ブラッククローバー ネタバレ 感想 98話 99話 予想
謎の黒い力でラドロスを切り裂き
ラドロスVSアスタ戦、決着です。
その続きです。
ブラッククローバー ネタバレ感想98話。99話の予想。森の女王の技は結構グロい。
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空中でアスタに一刀両断され、
ラドロスはそのまま地上に落下します。
「ヴぅ…ぐ…」
ラドロスの額と胸にあった魔導石が砕け、
顔はシワシワになっていました。
——…体中の魔力が消えた……!
ウソだ…オレが…こんなところで…! ——
弱々しく頭を持ち上げますが
口元から血を吐き、また力なく頭を地面に落とします。
…やっぱり…オレの限界はここなのかなあ………。
「…ラド…ロス…」
ファンゼルがラドロスの名を呼びます。
動けないラドロスの元に、アスタが近づいてきます。
「…アスタ…」
一部始終を見ていたノエルが心配そうに呟きます。
— なんて強さなの…
あの戦い方…アスタじゃないみたいだった…
それにあの姿… まるで ———…
右半身に黒い影をまとわりつかせたまま
アスタがラドロスの側に立ちます。
ラドロスはか細い声で言います。
「…殺せよ…覚悟はできてる…」
アスタは冷ややかな目で、上からラドロスを見降ろします。
次の瞬間大声で一喝しました。
『 殺すわけあるかァァ————!!!』
さらに怒り続けます。
「これからオマエが傷つけた人達を助けに行く!!
体治して一緒に手伝えい!!
そんでみんなに謝れい!!
何かシワッシワで血だらけだけど、
容赦しねーからなコノヤロ〜〜〜〜〜!!」
まくしたてるアスタに
「プッ」
思わずラドロスは吹き出してしまい、
そのまま咳込むほど大笑いしました。
「何だ何だ!?大丈夫か!?」
突然の大爆笑にアスタは驚きます。
ラドロスはプルプルしながら両手でアスタを指さし、
口笛を吹きながら言います。
「いやぁ〜〜〜〜こりゃ勝てねぇ、スッキリしたわぁ〜〜〜」
「あれ 何か…キャラ違くね?」
「いやぁ〜〜〜〜魔導石が割れて、何か頭軽くなったわ〜」
ラドロスはアスタを見上げながら思いました。
— オマエみたいなヤツが上に登っていくんだな…
オマエとだったら、オレも一緒に高め合えたのかもな ——
ファンゼルは、ラドロスを殺さないアスタに感謝しました。
ノエルもいつもと変わらないアスタを見て
ホッとします。
するとアスタの右半身から黒いオーラが消えていきました。
「元に戻った…」
自分の右腕や反魔法の剣を見て呟きます。
「…何かと…夢の中で戦ったような………?」
首をひねって考えますが、思い出せません。
——— けど何か…不思議な力を使えたみてーでワクワクしたな…!
…使いこなしてぇぇぇ…!!
—みんな…魔法を使ってる時ってこんな感じなのかな? ———
体の内部から(みしし…)と音が聞こえてきました。
「ん?みし?」
すると体中がズキンズキン痛みだし、傷口から血がドクドク溢れ出してきました。
「ぐわぁぁぁぁ!!!体中いってぇぇぇ〜〜〜!!!
どわぁぁぁ すげー血ィ出てるしー!!
やべぇぇぇぇ死ぬ〜〜〜!!誰か助けてくれぇぇぇ」
思い切り叫んで振り返りますが、誰一人無事な人がいません!
この惨状に初めて気づいたアスタはビックリして
一番近くで倒れているマルスの元にかけより
頬をペチペチはたきます。
「オイ!!オマエら回復魔法使えんだろ!?どーにか…
ってオマエら生きてるかァァ〜〜〜〜!?」
「うぅ…」
と反応はあったので、ほっとしますが全然起き上がる気配がありません。
「チクショ〜〜〜みんなまとめて連れてくしかねぇぇぇ!!
何往復でもしてやるぜコノヤロォォ〜〜〜」
肩からブシューと血を吹き出しながら
気合を入れていると
「その必要はない」
と、どこからともなく声が聞こえてきました。
突然無数のカラス達が頭上に現れ
円を描きながら集まり、やがて一つの巨大な塊になりました。
そしてアスタの元へ一直線に降り立つと
中から魔女王が姿を現しました。
「魔女王…!!いつの間に—…!!」
これにはアスタも驚きました!
