食戟のソーマ ネタバレ 感想 206話 207話 予想

中枢美食機関メンバーとソーマ達反逆者一行はついに
連帯食戟の地、礼文島へ上陸します。
その続きです。

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食戟のソーマのネタバレ感想206話

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——ごきげんようっ
私の名前は薙切アリスよ。

この間、遠月学園を退学になっちゃったの!
よろしくね♪ ——

横では水戸、吉野、佐藤がどんより落ち込んでいます。

—— このどよ〜んとしている人たちも
一緒に退学宣告を受けたのよ。

まったく陰気でイヤになっちゃう!

まぁ秘書子ちゃんの暗さよりは大分マシだけれど——

「えりな様…えりな様……あぁえりな様……」

新戸がずぅぅんと落ち込みながらえりなの名を
呟きつづけます。

—— ここは礼文島
南部の位置する港、香深港のほど近く。

間もなく連帯食戟が始まろうとしているわ ——

アリスが落ち込む皆を叱咤します。

「アナタ達!いつまで落ち込んでいるのっ。
幸平クンたちの応援をしに来たんでしょう!!

シャキッとしなくちゃダメよ!」

「だ…だってよぉアリスっち〜…」

「一緒に生き残ろうって約束したのに…
僕らは負けてしまったんだ…」

「えりな様に合わせる顔がないのだぁ——」

沈む青木や丸井、新戸にさらにアリスが叱咤します。

「んもうっ、いざという時にメソメソなんだから。
秘書子ちゃんは!」

「秘書子って言うなぁ…」

背後から葉山も言います。

「なぁオイ…俺は別にここに居なくてもいいだろ」

アリスはそんな弱気な葉山も叱り飛ばします。

「アナタも!まだそんな事を言ってるの?葉山クン!」

「一度裏切った俺なんかが」

被せる様にアリスが言います。

「アナタまた『一緒にいる資格なんてねぇ』なんて
言うつもりなのでしょう!!

もう聞き飽きました。

同じ一年生としての絆…そして何より
我々「白衣の三人組」の紐帯は絶対なのっ」

アリスは隣でぼーっとしている黒木場と葉山の腕を
ギュッと掴みました。

「…わかってるよ、ありがとよ。
だから離せって」

葉山に黒木場が言います。

「しかしな葉山…幸平がお前に勝ったって事は
俺だって選抜のときと同じ結果にはならねぇかもって事だからな。

だから次俺と勝負する時まで待ってやがれ…」

「……わかったよ、いつでも相手してやるよ」

「おぅ…忘れんなよ」

そう言う葉山は少し嬉しそうでした。

そんな様子を見て、アリスも微笑みます。

—— ……今日までにはいろんな事があったわ。

3次試験で十傑達に敗北した私たちは
東京へ強制送還されるところだった。

でも私がパワフルに駄々をこねて
北海道に居座る事に成功したの。

そしてえりな達が連帯食戟に
挑むという情報を聞きつけてからは、

彼らの乗ったつきかげに並走し北上を続けて…
この島まで到達したというわけ。 ——

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「さぁ…堂々と乗り込むわよ。

【連帯食戟特設会場へ…!】」

特設会場では着々と準備は進み、観客席は
最終試験をクリアした一般生徒たちで
埋め尽くされていました。

観客たちは全員薊政権—— 十傑達の
勝利を望むものばかりです。

高等部1年の川島麗が司会を務めます。

彼女もまた薊の洗脳済みです。

「さぁ会場にお集まりのみなさ〜ん!
ステージの向こうに見える景色にご注目くださ〜い。

礼文島のお隣にうかぶ利尻島が誇る雄大な利尻富士!

この素晴らしい眺めをバックに決戦の司会を務めるのは…

92期のアイドル!麗ちゃんで〜〜っすぅ」

中枢美食機関チームの応援を煽るように続けます。

「じゃあ皆?親愛なる薊政権の勝利を願ってぇ〜〜

十傑メンバーの入場を中枢美食機関コールで
お迎えしましょう!いっくよ〜〜〜〜

さぁご登場でぇ〜〜〜っす」

観客たちの大歓声の中

十傑メンバーが入場します。

会場は麗に合わせて、セントラルコールで割れんばかりの盛り上がりです。

薊も入場しました。

「完璧に……アウェイ中のアウェイだわ……!!」

榊や吉野は会場の雰囲気に
萎縮します。

—— 時は少しさかのぼります。

約ひと月前—— 創真たちと十傑たちによる
ルール決めの直後の事。

スカイプでアリス、黒木場、葉山がソーマと話をしています。

「……なるほど、これから本番まで特訓というわけ。

うふふっ、私のおじい様がついてるならお任せしてOKね♪」

ソーマが答えます。

『 おーとにかく頑張ってみるわ—— 』

葉山も横から話に入ります。

「……おい幸平、特訓に必要な食材が足りなきゃ言ってこいよな。
かき集めて届けるからよ」

『 マジか——!分かったわ、サンキューな葉山ぁ 』

「気合入れてくれなくちゃ困るわよ♪幸平クン!

私たちの進退がかかってるんですからね!

