ヒーロービルボードチャート発表後の
控室で、ホークスはエンデヴァーに脳無の
出現を告げチームアップをお願いしました。

その続きです。

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僕のヒーローアカデミアのネタバレ感想186話。187話の予想。名プロデューサー!

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立ち並ぶビルの前でトレンチコートの男が
ブツブツ呟いています。

― 三年勤めてきた会社ば
今から潰す

物心ついた時から
ずっと人の顔色ば伺って
生きてきた

息苦しかった

ばってんそんな俺とも
今日でオサラバたい ―

男は両手を広げました。

「クソ会社

散々がなってから…

解放せよ
解放せよ

異能解放 万歳!!」

【 恥樫 照夫(31) 】

“個性” 羞恥

恥ずかしい思いをすればする程
パワーが上がります。

恥樫はトレンチコートの
前をバッと開けて裸を
さらけ出そうとしました。

突然後ろからドドドドっと羽の
弾丸が飛んできます。

道路の向こう側では翼を背にした
ホークスがエンデヴァーと歩いています。

通行人は驚きました。

「うわ何こいつ!!?
露出狂やん」

「この羽は―――…」

「寒いとにようやるな。」

事も無げにホークスは
エンデヴァーに質問します。

「エンデヴァーさん
好きな食べ物とかあります?

そこの水炊きスゲー旨いんですよ
鳥の味がしっかり出てて

重いですかね
腹減ってます?」

突然犬が道路に飛び出しました。

飼い主が叫びます。

「ああ!ダメよ
シュバルツー!!」

羽の塊が魔法の絨毯のように
犬をすくい上げて車を避けました。

ホークスはそのまま普通に
話続けています。

「焼き鳥もいいですよ!
「ヨリトミ」のレバーは
クセになる」

両羽をバシュバシュ飛ばしながら
あっちでもこちでも人助けしていました。

エンデヴァーは無言で
その様子を見ています。

街の人達は驚きました。

「ホークスやん!!」
「普通に歩いとうとか珍しか!」

ホークスは軽く返します。

「どもー
おっとバアちゃん上まで持つよ」

フアッと羽を出して歩道橋を昇る
老人の荷物を持ち上げました。

「ありがとねぇ」

人々がどんどんホークスの周りに
集まります。

「ホークス2位おめでと!」
「見たぞ昨日の!
謙虚にいかんと敵増やすだけぞ!」

「敵て」

女子高生がホークスを呼んで
スマホで写メします。

「ホークスホークス!」

ホークスもピースしました。

「イエーイ」

親子が駆け寄りました。

「あの!息子が大ファンで
サインを…」

ホークスは快く了承します。

「まーオシャレなバッグ!
いいの書いて?」

「もちろん!」

「名前は?」

「亮典!」

「オッケー亮典
いつもありがと」

エンデヴァーは憮然と
その様子を見ています。

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みんなが側にいるエンデヴァーにも
注目します。

「エンデヴァーだ…!」

「顔コワかー」
「貫禄というか…
圧が強かね…」

三人組の男の子の会話が
エンデヴァーの耳に入りました。

「おまえサイン貰ってこいって」

「いややし」

「好きって言っとったやん」

「好きやけど!
違うやろ!!」

エンデヴァーはズイと男の子たちに
近寄ります。

「わ」

「来とう!こっち来とう」

「え!?え!?ウソ!?ウソ
ヤバイヤバイヤバイ
新コスかっけえ!」

おもむろに男の子に手を
差し出して言いました。

「遠慮などしなくていい」

男の子は一瞬黙ると否定します。

「違う」

エンデヴァーは驚きます。

「違うのか!」

男の子はグギギギと
震えて血の涙を流します。

「エンデヴァーは※ファンサとかせん…!!
媚びん姿勢がカッコイイったい…!

※ファンサービス

変わってしもた!!
変わってしもたよあーた!!」

わーと叫びながら去っていきました。

エンデヴァーは顔をしかめました。

(…違うのか)

