魔晶石破壊バトルトーナメントが始まりました。
ミモザとアスタの連携で良い所まで来ましたが
突然アスタが麻痺系のトラップ魔法にかかってしまい…。
その続きです。
ブラッククローバーのネタバレ感想115話。116話の予想。ザクスのSが止まらない。
麻痺系の魔法で動けないアスタに
三方向から敵の攻撃が同時に放たれます。
ミモザにもなす術がありません。
— 三方向から…!!防げませんわ——!! —
周りで見ていたクラウス達ももう無理かと諦めた瞬間、
ミモザ達を囲むように魔法陣が現れまた。
その時眠っていたザクスが目を開けます。
三方向からの攻撃を魔法陣が全て吸収し始め
魔法騎士たちは驚愕します。
「 —————何ッ!?」
「魔法が消え…」
その瞬間、吸収された魔法が倍の威力になって
放った自分達に跳ね返り向かって来ます。
「な————」
「ぐ…!!」
魔法帝達も驚きます。
突然の事に騎士達は反応できません。
— 我々の魔法を跳ね返———!? —
強烈な音を立てて魔法が騎士達を直撃しました。
ユノやクラウスは何が何だかわからず
戸惑います。
「……!何だ…今の魔法は…!?」
「何が…起きた……!?」
ザクスはムクリと起き上がりあくびをします。
「うまくいったみてーだなァ。」
ザクスの魔導書が開かれていました。
土煙が晴れて気絶した魔法騎士2人が現れました。
ミモザは戸惑いながらマヒしたアスタの治療をしています。
「——…これは…一体…どういうことですか……!?」
ザクスは質問には答えず、敵の魔晶石の元へ
まっすぐ歩いて行きます。
辛うじて意識のある3人目の騎士が魔晶石のたもとで
必死に起き上がろうとしていました。
「ぐ……!!」
「いや〜〜〜さすが上級魔法騎士だ。
さっきので魔晶石も壊れると思ってたのに…
魔晶石の破壊を防ぎ、自分もまだ意識を
保ってるとはね〜〜〜エライエライ。
まぁ魔晶石もアンタもどっちももう
虫の息みてーだけど。」
魔晶石を防御していた岩がガラガラ剥がれ、
むき出しになった部分はビキビキひびが
入り始めていました。
「さ〜〜〜て、まだ何があるかわかんねーから
最短距離で魔晶石壊しに向かわねーと。」
起き上がろうとする騎士を思い切り踏みつけて
魔晶石の元へ向かいます。
「——…!!」
その所業にミモザとアスタは一瞬声を詰まらせます。
「ぐぐ……オマエのような……
不遜な者に…魔晶石を……。」
辛うじて声を絞り出した騎士の首を
足で踏みつけます。
「ぐう…!!」
「そんなオレに負けるのがオマエだよ。
しょーもねー。」
ザクスが強力な灰魔法を放出して叫びます。
「未知の魔法に対しての想像力が欠如
してるんじゃねーのかァ!?
魔法騎士団ならあらゆる可能性を考慮して
戦うべきだろーが!!
テンションだけ上げて馬鹿デカイ魔法放って
勝ててりゃ世話ねーんだよ!!
オレに負けるヤツらなんざ
魔法騎士団じゃね———…!!」
「…………!!」
アスタは震える体でザクスを睨みます。
ザクスの魔法を見て、ミモザは納得がいきました。
「……!!灰属性!?」
— …ということはアスタさんがかかった
罠魔法はあの人が——…!? —
ザクスが魔晶石を破壊しようと、手に魔法を
集中させます。
「お遊びはこれでオシマイ。
出直して来な、ゴミヤロー共。」
「くそォォォォ———!!!」
なす術の無い騎士が悔しがると
ザクスはピタリと手を止めました。
「——やっぱやーめた。
オレの目的は勝つことじゃねーし…。
実はオレがここに来たのはある目的が…」
魔晶石を背に立ち去ろうとします。
「……!?どういうことだ——!?」
「ウソだよバカ。」
振り向きざまに思い切り魔晶石を
叩き割りました。
「!!」
審判の判定が下ります。
「魔晶石の魔力途絶を確認!!
