魔法騎士団の功績発表が終わり、
満を持して国王の登場です。
その続きです。
ブラッククローバー ネタバレ感想107話。王様の性格鉄板すぎ!
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舞台にいる魔法騎士団への歓声が鳴りやまない中、
魔法帝が舞台中央出口を指して言います。
『 ―では功績発表も無事終わったところで皆お待ちかね…
我らがクローバー王国、国王の登場だ―――!! 』
アスタはビックリします。
「国王!?そーいえばこの国の国王ってどんなヤツなんだ!?」
ユノに聞いてもユノも知りませんでした。
国王が奥から舞台の中央へ、堂々と登場します。
― さぁ民衆共…余を讃えよ!! ―
「…………」
アスタもユノも無言です。
国王が魔法帝に言います。
「余のすぐ横に立つな。」
(余が目立たんだろ)
「あ はぁ。」
改めて、国王が自己紹介します。
『 えーオホン、我が国民達よ ご機嫌よう。
クローバー王国国王 A・キーラ・クローバー13世である。 』
国民達はまばらな拍手で微妙な盛り上がりを見せます。
「国王様ばんざぁ―――い…」
『 ……… 』
国王はその様子を無言で見ていました。
『 もっと余を讃えんかァァァァ――――――!!!! 』
突然キレた国王に、アスタはギョッとします。
国王は魔を放出しながらキレ続けます。
『 国王ぞ!!?余は国王ぞ!!?
この国で一番偉いのだぞ――――――――!!?
見よ!!代々受け継がれて来たこの神々しき魔を!!!
余の考えが!!余のルックスが!!余の何もかもが正しいのだ!!
魔法帝なぞより余の方が偉大なのだぞォォ――――――!!! 』
国民達はしーん…と静まり返り、皆同じ事を考えていました。
(……あぁ…魔法帝が国王にならないかな)
叫び続けて鼻息荒い国王に魔法帝が耳打ちします。
「国王、落ち着いて落ち着いて。」
国王は面白くありません。
(おのれぇぇ~~~~ユリウスめ…!こやつばかり人気を得おって……!!
それに…またしても金色の夜明けが1位だとォ~~~~!!
金は余が嫌いな色だというのに……!王族が団長を務める団を差し置いて…
気に食わぬ…気に食わぬ…!!)
― ここは一発かまして国民共の支持を得てやろう…!! ―
国王の目が光ります。
『 え―――今回は余より皆へ報告がある。
白夜の魔眼のアジトを突き止めた! 』
「おお…!!」
国民達が一気にざわめきます。
国王は続けます。
『 今までは奴らから襲撃を受けることが多く、後手に回る戦いばかりだった。
だが今度は違う!いよいよこちらから敵へ総攻撃を仕掛ける!!
その為に―――――…
魔法騎士団の中でもさらに選りすぐりの騎士を集め
最強の選抜隊を余が結成することとした!!
その名も【王撰騎士団(ロイヤルナイツ)!!!】
一週間後!!全騎士団員を対象とした試験を行う!!
この試験を通過した者のみ、王撰騎士団への入団を許可する!!
そして―――――余の王撰騎士団で白夜の魔眼を殲滅する!!
魔法騎士団員たちよ!!
己の魔導書をこの王国へ捧げるのだ――――!! 』
「おお~~~~!!すごい!!」
「王撰騎士団――――!!」
国民達は拳を振り上げて喜びに湧きます。
その様子を見て国王は満足します。
(フフフ…決まったな…!!
ユリウスが調べ考えたことだが、これで余のモノだ…!!)
アスタが言いました。
「何で王様が選ぶんだ?
オレ達がすげーと思ってるのは魔法帝や団長達で
王様じゃないんだけど。」
『 な… 』
アスタが続けます。
「オレ今まで王様が何かスゲーことした話、
ひとつも聞いたことないし…ユノあるか?」
「………いや。」
「スゲー魔力あるのに国民の為には何一つ
イイことしてくれたことないってことだろ?」
「………そうだな。」
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さらに続けます。
「オレ魔力ねーからはイマイチわかんないんだけど
…何かあの王様…オーラ無いってゆーか
器小さそうってゆーか…。」
ユノがつっこみます。
「オイ アスタ空気読め。
こういう時は本当のことを言ったらダメなんだぞ。」
「え じゃあやっぱりそーなの?」
二人の会話を聞いてジャックは大笑いします。
国王はワナワナ震えて叫びます。
『 処刑じゃァァァ―――――!!!
いくら強いとはいえ、やはり下民だったな!!!
その汚らわしい二人を即刻処刑せよ―――――!!!
