仮免講習で、爆豪、轟、夜嵐、ケミィの
4人は真瀬垣小学校の児童たちと心を通わせる、
特別な試練を与えられました。
その続きです。
ヒロアカのネタバレ感想165話。166話の予想。結構マイクの対応が大人。
爆豪が凄い形相で怒鳴ります。
「返せー!!!
ガキのオモチャじゃねえんだよ!!」
子供たちは爆豪のヒーロースーツのパーツを
サッカーボールみたいに蹴飛ばします。
「転がらねー
思い通りに転がらねー!!」
轟が爆豪に聞きます。
「そんな簡単に奪られて
いいのかそれ。」
「危ねーから外して
置いといたんじゃクソが!!」
ケミィが女の子に手を出すと
シャー!!と威嚇してきました。
「つーか「心を掌握」って
課題がユルフワで何をどうしたら
オケオケか不明ー。」
プレゼントマイクが実況を始めました。
『 さァチームダボハゼ、
どうしたらいいかわからない
といった面持ちだ!! 』
横で目良が釘をさします。
「良いんですけど、一応講習なんで
程々に。」
『 オケオケ!! 』
横に座る涙ぐむ小学校の先生に質問します。
『 ハウエバ。
何をどーしたらいいのさ。
何を所望よ先生!! 』
「はい…。
小学校低学年は人格形成に於いて
大切な時期です…。
“個性”の違いが大きく影響する為
カウンセリングを行い、健やかな精神を
育めるようサポートするのですが…
カウンセリングも万能ではありません。
このクラスの子たちは
私達に心を閉ざしてしまいました。
私の責任であることは承知しています…!
ですが…!
夢に向かって励んでらっしゃる
皆さまと触れ合うことで
まっすぐな気持ちを思い出せさてあげれれば…。」
先生はポロポロ涙を流しました。
轟が言います。
「―――…野暮な事は言いっこなしだな。
人が困ってる。」
イナサがデカイ声で言います。
「つまり皆と仲良くなればいいんスね!!
よーし!!」
爆豪が吐き捨てます。
「子守なんぞとっとと終わらせて
向こうの講習に参加だ。」
『 ああっと早速野暮だ爆豪!!
雄英の火薬庫はどういう
アプローチに出る!? 』
爆豪が説明します。
「先公が”先導者”としての
役割を果たせずナメられた結果
ガキが主導権持っちまってんだよ。
“なんとなく”
“いつの間にか”こうはならねえ。
クラスの空気を形成してる
“ボス”が必ずいる。
そいつを見つけ出す。
そしてバキバキにへし折り
見せしめに吊るして
全員に石を投げさせる。
自分がいかに矮小な存在かを
擦り込むのが一番効くのさ。」
イナサはよく分かりません。
「?仲良くなれば
いいんスよね!?」
先生は爆豪の過激な意見に
固まります。
『 さァ独自の見解を述べた
爆豪だが……! 』
爆豪が悪魔の形相で子供たちに迫ります。
「一番強ェ奴出てこいや。
俺と戦え。」
『 駄目そうだ!! 』
壁にもたれた子供が天を仰ぎます。
「そういう前時代的暴力的発想…
お里が知れますよね。」
ツンと笑って自分の頭を指さします。
「お里を知られたァ!!」
先生が不安そうにプレゼントマイクに
聞きました。
「あの…こんな事言うのも
差し出がましいのですが…
大丈夫なんでしょうか…。」
『 ご安心を。
余興です。 』
ケミィが爆豪にツッコみます。
「ヤンキーは流行ってないよ。」
「流行れや!!」
怒鳴る爆豪を背に、次はイナサが
突撃します。
「まずお互いを知る事が
親友への近道っスよー!!
ヒーローになりたい子――――!!!?」
『 次鋒は士傑の子―――!! 』
肉倉が観客席で言います。
「児戯は恐らくイナサの得意とするところ…。
奴の気勢は周囲を活気づける。
さて…見物だな。」
横の先生は少しあきれます。
(この子影響されやすいんだよなァ…解説始めた…。)
先程のイナサの質問に子供たちが
次々と手を上げました。
「なるー。」
「かっこいーし。」
「俺ちょーつえーし。」
イナサは子供たちを豪快に抱き上げました。
「そうかー!!
俺もなりたいっス!!
熱さと情熱こそ滾る血潮っスよね!!」
『 何言ってんのかわからんが
何か良いぞ!? 』
「みんなの笑顔を守るのがヒーローっスよね!?
先生を困らせる子は立派なヒーローに
なれるかな!?」
抱き上げた子供が答えます。
「……なれない…?」
「うん!!それなら」
イナサの言葉を遮り子供が言いました。
「でも…!じゃあさ!
講習開いてもらって先生や公安の人たちの
お仕事増やしてるお兄ちゃんたちもなれない…?」
あまりの正論にイナサが吹っ飛びました。
― たしかに!!! ―
子供はケタケタ大笑いしました。
肉倉が冷ややかな目で見ています。
イナサが地面に頭を打ち付けて謝ります。
「偉そうに語っていい立場じゃ
なかったっス―――
すいませんでしたァ!!」
『 豪快に繊細だな。 』
ケミィが言います。
「この子ら思ったよりヒン曲がってないー?」
爆豪が怒鳴ります。
「だから言ったろ。
時には暴力も必要なんだよ。」
轟が止めました。
「爆豪、それは違う。」
「あァー!?
