戦いに決着がつき、ジェントルは雄英潜入を
諦め最後の力で出久を空中に放り出しました。
ラブラバと見回りに来たヒーローに自首します。
その続きです。
僕のヒーローアカデミアのネタバレ感想181話。182話の予想。ヤオヨロズ大人気!
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場面は少し前に戻ります。
出店で賑わう屋外でエクトプラズムが
ハウンドドッグと無線をしていました。
「買イ出シニ出タ生徒ガ
戻ッテナイ?
了解デス
確認シマス」
『 こちら…グルルルドッグ!
現在C−16地点
E−4へ向かう。
“分身”4・5人借りますヴヴ 』
「了解
緊急カ?」
『 そいつを確かめます…
匂う…3人…
散歩コースから外れてます
大きな移動はしていない
その場に留まっている
激しく発汗
興奮状態
迷子か
怪我人か
“愚者”か』
「総員警戒態勢ヲ……」
ハウンドドッグは生い茂る木々の
間をガサガサ捜索します。
“敵意ヲ確認デキ次第
文化祭中止
生徒避難ノ旨通達スル”
茂みの奥にはボロボロの姿で
抱き合うジェントルとラブラバが
いました。
ジェントルが言います。
「雄英、自首がしたい」
「自首?」
エクトプラズムの分身達が言いました。
「……見タコトアルナ」
「逃ゲ足ダケハハヤイ敵
猪口才ナ動画投稿者ダ」
ハウンドドッグはグイっと
ジェントルを引き上げます。
「仲間は?」
「いない」
「その傷と抉れた
地面は何だ」
「言ったろう
躓き転倒した…!」
「2人だけか」
「そうだ」
ハウンドドッグは激しく牙を剥いて
スンと匂いを嗅いで怒鳴ります。
「「そうだ」!?
もう一人いるだろヴヴ。
ウチの生徒の匂いだ」
ジェントルの空気膜で放り出された
出久は地面に着地しました。
” そのまま失せたまえ緑谷出久
彼女の為に
彼女の未来の為に ”
出久は走ってジェントルの元へ
戻ります。
— ジェントル・クリミナルの
やらんとしている事が
何となくわかった —
ハウンドドッグに締め上げられた
ジェントルが力なく答えます。
「……彼なら……すぐ…そこだ……」
— 私情交じりの
体の良い理屈をつけて
私はずっと
私の為に生きていたよ
最後が君で良かったよ
想いを懸けて戦えて
削がれて残った私の底に
“誰が為”想える
心があった —
「戦意はすっかり削がれてしまった
多くの罪を犯してきたが…
最大の罪は
世間知らずの女性を勾引かし
洗脳していた事
だからどうか相場愛美に
恩赦を…!」
ラブラバは涙を流しながら
ジェントルを見つめます。
現場に駆けつけたボロボロの出久を見て
エクトプラズムが聞きました。
「ソノ怪我ハ!……」
ジェントルは静かに出久の
返答を待ちます。
— 緑谷出久
最後に拳を交えられたのが
君で良かった —
ラブラバは泣きながらきつく目を閉じて
ジェントルの上着を掴みます。
( ジェントル…!!私の為に……!!
違うよ違うわ!!
私がジェントルを大好きなの )
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— ズルいよジェントル!
私がジェントルを
困らせたくないの
知ってて———…!! —
ハウンドドッグが再び出久に問います。
「戦ったのか」
出久は暫く沈黙して言いました。
「雄英にイタズラしようと
してるのがわかって
少し揉めました
けれど
もう…大丈夫です」
ラブラバが大泣きします。
「うわあああああああ」
ハウンドドッグが頷くと無線が
入りました。
『 ハウンドドッグ!
エクトプラズムC!
