エルフ化したオーヴェンとマルクスを
峰打ちで気絶させたヤミの元に、茨を纏い
エルフ化したシャーロットが現れます。

その続きです。

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ブラッククローバーのネタバレ感想169話。170話の予想。初・男にお願い!

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煙や火の手が立ち昇る街を見て
貴族たちは動揺していました。

「―――何だ…!!?」

「あちこちで高魔力の魔法が…」

「まさか…またこの王都が―――…
…え

うわぁああああ!!?」

突然大量の茨と茨に押された
ヤミが現れました。

貴族たちは突然の事に
腰を抜かします。

「な…な…」

ヤミが一喝しました。

「とっとと逃げやがれぇぇ!!

生き延びねーと
ブッ殺すぞォォォォォ!!!」

「ひいいいいい」

ザワザワうねる茨の塊にヤミが
剣を構えます。

― 街は壊されてもいい…
人が生きてりゃ国は死なね――…!!

だがこんなもんに
いくつも暴れられちゃ
根絶やしにされかねねー。

――…薔薇の香りがツンツン女王の
魔力を隠してやがる…。

似合わねー真似しやがって… ―

「しかしだ…

隠れん坊の鬼は得意でなァ!!」

【 ”闇纏・無明斬り” 】

ズバァと茨を一閃します。

中からシャーロットが現れ
剣を抜きました。

「勘の良い人間だ…!」

鋭い突きをヤミは紙一重で躱します。

(氣バンザイ!!)

シャーロットの剣からバッと無数の茨が
放たれました。

ヤミも素早く反応します。

― 氣や動き方はシャーロットだが…
魔法戦法が違う…!!

お得意の中距離攻撃に加えて
薔薇の香りの魔力攪乱と
この近距離攻撃の多彩さ…

さらに隙がなくなってやがる…!
コイツに峰打ちすんのは至難だな…!

アイツの薔薇は小せー頃
呪いを受けた時に碧くなったって
聞いたな。

あん時に呪いも解けたらしーが
呪いの影響で薔薇は碧のままだった。

中身がエルフ…

人間でないものになって
その影響すら消えたのか…?

これが本来のシャーロット・ローズレイの
茨魔法!! ―

「負けん気で呪いの力も
逆に利用して強くなった女が…

別の女に魔法使いこなされて
ザマァねぇなツンツン女王!!!」

膨大な茨の攻撃で街を破壊しながら
二人は闘い続けます。

「姐さァァ――――ん!!!」

ヤミの背後から手負いのソル・マロンが
ゴーレムに乗って現れました。

「…さっきの私達への攻撃…
何かの間違いですよね…?

姐さん……!!」

シャーロットは崩れた建物の
一角に降り立ちました。

「馴れ馴れしいぞ人間…!
私にいるのは弟だ。
妹などいなない…!」

ソルは顔を歪ませました。

「…姐さん…!!」

ヤミがゴーレムに降りた立ちます。

「ありゃ魔法で操られてる
よーなもんだ、気にすんな。

アイツの相手はオレがする。」

「…黒の暴牛の団長……!」

「それよりいいとこに来たなオマエ
これ持って安全なとこに逃げろ。」

ゴーレムに黒い球体を渡しまた。

「は?何コレ。
私は男の頼みはきかない!」

「テメ今ンなこと言ってる
場合じゃねーんだよ全黒娘。

英雄が入ってる。
丁重に運べや。

って」

ソルはゴーレムを降りてシャーロットの
元に駆け出しまた。

「男なんかに任せられるか!」

「オイテメコラ待ちやがれ―――!!」

ソルは地面に手をつき魔法を
発動させます。

「姐さんを放って逃げられるワケ
ないだろ――――!!

私が姐さんを正気に戻す!!!」

【 土魔法―― 】

土は形にならずにドシャシャ…と崩れました。

「………!!!」

― 姐さんの高濃度の魔力空間の中で…
魔法が上手く使えない…!!

暴牛の団長はこんな中で…!!

