食戟のソーマ ネタバレ 感想 204 205 予想
連帯食戟のルール決めのため、
中枢美食機関のメンバーが合流地点に向かいます。
その続きです。
食戟のソーマのネタバレ感想204話。205話の予想。竜胆ソリで山頂からって凄いな!
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ソーマ達はとある寂れた駅のホームにいました。
「ルール決めの合流地点……ここ?
えらいヘンピなとこに降ろされたな…」
普段使用されていない廃駅を、会合のために
特別に乗り入れさせたと薊の側近の相田が答えました。
「んで、敵の皆さんは?」
ソーマが聞くと相田は山の方を見て
「あ…降りてきましたね」と言いました。
「……ん?」
つられてソーマも山を見ます。
するとコートにスーツ姿のまま颯爽と
薊がスキーで滑り降りてきました。
「いやはや最寄りのヘリポートがここの山頂だったものでね。
車を回させるより、こちらの方が早かったんだ」
薊がスキーを脱いで言います。
後ろでは司や竜胆がスノボーやソリを片手に震えています。
スキー板を受け取りながら相田が言いました。
「そろそろ斎藤くんや、茜ケ久保くん達も到着するようです。」
「そうかい、では…手短に済ませようか。
効率的にスタンダップ・ミーティングといこう」
コートの襟を整えながら薊は駅のホームで
彼らの到着を待ちました。
えりなはそんな薊の様子をじっと見つめています。
仙左衛門も黙って見ていました。
そしてついに線路を挟み、薊と中枢美食機関チームと
仙左衛門とソーマ達のチームが相対しました。
司、竜胆、斎藤、茜久保、紀ノ国、叡山は
じっとソーマ達をみています。
タクミは面白くなさそうに言います。
「フン…前政権から寝返った十傑6人が勢ぞろいか」
ソーマが叡山の姿を見つけ声を掛けます。
「あ、叡山先輩もいる!どーもどーも
こないだの食戟ではどーもっした!」
「潰す」
「……えっと」
「潰す 潰す」
叡山は潰すしか言いません。
薊が紀ノ国に連帯食戟の詳細を伝えるよう促します。
紀ノ国が説明します。
連帯食戟は六次試験(最終試験)が行われるひと月後。
礼文島の南端に特設会場を設け、バトルステージとします。
進級試験を受けながら北上している一般生徒も
観戦可能な会場を計画しています。
反逆者が敗れる姿を見世物にしようという意図を
ソーマもタクミもすぐ理解しました。
仙左衛門が薊に確認します。
「……相分かった。
ではその会場にて、勝利を収めた側が【十傑の席を総取りでよいな】」
薊もすぐさま答えます。
「異議なし」
薊はさらに対戦人数を限定しない事を提案します。
城一郎も昔1対50の連帯食戟を行いました。
くすくす笑いながら言います。
「もしそちらに賛同者でもいれば50人でも100人でも
連れてきてくれてかまいません。
ほとんどの賛同者が退学となった今、それは難しいでしょうが」
そんな薊を堂島が牽制します。
「…ずいぶん機嫌が良いが薊、
この勝負の”掛け金”を忘れていないだろうな」
ソーマ達が勝てば十傑の座から薊を退任させられます。
薊の理想に合わない料理店を殲滅する夢は消え去り、
機関も解体。
薊の進めた”大変革”は完全に白紙になると、
堂島は薊に言いますが、薊も強気で返します。
自分が勝てば、反逆者たちはみな退学。
もう体制を覆す者は完全にいなくなります。
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さらに城一郎が兵隊に加わり、忌まわしき定食屋も消滅する。
「こんな嬉しい事はなかなかありません」
上機嫌で話す薊にタクミが割って入ります。
「お言葉ですが、今オレたちの頭にあるのは
仲間を取り返すことだけです。
これはそのための食戟だ」
ソーマも後ろでそーだそーだと同意します。
「分かっているさ」
そういうと、薊はコートの懐から複数の生徒手帳を取り出しました。
「ん……何だありゃ」
「…生徒手帳じゃないか?遠月学園の」
えりなもその生徒手帳をじっと見つめます。
—— もしかして……
緋沙子にアリス…水戸さん、アルディーニくん…
極星寮のみんなの生徒手帳……? ——
薊がその中の一つの生徒手帳を開くと
吉野悠姫の写真がありました。
「もう遠月の学生ではなくなった彼らには
必要ないものだからね。
きちんと回収させてもらった」
斎藤達十傑メンバーもそれぞれ懐から回収した生徒手帳を出し
ソーマ達に見せて言いました。
「遠月に帰属している事を示す象徴だ…。
この手帳はつまり、退学者たちの”命”と言い換えても差支えない」
茜ケ久保が持つぬいぐるみの”ブッチー”を斎藤が取り上げます。
「かえしてっ!何するのぉ、ブッチーをかえして綜みゃん!」
嫌がる茜久保を無視して後ろのジッパーを引き下げ、
ブッチーの中に生徒手帳を押し込みました。
しくしく泣きながら茜久保が文句を言います。
「ひどいよぉ…もものブッチーを都合のいい入れ物扱いするなんて…」
「いつも散々引っ張ったりつねったりしているお前が言えるか」
斎藤は半ば呆れています。
司が宣言します。
「まぁそんなわけで、彼らの手帳は大事に預かってるから
返してほしくばぶつかってこい。
全力で相手をするよ」
その言葉にソーマやタクミ達も司を見据えます。
「……さて、こんな所かな?あっ」
薊が何か思い出したように言いました。
「そうだそうだ、大事なことを忘れていた…くすくす
どうやら僕はそうとう浮かれているらしいぞ」
そう言うと、えりなに向き直ります。
「えりな…確認しておくけど、この連帯食戟
君は当然こっちのチームの一員だからね?」
「!」
えりなは驚きます。
ソーマは当然反論します。
「………んん?ちょっとちょっと何言ってんすかビックリした!