ウチはそーやって
育てられてンだよ。」
「もっとやりようはあるはずだ。」
「……ホホウ」
爆豪は輩のように轟を煽ります。
「じゃァ見せてくれよ、てめーのやり方をよォ」
「ああ。」
その頃観客席でエンデヴァーは
オールマイトに自身の話をしていました。
「オレは焦凍に全てを託した。
二十歳の頃には既に№2へと
登りつめた。
登ってきたからこそ…理解してしまった。
俺は頂きには辿り着けないと。
肩書が欲しいだけなら
貴様のようにヘラヘラと
愛想も振りまいたろうさ。
俺は誰より強くなりたかった。」
オールマイトは少し間をあけます。
「……君らしくないな。」
エンデヴァーは怒鳴りました。
「いいから答えろ!」
オールマイトは考えます。
― 平和の象徴とは…か ―
「正直…何と言えばいいかわからないな。
私はこの国に象徴が必要だと信じ
ひた走ってきた。
強い光…
希望であり、警鐘でもある。
そういう存在になると誓って
走ってきたよ。
街行く皆が不安な顔をしていたんだ。
どれだけヒーローがいても
犯罪そのものは減らなかった。
今よりずっと…皆が脅えていた。
近くの優しさを蔑ろにして…
多くを切り捨てて
私はこの道を選んだ。」
「―――…元・相棒か。」
「…………エンデヴァー。
君のおかれている現状…
世間からの声は知っている。
私と君を比較する者も多くいる。
だが君と私は違う。
私の目指した象徴を
君もなぞる事はない。
君は君の思うやり方を
焦らず見つければいい。」
突然プレゼントマイクの声が
割って入りました。
『 さーて、次はおまえか!!! 』
轟が遠い目をします。
「俺なりのやり方…。」
『 冷静と情熱の間
轟焦凍ォ!! 』
エンデヴァーが身を乗り出しました。
「焦凍ォ!!」
女の子たちは轟の顔を見て
ポッと頬を赤らめます。
ケミィが言いました。
「イケメンのイクメン見れるとか
眼福―――。」
女の子たちがソッポを向きました。
「イケナイ同じレベルになるわ。
ムシよムシ。」
『 さァどうやって距離を縮めるのか
こいつァ見物だぜ。 』
子供たちは轟の周りからス…と離れます。
「ゴチンコはつまんねーからいいよ。
でかいゴリラ(夜嵐イナサ)からかおーぜ。」
轟は目を閉じます。
― 俺がどういう人間なのか…
まずそれを知ってもらわなきゃ
何を言っても届きゃしねェ ―
一瞬観客席のエンデヴァーを見て
子供たちに向き直りました。
「オレはゴチンコじゃねぇ。ヒーロー志望の
雄英生徒ショートだ。現№1ヒーローの
エンデヴァーを父に持つが俺はずっと奴を
憎み見返す為にヒーローを志してきた。
同級との交流を」
『 人物紹介ページみたいな
語りから入ったァ!! 』
子供たちはごくり…と唾を飲み込み
一斉に言います。
【 つまんね 】
『 総スカン!! 』
轟は爆豪たちの元へ帰っていきます。
「ワリィ」
イナサは元気づけました。
「ナイスファイトっス、轟!!」
爆豪は腕組みします。
「~~~しょうがねぇな、ったく。」
ケミィが手を上げました。
「ねー3人ともさっきから
フツーにやってる感じだけど
“個性”でしっかり私たち見せた方が
テットリバヤクない?」
爆豪も叫んで同意しました。
「俺もそれを言おうとしてたんだ!!」
「ウッソマジキグー。」
「まだ溝は深え。
つーか俺たちを困らせて
楽しんでる節がある。
攻めるには溝を埋めるんじゃなく
飛び込むしかねぇ。
実技デモンストレーションだ!」
子供たちは片隅で話す爆豪たちを見ていました。
「何か話してる。
フフン…知ってるんだゼ。
パパもママもテレビもみんな言ってる。
ヒーローは大丈夫かって……。
俺たちは知ってるんだゼ…。」
ズズ…と子供たちが個性を解放していきます。
先生が慌てて止めます。
「ああ、ダメよ危ない!!」
子供たちが一斉に個性を放ちます。
― 俺たちの方がデキるって事をさ!!! ―
爆豪が嬉しそうに笑いました。
「ハッ!!好都合だ…!」
― 来いよガキ共
相手してやるぜ ―
爆豪たちも個性を発動します。
そんな様子をプレゼントマイクは無言で見つめます。
(小学生相手にどんだけ手間取ってんだこいつら。)
口に出さないのはせめてもの良心でした。
今週はここまでです。
爆豪が完全に輩と化していますね…。
この4人の中ではケミィが
比較的まともに見えてしまいます。
爆豪がちょいちょい危険発言すると
プレゼントマイクがちゃんと
フォローしてあげてるのが流石です。
MCに入ってくれて良かったね。
結構色々大人な対応してくれています。
しかしこの試練、結構難しいですね!
あと若き日のオールマイトが
チラ見出来た…。
痩せこける前の顔もいつか
公開される日がくるのかなぁ。
ここから来週の166話の予想です。
結局これは子供たちとガチンコバトルって
事になっちゃったのかな?
本当の本気を出してしまうと
流石に子供たちも敵わないとは思うけど。
一応エリート校のトップなんだし…。
ケミィの個性が初披露ですね!
楽しみです。
案外この試練に合格出来たら
仮免講習終わりになるのかも!?
オルカ先生も攻撃力は認めてましたから。
問題だったのは人間性の方だし…。
来週も楽しみです。