負けたら承知しないわっ」

『 おー気合入れてくわーまかせとけ! 』

アリスが少し間をあけて言いました。

「……ごめんなさいね」

『 ん? 』

「アナタたちと一緒のチームで戦えたら
どんなによかったかしら。

ごめんなさい…
何もかも背負わせてしまって—」

謝るアリスにソーマが言います。

『 あ〜〜!?なに湿っぽいこと言ってんだぁ?

言っとくけど俺は十傑とぶつかって、てっぺん獲る事しか
考えてねーから!うん!

だから別におめーらが気に病むことなんてねーっつーの!だろ?』

「……そう♪」

その言葉にアリスも笑顔になります。

黒木場がソーマに聞きます。

「んで幸平……連帯食戟に挑む戦力だけどよ、
その4人だけで戦うつもりなのかよ?」

『 いや……何人か当てはあってさ、
これから特訓と並行して味方集めだわ。

負ければ退学…とんでもなく割りに合わねー勝負だけど

なんとか敵と同数までは、味方を増やせるんじゃねーかって
睨んでんだわ… 』

「同数…って事はあと……4人……?」

再び場面は特設会場に戻ります。

麗が青筋を立ててマイクを握りしめ
司会を続けます。

「さぁて続いて……崇高なる中枢美食機関に歯向かう
ゲボ同然の身のほど知らず共!

憎っくき反逆者たちを紹介と行くぜー!!

叩き潰されて地獄を見やがれ!

入って来いやゴラァ———— !!」

扉が開き反逆者メンバーが入場します。

メンバーは幸平創真、薙切えりな、タクミ・アルディーニ、田所恵、
一色慧、久我照紀、美作昴、女木島冬輔の8人です。

「おおおおおお!!?一色先輩ぃ!!」

「美作昴!!久我照紀!!それに…

元・第三席 女木島冬輔ぇ!!?」

「すげ……!今生き残ってる学生の中で
考えられるMAX頼もしいメンツを揃えてきたじゃねえかよ—!!」

会場が意外な人物の登場で盛り上がる中、
えりなが反逆者チームにいる事を不思議に思い
場内がざわつきました。

ソーマが薊に挨拶に行きます。

「ども中村先輩!何とかこれだけ集めましたわ」

「ふぅん、頑張ったじゃないか。
派手で良い」

麗が司会を続けます。

「勝負は奇しくも8名VS8名の同数対決となりました!

それでは両チームの合議で同時にぶつかる
対戦枠の数を決めていただきまぁす!

双方ともに8名ですので最大で8人!
8枠まで同時に対戦可能です!

さぁ!いかが致しましょう〜〜〜!?」

えりなが薊に提案します。

「3枠でいかがです?」

薊も快諾しました。

「よろしい」

「では両チーム1st BOUTで戦う料理人を3名ずつ
選んでくださ〜〜い!」

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誰が選ばれるか会場が見守る中

女木島が一色に言います。

「俺らで全員蹴散らすつもりでかかるぞ…一色ぃ」

「ふふ…やる気満々で頼もしいです女木島さん」

二人が前に出ました。

対戦する中枢美食機関チームからは新たに十傑入りした
二人が前に出ます。

中枢美食機関チーム、3人目は紀ノ国寧々が出ました。

眼鏡をかけ直し、ソーマに言います。

「私の相手は……幸平創真くん、あなたね。

泣かせてしまったらごめんなさい」

反逆者チーム3人目ソーマは答えます。

「お手柔らかにどーぞっす!紀ノ国先輩!!」

いざ開戦です!!

今週はここまでです。

いよいよ連帯食戟開始ですね!

メンバーもやっとわかりましたねー。

やっぱり黒木場や葉山は無理でしたか、そりゃそうか。

すっかり頭になかったのが女木島さん…。
存在を忘れてたーすみません、元三席なのに…。

美作にいたっては最終試験をクリアしたかどうかも
わからなくてやはり頭になく…すみませんー。

一色先輩、久我先輩は嬉しいですね!
特に一色先輩はまだ本気を見てないし。

あとアリスの存在はありがたいなぁと思います。
ああいう強気で明るい子がいると、場が華やかになりますね。

落ち込んでるみんなを引っ張り上げる
屋台骨みたいな存在ですね。

葉山も大分救われたのではないでしょうか。

ただまさかえりな達の列車の横を並走してたとわ!
ずっと隣にいたんかーい!

ここから来週の207話の予想です。

中枢美食機関チームの新入り二人は謎すぎて!
まだ全然わかんないんですが……。

一人はまたえらく怪しげな…。

反逆者チームも最初から元十傑二人が出るとは
思いませんでした。

ぜひ実力発揮してもらいたいですね!
一色先輩の本気料理が楽しみです。

まだ何とも予想がつかないのですが。

あと私がまだ連帯食戟のやり方をよくわかってない!

この3人でお題の料理を一皿作り上げるって事なのかな…。

列車の紅白戦では城一郎や堂島さんが中心に
料理を作っていましたが、今回は誰を中心に料理が…。

その辺も含めて来週明らかになるといいなあ。

来週が楽しみです。

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というわけですが、最後までお読み頂いてありがとうございました!

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