なんでそんな事中村先輩が決めんすか」
薊は余裕で答えます。
「何言ってんすかは こちらの台詞だ。
総帥と十傑評議会は中枢美食機関のトップに立つ存在…
つまり第十席であるえりなは組織図上機関の一員なんだよ?
反逆者たちと戦うことは当然と言える」
「そ そんな…!!」
田所も異を唱えますが薊は聞かず、えりなに言います。
「それにもう家出は終わりだ、えりな。
帰っておいで、父の元へ。
【これ以上の我儘は許容できない】」
その威圧感にえりなの顔にも冷や汗が伝います。
「薙切さん……っ!」
「くそーやべーぞ……薙切のやつ
親父さんにくそ弱えーからな…」
ソーマや田所もその様子に焦ります。
「………………お父様…」
しばらくの沈黙ののち呟き、えりなは「すーっはーっ…」と
息をすって吐きました。
— ………ん?深呼吸……? —
ソーマも不思議そうに見ています。
えりなは鋭い眼で上を向くと、再び「……すーっはぁー」と
深呼吸しました。
— もう一回いった! —
ソーマもビックリしています。
えりなは当時、初めて十傑入りした事を思い出していました。
新十傑の任命式典。
当時、中学生で十傑入りを果たしたえりなに、大人たちは戸惑っていました。
薊が高1で第三席を獲ったのが史上最年少。
それをさらに超えての十傑入りは前代未聞の事でした。
仙左衛門が任命します。
「遠月学園総帥 薙切仙左衛門の名の下に…
汝 薙切えりなを十傑第十席に任ずる」
えりなは堂々と十席の座につきました。
—— 薄暗い部屋で一本のロウソクが灯っています。
幼いえりなに薊が言います。
「えりな ”神の舌”を持つ者には責務がある。
必ず遠月の…美食会の頂点に立つという責務がね。」
えりなは無表情に聞いています。
「この父もかつて辿った道…十傑評議会の階段を
君も駆け上がっていきなさい」
人形のようにえりなが答えます。
「はい……お父様…」
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その後、ソーマ達と出会い、極星寮のみんなとふれあい
初めて料理を楽しんだ記憶がえりなの脳裏に浮かびます。
胸に手を当てると心臓がドクンドクンと脈打っていました。
やがてえりなは薊に向かって話し始めます。
「…お父様のおっしゃる事はわかりました…。
ならば…私は……十傑第十席の任、返上いたします。
今から…ただの 【 ただの「薙切えりな」です!!!】」
薊に堂々と宣言しました。
「バカな……!!十傑の座を捨てるだぁ!!?」
中枢美食機関のメンバーは驚きます。
「だって そ そうしなければ、
身も心も彼らの仲間とは言えませんから!!!」
そう宣言を続けるえりなにソーマ達の顔もほころびます。
薊はそんなえりなの宣言を聞いて
「えりな……」
とつぶやきました。
今週はここまでです。
思ったよりもムチャぶりな条件は出ませんでした!
あえて言うならえりなの事はムチャぶりなのかな…。
理にはかなっていると思うのですが。
そしてついに、えりな、自立の回ですね!
思ったよりも早かった!カッコよかったです!
ただパパの反応はわからない…。
相当おどろおどろしい性格ですからね。
こーわーいー。
ここから来週の205話の予想です。
薊はえりなに対して相当
「可愛さ余って憎さ100倍」状態になりそうな…。
こーわーいー。
何はともあれ特訓再開になりそうですね!
私が思ってたよりもずっと特訓時間ありました。
あと一ヶ月って結構あるな!
私2,3日かと思ってた…何故だ…。
対戦人数の限定がないのなら
極星寮のみんなや葉山とかは参加資格はないのかな…。
退学扱いだから無理なのでしょうかね…。
あと一色先輩とか久我さんとかも参加してほしいなぁ。
この後の特訓も多分勝敗目的じゃなくて
足りない部分を底上げするような特訓だと思うので
ソーマ達の成長の幅に期待です!
あと吹っ切ったえりなの料理にも期待です!
来週も楽しみです。
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