玉狛第二のB級ランク戦ROUND7が始まります。
強力戦力のヒュースが加入したものの修は説明の
つかない不安を抱えたまま戦いの時を待ちます。

その続きです。

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ワールドトリガーのネタバレ感想165話。166話の予想。東隊長の安心感!

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B級ランク戦当日、玉狛支部に
玉狛第二のメンバーが集まりました。

宇佐美がヒュースに声をかけます。

「ヒュースくん。
今日はいよいよB級
デビュー戦だね!

緊張してない?」

「緊張だと?
誰に向って訊いている。

さっさと勝って
終わらせるぞ。」

遊真は笑います。

「準備は万端だな。」

陽太郎も激励しました。

「おれもここから
みまもってるぞ。」

宇佐美は安心します。

「玉狛第二のメンバーって
緊張する子いないよね。

千佳ちゃんもけっこう最初から
動けてたし。」

「そうでもなさそうよ。」

小南が奥を見ると修が
不安そうに座っていました。

迅が聞きます。

「どうした?メガネくん。
心配事か?」

修が顔を上げました。

「迅さん…。

自分でもよくわからない
んですが…

どうも不安が消えなくて…。」

宇佐美が言います。

「鈴鳴第一がどのMAPを
選んでくるかでいろいろ
条件が変わるからねー。」

遊真はあまり気にしていません。

「まあどんなMAPでも
だいじょぶだろ。

おれとヒューズの連携
仕上がって来たし。」

修は手を組みました。

「なんていうか
そういう不安じゃなくて……

なにかいつもと違うような…

気付かないうちにまちがった道に
入り込んでるような…

そんな感じの不安なんです。」

千佳と遊真は修を見つめます。

「……ふむ?」

林藤が迎えに来ました。

「よーし出発するぞー。
レイジと2台で送ってく。」

宇佐美が笑顔で腕組みします。

「大所帯だと移動も大変だ。」

立ち上がる修を迅が
呼び止めました。

「…メガネくん。
おれからひとつアドバイスだ。」

背後から肩に手を置きます。

「揺れるな。」

「……!

……はい!」

隊員達が続々と会場に集まります。

今回の実況アナウンサーは
A級8位 片桐隊オペレーターの
結束 夏凛(17)が務めます。

『 ……えー、みなさんこんにちは。
B級ランク戦ROUND7
実況の結束です。

解説は二宮隊の犬飼先輩と
嵐山隊の隊長 嵐山さんです。 』

『 どうもー。 』
『 どうぞよろしく。』

軽い雑談の後結束はこほんと
咳払いすると改めて聞きました。

『 えーさて……

今回の試合ですが
お二人はどう見られますか? 』

犬飼が答えます。

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『 どう見るっていうか
まずは玉狛が一人
増えてますねー。』

嵐山も同意します。

『 そうですね。』

犬飼が続けます。

『 この時期にメンバー増やすのは
あんま見ないけど

連携とかは大丈夫なのかな?

しかもB級上がりたて? 』

嵐山がモニターのヒューズを見ました。

『 いや……彼はただの新人じゃ
ないと思いますよ。 』

東隊作戦室でモニターの対戦表を
見ていた小荒井が叫びました。

「あ――――――――!!

こいつですよこいつ!
オレがこの前言ってた
超強い新人!

玉狛に入ったのか~~~。

いや、でも言われてみれば
玉狛のエンブレム付けてた
気も……。」

奥寺も困惑します。

「このタイミングで
大型補強か……。

たまんないっすね。」

オペレーターの人見が言います。

「でもルールの範囲内よ。

やろうと思えばうちだって
できるんだから。」

隊長の東は穏やかに諭しました。

「まあ腐らず対策を考えよう。

想定外の状況への対処を
経験するのもランク戦の
意義の一つだ。」

影浦隊作戦室でも
動揺が走っていました。

隊長の影浦は驚きます。

「玉狛が一人増えたァ?
どういうこった?」

北添が説明しました。

「そのまんまだよ。
一人増えてんの。

“ヒュース”くん……。

B級にこんな子いたっけ?」

オペレーターの仁礼は喜びます。

「けっこうイケメンじゃねーか!」

影浦は憮然としました。

「隠し玉かよ。

空閑の野郎がやらた自信
ありげだったのはこのせいか?」

ユズルは淡々と言いました。

「別に何人でもいいよ。

相手が何人だろうと
勝つの影浦隊だ。」

鈴鳴第一作戦室でも
驚きは隠せません。

隊長の来馬はメンバー表を見つめます。

「ここでメンバー追加か…!
玉狛の採る”手”は大胆不敵だね。」

村上も同意します。

「そうですね。」

オベレーターの今が村上に聞きました。

「鋼くんも初めて戦う相手でしょ?
大丈夫なの?」

「それは戦ってみないと
わからないな。」

別役が明るく言います。

「だいじょうぶっすよ!