Bチームの勝利———!!」
試合の様子を見ていた魔法騎士たちがざわめきます。
「…ヤツの魔法は…一体何なんだ…!?」
「相手の魔法を…更に強化して返した……!?」
試合が終わり、傷ついた魔法騎士たちを
上級回復魔導士達が癒しています。
回復魔法を続けるミモザとアスタの元へ
ザクスが手を上げて笑いながら近づいてきました。
「いや〜〜〜おつかれおつかれ。
いいチームプレイだったなぁ、見事な囮役
ご苦労さん。
見たかよ、アイツの顔。
俺が壊さねーと一瞬思ってやんの。」
アスタが立ち上がりました。
「ありがとうミモザ!」
「アスタさん…!」
ザクスの胸ぐらを思い切り掴みます。
「オマエッッ!!一体何なんだあの態度は——!!
同じ魔法騎士団員にあんな…!!
向こうのチームだって凄かったじゃねーかッッ!!」
ザクスはため息をつきます。
「凄くても負けは負け。
オレ達のチームプレーがアイツらのそれを
上回ったんだ。
喜べよクソチビ。」
「チームプレー…!?ふざけんな!!
オレがかかった罠…あれオマエの魔法
なんだよな!?
何すんだコノヤロー!!」
「だから罠にかけて囮になってもらったんだよ。
言うだろ?敵を騙すにはまずは味方からって。」
「知らねぇぇぇ。」
「あ、オレの襟にも魔法がセットしてあ…」
突然ザクスの襟からプシュッと
灰が飛び出しました。
「ぐわぁぁぁぁぁ!!
目がァァァ!!目がァァ〜〜〜〜〜!!」
「アスタさんっっ」
ザクスは笑っています。
ミモザはザクスの魔法を分析します。
(この人の魔法は…恐らく地形や物体に
魔法陣を描くことで魔法の効力を閉じ込め
一定の条件下で発動させるもの…!)
先程の罠は、アスタが踏んで作動した
罠が発動した後一定時間内にその領域に
侵入した魔法に発動する仕組み…。
“カウンター罠魔法”
速さも威力も倍にして返す。
ミモザがザクスに聞きます。
「あんな大掛かりな罠魔法…
莫大な魔力と時間が必要なはず!
一体いつの間に…!?
アナタずっと寝てたはずじゃ…。」
「ナイショ。
男はミステリアスじゃないとね。」
その返答にアスタがキレます。
「何がミステリアスだ、イカしたマスク
コノヤロォォォ!!
全部しゃべれ全部〜〜〜〜!!」
突然マグナが割り込んできました。
「おーおー誰相手でも
うるせーなオマエはよー。」
「!」
「そこのステージ、次はオレ達が使うんだ。
とっととどけどけ。」
ソルがしれっと言います。
「何だエラソーだな。
変メガンキー。」
「「変なメガネのヤンキー」を略すんじゃねぇぇぇ!!
いやそもそもがダメだけど。」
「オマエもうるさいよ、変メガチビ。」
「マグナ先輩!!と…えーとソル!!
もう一人は誰っスか!?」
アスタの質問に二人が黙り込みます。
ザ…と奥から男がやってきました。
「まったく…どいつもこいつも品位に欠ける者共だ…。」
思わずミモザが「げ ですわ。」と漏らします。
花びらをまき散らしながらポーズを決めます。
「美しくないッッ!!!
せめてこのキルシュ・ヴァーミリオンの
美しさを汚してくれるなよッッ!!」
「え゛ヴァーミリオンって…」
思わずアスタが聞きます。
「私の…兄ですわ…、消えてほしい…。」
ミモザがソッと目をそらして答えました。
今週はここまでです。
ザクスが起きた!しかもちゃんと敵を倒してくれた!
結構ちゃんと働いてくれたなぁザクス。
ただ敵のいたぶり方が半端ないよ〜。
肉体的にはおろか、精神面もボロボロにされますね。
Sが止まりませんな!もう!
アスタのトラップも、まさかザクスが
犯人とは思いませんでした。
灰魔法っていうのも新しいですね。
まだまだ謎の部分も多いですけど。
仕掛け方とか…。
ここから来週の116話の予想です。
今度はマグナ先輩のターンですね!
しかしまさかここでミモザの兄ちゃんが
登場するとは!
王族はみんな性格が濃ゆいなぁ。
ノエルの兄ちゃんよりは性格は良さそうですよ。
ただその髪の生え際に将来的な
危機を感じるのは私だけか?
マグナとソルは気が合うような気がします。
ソルも結構性格はヤンキー系のような…。
ただそこにお兄ちゃんが入る図が想像できん!
二人共メチャクチャ苦手なタイプじゃないですか。
多分。
ただお兄ちゃんの魔法はまだ未知数なので
それは楽しみです。
王族だし…魔力はもの凄いのではないだろーか。
多分。
この3人がどう連携するのかが楽しみです。
次号は休載なんですねー。
再来週が楽しみです。
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