猛進スタイルの黒の暴牛アジトに乗り込み
アスタ達はヘカイロの町のエルフ達を
撃破しました。

その続きです。

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ブラッククローバーのネタバレ感想166話。167話の予想。ラデス復活!

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幼いヴァンジャンスは胸に
手を置きました。

― 物心がついた時から感じていた

私の中に誰かが眠っていることを

その人はひどく傷ついていて…
ひどく怒っていて…

ひどく悲しんでいるように感じた

そんな弱い存在を…
私が守らねばと思ったから

私だけの体じゃないと思ったから
一人じゃないと思えたから

私は辛く孤独な幼少の時代を
生き抜けたんだ ―

齢9の頃からヴァンジャンスは
ある夢をみるようになります。

エルフの夢でした。

― 幸福な日々

不実と絶望と憎悪の結末

君を守ることが
私の使命だと思った ―

齢13の時ユリウスと出会います。

「ウィリアム!!
魔法騎士団に入ろう!!」

ユリウスはヴァンジャンスに仮面を
プレゼントしながら言いました。

― 私を初めて認めてくれた
不思議な人だった ―

「あっ!君、魔導書の授与も
まだだったのか。

15歳の授与式までちょくちょく
遊びに来るよ!」

― 優しく偉大な人だった ―

「君は絶対に素晴らしい
魔法騎士になるよ…!」

― 授与された魔導書は、
この人に捧げようと思った ―

齢16の時、パトリの魂が目醒めました。

その頃ヴァンジャンスはユリウスが団長を
務める”灰色の幻鹿”の新人として活躍して
いました。

パトリも魔導書を授かったことで
ヴァンジャンスは一つの肉体を
二つの魂で共有している確信を持ちます。

そして徐々に二人は魂で意思疎通が
出来るようになり魂を切り替えることも
出来るようになりました。

― 君には絶対に成さねばならない
使命があった

それは私のもう一人の大切な人を、
国を裏切る行為だった

ずっと共に生きてきた
同じ体に生まれてきた
双子のような君と

生きる道を指し示してくれた
魔法騎士の頂点に立つ恩人

どちらを選ぶべきか
私は迷っていた

仲間を傷つけながら
どちらにも味方した

そして私はどちらかを選べず
2人に委ねてしまった…
最低な男だ…

そして君が勝った

ごめんなさい ユリウス様…
おめでとう パトリ…

そして君の願いが叶う時が
僕達の別れの時だ

さようならパトリ
願わくば――――――… ―

パトリは石板の前で我に返りました。

目の前にはラデス、ヴァルトス、サリーの
骸が横たわっています。

「…力を使い過ぎて…
眠っていた…のか…。」

胸に手を置きました。

― 僕の不完全だった転生も
完全になった

ウィリアムは深い終わりのない
眠りについた…

ありがとう
僕の唯一の人間の友…

ウィリアム… ―

石板にヴァンジャンスの
魔導書をたてかけます。

「さようなら。」

― これでもう…

僕に殺せない人間はいない……!!

リヒトさんはライアさん達と
王都に向っているはず…

僕も急がなければ… ―

外に出て遥か山の頂上を見つめます。

「クローバー城。

人間共のくだらない差別の中心…
最も憎き王族が住む

僕達の復讐の終着点だ…!!」

カッと光に包まれると飛び立ちました。

石板の前にいるラデスの遺体の
衣服からバサ…と魔力を帯びた
魔導書が飛び出します。

新たな魔法がページに刻まれると
カッとラデスの目が見開きました。

『 うお゛あ゛あ゛あ゛ア゛ア゛ア゛あ゛ア゛』

咆哮を上げてラデスが立ち上がります。

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転生の瞬間―――
命の危機感、激しい憎悪と怒りが

死者の肉体を操るのみだった
ラデスの魔法を成長させました。

魂を操る真の”屍霊魔法”の完成。

進化した魔法は転生の贄と
されかけた魂をギリギリの
ところで肉体に呼び戻しました。

ラデスは光りながら王都に向う
パトリに叫び続けます。

「あ゛あ゛ああああああ
リヒトオオおおおお

よ゛くもこのオ゛レを

騙し!!!

利用し!!!

殺したな゛あ゛ア゛アア!!!!

ゆ゛る゛さね゛ぇ!!!!

絶対に絶対にゆ゛る゛さね゛ぇ゛ぇ
えええええ!!!!

な゛ぁ―――――

オ゛マエら゛ァ!!!」

ガバァと死んでいたはずの
サリーとヴァルトスが
起き上がりしまた。

「運が良かったな゛ァ……
オマエらもギリギリ間にあった…

一緒にアイツ…殺すぞ!!!」

場面はヘカイロの町の
アスタ達に変わります。

エルフ化していた三人の魔法騎士たちが
三人横たわっていました。

アスタが拳を振り上げて叫びます。

「いよっしゃああああああああ!!!
三人共解放したぜぇぇ―――!!!」

アジトにいたマグナ達も喜びました。

「うおっしゃあああ――――!!!」

突然アスタの横に
黒い空間魔法が現れます。

「!」

アスタは驚きました。

「――――…!!
オマエらは……!!」

ラデスが操り人形のような
サリーとヴァルトスを引き連れて
現れます。

「よォ…黒の暴牛ぅ…!!

オレの復讐の為に
テメェら利用してやるよ…!!」

今週はここまでです。

ラデスしぶといなぁ。
生きてるんですよねコレ。

自分もゾンビ化した訳じゃ
ないんですよね。

でもサリーとヴァルトスは
中々ゾンビ感あるんですけど…。

ギリギリ間に合ったって
言ってるので。

魂を操られてる状態なんですかね。

魂を操るっていうのはエルフ化した
魂をどうにかする事も出来るのかなぁ。

ちょっと未知数な魔法ですねー。

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パトリも久々に登場しました。

しかし死体の前でうたた寝は
どうなんだ…。

結果死んでなかったですけど。

ここから来週の167話の予想です。

ラデス達とアスタは
共闘する事になるのかな?

それともひと悶着あるのかな?

ラデスはアスタ達を利用すると
言ってるのでひとまず手を組む
方向かもしれません。

そしてみんなで羊料理長の
手料理をご馳走になるんですね。

ラデスって見た目ヘンリーの
ハードバージョンみたいだ…。

サリーやヴァルトスと
意思疎通って出来るのかなぁ。

ヴァルトスの空間魔法があれば
王都までひとっとびなのに。

ラデスを通さねばならないとなると
色々と面倒くさそうです…。

リヒトとパトリの再会も
気になるところですねー。

見た目瓜二つだし!

ヴァンジャンスとパトリは
見た目もガラッと入れ替え
出来るんですよね。

そういう所も普通の転生魔法とは
何か違うのかなぁと思います。

しかしユノはどうなったんでしょうかね。

来週も楽しみです。

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というわけですが、最後までお読み頂いてありがとうございました!

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