むこうだってこっちの新陣形と
戦うのは初めてっすからね!」

村上が淡々と切り返します。

「まあ記録で予習は
してるだろうけどな。」

「むう……
だいじょうぶっすよ!」

来馬が顔を上げました。

「玉狛が一人増えたけど
MAPの設定はこのままで…?」

村上も今も了解します。

「いいと思います。」
「うん。」

会場の結束が実況します。

『 おっと
今ステージが決定
されました。

鈴鳴第一が選んだステージは…

“市街地D”

ステージは”市街地D”に
なりました。 』

影浦が言います。

「”D”?”D”ってどこだ?」

宇佐美も驚きました。

「”D”……!」

東隊の奥寺も微妙な反応です。

「”D”かよ。」

小荒井が人見にお願いしました。

「摩子さん
メテオラ、メテオラ。」

結束が嵐山にMAPの解説を
お願いしました。

嵐山が説明します。

『 ”市街地D”は大きな通りと
それに面した大きな建物が
続くMAPですね。

MAP自体は狭いんですが
建物がどれも大きくて

“縦に広いステージ”と
言えるでしょう。

建物の中もそこそこ
広い空間があって

他のMAPより屋内戦が
起こりやすいのも特徴です。 』

犬飼が続きました。

『 大雑把に言って

大通りで戦えば弾トリガー有利。

屋内で戦えばアタッカー有利
って感じですかね。

嵐山さんも言ったとおり
縦の広さがあるんで

レーダー上では近くても
相手が見つからなかったり…

バッグワームで隠れ合いになると
メテオラで焼き出さない限り
ほぼ見つかんないんで

人によってはクソMAP認定も
ありなステージです。 』

玉狛第二作戦室で宇佐美
市街地DのMAPを広げました。

「市街地D。

玉狛第二はまだランク戦で
使ったことがないMAPだね。

一応広い道路もあったりするけど
大体はこのまんなかにある……

大型ショッピングモール。

ここで戦いになることが
多いMAPだよ。

大通りにいると狙撃の的になるから
みんなモールの中に避難するんだよね。

スナイパーは外からじゃ
中の人を狙いにくいから

リスクを負っていつもより
近づかなきゃなんないの。」

修が確認します。

「つまりこれはスナイパー対策の
MAPってことですね。」

「そうだね。」

ヒュースが言いました。

「この前の試合のアズマは
壁越しでも当ててきたぞ。」

宇佐美が答えます。

「今回は東隊が選んだMAPじゃないから
前ほど精度の高い壁抜きは
できないと思うよ。

油断は禁物だけどね。」

遊真が頷きます。

「ふむ。

鈴鳴第一にもスナイパーはいるのに
スナイパーが戦いづらいMAP選ぶんだな。」

修も言われて気付きました。

「たしかにそうだな…。」

― 何か別の戦い方があるのか……? ―

宇佐美が推測します。

「なにがなんでも東さんや
ユズルくんを封じたかったの
かもね。

うちの千佳ちゃんも
なかなか手強いし。」

掲示板に[ 転送まで12分 ]と
表示されます。

ヒューズが修に促しました。

「もう時間がないぞオサム。
指揮官ならさっさと方針を示せ。」

「……!

…わかった。

今から序盤の作戦を伝える。」

今週はここまでです。

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東隊長の安心感が凄いですね!
25才とは思えません!

トリオン能力の関係で
みんな若いんですけど。

お父さんみたいな貫禄ですよ…。
本当に20代?30代じゃなく…?

裏でそんな噂話が囁かれて
いそうです。

玉狛第二はヒューズが
すっかり打ち解けましたね。

メンバーがみんな
穏やかな気性なので。

このチームで良かったなって
思います。

しかし修隊長の不安定感が
ハンパないですけどね!

迅が揺れるなっていうのも
わかる気もします。

でも決める時には
決めてくれる…はず。

個人的には影浦と村上と
遊真のアタッカー対決が
楽しみです。

影浦は村上が勝ち越せない
四人のアタッカーの一人ですから!

ここから来週の166話の予想です。

玉狛第二以外の全ての隊が
超ベテランってイメージです。

大規模侵攻の時に活躍してた人
けっこういるし!

この中で勝ち抜けたら
凄いなぁ。

市街地っていうのも
スナイパーの人達には
ちょっと厄介なのかな?

障害物多いですしね。

東さんやユズルの神業を
見たいですけど。

そしてずっと不安を感じてる
修ですが…。

こういう予感って当たりそうだな!

周りとの連携で上手く
回避できるといいですけどね。

せっかく戦闘能力抜群の
遊真とヒューズが隊に
いるんですから。

市街地っていう場所が隊に与える
影響がどんなものかも気になります。

来週も楽しみです。

166話に進む

というわけですが、最後までお読み頂いてありがとうございました!

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