メレオレオナはライアの模倣魔法を
ことごとく炎の拳で跳ね返し、
ライアを”灼熱腕”連撃で殴り飛ばしました。
その続きです。
ブラッククローバーのネタバレ感想138話。139話の予想。フィギュアの精度すごすぎ!
「どうした幹部!!!
この程度かァ―――――!!?」
「………」
メレオレオナの灼熱の超連撃に
ライアは手も足も出ません。
― 高速移動も回復魔法も
使う合間がねぇ……!!! ―
【 マナゾーン 】
――それは…辺りに漂う魔を味方につけ
意のままにその領域を操る能力です。
その領域では、本来の自分以上の魔力放出を
どこからでも仕掛けられます。
感知能力もズバ抜けて高くなり
超反応も容易になり、魔の力を借り
宙も自在に動けるようになります。
ゾラが冷や汗をかきます。
「なんつー非常識な女だよ……!!」
アスタはレオナの戦闘を目の当たりにして
武者震いしました。
― オレ達があんなに苦戦した
三魔眼の一人をこんなに…!!
すげぇ…!!
メレオレオナ団長!! ―
レオナの連撃は止まりません。
「この程度ならば…
このまま消し炭になるまで
殴り続ける」
「―――……」
ライアは笑いました。
― まいったねこりゃ…… ―
壁に描かれた呪文は中心部へ続いています。
ユノが風魔法で敵を蹴散らしました。
【 風魔法 ”暴嵐の牙” 三撃 】
「ぐあああ」
「がぁぁ」
「ぎゃッ」
ユノは軽々撃破します。
「悪いがオマエら程度じゃ
もうオレは止められねー…!」
ミモザは驚きます。
― 敵の後ろから魔法を…!!
…今のは…
マナゾーンと呼ばれる力…!?!
――今思えばあの魔法の中に
魔法を発生させてのも
“スピリットダイブ”もマナゾーンを
使えればこそ…!!
ユノさん…
何て圧倒的なセンス…!! ―
ユノが言います。
「……この音は…」
― …鼓動…? ―
中心部の奥から微かに脈打つ音が
聞こえてきました。
少し時は遡り、ロイヤルナイツが
白夜の魔眼アジトに突入した直後に
話は戻ります。
ゴーシュは広間のテーブルでフィギュアの
塗装をしていました。
向かいには恥ずかしがるグレイが、
隣にはゴードンがブツブツ言いながら
座っています。
ゴーシュは集中出来ません。
(……何なんだコイツら…。
特に何するわけでもねーのに
オレの近くに座りやがって…。
他の騒々しいヤツらが全員いねーせいか
妙に気が散るじゃねーか…。)
ゴーシュは二人に言いました。
「…オイ、任務の連絡来たら
オレが受けて出動するから
(妹マリーへの貢物代を稼ぐために)
オマエら自分の部屋で
休んでていいぞ。」
グレイは声にならない声で叫びます。
「そ…そそそそんな…!
おきおきおきづかいなく!
わたたた〇×△◎▽★」
ゴードンが小声でブツブツ呟きます。
[ 何を言ってるんだい水くさいな。
任務が来たら僕も一緒に行くに
決まってるじゃないか。 ]
ゴーシュは聞き取れません。
― コイツら二人共
何て言ってんだ――――!? ―
グレイは焦ります。
(うううぅぅ~~~~変身魔法使わないで
自分の姿のままなの恥ずかしいよぅぅ~~~!!
けど…みんな私のことを仲間だと
思ってくれてるんだ…!
私もみんなの前でぐらい
本当の自分でいないと!
ゴーシュくんも褒めてくれたんだし…。)
ゴードンは涙を流します。
(あ―――僕も早くみんなと仲良くなりたい。
みんな海底神殿で絆深めてるし
星果祭は誘われたけどハードル高くて
行けなかったし
ロイヤルナイツ試験の存在は
知らされもしなかったし
まずは今日いる比較的静かな
二人と仲良く…)
ゴーシュはすくっと立ち上がりました。
「じゃあオレは自分の部屋で
集中してコレ作ってるから
任務が来たら教えてくれ。」
『 !! 』
グレイが真っ赤になって叫びます。
「二人から見られるのも恥ずかしいですけど
二人っきりで見られるのはもっと恥ずかしい
というか何というか〇×△□δ☆▼Λ〓θ★」
ゴードンが手をプルプルさせてブツブツ言います。
[ 女性といきなり二人っきりは
ハードルが高すぎる!!
君もいてくれよゴーシュ!
一緒に図書館に行った仲じゃないか! ]
ゴーシュはイラつきます。
― 何なんだコイツら――――!! ―
グレイは真っ赤になって指さします。
(自信をもって…!自分から…話しかけないと…!)
「ごご…ゴーシュくんそそそそれ…
何つくってるの…?」
ゴーシュは鼻血をだらだら流しながら
笑顔で答えます。
「これか…?
