僕のヒーローアカデミア ネタバレ 感想 127話 128話 予想

ユーモアを求めるサーに
オールマイトの顔芸で挑む出久ですが
サーは全然笑いません。

その続きです。

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僕のヒーローアカデミアのネタバレ感想127話。128話の予想。オールマイトおたく合戦

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眼鏡を押えながらサーが出久に近づいてきます。

「貴様、その顔なんのつもりだ」

オールマイトの顔のまま出久がすくみ上ります。

「私をオールマイトの”元・サイドキック”と
知っての狼藉か…」

出久は慌てて弁明しようとします。

「あっいっその…!」

突然顔をグイッと引っ張られます。

「オールマイトにこんなシワはない!!」

「!?」

「目元のシワは通常フェイスにて、約0.6㎝。
シルバーエイジからは約0.8㎝。

今時ノンライセンス商品でも
何時代のオールマイトか識別できるよう作られる」

出久は鼻をつままれます。

「ちょっ…待っ…!!」

出久は戸惑いながら、部屋を見渡します。

すると、事務所の至る所にオールマイトグッズがあります。

壁には10周年時の非売品タペストリーまでありました。

― 間違いない…この人は紛れもなく

重度のオールマイトファン!! ――…

サーは出久を離し、クルっと出久に背を向けました。

「非常に不愉快だ、お引き取り願おう…」

出久はサーの背中越しに話しかけます。

「”ビネガースーサイド事件” ご存じないですか…?」

その言葉にサーは「…!」と振り返ります。

出久が事件の事を話します。

水質を変えられる”個性”の中学生が川で溺れ、
それをオールマイトが救助した事がありました。

溺れた中学生はパニックで川を「お酢」に変えてしまい、
オールマイトはそこに飛び込み目をやられてしまいました。

「救出直後のインタビューで見せた、目をすぼめた笑顔。

僕はそこをチョイスしたつもりだったんです!」

力説する出久にサーも応えます。

「もちろん知っている。
私が組む以前の事件。

NHAテレビの番組”あの頃を振り返る”
スペシャルでも少し触れていた。」

それデスそれデスと出久も同意します。

「敵もいないし他の活躍に比べて地味なんで、
ファンサイトでも滅多に上がらないんですけど
僕 好きでして…

特に中学生が感謝を述べた後のセリフなんか
すごくウィットに富んでて…」

サーがすかさずそのセリフを言い当てます。

『こちらこそ、君のおかげでお肌10歳若返ったよ』

「それです!!「お肌」ってのがまた!」

サーがユラ…っと出久に問いかけます。

「貴様…試したのか?」

慌てて出久が否定します。

「あいや…!学校だと御本人がいることもあって
骨太な話がし辛くて…。
テンション上がってつい…!」

サーは少し間を置き出久に話し始めます。

「…あの事件の肝は中学生の家庭環境だ」

「そうなんです!知ると知らないじゃ言葉の重みが…」

オールマイトの話でしばし、盛り上がります。

その様子を、バブルガールの拘束を解きながら
ミリオが見守っていました。

「ミリオくん…あの子…何?」

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くすぐられてグッタリしたバブルガールが
ミリオに聞きました。

「後輩ですよね」

盛り上がるサーと出久を見て

― 笑わせは出来なかったものの…
結果的に 良い入りじゃないか!? ―

と、少し安心しました。

その場が落ち着き、デスクに座ったサーが
改めて出久に聞きます。

「今よりも強くなる為、私の元で校外活動がしたいと」

出久も力いっぱい答えます。

「はい!お願いします!」

「学校の契約書」

「持ってきてます」

「話を遮る喋りはしない事。

そのプリントにこの印鑑を押せば、契約成立となる」

「はい!!」

サーは言います。

「一般企業に見られる一日~一週間の
気軽な「就業体験」とは違う。

最低でも一か月以上の就労。
もちろん有償だ。

まだ授業の多い一年生であれば、公欠も増える。
クラスの皆とも一律には歩めん」

「皆と歩みを合わせていては、トップにはなれない…!」

出久は迷わず答え、サーに契約書を差し出します。

出久をじっと見つめた後、大きく振りかぶり
サーは印鑑を思い切り机につきました。

「………あの、外しましたよ」

出久が聞くとタタタタタと高速で机に判を押しながら
サーが言います。

「押す気がないからな」

「ええ!?」

出久はビックリします。

畳みかけるようにサーが質問します。

「貴様がここで働くメリットは承知した。

だが私が貴様を雇用するメリットは?

