソーマも
参加出来るといいですね。

そして城一郎さんが現れたって事は
修行が始まるのかな?

でもその前に朝陽さんの
詳細を!詳しく!

来週も楽しみです。

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というわけですが、最後までお読み頂いてありがとうございました!

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