魔法帝はリヒトの剣に敗れました。
一方リヒトは魔法帝から奪った魔石を
手に石板の元へやってきました。

その続きです。

▶︎148話へ進む

▶︎146話に戻る

ブラッククローバーの記事一覧はこちら!

ブラッククローバーのネタバレ感想147話。148話の予想。リヒトの本体?

スポンサーリンク

崩れた瓦礫の上で瀕死の魔法帝は
ヤミに言いました。

「…白夜の魔眼頭首は…魔石の力を使わずとも…
国民全員を殺す術を持っていた……。

彼の真の目的は…他にある……!

この国に…何か恐ろしいことが…
起こるのかもしれない………。

魔石を奪われてしまい…すまない……。

魔法帝として…
あるまじき失態だ……。」

「……何言って……」

「……こんなことになってしまって

マルクスくんに…
怒られるんだろうなぁ……。

フエゴレオンの目覚めを…
迎えてあげられなくて…
残念だ……。」

ヤミは必至で声を絞り出します。

「……フザケんなよダンナ……!!

何勝手に逝こうとしてんだ…!!

ンなのぜってー許さ…」

「…ヤミ…

後のことは任せたよ…!」

「……」

言葉に詰まるヤミの脳裏に
魔法帝との思い出が駆け巡ります。

― 魔法騎士団の見学に来ないかい?
君、きっと才能あるよ ―

― この国では君の名前は
こう書くんだよ ―

― 行くよ!ヤミ! ―

― 今日から君は魔法騎士団
黒の暴牛の団長だ…!
おめでとうヤミ…! ―

ヤミは声にならない声を飲み込んで
震える手で魔法帝に敬礼しました。

「あぁ…!!!」

魔法帝は微笑みます。

額のマークが徐々に散っていきました。

魔法帝は笑顔で言います。

「あ―――…

いろんな魔法が見れて…
楽しかったなぁ――――…」

― いろんな人間に出会えて

楽しかったなぁ…… ―

やがて空中の魔導書も静かに
消えていきました。

「……ダンナ……。」

ヤミは敬礼を解き、立ち上がります。

「この国は…オレ達が護ってやるよ…!!」

浮遊魔宮ではユノ達が破竹の勢いで
中心めがけて駆け抜けていました。

ミモザが創成魔法で造った
植物模型図を見ます。

「あそこが中心部です!!

とつてもない魔ですわ…!!
皆さんお気をつけください――――!!」

ユノは前方を見据えました。

「今は誰が相手でも
負ける気がしねー…!!」

階段を駆け上り中心部の部屋に到達すると、
脈打つ光の円の中に人影が見えました。

ユリウスもハモンも驚きます。

「………!!
何なのだここは…!?」

「――――…!?
あれは…人間…ですか?」

ベルが微かにフル…と震えます。

「…この…魔は………!!」

その頃巨大な魔人の化石の内部では
リヒトが石碑に魔石をはめていました。

「…この魔石の最後の一つを嵌め込めば…

生命の樹の石碑は真の力を
呼び起こす導きとなる……!」

ラデス、ヴァルトス、サリーは喜びます。

「はい…!

とうとうこの時が来たのですね…!
リヒト様…!」

「これでオレ達魔に選ばれし民は
強大な魔力が目醒めるんだよなァ…!?

魔法騎士団のヤツら…
今度こそオレ様の力
見せつけてやるぜ…!」

スポンサーリンク

リヒトは微笑んで石碑を背に
語ります。

「みんなこれまで本当によくやってくれた…
ご苦労様…。

私は君達の存在が誇らしいよ…!

ついに我々の宿願を
果たす時が来た…!

真の姿に生まれ変わり
我々の国を創ろう…!

…ここまでが…
“白夜の魔眼頭首リヒト”の
言葉だ…。」

「…?」

リヒトの顔から笑顔が消えます。

「そしてここからは
“僕の”本心で語ろう…。

君達は欲深く自分勝手で…

平然と他人を傷つけるのに
自分の痛みには何よりも敏感で…

同じ人間でありながらも
取るに足らない理由で差別し
妬み憎み…!

何かを崇め尽くすことで
自分の弱さや罪を正当化する……!

全て…何もかも…
汚い自分の為だ…!!

やはりオマエ達 人間は

身勝手で度し難い

愚かな醜い存在だ…!!」

ヴァルトスは戸惑います。

「…リヒト様…?」

リヒトは中心の魔石を押しました。

「復活の礎となれ…!!」

石碑に刻まれた生命の樹が輝きます。

その光はどんどん膨らみ
ユノ達のいる浮遊魔宮にまで
及びました。

中心部の光が強烈に輝きだし、
ミモザ達は直視ができません。

「な…何ですの―――!?」

光の中心にいた人物の
瞳が開きました。

ミモザの背筋に悪寒が走ります。

― この恐ろしい魔力は…
人間のものじゃない……!? ―

「――――ここは一旦退…

ユノ…さん…!?」

ユノは立ち尽くしていました。

今週はここまでです。

ついに魔法帝は亡くなってしまいましたね…。
ヤミの心情を考えると辛いです。

相当長い付き合いのようなので。

涙を流さないのがまた辛い…。

でも魔法帝はちゃんと国民を守り抜き
信頼のおける人達に全て託して
笑顔で旅立ったのでそこは救いですね。

不安な懸案は色々あるんだろうけれど。

リヒト達にも大分動きがありましたね!

石板の事とか場所とか…。
そこだったの!?って感じです。

灯台下暗し!

ついでに浮遊魔宮はそこだったのー!?

そしてついに目覚めたのはリヒトの本体?

ここから来週の148話の予想です。

ユノやベルがすごく反応してましたね。
特にユノはどーしちゃったの?

負ける気がしねーと言って突っ込んで
いってくれればいいけれど。

ユノとリヒトには何か関係があるとか?
共通してるのは四つ葉の魔導書持ちって事?

そしてアスタの事も気になりますね。

アスタの剣はエルフの長が所持していた物の
成れの果てみたいなので。

これらがどう繋がるのかな~。

結果的にアスタとユノが
敵対するような事がなければ
いいな~と思います。

来週も楽しみです。

▶︎148話へ進む

▶︎146話に戻る

ブラッククローバーの記事一覧はこちら!

というわけですが、最後までお読み頂いてありがとうございました!

スポンサーリンク