活瓶と融合した治崎を、壊理を背負った
出久がワン・フォー・オール100%の力で
迎え撃ちます。

その続きです。

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ヒロアカのネタバレ感想158話。159話の予想。未来が変わった?

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【 ”超常” 】

かつて突如として人々に
もたらされた謎の変異。

一説では未知のウイルスが
ネズミを介し世界へ拡がったと
言われています。

が、明確な論拠はありません。

無数にある”超常”にまつわる
推論の一つです。

幼い頃治崎は本でこの事を知りました。

「……病気…。」

巨大な活瓶の口の中から治崎が
上半身を突き出して言います。

「おまえも壊理も…
力の価値をわかってない。

“個性”は伸ばすことで飛躍する。

俺は研究を重ね、壊理の力を抽出し
“到達点”まで引き出すことに成功した。

結果…単に肉体を巻き戻すに留まらず…
もっと大きな流れ…
種としての流れ…

変異が起こる前の「形」へと
巻き戻す。

壊理にはそういう力が
備わっている。」

活瓶の無数の腕が周りのビルを
掴んで崩していきます。

「個性因子を消滅させ
人間を正常に戻す力だ…!

“個性”で成り立つこの世界を!

理を壊す程の力が…壊理だ!!」

ビルの住人たちが突然壁を
崩されて驚きます。

「価値も分からんガキに
利用できる代物じゃない!」

砕いて分解したビルを巨大なトゲに
変えて出久達を襲いました。

軽く避けた出久が治崎を蹴ると
巨大な体が空中に吹っ飛びました。

出久の体が壊理の個性に
引っぱられます。

― エリちゃんの力が強まってる……!

“止め方がわからない”って
言ってた。

僕が初めてワン・フォー・オールを
使った時と同じように

扱い方を知らない状態で
ベタ踏みしてるんだ…! ―

壊理の心に出久の言葉が響きます。

[ 力を貸してくれるかい ]

トガとトゥワイスは物陰から
闘いの様子を見ていました。

「出久くん…強。」

「つかMr.は―――…」

Mr.コンプレスのコピーは
ドロっと溶けていました。

「いやァまあこうなるぜ?
正面突入なんざ。
柄じゃねえ。」

地上に出たリューキュウはサーを担いだ
お茶子をトンッと押し出しました。

「先行ってウラビティ!
ナイトアイを救急車に!!

お腹のトゲは抜かずに
固定させて!

さァ行って!」

空中に放り出された治崎は組長の事を
思い出していました。

組長が背後から治崎に
話しかけます。

「またケンカした
そうじゃねェか治崎。

相手は重態だってな。」

治崎は手を拭きながら答えます。

「ウチのシマで騒いだ
アホをノしただけだ。

…ウチを認識すらしてない
連中が増えてる。

見せしめにして存在を
アピールしなきゃダメだ。」

「……おめェ俺に黙って
新しいシノギ始めたろ。

クスリにゃ手ェ出すなと
言ったハズだぞ。

おめェが拾われた恩を
返そうとしてんのぁわかる。

だがやりすぎなんだ、
おめェはいつも。

俺の道から外れたことは
すんじゃねェよ。」

治崎はバルコニーで玄野に苛立ちを
ぶつけます。

「理想を並べるだけじゃ
死に行く一方だ。
何でわからない…!

組長本当は何も考えてない
だけなんじゃないのか…!」

玄野は言います。

「ヤクザが再び裏社会を治める。

………まァ現実味のない
話ではありやす。」

治崎は決意しました。

― …必ず実現してやる…

俺の考えが成功すれば
八斎會は必ず―――… ―

治崎は組長に訴えます。

「まずは研究過程で精製した
未完成品をいくつか世に出す。

存在を匂わせる。

うっとうしいヒーロー芸を
無力化できる。

欲しがる者が必ず現れる。

飢餓感を煽ったところに
完成品を高値で捌く。

“個性”を完全に消滅させる代物だ。

そしてある程度出回ったら今度は
巻き戻しで”個性”を復活させられる
“血清”をチラつかせる!

ヒーローサイドにはその血清を!

敵サイドには銃と弾を!

エリの肉体が元である以上
独占体制で市場を支配できる!!

そうすればヤクザが…
この八斎會が再び日本を裏から――」

「治崎」

組長は話を遮りました。

「ダメだと言ったハズだ。

あの子を…人を何だと思ってんだ。

ウチの考えに背きてえなら
おめェ…もう出てけ。」

治崎は拳を強く握りしめます。

「…違う。

…拾ってくれたあんたに
報いたいだけだ。」

組長の前にスッと立ち塞がりました。

「いいから……黙って見ててくれ。」

― 組長は恩人だ。

英雄気取りの病人どもが
組長を隅へと追いやった…!

計画が軌道に乗って
俺たちがでかくなったら…
修復するよ。

楽しみにしててくれよ
組長…… ―

空中で治崎は怒鳴りました。

「どいつもこいつも大局を
見ようとしない!!」

出久は100%の力のまま治崎に突進します。

治崎は活瓶の体をまた分解しました。

「俺が崩すのはこの”世界”!!
その構造そのものだ!!

目の前の小さな正義だけの…
感情論だけのヒーローきどりが…

俺の邪魔をするな!!」

再び体を修復し始め、出久を攻撃します。

出久は治崎の脇を通り抜けました。

― おまえは

必ず

ダメージを負ったら
分解して回復する。

100%の速さなら
その隙を突ける! ―

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出久は振り向きざまに治崎を
高速で殴り続けます。

― そしてもう回復はさせない!!! ―

「目の前の…小さな女の子一人
救えないで―――

皆を救けるヒーローに
なれるかよ!!!」

お茶子は地上から出久の闘いを
見ていました。

「ナイトアイ…デクくんが
殺されるって…?
本当…ですか。」

サーも上空の闘いを見つめます。

「それが私の”見た”
変えようのない未来―――

だが…これは…」

出久の拳に治崎が吹き飛びました。

今週はここまでです。

今回は治崎と組長の関係が
大分あきらかになりましたね。

これは不器用な愛情表現って
事なのかなぁ。

恩の返し方がずれてるとゆーか…。

親方を寝たきり状態にさせたのも
治崎って事ですね。

八斎會にかける熱意は
伝わるんだけど…うーん。

気になる情報がボロボロ
出てきたし!

個性を復活させる「血清」の存在は
ちょっと希望が持てますね。

それにしても個人の研究レベルで
こんな薬作れるって事は
治崎は相当頭がいいんだなぁ。

今さらだけど。

エリちゃんの巻き戻し能力も凄いし!

遺伝子レベルで巻き戻せるって事?

ここから次の159話の予想です。

出久が100%の力が出せるので
治崎ボコボコにやられていますが
そろそろ反動が来そうで怖いです~。

壊理ちゃんの力が止まらないのも怖いけど
急に止まっちゃうのも怖いなぁ!

サーも驚いてたって事は
今の状態は見えた未来と
大分違うって事なのでしょうか?

治崎と活瓶は分離したのかな…。

あとは治崎が気絶してくれれば!

万事解決!

ただ出久が個性を解除した後も
壊理ちゃんの力が止まらないと
まずい事に…。

今までサーが見た未来に
分岐は無いっていうのも
ひっかかります。

やっぱり一筋縄では
いかないんだろうなぁ。

次も楽しみです。

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というわけですが、最後までお読み頂いてありがとうございました!

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