ついに雄英高校文化祭が始まりました。
出久はラブラバの個性でパワーアップした
ジェントルに苦戦し続けます。

その続きです。

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僕のヒーローアカデミアのネタバレ感想180話。181話の予想。結局いい人だった。

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「勝ってジェントル」

ラブラバの声が響くと
ジェントルは濃いスモークに
覆われました。

ジェントルの力が更に強くなり
出久の腕を押し返します。

出久は驚きました。

(ラブラバの”個性”が増えて!
強くなってく!)

ジェントルの脳裏に
出久の言葉が蘇ります。

“ 笑わないよ。
ジェントル・クリミナル ”

ラブラバは言いました。

” 思い出したわ。
あの子、緑谷出久くんよ。
体育祭で———… ”

” 狂気!
関わるべきではないな ”

両手を組みズンと出久の背が地に着くほど
押し続けてジェントルは出久に問います。

「君は!!

何の為にヒーローを志す!」

出久のグローブがバキと砕けました。
手がズキと痛みます。

「〜〜〜〜」

— 愛してるわ —

— この夢もはや私一人の
モノではない —

出久は声を絞り出します。

「同じだジェントル。

僕だけの夢じゃない!!!

身の丈に合わない夢を!
心の底で諦めてしまってた夢を!
笑わないでくれた!

認めてくれた皆に!
応えたい!

辛い思いをしてきた人に

明るい未来を示せる
人間になりたい」

ジェントルは呟きます。

「———…同じ…か。」

ドボとそのまま出久を
横に吹き飛ばします。

「ふ」

ラブラバは涙を流しながら
パソコンを開いていました。

— 君の愛が足りないなど
誰が証明できよう! —

( 信じる!信じるわ!!勝つって!!

この日の為に組んだPCとプログラム!
特別な無線で気付かれずに雄英の
校内ネットワークに接触できる。

接触できればセキュリティを解読し!
侵入できる! )

— ”時間”ももう”ない”! —

( 麓じゃ無線がまだ…!
ギリギリ届かない。

もっと近付かなければ! )

ラブラバは更に繁みの奥に駆け出しました。

— ジェントルの為に!!
私のやるべきことを———!! —

ジェントルがラブラバを目で追います。

( ラブラバ!!いかん一人で行っては危ない!)

出久もラブラバに気付き、後を追います。

” 我が相棒が警報のセンサーを
無効化する算段だ ”

ジェントルがグと力を溜めます。

— 早く決着をつけねば!! —

「まだこれまで戦ってきた方々には
及ばんかね!?」

バインと弾力の個性で弾みをつけて
超高速で出久に飛び掛かりました。

弾力の個性で乱反射しながら
威力を溜めていきます。

「恥も外聞も流儀も捨てて
君を断つ!」

— それが君という人間への
礼儀だ —

腕に全身全霊の力をこめて
出久に襲い掛かります。

奥に走り続けたラブラバは
突然足を止めました。

— 嫌——… —

森の奥から猟犬ヒーロー ハウンドドッグが
雄英高校文化祭の為に見回りに現れました。

ラブラバは硬直します。

— 嫌…!! —

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ジェントルの最大の攻撃を受ける直前
出久は倒れたまま拳を握りしめ
一気に手を開きました。

五本の指から空気弾が放たれます。

ジェントルの足に直撃しました。

グラ…と体勢を大きく崩した隙をついて
出久が飛び上がりました。

【 シュートスタイル セントルイススマッシュ!! 】

蹴り技がジェントルに決まり
カハッと白目をむいて地面に
倒れ込みました。

そのまま出久は上に乗り
ジェントルの手を背後に回して
ガシッと拘束します。

出久は息を切らせて言いました。

「これまで戦ってきた誰より
戦い辛かったよジェントル。」

シュウウ…とジェントルが纏っていた
スモークが晴れていきます。

ラブラバは慌てて引き返してきました。

「ジェントル
ヒーローがすぐそこまで」

出久に拘束されるジェントルの
姿を見て愕然とします。

ラブラバの愛によるパワーアップは
短時間、そして一日一度まででした。

” できれば君の”個性”は退却の時まで
取っておきたいが ”

ジェントルは力なく言います。

「逃げ…なさい。」

ラブラバはガシャとパソコンを
放り出して大粒の涙を流します。

「…嫌やめてよ…離して…!!

