食戟のソーマ ネタバレ 感想 208話 209話 予想
連帯食戟が始まり
ソーマの対決相手は紀ノ国寧々、
料理はそばに決まりました。
その続きです。
食戟のソーマのネタバレ感想208話。209話の予想
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■連帯食戟のルール
・白星を得た料理人は勝ち残り、そしてその後も
対決に加わることができる。
・同様の対決をくりかえし、敵を全滅させた側が
勝利となる。
・味方メンバーの調理をサポートする事が認められている。
『 さぁ~~~ついに始まりました連帯食戟!!
両陣営から任意で選出された料理人がタイマン勝負!
今回は3人ずつでぶつかってゆく運びとなりました。
さて注目の1st BOUT!
反逆者サイドは女木島冬輔・一色慧・幸平創真の
3名を送り出してきました。
十傑評議会の席を!遠月の未来を掴むのは果たして
どちらの陣営なのでしょうか!?
(つーか負けろ反逆者共!) 』
洗脳済みの川島麗が司会進行を続けます。
『 制限時間は2時間でーすぅ!!』
一色はソーマのクジ運の悪さに笑ってしまいます。
「はっはっはっ創真くんはホントに持ってるなぁ」
『 おい!2時間だっつってんだろ
麗ちゃんの司会が聞こえねぇのか 』
吉野が心配します。
「一色先輩も早く料理して―――!!」
「にしても幸平ぁ…作る品が「カップ焼そば」ってのは
どういう事だぁ!?
相手は超一流のそば職人なんだぞ―――!!?」
そば粉をふるい始めたソーマに佐藤は
何が出来るか予測できず戸惑います。
紀ノ国も横目でソーマを見ています。
― 一色……ずいぶんあの一年生に
目をかけてるみたいだけど
この対決カードと「そば」というお題で
あの子に何ができるというのかしら――― ―
紀ノ国寧々が日本舞踊を始めたのは4歳の時でした。
和食文化の担い手である名門
紀ノ国家に生まれた者の嗜みとして
お稽古事の習得は必須で、
数々の習い事で彼女の放課後、休日は
ほとんど埋まっていました。
同学年の自由な友達を羨ましく思う事も別になく
経験値を積み上げ技術を磨くことは
彼女の性に合っていました。
自分の上達を誰かに見てもらう事も
とても好きでした。
そしてそれは料理でも同様
特に「そば」に関して―――
紀ノ国は冷静に蕎麦打ちを続けます。
ここで薊が解説します。
「生徒諸君!注目しよう。
紀ノ国の手元だ。
4本の指と親指とが相互に機能し、
そばをかき回している。
親指の動きによって木鉢の中に淀みない流れが生まれ、
4本の指がそば粉を少しずつ大きく育てていく。
このきめ細やかな手捌きによって
そばの粒子、一つ一つと水分が的確に結びつく…。
さぁ そら豆代のサイズまで粒が育ったところで
そば粉を一つにまとめ練りあげる
「寄せ・くくり」に入るぞ」
まったく無駄のない手際でそば粉をまとめ上げてゆきます。
葉山や黒木場も驚きます。
「そばがどっしりと粘りを帯びていくのが分かる」
「あの細腕でやってるとは思えねぇ……
なんて力強さだ…!」
えりなも見入っています。
― その秘密は彼女の下半身!!
踏みしめた脚や腰のエネルギーまで
余さずそばに伝えているからだわ…!! ―
薊が解説を続けます。
「きめ細かくかき回しているから、
余分な加水も必要ない。
そうやって必要最低限の潤いを宿した
本物のそば…イメージしてごらん」
― 冷そばなら、なめらかな麺が
つゆとよく絡むきりっとした喉ごしに!
