金色の夜明けが城の王族達を虐殺し
城外には浮遊魔宮が迫る中、水銀の
鳥に乗りノゼル達が帰還しました。

その続きです。

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ブラッククローバーのネタバレ感想175話。176話の予想。ソリドの語彙力…。

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水銀の鳥に乗るノエルに
フィンラルが手を振ります。

「ノエルちゃ――――ん!!」

ノエルは驚きました。

「…あそこにいるのは…ヤミ団長…!?
それに…フィンラル!?」

エンもカサカサ驚きます。

「ジャック団長も……!」

フィンラルは力いっぱい叫びしました。

「ノエルちゃ――――ん
心配かけてごめんね!!

オレがいない間大変だっ…」

「私に心配されようなんて100年
早いのよヘタレフィンラル―――!!!

ノンキに寝てた分今からしっかり
戦いなさいよねッッ!!!」

「どええええ」

ノエルはふ――…とため息をつきます。

「まったく…」

( もう…本当に無事でよかった~~~~! )

内心では安堵で胸をなでおろしていました。

ヤミがふと目を止めます。

「ん…?アイツは……」

ゾラが笑います。

「キヒヒヒお久し振りだな
イカレ団長~~~。

アンタらが不甲斐ねーから
仕方無く魔法騎士団に
入ってやったぜ~~~~。」

「キミ誰だっけええ―――――!!?」

ヤミの返答に思わずコケます。

怒ったゾラは暴牛のローブを
バサァと羽織りました。

「フザけてくれてんじゃねーぞ…。

問題児だらけの黒の暴牛の
団員だよ!!

このローブよこした責任
取ってもらうぜテキトー団長が――!!」

ヤミはニヤと笑いました。

「…おせーんだよバカヤローが…!
どんだけ待たせてんだ。

遅れてきた分働けよ
ゾラ!!」

ヤミ達が一斉に王の居城目指して
走り出しました。

「さて王族団長さんはどこほっつき歩いて
たんですか―――!?

アナタの家大変なことに
なってますよ―――!?」

「カカ!チンタラしてっから
オレ達が城ん中入っちまうぜぇ――!!」

ノゼルが無表情に怒ります。

「異邦人と元平民めが…。」

キルシュが励ましました。

「大丈夫…!
アナタは私が認める
数少ない美しい者だ。」

「貴様は黙っていろ。」

ヤミが笑いながら怒鳴ります。

「王様んとこはオレ達が
行ってやっから

テメーらは自分ンち
どーにかすんだな!!

敵は強力…無理に倒そーとすんな!!
あくまで目的は救出・脱出だ!!

どいつもこいつも
死ぬんじゃねぇぞォ―――!!!」

ジャックが怒ります。

「テメーがシキんじゃねーヤミぃぃ」

ノゼルが顔をしかめます。

「貴様に言われずとも
わかっている…!」

水銀に乗りシルヴァ邸に入ったノエル達は
転々と転がる貴族達の死体を目の当たりにします。

「酷い…!!」

「よくも我等の城を汚してくれたな…。
絶対に許さぬ……!」

「よっと」

突然ゾラが水銀から飛び降りました。

「オレはオマエら王族のことなんざ
知ったこっちゃねーからなァ。

好きに行かせてもらうぜ…!」

― 敵の数が多い以上
賢く動かねーとな… ―

ノエルが怒鳴ります。

「ちょっと!!
何勝手な行動して…」

「放っておけ…。」

ノゼルが止めます。

「!」

「ロイヤルナイツに選ばれた
程の者だ…。

奴の戦い方があるのだろう…。」

ピク…ノゼルが魔力を感知しました。

― 来る…!! ―

バゴォと壁を突き破り、エルフが
魔法を放ちながら突進してきます。

「いたな…王族…!!」

四方八方から来る攻撃を
ノゼルの水銀の盾が防御しました。

エルフが叫びます。

「今その身に罰を――…」

ヒュガッとエルフの首が
水銀の刀で峰打ちされます。

「!」

水銀が気絶したエルフの体を
ガチガチと拘束していきました。

「私を前に冷静さを欠くとは…
愚行の極みだ……。」

ノエルは圧倒されました。

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― 緻密な魔力コントロールで
変幻自在、攻防一体の水銀魔法…!!

やっぱりノゼル兄様は凄い…!! ―

ノゼルは塔をス…と見つめます。

「…最も強い者から叩くぞ…!」

ノエルは驚きます。

― ―――あそこは……!! ―

バシャァァァと水が床に落下しました。

ソリドはゼエゼエ言いながら
冷や汗をかきました。

「クソ…!!!クソクソ…
クソがァァ~~~~~!!!