異常は? 』
「スナイプ」
『 報告をお願いします 』
ハウンドドッグとエクトプラズムは
目を合わせると報告しました。
「傍迷惑な動画投稿者の
出頭希望」
『 何だそりゃ 』
「俺もわかりません
とりあえず現時点で
緊急性はない
引き続き警戒を続けます」
グイッとジェントルを
拘束しながら歩かせます。
「詳しい事は警察署で話せ」
振り向かずにジェントルが
出久に言います。
「緑谷出久くん
私もかつてはヒーロー科にいた
「ジェントル・クリミナル」は
ヒーロー落伍の成れの果てだ
とても言えた義理ではないが
君の想い届くといいな」
” 笑い方を知らない女の子の笑顔も!! ”
出久は鼻血を拭いながら
ジェントルの言葉を思い出します。
” 不満が充満している
何故か
偏に不甲斐ないからだ ”
— 明るい未来…か —
ジェントルは連行されて行きました。
エクトプラズムが出久に言います。
「オールマイトガ心配シテイタゾ
A組10時カラダロウ
今ガ9時16…17分」
「はっ」
「マァ…ココカラナラ
5〜6分デ学校ニ」
「先生あの!すみません
買い出しの品あっちに
置いてきちゃって」
「ドコダ?
一緒ニ行コウ」
慌てて品物を取りに行きます。
— ジェントルクリミナル
戦い辛い人だった —
AM9:25
エリ達一行がA組に行くと
戻らない出久にみんながヤキモキ
していました。
— 「ヒーロー落伍の成れの果て」
なぜ戦い辛かったのか
腑に落ちた
自分もそうなってたかも
しれないから
僕もジェントルに
似た想いを持っていたから —
出久は木の根元に落ちている
ラブラバのビデオカメラを
見つけました。
その後買い物の品を取りに戻ると
品物が見当たりません。
— 彼はラブラバの為を想った
僕は—— —
AM9:35
近くのおじさんが出久の荷物を
預かってくれていました。
出久は頭を下げます。
雄英高校では間もなくA組の
ステージが始まります。
エリがミリオの服の袖を握りました。
「デクさん踊らないの?」
心配そうに呟きます。
開始前の舞台のそででA組のクラスメイト達は
様子を伺っていました。
「思ったより人集まってるよ」
「朝からゴキゲンな連中だぜ」
「楽しみにしてくれてんだよバカチン」
お茶子が青山に聞きます。
「青山くんデクくんは!?」
峰田もテンパッて怒鳴りました。
「この期に及んで何しとんじゃ
スットロがあ!!!」
青山が答えます。
「それが———…」
10時になり開始のブザーが鳴り響きました。
「おお」
「始まるぞ」
閉じていた舞台の幕が開いていきます。
観客席から応援やヤヲヨロズコールが
湧き上がりました。
エリはミリオに抱きかかえられました。
パッと照明がつき舞台を照らします。
「エリちゃん見える!?」
「うん……!」
爆豪が怒鳴りました。
「いくぞゴラアアア」
出久が笑って拳を振り上げます。
— 僕は君の笑顔を見たかった! —
エリは出久を見て満面の笑顔になりました。
今週はここまでです。
ハウンドドッグ先生が
まともな会話を!
いつも犬語の割合が多めなので
新鮮です!
マジ顔まで披露してくれて
すごくお得な気分になりました。
長きにわたるジェントルとの戦いも
ついに終わりましたね。
時間にすれば短いんだろうけど。
出久もジェントルも目指していたのものは
同じだったんだろうなと思います。
少なくともジェントルは窓ふき作業員の
事件が無ければ犯罪者にまではならなかった
んじゃあないかな?
しかしそうなるとラブラバとの
出会いも無かったのか…。
ここから先は罪を償って新たな人生を
ラブラバとやり直してほしいですね。
二人で喫茶店とかはじめればいいのに。
あれだけ紅茶通なんだから。
でも罪ってそんなに大きな
モノはないのでは…。
器物破損とか不適切な動画投稿とか
軽い暴行罪とかなのかな?
どれくらいの刑罰になるんだろう…。
しかし結局ラブラバはいくつなの!?
最大の謎!
ここから来週の182話の予想です。
まさかあれだけ準備してきた文化祭が
これだけで終わる訳ないと思うので。
ダンスとライブの様子が
来週はもっと詳しく見れるかな?
まさかもう文化祭終了後…
とかなっちゃうとか…。
そんなバカな!
耳郎の歌声に聞きほれる観客とか
ダンスに盛り上がる観客とか
ミスコンで火花散らす女達とか見たいです。
エリちゃんも笑顔になりましたしね。
出久とミリオと三人で
文化祭を回って歩いてほしいなぁ。
エリちゃんの受け入れ先も
気になる所です。
やはり相澤先生は無理なのでしょうか。
来週も楽しみです。
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