さぁ早く殺せ~~~~~~!!! 』
「え゛」
アスタが青くなります。
国民達がどよめく中、魔法帝が間に立ちました。
「王よ、気をお鎮め下さい。
そしてどうか私に免じて二人を赦して頂きたい。」
柔らかく微笑みながら国王を諭します。
「この二人がいつの日か、王を護る盾になることも
あるかもしれない…。
それにこの程度のことで無闇に振り翳しては
王の権威が安く見えますよ。」
「………ぐぬ……!」
国王は返す言葉がありません。
魔法帝が国民に呼びかけます。
『 王撰騎士団…私も期待している!!
魔法騎士団員たちよ!!その勇猛な力を
しかと見せてほしい!! 』
シルヴァが胸中で呟きます。
(言われずとも…)
ジャックも闘志を燃やします。
(団員が選ばれれば団の評価に繋がるな。
ヤミの団に負けたままじゃァいられねー)
リルも決意します。
(頑張って次は最下位をとらないぞ――)
魔法帝の言葉に再び国民達が歓声を上げました。
「魔法帝―――!!」
「王撰騎士団バンザーイ!!」
国王は悔しさにギリギリ歯ぎしりします。
(お…おのれぇぇ~~~~~!!)
舞台裏でアスタが魔法帝に謝ります。
「魔法帝、すみませんでしたぁぁぁぁ」
「そういうわけで、王撰騎士団は更なる実績を
得るチャンスだよ。
やる気になったかな?」
「はいッ!!」
魔法帝がアスタとユノに言います。
「…凄いといっても君たちはまだ新人だ。
選抜試験には数々の猛者が来るだろう。
傲らずに進んでおいで。
待っているよ…!」
「……はいッッ!!!」
アスタは力強く答えました。
アスタはユノと階段を下りながら気合を入れてました。
「王撰騎士団か~~~~!
どんな試験があるかわかんねーけどやってやるぜ――!!」
「オレだけ受けっても泣くなよアスタ。」
「誰が泣くかぁぁ!!絶対合格して白夜の魔眼を
ぶっ倒してやる!!」
― その為にも…早くあの力を使いこなせるよーに
なんねーとな…! ―
アスタは魔女王の森で発動した黒い力の事を
思い返していました。
『 レオぉぉぉぉ―――――!!! 』
「うわッ!?」
突然の怒鳴り声にアスタが驚きます。
紅蓮の獅子王のレオポルドが脂汗をたらしながら
おずおずと返事をします。
「は…ハイ…!」
瞬間、顔面に拳がめり込みました。
『 この糞莫迦者がァァァ~~~~~~~!!!! 』
女団長がすごい剣幕で怒鳴ります。
団長の足元には倒れたレオポルドと頭を垂れて
正座する団員達がいました。
女団長はメラメラ魔を放出して怒鳴り続けます。
『 紅蓮の獅子王が5位だとオオ!!?
何だその体たらくはァァ~~~~~~!!?
貴様ら全員任務で死ぬ前に
今ココで殺してやろうかァァァ――――!!? 』
アスタは顔面蒼白です。
― 何か凄い修羅場に出くわしたァァ―――!!! ―
今週はここまでです。
国王様初お目見えでしたー。
何て鉄板な性格なんだ!国王様!
わかりやすいダメ王だー。
しかも結局おいしい所は全部魔法帝に
さらわれるという…。
でも魔とか魔法はすごいのか…な?
しかしアスタの話だと使った事はないのか。
わかりやすいダメ王だー。
いっそ気持ちいいですね。
あと紅蓮の獅子王の女団長すげーッス!
名前がいまだに出てませんが…。
多分ヴァーミリオン家の一族だと思うのですが、
なんでみんなこんなに性格が熱いのか!
こーわーいー!
紅蓮の獅子王は超体育会系ですね!
ぜひヤミ団長と対談してもらいたい。
ヤミ団長のすかした態度にイライラしてもらいたい。
ここから来週の108話の予想です。
アスタ、女団長に絡まれるのかな?
なんせ功績発表1位の期待の新人ですから。
命の危機になるような事には
ならんと思うのですが…多分…。
そして話は王撰騎士団の選抜試験に移るのかな?
枠がどれ位の人数かわからないですが
今まで共闘できなかった人が一緒に闘えるかも!
これは見たいですねぜひ!
どんな方法で試験をするのかわかりませんが、
これ各団の団長達も受けるのでしょうか。
ただこの試験、国王が結成するって言ってるので
王族有利のような気もします。
来週もう少し詳しい事がわかるといいなぁ。
来週も楽しみです。
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