ソーマの熱意に打たれて
女木島が連帯食戟の参戦を決意しました。
その続きです。
食戟のソーマのネタバレ感想223話。224話の予想。サポート制度忘れてた…。
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女木島が旅館を後にします。
「……さて……わりぃな。
そもそも俺は北海道のラーメン屋たちに
助力するため来たってのに
ちょっと寄り道することに
なっちまった。」
ラーメン仲間たちは気持ちよく
送り出してくれました。
「いえ!あのボウズには見所があります。」
「どうぞ助太刀してやってきてください!」
「いってらっしゃい若———!!」
仲間の一人が女木島に言います。
「しかし若…挑発に乗ったのは本当に意外でしたぜ。
あの食戟ぎらいの料理人がねぇ。」
「ん……なぁんか引っ張られちまうんだよな。
あいつには。
奴が訪ねてきたときから
気づいてたのかもしれねぇ。」
— 幸平創真って男の可能性に———!! —
場面は再び連帯食戟の現場に戻ります。
第1カード
司瑛士 VS 久我照紀
テーマ食材:緑茶(茶葉)
第2カード
小林竜胆 VS 女木島冬輔
テーマ食材:唐辛子
第3カード
斎藤綜明 VS 美作昴
テーマ食材:マグロ
川島が司会進行します。
『 さぁさぁ益々の盛り上がりを見せていく2nd BOUT。
調理の仕上げに差しかかろうと
しているカードもあるようですぅ!! 』
反逆者チームも全員興奮して見守ります。
佐藤が久我の方を見ます。
「お、そうだ第1カードはどうなってる!?
一番お題の縛りがキツそうだけど……。」
伊武崎がふと気づきました。
「……ん!?」
吉野が驚きます。
「うわ、ビックリした!
どしたの伊武崎。」
「いや……気のせいかもしれねぇけど…
久我先輩——
緑茶……まだ使ってなくね……!?」
「え!あ、本当だ!!」
「おいおいもしかして…勝利を意識しすぎて
肉の調理にいっぱいいっぱいで
緑茶のこと忘れちゃってんじゃねぇか!?」
反逆者チームに動揺が走ります。
「マジかよ!気付け—————
久我パイセーン!!」
「お茶!お茶〜〜〜〜〜!!」
司が小皿に茶葉を入れます。
「!」
ソーマが司の調理に目を向けます。
— 司瑛士……! —
反逆者チームが驚きました。
「おい見ろ司先輩の台!
茶葉が4種類も!!?
あれ全部料理に使うのか!?」
丸井が言います。
「……そうか!
この緑茶というお題…料理の選択肢が
だいぶ絞られるとおもっていたが
実はまるで逆!
“緑茶”という言葉が定義する範囲は広く…
その活かし方も多様だったんだ!」
— そもそも緑茶とは…
摘み取った直後に熱処理することで
酸化酵素の働きをストップさせる
“不発酵茶”の事であり、
日本茶全般を指す言葉だ。
煎茶・玉露・ほうじ茶・冠茶などがあり
味も香りもそれぞれ異なる。
それらの豊かな香りを料理に移すもよし。
苦味・渋味をアクセントとして活かすもよし…
方向性は数限りない…! —
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佐藤や青木は釈然としません。
「いや、でもいくら範囲が広いからって
お茶っ葉を何個も何個も使えばいいって
もんでもねぇだろ。」
「だよな……一緒くたにしちまったら
個々の香りが打ち消し合いそうだしなぁ。」
ソーマは調理する司をよく観察します。
「んーや…そこは流石第一席だ……。
【対話】の方はばっちりみたいだぜ…!」
司はそれぞれの茶葉にゆっくりお湯を落とします。
— さぁおいで
そう……怖がらずに
俺のところへ——…! —
煎茶は熱湯で30秒…。
渋味成分カテキンを適度に引き出す。
玉露…60℃で2分!