その後ビルの15階「焼き鳥ヨリトミミドリ」の
個室でホークスとエンデヴァーは食事します。

ホークスは笑いました。

「ハハハハ

そりゃ言われますって
キャラじゃないですもん

あ、もう食べないなら
もらっていいです?」

エンデヴァーは腕を組んで
座っています。

「…いやしいな」

ホークスは焼き鳥を4本取って
パクパク食べました。

「欲しいと思ったらどうにも
我慢できない性分で

体育祭の後もね!
息子さん指名してたんスよ、俺

№2の息子って肩書がもう
欲しいじゃないですか
注目度的に

でもまァ今となっちゃ
※ツクヨミが来てくれて
良かった

※ツクヨミは常闇のヒーロー名です

ショートくん仮免落ちて
ブランドに傷いっちゃい
ましたからね」

笑顔で言うホークスにエンデヴァーは
ゴオと顔面の炎を燃やして怒ります。

「雄英出身でもないのに詳しいな」

「見聞が広いんです」

エンデヴァーは前のめりに
ホークスを指さします。

「いい加減にしろ

こんな話をしに九州くんだりまで
来たんじゃない

そろそろ本題を話せ」

「”噂”ですか?」

「改人脳無

連合が持つ悪趣味な操り人形

神野で格納されていた数十体を
オール・フォー・ワンもろとも
捕らえ

それ以降連合に動きはあれど
脳無の出現は確認されていない」

ホークスが続けます。

「・あれで全部だった

・まだあるけどオールフォさんしか
場所知らない

のどちらかって見方みたいです」

「”噂”と言うが貴様

俺 にチームアップを頼んだからには
何かしら確証は得ているんだろうな?」

「得てないです
ガチ噂です」

エンデヴァーは立ち上がって
パンッと手をはたきました。

「会計だ!
俺は帰る!!」

ホークスが引き止めます。

「待って下さいよ
聞いて下さいつーかね

脳無の目撃談はここだけじゃ
ないんですよ

知らないでしょ

全国でそういう噂が
立ってるんです

取り立てて記事にする程でも
ないけれど…

しかし

奥様方の井戸端会議で

或いは小中学生の下校の
会話の中で」

「……どういう事だ」

「出張に出た時、地元の人から
聞いたのが最初です

その時は警察とも協力して…
混乱を避ける為コッソリ捜査
したんですが何も出ず

で、ちょっと気になったんで

個人的に全国飛び回って
調査してみたんです」

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バサと背中の羽を広げました。

「調査…!?」

「違いはあれど似たような噂話が
全く関連のない地域で湧いてました

結果的にはどれも確度ゼロの
“噂”でしかなかったんですけど

抽象的な見解に
なっちゃうんですけど

雄英・保須・神野を経て

“改人”という敵以上に不気味な存在を
皆知ってるわけじゃないスか

どっかのアホウが不安を煽る
目的でホラ吹いて

それが今全国に伝播
してるんじゃないかな」

エンデヴァーは黙ります。

ホークスは続けます。

「さっきの敵”異能解放万歳”
叫んでたでしょ?

あれも似たような事で

今大昔の犯罪者の自伝が
再出版されてけっこー
売れてるんですよ

恐らく感化されちゃった
んでしょうね

社会が不安な時ほど
そういうのが売れるってか
はびこるって言うじゃないですか」

エンデヴァーはイライラしました。

「…もったいつけるな

結局何がしたいんだ貴様は!
結論を言え」

ホークスはエンデヴァーに向って
親指を立てます。

「№1のあなたに頼れるリーダーに
なってほしい!

立ち込める噂話を
“あなた”が検証して

“あなた”が「安心してくれ」と!
胸を張って伝えてほしい!

俺は特に何もしない!

昨日も同じような事言いましたけど
要は№1のプロデュースですよねー」

エンデヴァーは怒鳴りました。

「スタンスどうなっとるんだ貴様」

ホークスは笑います。

「俺は楽したいんですよ
本当

適当にダラダラパトロールして

今日も何もなかったと
管を巻いて床に就く!
これ最高の生活!

ヒーローが暇を持て余す
世の中にしたいんです」

エンデヴァーは黙りました。

ふと異変に気付いて顔を上げると
窓ガラス越しの空に黒い点が見えます。

ホークスもエンデヴァー同様
異変に気付いて空を見ます。

「エンデヴァーさん」

黒い点はみるみる近づいてきます。

空を飛ぶ脳無が一直線に
ホークス達のビルに向ってきます。

「……」

スウと従業員が襖を開きました。

「はーいお会計ですねー」

ホークスが叫びます。

「下がってお姉さん!」

脳無が窓ガラスに思い切り
体当たりしてきました。

割れた窓から顔を覗かせて
言います。

「どレが一番強イ?」

「キャアアアア」

叫ぶ従業員をホークスが羽で保護します。

エンデヴァーが冷静に指示しました。

「ホークス避難誘導を!」

「了解!エンデヴァーさんは!?」

脳無はガシッと外壁に手を突っ込み
中に侵入しようとしています。

エンデヴァーはボッと腕の火力を上げ
拳に力を入れました。

「”噂”ではなかったか
なんとも間の良い奴だ

まァいい」

脳無がゴウと突っ込んできます。

「どのみちそのつもりで来た!」

【 赫灼熱拳 ”ジェットバーン” 】

高出力の拳で脳無を外に吹き飛ばします。

全身炎を噴出させてエンデヴァーは
空中に浮かびました。

「来い

№1を見せてやる」

今週はここまでです。

ホークスの人助けスキルが凄いです!
一歩進むだけで4~5件は助けてるよ!

ファンサービスも忘れない。

しかも息をするように自然!

こりゃ人気ある訳ですねー。

でもエンデヴァーの不器用さも
微笑ましいですよ。

この空回り加減が
微笑ましい…。

ホークスとはジャンルが違うので
無理しない方がいいと思います。

轟にはエンデヴァー程の圧は
ないけど親子ですね…。
この不器用な感じ…。

そしてホークスもエンデヴァーも
意外と小食!

ホークス最後4~5本焼き鳥
食ってるけど。

皿見ると二人共そんなに食べて
ないよーな…。

「ヒーローが暇を持て余す世の中」
ってヒーロー達の究極の理想ですねー。

中々現実は厳しそうですが…。

ここから来週の187話の予想です。

突然ピンポイントでエンデヴァー達の
元に脳無がやってくると思いませんでした。

どうやって居場所知ったんだろう。

相変わらず脳ミソ丸見えですね!
いままでの脳無より知能高そうです。

死柄木達の姿が見えないのが
すごく気になりますけど。

この脳無を操ってるの誰なんだろ?

ここでエンデヴァーが新しい形の
№1ヒーローになれるかどうか
決まりますね!

ホークスが言うように
「安心してくれ」と人々に
胸を張って伝えられるといいなぁ。

でも脳無を倒しても
ギガントマキアとか居るので。

これはその前哨戦に
なるのかもしれませんね。

ホークスも避難誘導完了したら
参戦するのかな?

二人で共闘する姿も
見たいですね!

合体技とかしてほしい。

派手に暴れて欲しいです。

来週も楽しみです。

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というわけですが、最後までお読み頂いてありがとうございました!

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