苦難の末、温泉合宿も終了し
ロイヤルナイツ試験が始まります。
その続きです。

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ブラッククローバーのネタバレ感想112話。113話の予想。クラウスさんマッチョ化?

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闘技場で魔法帝ユリウスが言います。

『 よく集まったね。

じゃあロイヤルナイツ選抜試験を
始めよう! 』

場面は数十分前、会場近くの街の路地に
戻ります。

「…やれやれ…ようやく遠征から
帰還したと思えば…。」

長い髪をなびかせて魔法騎士団の一人が言います。

「これ以上は公務執行妨害だ。
魔法騎士団として君を処罰しなければ
ならない…!」

お付きの者が後ろから怒鳴ります。

「貴様この方を誰だと思っている!!
紫苑の鯱 副団長 ザクス・リューグナー様だぞ!!

今の紫苑の鯱復興も、この方の御力と
人徳のお陰————…

麗氷の聖者だ!!」

怒鳴られた男は平然と笑います。

「知らねーよ、そんなキザヤロー。」

さらにグチグチと言い返してきます。

「ただの腰巾着が自分の栄光のように
グダグダ偉そーに語ってんじゃねーよ。

オマエがしゃべんねーと自己紹介も
出来ねー愚図かオマエの主人は。

公務執行妨害?いいよなオマエらお偉いさんは。

そう言や自分の気に入らねーモンを
好き勝手に手ェ出していいんだもんなァ?

ホラやってみろよ?

オマエのご自慢の魔法で正義の名の下
罰してみろよ?

権力を笠に着た暴力集団の副団長さんよォ」

「貴様ァァ———…」

激高するお付きの者を制止し、ザクスが
魔法を発動します。

「魔法騎士団への侮辱、赦さん

我が魔法を受け後悔せよ————!!」

【 氷魔法 ”アイス スライサー”!!! 】

鋭利な氷柱が男を襲います。

男は平然と笑います。

数分後、壁にめり込み血だらけで意識を失っているのは
男ではなくザクスでした。

「麗氷の聖者…ねぇ…。」

お付きの者は腰を抜かしています。

「オレなんかに負けるとは、
副団長様が聞いて呆れるなァ。

オマエにゃ魔法騎士団のローブは
もったいねーよ。」

魔法騎士団のローブをはぎとります。

「…さァて…もっとヘコませ甲斐の
あるのはいるかなァ。」

そのまま闘技場の方へ歩いて行きます。

闘技場では大勢の人が集まっていました。

中年の男が興奮して魔力を放出します。

「ロイヤルナイツ試験!!

どんな試験かわからんが滾るわ!!
私の真の実力を披露する時が来た!!」

「きゃっ…」

ミモザが驚くと遠慮がちに笑顔で言います。

「あの〜〜〜〜その程度の魔力でも放出しますと
周りに迷惑なので、

もう少し落ちついてはいかがですか?」

「す…スミマセン。」

素直に謝る男とミモザを他の魔法騎士たちが
遠くから見ていました。

「ミモザ・ヴァーミリオンだ…!
回復魔法やサポート系のエキスパートだったが
最近では攻撃魔法も覚えてきてるとか。」

「何でもアリかよ、さすが王族だな。(あと胸デケー…)」

クラウスがミモザに忠告します。

「ミモザ、試験前に余計な揉め事起こすなよ?
相変わらずの天然失礼だな。」

「クラウスさんは真面目で心配性でメガネですわね。」

「メガ…」

魔法騎士たちがクラウスに注目します。

「クラウス・リュネット…!
ここ数か月でグンと力をつけた
ヤツの鋼魔法は突破困難だぞ…!

あと何か筋肉も鍛えてるとか。」

ユノにも関心を寄せます。

「そして今年の新人1位、風精霊使いのユノ…!

他も言わずと知れた猛者揃い…!」

「やはり金色の夜明けがこの試験でも
多数通過しそうだな……!」

ミモザは穏やかに笑います。

「皆様何だかピリピリしてらっしゃいますわね〜〜〜〜。
もう少しリラックスなさったらいいのに……。」

「オマエはリラックスしすぎだぞ。」

「お!」

ツッコむクラウスに後ろからアスタが声をかけます。

「クラウス!ミモザ!久しぶりだな〜〜〜〜!」

ミモザは思わず声が裏返ります。

「あッ…ああああ…アスタひゃんッ!!」

「アスタ!私も鍛えて強くなった!負けんぞ!」

「そうか!うおおおお燃えるぜぇぇぇ」

「アスタさん…!がが頑張りましょうね…!」

「おう!!」

いつもと様子の違うミモザをクラウスが心配します。

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「?何か顔赤いぞ、大丈夫か?ミモザ。」

「は…はいっっだッ大丈夫れす!」
(久しぶりで緊張しますわわわわわ)

