「行くな」

部屋を出て行こうとする高人を呼び止める准太。

その口調があまりに必死で大きな声だったので驚く髙人。

准太は高人の力になりたいという気持ちで「スペイン」まで追いかけてきたのです。

それなのに、「俺は一人でどうにか出来る」なんてスカした事いうんだもんなぁ、高人は。

抱かれたい男1位に脅されています。22話のネタバレ感想。23話の予想。

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高人としては、准太と一緒に歩いていきたい。

その為には准太の足手まといになるようではいけないとスペインにやってきたんですけどね。

ふたりはお互いがお互いを強く想うのに、それが上手く相手に伝わらないのです。

翌朝、目が覚めると高人は部屋にいなかったのでした。

以上が21話の終わりです。

22話では、部屋を出ていった高人がどこかに向かっているところから物語は始まります。

高人が向かっている先は、なんと!「アントニオ」のところだったのです。

高人の突然の訪問に驚きが隠せないアントニオ。

しかし、高人のしょんぼりした様子を見て、「なんだ、そのツラ?オレに負けてベソでもかいたか?」と。

アントニオなりの高人を心配しての言葉ですね。

「フラメンコを教えてくれ」とつぶやく高人。

さらに、「家に泊めてくれ」。

高人さん、准太のの元に帰りたくないのでしょうか...。

この言葉を准太が聞いたら辛過ぎて堪らないだろうな。

本当は近くのホテルに泊まろうとしたのですが部屋が空いてなかったのだとか。で!「アントニオ」のところに来た高人

なのでした。

「何だよ!その昨日の敵は今日の友みたいな発想は!」と言うアントニオ。

アントニオとしてみれば、「愛しの准太」の元に帰ろうとしない高人に面白くない感情抱くでしょうね。

「帰れ!」「帰らない!」と言い合いをしている二人の間にアントニオが働いているパン屋のおかみさんが登場します。

アントニオを「バカ息子」と呼んでいることから、アントニオの「マンマ」だという事が分かります。

高人に気が付いたマンマは高人の事を朝から「キレイな子」と話題のしてたのよ!と言います。

そして、高人の目が腫れている事に気が付きます。さすが、マンマは世界共通に目敏くて、優しいのです。

アントニオに店に出なくても良いから、高人の目を冷やしてあげるようにと言うのでした。

マンマが優しいのも勿論ですが高人も世界共通に「男前」なんですね!