私は…ロクに戦うことも
出来ないのか… ―

「――いや…!!」

ソルは歯を食いしばります。

― この命は…

姐さんに助けられた命だ…!! ―

「私が死んででも…
姐さんの目を覚まさせる…!!!」

ヤミがガッとソルのローブを
掴み上げました。

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「フザケんな。

今のオレ達の使命は護ることと
生き残ることだ!!!

“アイツの為にも”…
テメーは生きなきゃなんねーんだよ
バカヤローが!!!」

「―――……ッッ…」

(何人も…特に男は姐さんに近寄らせん!!)

ソルは唇を震わせると
泣きながら頼みました。

「姐さんを…

碧の野薔薇団長をお願いします……!!」

「任せとけ
退がってろ。」

ヤミがソルを後ろに突き飛ばした瞬間
茨の檻に捕らえられました。

シャーロットが言います。

「オマエはもう逃げられんぞ。」

「逃げねーよ。」

【 闇魔法”黒穴” 】

黒の球体が茨の檻をズワァと吸収します。

「!」

ガッと刃を合わせてヤミが
シャーロットと対峙しました。

「部下が泣いてやがるぜ―――。

何好き勝手やらせてやがる。

そんなヤワな女じゃねーだろ…
シャーロット!!!」

ピク…とシャーロットが反応しました。

ババッと二人同時に飛びのきます。

ザワザワとシャーロットの茨が
ざわめきました。

「―――…認めよう。

オマエは強い…!!
だから全力で殺しておく…!!」

巨大な茨の塊が魔力に包まれます。

ゾワァァと急激に放出される魔力に
ヤミは冷や汗をかいて笑いました。

― 何つーバカみてーな魔力だよ…。

あんなもんまともに撃たれたら
後ろ全部ふきとんで死人わんさか
じゃねーか…! ―

「こりゃ”黒穴”じゃ吸い込み切れねー。」

チッと舌打ちをします。

「…オレはテメーのこと
ずっと認めてたぜ。

だから…」

スウ…と剣を振り上げて構えます。

「全力で殺さず取り返す。」

シャーロットとヤミが
同時に魔法を発動します。

【 茨魔法”緋威の麗戦槍” 】
【 闇魔法”闇纏・次元斬り”】

シャーロットの巨大な茨の塊を
ヤミの剣が一刀両断しました。

二人の魔力が激突します。

今週はここまでです。

ソルが男にお願いしたのは
大事件ではないでしょうか。

しかも敬語で!泣きながら!

これでシャーロットを無事
正気に返せたらヤミの株は
うなぎ上りですね!

三角関係にならないと
いいんですけどね。
それはないか…。

シャーロットの薔薇も
碧から赤に変わっちゃったん
ですね~。

碧似合っていたのに!

いっそ自在に変えられればなぁ。
趣味の園芸みたいなレベルの話だ!

ソルの「姐さん」って言葉に
弟しかいないって真面目に
返す所に時代の違いを感じます。

エルフ時代にはない言葉なんだな…。

弟の魂は誰に入ってるんだろう?

ソルは結局ゴーレムで黒い球持ったまま
退避したのでしょうかね。

中身が魔法帝の亡骸って知ったら
腰が抜けそう…。

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ここから来週の170話の予想です。

シャーロットの必殺技を何とか
止めたヤミですがエルフ化
解除にはならないだろうな~と。

やっぱりアスタの剣がないと
解除出来ないと思うので。

そろそろアスタ達と合流するのかな?

ヤミもこれだけガンガン魔法
使ってたら流石に魔力切れに
なってくるだろうし。

チャーミー羊料理長の
料理も必要だろうし!

シャーロットが正気になっても
魔法はエルフ化並みに使えてたら
鬼に金棒ですね。

チャーミー羊料理長の料理
食べたらさらに無敵だし!

チャーミーってなんて
有能なんだろう…。

こうして正気に戻る人が増えてくれば
人間側も徐々に優勢になるかもしれませんね。

来週も楽しみです。

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というわけですが、最後までお読み頂いてありがとうございました!

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