6巻では、家を出て行ったはずの夫が「犬」を預かって欲しいと言いながら、

「私」にチョクチョク会いに来るようになります。

さらに、今現在一緒に住んでいる不倫相手の悪口を私に言ってくる夫...。

7巻では、妹からの連絡で病院に向かう「私」から物語は始まります。

離婚日和 7巻のネタバレ感想。8巻の予想。

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病院にやってきた私に妹は、父親は癌だと告げます...。

父親の病室にはいってきた私を父親は、「娘」だと分からずヘルパーさんと

思っている様です。

改めて、父親の認知症を実感する私。

私をヘルパーさんだと思い込んでる父親は、私に「私」の話を始めます。

すると、急に尿意を催す父親。

尿瓶を持ってきて欲しいと私に頼む父親に、

「お父さんの下の世話なんて...」

と思わず、躊躇してしまう私。

そこに、妹が入ってきてテキパキと父親の下の世話をするのでした。

妹に世話をされながら、父は再び「私」の話を始めます。

父は私に、

「幸せになりなさい」

と伝えたいとつぶやきます。

その父の言葉に思わず、

「ごめんなさい...」

と謝るのでした。

夫と電話している私の姿を見た妹が元サヤに戻ったのかと聞いてきました。

そして、ちゃんと離婚する様にと言ってきます。

中々、離婚できないのは一人になるのが怖いからかと言ってくる妹。

痛いとこ突きますねぇ。

さらに、さっきの父親の下の世話ができなかった私を責めます。

またまた、痛いとこ突きますねぇ。

キレる私に、妹は夫の下の世話ならできるのかとさらに問い詰めてきます。

軽く人殺せるくらいのとこ、突いてきますねぇ。

その時にならないと分からないという私。

答えが弱いなぁ、私は。

この言葉にキレた妹は、本当に別れる気持ちがあるなら慰謝料をきちんと請求すべき

だと言います。

そして、何より父親が私を心配してるんだと言います。

「幸せになりなさい」

父の言葉を思い出した私は自分にとっての幸せとは何なのか...

考えるのでした。

役所の弁護士無料相談を訪れた私。

弁護士は、相手の女性と夫に慰謝料を請求できると教えてくれました。

決意する私...。

また、家にやってきた夫。

父親の病気の話をすると、私の経済的な事を心配してきました。

ここで、私は慰謝料の請求を考えている旨を夫に伝えます。

慰謝料という言葉にうろたえる夫。

私にもセックスレスの責任があると言い出してくる夫。

見苦しいなぁ。

「あなたの不倫の事実があるので、そんなことは問題にならない」

と私は答えます。

さらに、追い打ちをかけるように慰謝料の金額を伝え、不倫の事実を

会社にバラすこともできると言い放ちます。

「離婚しようがしまいが慰謝料の請求はする。私、本気だから!」

後日、再び家にやってきた夫。

来るなり、土下座をして私に謝ります。

不倫したのは、私に振り向いて欲しかったからだと言うのでした...。

相当、見苦しいなぁ。

土下座する夫に私は、

「もし、やり直すとしても私はあなたとセックスはしない」

と断言します。

さらに、不倫相手と私のどちらにするのかはっきり決めなさい!と言うのでした。

...私は実家に戻ることに決めました。

ようやく、夫と過ごした家を出る覚悟が出来たのです。

そして、おもむろに離婚届に印鑑を押す私...。

私は、歌を口ずさみながら家を出ていくのでした。

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離婚日和 7巻の感想

7巻の感想は、やっと「私」の気持ちが決まりましたね。

ここまで決心するのになんと時間のかかったことか...。

はた目から見たら、「私」の態度にイライラするけど実際、女が一人で生きていく

決心をするのって覚悟が必要なんですよね。

世間的に言えば、さほど若くない女が仕事もなく、あったとしても自活していけるほどの

収入ではなく、ってのは覚悟入りますよ...。

「私」が経済的に自立できるだけの余裕があったならば、もっと「離婚」の決意は早かった

のではないかな。

夫側から言わせれば、「俺と居るのは金のためかい?」って思われても仕方ないし、それを

前面否定も出来ないのではないかな。

そして、それをなにより一番悔しがってるのは「私」であり、女なんですよ...。

本当に、胃の中血だらけになるくらい、奥歯は噛みしめすぎてボロボロになるほど悔しいんですよ。

妹の痛いほどの正論は、妹が傍観者だから言えること。

でも、「私」にはそういう傍観者は必要だったんでしょうね。

妹の言葉で「私」は吹っ切れたんですもの。

父親の「幸せになりなさい」という思いも大きかったですね。

あの父親とのシーンは読んでいて私は本当に心が痛かったです。

自分の父親を癌で亡くしてるので。

最後の方は、私を娘だと分かっていたのかな...お父さん。

癌で入院中に父の誕生日を迎えて、

「お父さん、おめでとう!何歳になったの?」

と、父に聞いたら、「30歳」と答えた父。

娘の私より若いんだね...。

そして、私が帰った後に母に私のことを父が心配していたと父が亡くなってから母に聞きました。

「あの子が妊娠したから、仕事辞めなきゃならないんだよな。大変だな」って。

私は、妊娠してないし仕事(パート)も辞めないし。

そうなって欲しい私を心配してくれたのかな...いづれにせよ、ありがとう、心配してくれて。

離婚日和 8巻の予想

8巻の予想は離婚を決意して家を出た「私」ですから、いよいよ最終回も近いんじゃないでしょうかね。

まさか、また夫の出方で「離婚」を思いとどまるとは思えないし。

もし、そうなったらお話としては面白いけど「私」の事を好きなはなれないな。

「慰謝料の請求」が無事できるのか?

今度こそ、間違いなく「離婚」できるのか?

父親を後悔なく見送れるのか?

「私」の人といての成長が出来るのでしょうか?

というわけですが、最後までお読み頂いてありがとうございました!

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