ジェントルを離して!
離して!!嫌よ!!」

出久をポカポカと殴り出しました。

「ジェントルが心に決めた
企画なの!

大好きなティーブレイクも
忘れて準備してきたの!

離せ!何が明るい未来よ!!

私の光はジェントルだけよ!!
ジェントルが私の全てよ
ジェントルを奪わないでよ。

ジェントルを奪わないでよ!!」

ジェントルはラブラバの声を
うつ伏せのまま聞いていました。

— ラブラバ……

「逃げなさい」…!?

彼女が逃げる事はないと
わかっているのに…! —

ジェントルは出会った頃
ラブラバの助手を断りました。

” 「お手伝い」はダメだ。
君を犯罪に加担させる事になる ”

” お願い
罪なら既にハッキングで
犯しているわ

いいのジェントル
私あなたといれるなら

何でもどこでも
幸せなのよ ”

ジェントルはラブラバの事を
考えます。

— 彼女が一人で逃げのびたとして
幸せだろうか

いいやきっとこれまでとは
比にならない罪を犯す! —

ラブラバは狂ったように泣き叫びます。

「ジェントルと離れるくらいなら
死ぬ!!」

ハウンドドッグ達は
ガサガサとこちらに向かって
走ってきます。

ジェントルは漂い消えそうな
ラブラバのスモークを見ていました。。

— そうさせるに
至らしめたのは

受け入れ

片棒を担がせた私だ!

ラブラバ

私も幸せだったよ!! —

ジェントルはラブラバの個性の
スモークをガブと口にしました。

— 彼女に罪はない

このままヒーローに捕まれば
ラブラバも戦いに加担したと
すぐバレる

ならばせめて———…!! —

ボッとジェントルの力が増幅し
グンッと出久を押し返します。

そのままドッと出久を
空中に放り投げ空気膜で
受け止めました。

— この戦いはなかったことに

少しでも

罪を

軽く —

「そのまま失せたまえ
緑谷出久。

彼女の為に
彼女の明るい未来の為に。」

シュウ…とジェントルの力が
消えていきます。

空気膜に放り出された出久は
沈み込み、再び空中に投げ出されます。

— 緑谷出久
誇っていい

君は君の
全てを守り
勝った —

出久は叫びました。

「ジェントル・クリミナル!」

残ったジェントルはラブラバを
グッ…と抱きしめたまま
駆けつけたハウンドドッグに言いました。

「路傍の礫に躓いてしまってね。

雄英
自主がしたい。」

今週はここまでです。

ジェントルと出久は根本的に
目指す物は一緒でしたね。

「悪」って感じではないので
出久が戦い辛いって言ってたのは
分かる気がします。

ラブラバとの関係も純粋すぎて
少し可愛そうな決着でしたが…。

あんな泣き顔でポカポカ
やられたら辛い…。

でもジェントルと二人で
罪を償った後は穏やかに
暮らしそうな気がします。

ここから来週の181話の予想です。

出久、この超バトルの後に
ダンスと舞台演出ですか!

しかも多分結構ギリギリ到着だから
打ち合わせも出来ないのかも!

ドキドキもんですね。

ジェントルの事は言わないと思うので
遅れた理由も考えないと…大変です。

でもやっと文化祭迎えることが
出来そうですねー長かった…。

ラブラバとエリちゃんが
出会えれば…と密かに
思ってましたけど無理ですねー。

年も大分違ったし…。

耳郎達のバンドとか
ミスコンとの結果とか
気になりますね!

エリちゃんが楽しめるといい。

来週も楽しみです。

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というわけですが、最後までお読み頂いてありがとうございました!

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