マンマに言われた通り、冷やしたタオルと焼きたてのパンを持ってくるアントイオ。

口ではキツイことを言いますが実はやさしいんです、アントニオは。

「プロのパイラオールと聞いたけど?」と尋ねる高人。

プロのフラメンコダンサーがなぜ、パン屋で働いているのか不思議がる高人。

「普段はセビリアに住んでる。でも、准太が来るんで帰って来たんだ」と答えるアントニオ。

パン屋は里帰りついでのお手伝いだったようです。

アントニオは高人がなぜ自分のところに来たのか分かりません。

「准太に八つ当たりでもしたのか?」と尋ねるアントニオ。

昨日、なぜ准太に優しい言葉をかけられなかったのか、なぜ、抱きしめてやれなかったのか、そして、准太にあんな

切ない想いをさせてしまったのか...「かもな。」と八つ当たりを肯定する高人。

「ふがいねぇな」とアントニオ。

「ふがいない」...だから、自分はスペインに来たのに。

「何で、准太はオレを追ってスペインに来たんだ!」と高人は思ってしまいます。

「何でって!」のろ気話もいい加減にしろとアントニオは怒ります。

「のろ気じゃねぇ!足手まといはごめんだって話だ!」

そして、高人は自分の想いをアントニオに話し始めます。

准太の足手まといになりたくない。

准太は自分でも持て余すほどの可能性がある。

この先、もっと、もっと上に行くだろう。

それと同時に色んなことを踏んで、その分背負っていくことになる。

そんな時、高人は一緒に背負ってやれる場所にいたい。

居たいのに、今のままでは背負ってやれる場所に居るどころか自分が「背負われる側」になっちまう。

「止まってる場合じゃねえんだよ!オレは。決めたんだ」と言う高人。

何を決めたかって?「准太と一緒に生きる」ことを。

それなのに、昨日は准太にあんな不安そうな表情をさせてしまった自分が情けないのです。

「クソッ!」と自分に向かって言う高人。

アントニオは「准太に〝お前の為に行ってくる”って言ったのか」と聞いてきます。

そういう事は口のするもんじゃないと答える高人。

これだから、日本人は!とアントニオは呆れます。「言わなくても分かるだろ」ってスタンスがスペイン人のアントニオ

には理解できません。

私もスペイン人じゃないけど、「言わなくて」というのは理解できません!!

何のために言葉があると思ってるんだ!!減るもんじゃなし、言葉を使え。

高人はこの気持ちを准太に言ってしまったら、准太に責任の片棒を担がせてしまうとそれだけは嫌なんだと言います。

「だったら、准太が片棒担いでくれって言ったら、お前はそれを重荷に思うのか」

アントニオの言葉に目からウロコの高人。

喜んで担ぐでしょう、高人なら。

アントニオが自分の初恋の話を始めます。

アントニオとフラメンコの出会いは子供の頃でした。

今では考えられませんが虚弱体質だったアントニオを心配したマンマがフラメンコを教えている「セレス」さんの所

へつれて行ったのが始まりでした。

セレスさんの踊りを見て、一瞬で心奪われるアントニオ。

それが、アントニオの初恋だったのです!つまり、准太の祖父のセレスさんが初恋のお相手なのです。

初恋は実らずとはよく言ったもので、ある日、セレスさんが奥さんの前で踊る姿を見てショックを受けるアントニオ。

奥さんの前で踊るセレスさんがものすごく「エロい!!」

そして、アントニオは気が付きました。セレスさんは奥さんに踊りを捧げているんだと。そして、自分は失恋したのだと。

「フラメンコは愛する人だけに捧げるもの」

と言うアントニオ。

そして、セレスさんの事が「好きなの?」と無邪気に聞いてくる准太との出会い。

セレスさんの事を想うと涙が溢れてくるアントニオに「それでも好きなの?」と聞いてきた准太。

「そうだ」と答えるアントニオに、准太は、「すごい!素敵だね」と言いました。

そして、泣いているアントニオに、いいなぁ、どんなものが見えるんだろう。今この目の前の景色もどう見えるんだろう

そう言っていた時の准太のガラス玉のようなキラキラした目が忘れられないとアントニオは話します。

准太はとうとう、「それを見つけちまったんだ。あいつにとってのお前の存在はお前が思ってる以上なんだ。」

そうアントニオは言うのでした。

ガラス玉のようなキラキラした目の准太をまだ見た事がない高人は「准太は何を見ているのだろう...」と考えるのでした。

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抱かれたい男1位に脅されています。22話の感想。

22話の感想は、高人の独りよがりというか何というか。

准太を想う気持ちをどうして言葉か態度に出せないの!!と思ってしまいます。

高人の言葉のチョイスってキツイ。誤解を招きやすい。

「一緒に生きる」って決めた事を准太に話せばいいのに。それで、准太は何も不安にならずに済むのに。

まぁ、どんなことがあってもふたりは一緒ですけどね。

アントニオは良い人でしたね。

フラメンコを捧げる人が見つかるとよいですね、アントニオさん。

抱かれたい男1位に脅されています。23話の予想。

23話の予想はいよいよスペイン篇終盤ですよね、きっと。

あの、気まずいセックスの後のふたりの仲直りがどうなるのか。

高人は准太に捧げるフラメンコを踊ることが出来るのでしょうか。

というわけですが、最後までお読み頂いてありがとうございました!

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