こんな…

こんなことがあるワケねェェ~~~!!
オレは王族だぞォォ~~~!!」

― ヤツのバカデケぇ魔力が邪魔して…
攻撃があたらねェ……!! ―

エルフの女性が言います。

「憐れね…。
もう死んでいいわよ…!」

パパパッと羅針盤から針が
放たれました。

「クソぉおおお―――」

その瞬間ソリドの背後から水銀が溢れて
盾になり針をガギギと防ぎました。

「!」

ソリドは後ろを見ます。

「…ノゼル兄様!?

―――…ノエル…!!」

ノエルは魔法を発動します。

― マナスキン―――!!! ―

【 水創成魔法 “海竜の咆哮” 】

― とらえたわ!! ―

ノゼルは目を見張ります。

「…!!」

エルフの女性が魔法を発動しました。

【 羅針盤魔法 “心在らずの逆針” 】

女性の前面に現れた巨大な羅針盤が
海竜を上に跳ね上げました。

海竜は屋根を突き抜けていきます。

ノエルは悔しがりました。

「――く…」

― 外された…!! ―

ソリドは言葉になりません。

「…ぐぐ…!!」

― ノエルのくせに
敵の魔に阻害されずに
魔法を……!? ―

重症のネブラを水銀が包み込みます。

「ノゼル兄様…
ありがとう…ございます…。」

― …ノエルが…
あんなとてつもない魔法を……!!

でもそれも通用しなかった――
ここは… ―

ネブラは震える手で
パラ…と魔導書を開きます。

( 悔しいけど…今の私は足手まとい…)

― やはり一旦退かないと…!! ―

【 霧魔法 ” 迷いの霧林 ” 】

部屋を霧が覆います。

エルフの女性が眼鏡に手を添え
パラと魔導書を開きます。

「全員逃がさないわ。」

【 羅針盤魔法 ” 狂おしい羅針乱世界 ” 】

天井に巨大な羅針盤が現れグルグル
回り始めました。

「私を倒さない限り
ここからは逃げられない!」

ノゼルが異変に気付きました。

「――――……!!」

― …これは…!!
魔力がコントロール出来ない……!!! ―

エルフの女性の魔導書にも
小さな羅針盤が現れグルグル
回り続けています。

「この魔法は空間の魔を
強制的に掻き乱す…。

どれだけ強力な魔力があっても
アナタ達の魔法はもう
当たらないわ…。

そして――― 」

ガガガと針が放たれました。

「私の魔法は必ず当たる…!!」

水銀の盾は針を完全に防ぎきれず
ノゼルの肩と足に血が滲みます。

ネブラが叫びました。

「ノゼル兄様ァ―――!!」

「狼狽えるな…!
オマエ達はもう戦えまい…。

自分の身を――…!」

ノエルはマナスキンを纏いながら
フ――…フ――…と息を整えます。

「大丈夫…大丈夫…。

あんなに特訓したじゃない…。

出来る…出来る…!」

グッと力を込めて言いました。

「―――私はまだ……戦えますッ!!!」

ノゼルは少し沈黙すると
言いました。

「王族シルヴァ家の力…
見せつけるぞ…ノエル!!」

今週はここまでです。

ソリドのセリフはだいたい
「クソが!」と「オレは王族」
で出来ている…。

死ぬ寸前も「クソぉおお」だし!

語彙力ないなソリド!

口喧嘩したら圧倒的に
ノエルの方が強そうです。

魔法も口喧嘩も負けたらソリド
立ち直れないかもしれないけど。

今回は本当にシルヴァ祭り
でしたねー!

四兄弟が同時に魔法を見せるなんて
初めての事ですね。

でもやっぱりノゼルは
凄いんだなぁ。

攻守両方隙がないですね。
回復魔法も出来るのかな?

冷静だし。

相手の眼鏡エルフも冷静だけど。

何か似た空気を感じますね。

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ここから来週の176話の予想です。

ノエルの魔法の成長が
目覚ましいですね!

兄弟にいびられていた頃を思うと
感無量ですよ。

見ていて気持ちよかったです!

ノゼルは母親の事でノエルに
少し冷たかったようですが。

この戦いをきっかけに
歩み寄れるといいですね。

少なくとも魔法に関しては
認めたくれたんじゃないかな?

まず眼鏡エルフを倒さなきゃ
ならない訳ですが。

エルフの人達の恨みは
いつも凄まじいので
苦戦するんだろうなぁ。

特にこの三大王族達に
対する恨みは凄そうです。

王族の魔力が凄いのも過去の
エルフ虐殺が関係してるん
でしょうかね?

ヤミやジャックも大技の魔法を
持っているのでノゼルも大技魔法
持っていると思います。

天井の巨大羅針盤をなんとか
壊して欲しいですね!

兄弟合体技とかして
くれないかな…とか。

来週も楽しみです。

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というわけですが、最後までお読み頂いてありがとうございました!

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