アスタはユノの元へ駆け寄ります。

「おう、ユノ!この間は温泉気持ちよかったな!」

「ああ」

ミモザはもにょもにょ聞きます。

「お…温泉!?温泉って何ですの!?ユノさん?」

アスタは構わず続けます。

「火山登り競争は負けたからな…!
今日は負けねーぞユノ!!」

「落ちた時のイメージトレーニングはして来たか?
泣かない為の。」

「なにぃぃぃぃ!?」

アスタはユノを見上げて笑います。

「…へへ何だか楽しそーじゃねーかユノ!!」

「…オマエもなアスタ。」

突然レオが割り込みます。

「アスタ!!ユノ!!オレも忘れるな!!
試験に合格するのはオレだ————!!」

「オレだ!!」

「オレ」

「いやオレだぁぁぁ!!」

イメチェンしたフィンラルは
ドキドキして胸に手を当てます。

「いやぁ〜〜〜〜緊張するな…!
まぁもうやれるだけやるしかないっしょ!」

マグナが因縁つけてきます。

「誰だオメー、暴牛のローブなんて着やがって…
誰に許可得てんだ?あん?」

ラックも笑います。

「知らない人だね、とりあえずヤる?」

「フィンラルだよ!!試験に向けて気合入れるために
髪型変えたんだよ!」

「嘘つけ!あのヘタレがこんなとこ
来るわけねーだろ!」

「嘘じゃないよ!!オレ先輩だよ!!」

見かねたアスタが加勢に入ります。

「いやいやいや、お二人共ヒドイっスよ!!
どう見てもフィンラル先輩でしょ!!
認識能力低すぎですよ!!」

「あ…アスタくんっ!!」

フィンラルが感動の涙を流します。

「ただ何だかそこはかとなくチャラいっス!!」

「そーだなチャラいな。」

「うんチャラいね。」

「チャラくたっていーじゃない!!
人間だもの!!」

ノエルが呆れています。

「は…恥ずかしい連中ね〜〜〜〜〜…!」

兄ソリドがノエルを見て蔑むように
笑っているのに気付きました。

— ソリド兄様…!!—

体が強張った時、温泉でのメレオレオナの
言葉を思い出します。

『 だからこそ超えろ。 』

グッと前を見ます。

— そうよ…!!もう恐れない…!!

お兄様やお姉様に、私の成長した姿を
見せてやるんだから!! —

魔法帝が現れました。

「 —— みんなよく集まったね。」

騎士団たちが敬礼します。

「魔法帝———!!」

歓声がわき起こります。

「じゃあロイヤルナイツ選抜試験を始めよう…!」

魔法帝の後ろから国王が登場します。

「試験説明は余からしよう。

何しろロイヤルじゃからな!ロイヤル!
フッフッフッ。」

— 余が国民から人気を得る為に皆存分に力を揮え〜〜〜…!—

「試験内容は…チ〜〜〜〜〜〜ム対抗ォォォォ————

魔晶石破壊バトルトーナメントであ〜〜〜〜〜〜る!!!」

「チーム…魔晶石…!?」

「どんなルールなんだ…?」

予想外でアスタはビックリします。

「え!?ガチンコで戦り合うんじゃねーのか!?
ルール難しいのはカンベン!!」

国王は魔晶石を指します。

「壊すのはこの魔晶石じゃ!!

ルールは簡単!!

エリアに配置された自軍の魔晶石を守りつつ
先に敵軍の魔晶石を破壊した方が勝利となる!!」

アスタがホッとします。

「ホントだ、簡単だ!!よかったァァァ」

「破壊できず制限時間の30分が来た場合は
破壊した度合いがより高い方の勝ちじゃ。

え〜〜〜〜…この方式を取った理由は…
あ〜〜〜〜…ん〜〜〜〜〜え〜〜〜〜と…」

魔法帝が説明を引き継ぎます。

「対白夜の魔眼戦では様々な団が協力して
戦う必要がある。

その際に必要な協調性や、ただ力押しで
戦うのではない、戦略性を図るのに
この試験が最適な方式だと考えた。」
(あとみんなの攻撃以外のいろんな魔法が見れそうだし)

騎士団たちも納得します。

「なるほど…!」

「ちょっと待て…ということは
他の団の団員とチームを組まねば
ならないのか…!?」

「では早速チームを発表する!」

チーム分けされた表を魔法で空間に
大きく映し出します。

ザワザワとみんなが自分の名前を探す中
アスタも目を凝らします。

「え〜〜〜〜と…オレは…

あ!ミモザと一緒だ!それと…」

ミモザは動揺しています。

(ああアスタさんと一緒〜〜〜〜〜!?
嬉しいんですけど嬉しいんですが
試験に…試験に集中しないと〜〜〜〜)

「ザクス…リューグナー………?誰だ?」

突然闘技場の上から男が飛び降りてきました。

「すみませ〜〜〜〜〜ん、遅れました〜〜〜〜。」

「!」

魔法帝の横に着地して肩を組みます。

「ま、オレらの魔法帝なら少しの遅刻くらい
許してくれるよね?」

アスタが身構えます。

「何だアイツ………!?」

「ザクス・リューグナーです。
よろしく。」

男は笑って自己紹介しました。

今週はここまでです。

久し振りに出て来たクラウスさんが
筋肉鍛えてるのが微笑ましかったです。

アスタの影響力すさまじいですね!

アスタの体脂肪率超低そう!

フィンラルのイメチェンはどーなんだ…。
しかもそれだけで後輩に認識されなくなるとは!
悲しいー!

今回は参加者紹介みたいな回でしたね。
ちょっと同窓会みたい。

ついにロイヤルナイツ選抜試験の方法もわかりました。

チーム対抗魔晶石破壊バトルトーナメント!

16チーム位で競うのかな?

ここから来週の113話の予想です。

新キャラ登場しましたね。

ザクスの名前パクってますけど…。
すぐバレないかこれ…。

登場した時の感じだと、団に属してないのかなぁ。
でも実力者みたいな。

魔法帝は偽ザクスの嘘に気付いてるのでしょうか…。
読めない…。

アスタ、いっつもクセ強い人と組む事多いから
なんだかんだでうまくつき合いそうだ。

ウソがばれてもヤミに気に入られれば
黒の暴牛とか入りそう。

ノエルやフィンラルはドキドキですね!
自分の兄妹と一緒になったら嫌だろうなぁ。

私もここはぜひ違うチームになって
やりこめてほしいです。

叩きのめしてほしい!
そして少し性格を改善してほしい…。

来週も楽しみです。

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というわけですが、最後までお読み頂いてありがとうございました!

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