温そばならそばの風味と出汁が
しっかりと溶け合った至上のまろやかさに ―
「紀ノ国は今日、どんな品を紡いでくれるだろうね」
薊の解説に、会場も思わずつばを飲みます。
檻の中にいる反逆者チームもよだれが出てしまいます。
えりなは紀ノ国の作業を見つめ続けています。
― そば打ちの世界にはこんな言葉がある…
【 包丁三日 延し三月 木鉢三年 】
木鉢(こね)こそ最も奥が深く…
時間もかかると言われているわね。
あの仕事ぶりを見ただけで伝わってくる。
三年どころの話ではない…
そばの前で積み上げてきた年月の重みが!! ―
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素晴らしい技術に会場中が盛り上がり、薊が煽ります。
「さすが一般生徒たちを導く中枢美食機関のメンバーだ。
まるでそばのテキスト・ブック!紀ノ国女子に拍手!」
佐藤や新戸も檻の中から悔しがります。
ふぅ と紀ノ国が手を止め、
「カップ焼そば……ね」
とつぶやきました。
「……ん?何すか先輩」
ソーマも手を止めます。
「幸平創真くん…君は今までそうやって勝ってきたのね。
瞬発的な発想力と飛び道具じみたアイディア、
あと奇抜なハッタリも…かしら。
でも今回ばかりはそうはいかない。
積み上げてきた時間と歴史だけが
そばの美味しさを真に輝かせるの。
それは君には無いものだわ。
「そば」で私に勝てると思わないで」
その言葉に会場中が同意します。
「そうだそうだ!!聞こえたか反逆者!!」
「寧々先輩の手打ち技術に敵うわけないわよ!」
「もう諦めちまった方が傷つかないで済むんじゃねぇのか――!?」
次々飛ぶ野次を横目で見ながらソーマは列車での
城一郎との会話を思い出していました。
「さて創真、お前十傑相手にどーやって勝つ?」
「どーやって勝つって そりゃー…
どんなお題が来ようとその場の機転でこう…ぐいっと」
「ふむ、でもお前選抜、サンマ勝負では負けたよなぁ」
むっとしてソーマは答えます。
「あ…あん時ゃ葉山は十傑じゃなかったし!」
城一郎は言います。
「敗因は葉山による「香りの一点突破」に
敵わなかったことだ」
「!」
「これからぶつかる十傑ってのは一芸を
極めに極めまくった連中ばかりだ。
その場の機転だけじゃあ乗り切れねー勝負も出てくるだろう。」
「うーむ確かに…」
ソーマもむぅぅ と考えてしまいます。
「けどなぁ創真、オマエにも連中に負けねーくらい
積み重ねてきた事がひとつだけあるだろ?」
「………へ……?」
「『 定食屋であること』だよ」
「………!」
そして野次でざわめく会場でソーマは紀ノ国に言います。
「わざわざ忠告どーも……紀ノ国先輩。
けど俺は、俺なりの…俺らしいそばを創るだけなんで!」
紀ノ国に宣言すると製麺機を取り出し
生地を伸ばしはじめました。
「やー最近の製麺機はすげーなー。
こんなきれいに仕上がるんだもんな――…」
くるくる回しながら感心します。
一瞬会場中が静まり返りますが大爆笑に変わりました。
「どっはっはっはっはっ!!!なんだアイツ!
製麺機なんか使ってるぞ!!」
「手打ちを諦めて機械打ち!こりゃダメだ!
勝負になんねーよ!!」
ですがそんな会場の中で、えりな、紀ノ国、
薊は笑いませんでした。
「ゆ……幸平ぁ~~~」
「あ 諦めちゃったわけじゃないわよね」
心配する榊や吉野にえりなが言います。
「……えぇ…幸平くんは勝負を捨ててなどいません。
しずかに勝機を窺っているんだわ。」
「え………!?」
「そばやうどんの世界で”手打ち”という言葉が
もてはやされて久しいけれど
“手打ち”だから美味しいのではない…
“優れた手打ち”だから美味しいのよ。
水回しのみを手作業でおこなって延し・包丁の作業は
機械を使ってる名店も多数あるわ。
「下手な手打ちより機械打ち」という言葉は
そば好きの間では常識なのです。」
紀ノ国が続けます。
(そして彼のそば…注目すべき点はもうひとつ!
そば粉とつなぎの割合について!!)
― 私が今回打っているのは「九割そば」
対して彼は「二八そば」!
※小麦粉にはグルテンという粘るタンパク質が含まれ、
そばを滑らかに繋ぐ役割をします。
そばの割合が高く、小麦粉が少ない程
上等だと思う人もいますが、おおきな間違いです。
そばは十割に近い程本来の香り、風味、甘みが強く
職人技も値段も高い通好みのそばになります。
けれど、つなぎが無いぶん食べづらく
人によってはボソボソと感じる食感になります。
― とある一流店のそば職人もこう言い切っている
「二八こそが最高のバランス」だと!!
そばの風味を私より強く出そうと、安易な判断で
十割そばを打ってきたりもしない。
しっかりと地に足をつけて調理に向き合っている ―
ソーマはぐるぐる製麺機を回し続けています。
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― 俺らしい「そば」
それは一部の通にしかわかんねーような
尖ったもんじゃないはずだ。
どんなお客が来ようと楽しんでもらえる
万人に開かれた美味さ!
そんなそばをこの場で形にしてやる!! ―
紀ノ国はそば作りを続けます。
― そば単体のクオリティでは、私の方が上だわ。
けれど
確実に私の背後をぴたりと追っている。
…でも現状 差がついているのは純然たる事実よ。
このままでは君の勝利はありえない。
さらなる勝算でもあるというなら
見せてごらんなさい…… 幸平創真!! ―
今週はここまでです。
今回はそばのお勉強の回でした。
ためになるなぁ。
私、そば粉に小麦粉を混ぜるっていうの
知りませんでした。
店で普段売ってるそばって
何割そばなんでしょうかね?
そして相変わらずソーマの「カップ焼そば」の
全容がつかめない。
どーやって作るんだろう…。
普通のカップ焼そばでさえどーやって
つくるのかわかんないのに…。
てゆーか定食屋でもカップ焼そばってないのでは…。
ここから来週の209話の予想です。
今のところ全然カップ焼そばの全容はわからんのですが
少し明らかになってくるかな?
あと紀ノ国の方のそば料理も気になります。
温でくるのか冷でくるのか!
どちらにしろ来週料理は完成するのでは
ないでしょうか。
せっかくだからサポートシステムもちょっと
見たいんですけどね。
どういうタイミングで入ってくるのか
わかりませんね。
一色先輩と女木島先輩の料理も気になります。
一色先輩も思い切り和食の衣装だけど
和食とは限りませんしね。
来週も楽しみです。
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