最果てのハージ村でもエルフ化した
魔法騎士が攻撃を開始していしまた。
アスタとユノが救出に向かいます。

その続きです。

160話に進む

158話に戻る

ブラッククローバーの記事一覧はこちら!

ブラッククローバーのネタバレ感想159話。160話の予想。魔剣3本目ゲット!

スポンサーリンク

ネロは教会の屋根にそびえ立つ
十字架の上から戦況を見ています。

巨大な毒草の中心にいる魔法騎士が
ユノとアスタと対峙します。

「この体の人間もそうだったようだが…
魔法騎士…か?

僕の攻撃を防ぐなんて…
やるじゃないか…。

これならどうだ?」

前面から毒草が毒煙を放ち
後方の地面から毒草の蔓が
襲い掛かります。

ユノの風魔法が毒煙を払い
アスタの剣が蔦を薙ぎ払いました。

「!!」

シスターとナッシュも驚きます。

「————…!!」
「二人共…すげー…!!」

アスタの背後では毒で倒れた神父を
囲む子供達が泣き叫んでいました。

「神父様ぁ!!
しっかりして———!!」

「死んじゃやだぁあ〜〜〜!!」

アスタは以前剣の力で助けた
子供の事を思い出しました。

— 毒…!!

…断魔の剣で治せるかも
しれねぇ…!? —

「ユノ————!!
しばらく一人でやれるかッッ!!?」

アスタが神父の元へ駆け出しました。

ユノは風魔法で応戦しながら叫びます。

「当たり前だ!!
というより一人で倒す!!」

「よっしゃ
ちょっとの間任せた———!!

シスター!ナッシュ!
離れててくれ———!」

アスタは断魔の剣を手に持って
神父の傍らに膝をつきました。

「神父のおっちゃん…!!」

「うぅ…」

「アスタぁ〜〜〜〜!!
神父様が…私達を庇って……!!」

「う…ヴぅう……」

毒に侵されて苦しむ神父のこめかみに
断魔の剣をコツ…と当てます。

アスタは祈りました。

— 頼む…! —

「うぅ……ぐぅう——…」

「……!!」

神父の顔のただれた毒は
消え去りませんでした。

「………!!」

アスタは悔しがります。

「…クソ!!ダメか…!!」

— …今魔法がかかってるんじゃなく…

もう魔法の効果が体に出終わった
状態だからか……! —

スポンサーリンク

神父は震える体でアスタを見ます。

「ぐ…ヴぅ……!
ワシは…もうダメかな……?

アスタが見えるわい……」

「オレだ!!
神父のおっちゃん!!
しっかりしろ!!」

神父は力なく笑いました。

「相変わらず…うるさいのぅ…。

…幻でも…
最後に元気な姿が見れて…
よかった……。」

「………」

アスタは子供の頃からずっと
神父に見守られてきました。

力尽きそうな神父を見て叫びます。

「まだだ神父様!!!
まだこれから先も…

オレの…オレ達の姿を
見届けてくれ———」

背後の魔導書からズ…と
新たな剣が現れました。

「!?」

その剣には見覚えがあります。

— …この剣は…

あの魔宮に刺さってて…
アイツが抜いた………!

いつの間にか魔導書に
入って勝手に…… —

「———…!!」

アスタはリヒトの剣を
ガシと掴み、振り上げました。

剣は村人達を侵していた毒魔法を
ズア…と吸い上げていきます。

「———………!!」

アスタは驚きました。

神父の顔からただれた跡が
消えていきます。

「…あ……」

倒れていた村人の体も
浄化されていきました。

「…う…」

神父を囲んで泣いていた子供たちが
驚いて泣き止みます。

「……え…!?…え……!!」
「治っ…た……!?」

毒魔法を吸って真っ黒になった剣を
アスタはグググ…と持ち上げました。

「…よっしゃあああ〜〜〜〜!!