サイドキック2名・インターン生一名で
滞りないこの事務所に貴様を入れて
どんな旨味があるんだ?」

社会に対し自分はどう貢献できるのか。

他者に対し自分がどう有益であるか。

認めてもらう為にはそれを示さねばならない。

オールマイトはパワーとユーモアで
犯罪に脅える人々に希望を与えた。

出久は改めて考えます。

「僕が…社会にどう役立てるのか…」

サーはデスクから立ち上がり、出久に提案します。

「貴様がわが社にどう利益となるか
言葉ではなく行動で示してみるといい。」

印鑑を片手に持ち、出久の前に立ちます。

「3分。

3分以内に私から印鑑を獲ってみよ。

私の下でヒーロー活動を行いたいのなら
貴様が自分で判を押せ」

突然の事に出久は青ざめます。

「えっ… ……え!!!?」

「ユーモアではセンスの欠片もない貴様に
チャンスをやろうというのだ。

どうだ私は優しいだろう」

そう言うとミリオとバブルガールに退室を促しました。

二人共おとなしく出ていきます。

「ミリオくん、あんな実技面接やってたっけ?」

「俺はサーからの指名だったので、やってないですよね」

あっさり答えるミリオにバブルガールがひがみます。

「気に入られてるんだよね、全くもー
あたしゃウラヤマですよ、ウラヤマ!」

ミリオも「タハーッ」と笑います。

ミリオは心配そうにサーと出久のいる部屋を見ます。

―― しかし緑谷くんマズイよね…
こいつはお先ダークネスだぞ…

サーの”個性”を相手に

その条件を達成するのは、ほぼ不可能だ…! ――

サーは出久に印鑑を奪う条件を提示します。

「私からは一切手を出さないし、
私にどんな攻撃を仕掛けても構わん。

この室内がどうなってもいい。
奪ってみよ」

「………」

出久は体を低く落とし、フルカウルで
真正面から突っ込みます。

サーが言います。

「正面奪取…

と思わせてからの―――…」

出久がサーの手前で急停止し、低くかがみこみます。
そして頭上に飛び上がり印鑑をねらいました。

「頭上」

サーにあっさりかわされます。

その次の攻撃もすべてサーに手前で読まれ、
かわされてしまいます。

振り向きもせずサーは言います。

「全て見えている」

出久にもこうなる事はわかっていました。

―― やっぱり…!!でも…手数で上回れば…!! ――

諦めずに印鑑奪取に挑戦し続けます。

そして一分が経過しました。

フルカウル状態のまま出久は立ちつくします。

印鑑を手前に持ちながらサーは出久の行動を
冷静に言い当てます。

「一旦距離を置く。

そして焦燥。

私の「予知」を”攻略出来ない”事実に対して」

サー・ナイトアイ。
個性「予知」!

対象人物の一部に触れ、目線を合わせることで
一時間の間、その人物のとりうる行動を
先に”見る”ことができます。

―― 手数じゃ対策にならない…!

予知をかいくぐる策…!!ないか…!? ――

出久が考えあぐねているとサーが言いました。

「貴様がどんなものか、幾ばくか期待してしたのだがな」

「!!」

「象徴たる力を持っていても、まるで凡庸。

敵が調子づき、時代に陰りが見え始めるこの時に…ならば

【やはり”ワン・フォー・オール”は
ミリオに継がせるべきだった】」

その言葉に出久は衝撃を受けます。

「ワン・フォー・オール…!通形先輩…!?」

「私はオールマイトを今でも敬愛している。

だが後継の件だけは…意思をはかりかねる」

出久の頭は大混乱です。

― 通形先輩が後継者候補だったってこと…?

先輩は知っているのか…?

ナイトアイとオールマイトはどういう経緯で先輩を…!?

ていうか、オールマイトは全部知っているのか!?

知っていたなら何で僕に黙って… ―

立ちすくみ、グルグル考え続ける出久にサーが言います。

「長考する余裕があるのかね?
それとも疲れたか?策が無いか?」

その言葉に出久は拳を固く握りしめます。

「ミリオに貴様を紹介すると言われた時、私は驚いたよ…。
そろそろハッキリ言おうか。

【 ワン・フォー・オールにはもっとふさわしい人物がいる。

私は貴様を認められん 】」

『 君はヒーローになれる 』

かつてのオールマイトの言葉が蘇ります。

― あの日貰った言葉 僕のすべて ―

再びフルカウルを発動し、足に力を込めて
低くかがみこみます。

上回れ…!上回れ!!

【見えても】反応できぬ程!!

― 僕とオールマイトの今までを否定されて黙ってられるか!! ―

瞬間超高速スピードで部屋中を駆け回ります。

― オールマイトが僕を選んでくれたんだ!! ―

「印鑑は押させてもらいます。

絶対認めさせてみせます!」

サーに宣言したところで
今週はここまでです。

思ったよりもサーの態度は厳しかったです!

もっとすんなり入れると思っていました…甘かった!

そしてオールマイトへの信者っぷりも
思ったよりも凄かった!

てゆーか、サーってワン・フォー・オールの継承者の件、
知ってたんですね。

なんだかんだで結構な人数が知ってるよね…。

サーはミリオを押していたという事かー。
これは出久は中々つらい立場ですね…。

こんなしがらみさえなければ気の合いそうな二人なのに…。

相当マニアックな会話が出来そうですよ。
時間いくらあっても足りなそう。

ここから来週の128話の予想です。

サーが「ミリオ押し」だったのが判明した以上
認めてもらうには相当ながんばりが必要ですね!

オールマイト信者なだけに
査定は相当厳しそうだよ。

印鑑は私の予想では取れないのでは…と。

サーの実力だって相当だろうし。

でもオールマイトの継承者の力を
ほんの少しでも感じさせることができれば!

認めてくれるのではないかと思いますよ。

どっちにせよ次でインターン活動出来るかどうかが
決まると思います。

出来るといいなぁ。

そしてサーのユーモアの実力が知りたい…。

来週も楽しみです。

というわけですが、最後までお読み頂いてありがとうございました!

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