すると今まで気絶してたバネッサが
意識を取り戻しました。
「…ん—…」
体をおこすと、アスタと女王が対峙してる姿が見えます。
「女王…!」
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アスタは嬉しそうに女王に報告します。
「白夜の魔眼もダイヤのヤツらも全員倒した!
これで腕を治してもらった恩は返したぞ!」
女王も無表情に礼を言います。
「…私が戦いに出る事もなく済んだ…。
完璧とはいえぬが、良い働きぶりだったぞ…」
アスタはへこへこしながら、ついでにここにいるみんなも
治してもらえないか、それとなく女王にお願いしてみました。
「………ああ… 【その必要も無い】 」
「え」
女王が魔導書を開くと、バチャン!と突然黒い血だまりが
現れました。
血だまりはドクドクと脈打ちながら地面を走り、
倒れているみんなを飲み込み広がっていきます。
やがて黒い血は広範囲を覆いつくし、血の池の中から黒い球体が
いくつも浮かび上がりました。
瞬間黒い血はバネッサ達にまとわりつき、
アスタ以外の全員が、血の十字架に貼り付けにされていました。
【 血液創成魔法 ”鮮血の処刑場” 】
捕らえられたみんなを見てアスタが叫びます。
「何すん——…」
ドクン とアスタの体が脈打ち始めます。
「!」
ドクッドクッとさらに激しく体が脈打ち
「が…あぁ…あ゛あああ… あ———…」
苦しんだ後、アスタは意識を失いました。
女王が言います。
「血液を操る…それが私の魔法。
オマエに魔法をかけたあの時から
私は自在にオマエの血を操れる…。
私は女王ぞ。
オマエのような者の願いを聞くわけ無かろう。
思うがままになるのは オマエだ…!」
【 血液魔法 ”傀儡の血潮” 】
アスタは意識のないまま操られ、
魔導書から反魔法の剣を取り出します。
「とはいえオマエには死なれては困るからな…
オマエだけは回復してやろう」
血の繭の中にアスタを閉じ込めて、傷を回復します。
【 血液回復魔法 ”滅呪の血籠り繭” 】
「私の下にいれば暴れ放題だ」
その様子を見ていたノエルは、魔女王の凄まじい魔力に
ただただ圧倒されます。
女王は言います。
「反魔法の剣…それがこの手で持てぬなら…
持てる者ごと操作すれば良いだけ。
オマエの戦い方は見させてもらった…
これからは私の剣として、一生働き続けるがいい」
再びアスタの剣がどす黒く染まっていき、
右腕に伝わっていきます。
バネッサは愕然とします。
— な…何てこと…!!
はじめから女王は反魔法の剣が目的だった…!? —
女王がアスタに命令します。
「最初の仕事だ。
この場の者全員オマエの手で殺させてやろう。
一人残らず完璧にな」
意識を失ったアスタが黒いオーラを再び右半身に宿し、
立ちふさがります。
今週はここまでです。
予想外の展開にビックリです。
女王の登場で、ラドロスの件も吹っ飛びましたね!
なんかいい感じのシーン、いっぱいあったのに…。
しかし女王の技は実写とかでやったら結構グロい…。
地を這う血管ってホラー映画ですよ!
反魔法の剣は、女王も持ちたがる程の名品なんですね。
それを操れるアスタの存在ってやっぱり貴重なんだなぁ。
アスタは今後も色んな意味で狙われそうですね。
ここから来週の99話の予想です。
このままいっちゃうと全員瞬殺なんですけど、
アスタの鋼の意思なら激しく抵抗するでしょう。
そしてまた黒魔人、現れるか!
意識がないならまたアスタは精神世界に行くかもしれませんよね。
いや、アスタの意識がないなら黒魔人は
むしろ体を自由に操れるのでは?
それでも女王には勝てないのでしょうけど…。
強そうだ…女王。
隙が無いですよ!
アスタが正気を取り戻すかどうかが鍵なんだろうなぁ。
来週も楽しみです。
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