低温の湯でうま味成分をじっくり浸出。
玄米茶はうま味・渋み成分の総量が少ないので
95℃の高温で30秒…香り高く淹れる。
深蒸し煎茶は含有成分が溶け出しやすいため
80℃の短時間で完成します。
湯を沸かすのに使っているのは南部鉄器。
お湯のカドが丸くなり、まろやかな
口当たりになると言われています。
沸かしたお湯は茶器に移し、4つの茶葉
それぞれにとって最適な温度まで下がるのを
待ちます。
そして優しく茶葉を蒸らし、素材の潜在能力を
最大値まで輝かせる———
見事なまでの手際で欠点がどこにも
見つかりません。
シャルムが言います。
「あの気品すら感じさせる所作……。
食材を自由自在に操り従えさせている
というよりは……むしろ——。」
薊も同意します。
「そう……実のところは逆なんだろうね。」
— 調理中の司瑛士は……
食材という君主にどこまでも
深い敬意をもって傅く
一振りの剣なのだ———!! —
田所が呟きます。
「食卓の白騎士(ターフェル・ヴァイスリッター)…!
緑茶に対する完璧を超えた仕事ぶり……。
一体どうやって対抗したらいいんだろう——?」
一心不乱に調理する久我に司が言います。
「さっきからずっと中華鍋に集中してるみたいだけど…
大丈夫か?久我。」
久我が横目で司を見ました。
さらに司は話続けます。
「一本気なのは悪くないことだけどさ、
でも以前から思ってたけど……
己のフィールドに閉じ籠りがちなのは
わるいクセかもな。
緑茶…日本茶って素材のことを
おまけみたいに考えてるんじゃないか?
お題を活かすことは、時に自分を抑えること
でもあるはずだ。
一つのこだわりに囚われていては…
新しい美味には届かない事もある。
久我の熱意は認めてないわけじゃない…。
でもな、今のままじゃいつまでだって
俺には勝てない——って思うよ。」
『 それはどうかなァ? 』
突然男の声が割って入りました。
瓶にガポッと蓋をして久我に投げます。
久我はパシッとその瓶を受け取りました。
「何だ……!?あの瓶…!
なんか…黒っぽい液体が入ってる……?」
アンや竜胆、会場の観客も驚きます。
『 チームメンバーの調理をサポート
することが認められている。
それが連帯食戟だったよなァ……? 』
美作昴が言いました。
久我が茶葉を取り出します。
「ご苦労、美作ちぃん!!」
「な…!?ここで久我が茶葉を取り出した!?
もしかして美作があの液体を寄こすのを
待っていたのか!?」
「何だとぉ!?それじゃつまり美作のやつ…
敵だけじゃなく、
【味方のこともトレース】して
サポートしたって事か!!?」
美作の快挙に反逆者チームは盛り上がります。
「出た————!!
周到なる!追跡者(パーフェクトトレーサー)!!
美作昴————!!!」
美作が久我のモノマネで答えます。
『 ちょりちょりちょり———っす!!
久我照紀だよ〜〜〜〜〜んっ。
今日こそは憎っくき憎っくき
司っさんに一泡吹かせちゃうっつーの!! 』
「うんマジそれやめて。」
久我が速攻真顔で拒否します。
「でもサンキュねっ!!」
黒酢などの調味料を取り出しました。
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ソーマも力強く応援します。
「おっしゃあ、やったれ久我先輩!!
美作ぁ———!!」
えりなが勝負を見守ります。
— さぁ…見せてやるのよ。
反逆者の【 連帯 】を!! —
今週はここまでです。
すっかり忘れていました!サポート制度…。
どーやってやるのかなーと思ってたのですが
こんな感じなんですねー。
でもこれ自分の料理作りながら相手の料理
サポートするって超難しくないですか!?
美作すごいなぁ!
顔芸は…いや、顔芸じゃないんだけど
トレースしきれていない!!残念!
しかし久我先輩がお題の茶葉忘れてるかもって
みんな心配してましたが、それはないだろう!
そこまでアレじゃないだろう久我先輩は…。
ここから来週の224話の予想です。
竜胆VS女木島の対決は取り合えず置いとくんですね。
まずは司VS久我ですが、両者の料理はまだ
さっぱり分かりませんね!
そもそも美作が投げたあの瓶の中身は何?
久我は中華料理ってわかるんだけど
司は何料理なんだ…フランス料理…かな?
みんな今のところ、自分の得意ジャンルに
そった料理を作ってますしね。
やっぱりイタリアンの人が和食とか
フランス料理の人が中華とかは作んないか…。
この次はもう少し料理の形が
見えてくるといいなぁと思います。
来週も楽しみです。
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