ただ何かじゃじゃ馬感
すげーなこの剣〜〜〜!!」

— …だけど…

もしかしたら…

この力なら———…!! —

魔法騎士はその様子を見て
愕然としました。

「………!!あの剣は——…」

— 毒に侵された
“結果そのもの”を
奪い取った…!? —

ユノが言います。

「何よそ見してる。」

【 マナゾーン ”カマイタチの三日月”四刃 】

風の刃が毒草を切り裂きました。

魔法騎士は戸惑います。

「————………!!
何…なんだ………!!

オマエは…僕達と同じ
転生魔法を受けているのに……

なぜオマエの意思は
人間のままなんだ…!?

…アイツの…あの剣は…
リヒトさんの魔法じゃ…
ないのか……!?

なぜ…あんな…
魔力の無い人間が……!!

何なんだ…オマエらはァァァ…
う…ヴぅ……」

頭や顔をガリガリと掻きむしります。

「ヴぅ…!!

醜い…汚れた…人間ごときガ……!!

僕達エルフの邪魔をするな゛!!!」

一気に魔力を暴走させます。

アスタは過去の戦いでエルフ達の
その姿を何度も見ていました。

— …この感じは…!! —

「人間人間人間人間
ニンゲンニンゲン
ニンゲンンンン!!!」

毒は魔法騎士自身も蝕んでいきます。

スポンサーリンク

ベルが言いました。

「あの人魔法を制御しようと
していない…!

魂が暴走してる…!」

ユノにも分かりました。

「あぁ…魔の感じでわかる…。
魂が苦しんでるのが……!

このままじゃ…
エルフとは別のものに
なってしまう…!

解放してやらねーと…!!」

風魔法の竜巻を魔法騎士に放ちました。

「ヴウう…ヴぁアア゛ア゛アアアア!!!」

魔法騎士は暴走を止めません。

ユノの竜巻の中から剣を持った
アスタが飛び出しました。

「!!」

— …まるで…

エルフ達が

助けを求めてるように
見える —

黒く染まった剣を魔法騎士の
体に突き刺します。

「おおおおおおおおお
あ゛アア゛ア゛アア」

叫ぶとズワァと魔法陣が
砕け散りました。

魔法騎士の顔の刺青が消え去り
ドサァ…とそのまま倒れます。

その光景にユノは驚きました。

— 転生魔法を…打ち消した……? —

アスタも戸惑いながら
剣を凝視します。

— …この剣があれば…
みんなを救える…!!! —

勝負は決まり、助かった孤児院の
子供達やシスターがアスタとユノの
元へ駆け寄っていきました。

その頃浮遊魔宮はまだ上空を
移動し続けていました。

ラックがパリリッと放電しながら
地上を見下ろします。

「さ〜〜〜て

ちょっと遊びに
出ちゃおっかな♪」

地上にいるマグナとバネッサは
空を見上げました。

「あン?

何だあ!?
あの岩の塊は…!!」

今週はここまでです。

魔剣3本目ゲットです!

またサビサビになっちゃったけど…。
何故だ…。

しかもエルフ化も打ち消せるとは!
お得な剣ですね。

あの怪力のアスタが重そうに
持ってたので相当重量が
あるって事でしょうか。

アスタ以外持てない!

段々魔導書が魔剣コレクションの
収納庫みたいになってきたなぁ。

これからエルフ化した全員
刺して回らなきゃいけないの?

これはかなりの
大仕事ですね。

ここから来週の160話の予想です。

マグナとバネッサは
エルフ化しなかったんですね。

黒の暴牛でエルフ化したのは
ラックとゴーシュの二人だけ
なのかな?

マグナ達とラックのバトルに
なるんだろうけど最初はきっと
訳分かりませんよねー。

とゆーかマグナ達は
攻撃出来ないんじゃ
ないかなぁ。

バネッサの「運命の赤い糸」は
ラックにも通用するんでしょうか…。

マグナ達の今居る場所ってどこ?

王宮に近ければ事情を知る
ノエルが到着する可能性も
あるかもしれないけど。

そしてヤミ団長はどこに…。

いずれにせよアスタの
早い到着が待たれます。

来週も楽しみです。

160話に進む

158話に戻る

ブラッククローバーの記事一覧はこちら!

というわけですが、最後までお読み頂いてありがとうございました!

スポンサーリンク