この前オタクになった時に
フィギュアの良さに目覚めてな。
8分の1マリーをつくっている
ところだ。
出来たら拝ませてやるよ。」
「………。」
ゴードンがス…と立ち上がりました。
[ へぇ!ゴーシュも人形つくってるんだね。
実は僕もなんだ…! ]
マントをばさぁと開けると不気味な黒の暴牛
団員人形がぶら下がっていました。
[ ホラ僕お手製の黒の暴牛人形。
みんなと仲良くなりたくて
つくったんだへへへへへ ]
グレイは悲鳴を上げました。
― ののの呪いの人形ぅぅ―――!?! ―
ゴードンはゴーシュの人形に
頬ずりします。
[ カワイイでしょうへへへへへ ]
― コワイよぅぅ~~~~~!!! ―
ゴーシュはずばッッと言います。
「つーかオマエ、コワイんだよ。
他のヤツらと仲良くしてーんなら
親しみ易くなる努力しろよ。
まずは顔から。」
ゴードンはガーンとショックを受けました。
ゴーシュはため息をつきます。
「ちょっと便所行ってくる。
今日どこだ?」
ゴードンはショックで床に手を
着いたまま答えます。
[ 今日は2階の右奥だったよ…。 ]
「つーか何でこのアジトは中の構造が
ちょこちょこ入れ替わり動くんだよ。」
[ さあ…僕が入った時から
こうだったから… ]
「ったくメンドくせー…。
何かの魔法だろーが何の意味があんだよ。」
グレイがトイレに向かうゴーシュに言います。
「でででで出来るだけ早く戻って
きてくださいいいいいいい。」
ゴーシュは笑いながら言いました。
「前にも噂になってたが
魔法じゃなくて幽霊だったりしてな。」
ガタッと物音が聞こえ、グレイが振り向きます。
「?」
窓の外にゾンビが張り付いていました。
「ひいいいいいいいいい」
グレイが白目をむいて叫びます。
扉が壊され、一斉にゾンビの集団が
侵入してきました。
ゴーシュは驚きます。
「……な……何だ…
コイツらは――――!!?」
大量のゾンビたちは黒の暴牛のアジトを
取り囲むように四方八方から侵入してきます。
グレイは真っ赤になって顔を覆いました。
「みっ見ないでくださいいいいい~~~~!!」
ゴーシュがツッコみます。
「もうテメーはとっとと変身しろ!!」
ゴードンがボソボソ言います。
[ 君達まさか…僕と友達に… ]
更にゴーシュがツッコみます。
「なるかァァァァァァ!!
何なのか知らねーがこんなもん
敵襲に決まってんだろーが!!
とっとと戦闘準…」
攻撃してきたゾンビがテーブルを割った瞬間
マリーのフィギュアの首がボッキリ折れました。
「!!」
ゴーシュの目が血走ります。
「…何してんだテメー」
ヴァルトスの空間魔法で現れたサリーが
襲撃されるアジトを遠くから眺めて言いました。
「ココがアスタのアジトかぁ~~~~。
けど今日はアスタいないんだよねぇ
~~~~~残念。」
ラデスは頬の傷を撫でました。
「オレのオモチャにしてやろォと
思ってたのによォ…!」
ヴァルトスが二人に釘をさします。
「オマエ達…今回の目的を忘れるなよ…。」
ラデスは笑いながら言いました。
「まァ黒の暴牛アジトでなら、
他にも活きのいいオモチャが
手に入んだろ……!」
突然無数の鑑に光線が乱反射して
ゾンビ達を吹き飛ばしました。
「!!」
土煙の向こうからゴーシュ達が現れます。
「どこの馬鹿の仕業か知らねーが…
返り討ちだ…!!」
今週はここまでです。
ユノもマナゾーンを習得してたんですね!
ここまで強いとすでに団長クラスのような
気がするんだけどなぁ。
実際団長のリルにも勝っちゃったしね…。
そしてまさか舞台が黒の暴牛のアジトに
移るとは思いませんでした!
マリーのフィギュアが~
完成する前に首から折られた…。
だがしかし、妹は突然自分のフィギュアを
お兄ちゃんからもらったらどう思うのか…。
完成しなくて良かったのか…な?
しかも無駄に出来良さそうだし。
愛が重すぎる!!
ゴードンの人形も中々凄かったですが
これ実際に商品化したら売れそうな気が…。
キモカワイイ。
マニア受けしそう!!
アジトの部屋の構造がちょいちょい動く
っていうのも新発見ですねー。
ここから来週の139話の予想です。
懐かしい面々が出てきましたね。
ラデスとか…懐かしいなぁ。
何が目的なのかがよくわからんのですが。
ゴーシュの鑑魔法が炸裂してましたが
ゴードンにもついに出番が!!
初魔法が見れるかもしれない!
やっとですね~!
オドロ怖い魔法を使って欲しい。
黒の暴牛の他のメンバーは
留守なのかな?…残念。
そういえばグレイの魔法は変身以外
見た事ないんだけど、変身すると
その人の魔法も使えるんだろうか…。
ライアの模倣魔法みたく…。
浮遊魔宮の方も中心部で何かが
目覚め始めていますし、黒の暴牛のアジト
襲撃と繋がっているのかな?
来週も楽しみです。