夜の女子会中、榊が学期末試験の
案内の封筒を開けると今年の
会場は「海」とありました。

その続きです。

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食戟のソーマのネタバレ感想277話。278話の予想。一日100万…!

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照りつける太陽の中
「海の家」は大繁盛しています。

「焼きそば二つ!!」
「生ビールジョッキ4人分ね!!」

「ラムネー!」
「かき氷―――!!!」

郁魅は両手に空いたジョッキと
食器を手に叫びます。

「……は…っ
ハイただいま―――!!!」

「肉魅っち!
次あがったよ――!!」

奥の厨房では榊と吉野が
必死で料理を作ってました。

場面は数時間前に戻ります。

開放的なビーチに吉野達は
テンションが上がります。

「夏や!ビーチや!
青春や~~~~!!」

極星寮メンバーや郁魅は
水着で海に駆け出しました。

突然拡声器からえりなの声が響きます。

『 はい集合~~~。 』

ずるずると吉野は引きずられて行きました。

『 1学期期末試験について
説明いたしますわ。 』

「………」

『 まず2年生の生徒たちは
海・山・川の3つのコースに
振り分けられました。

さて…ここにいる皆さんが挑む
「海」コースの内容とは

すばり「海の家」経営!

この浜辺に所狭しと並ぶ
店舗を特別にお借りしました。

10人一組のチームで
売り上げノルマを
達成できれば合格ですわ。 』

郁魅が聞きます。

「ノルマ…ですか?」

『 そう…。

お借りするからには
売り上げを下げるなんて
もっての外!

キッチリ上げてお返しせねば
遠月学園の名折れ……。

というわけでクリア条件は
一日につき100万! 』

一瞬生徒達が固まりました。

『 三日間で300万円を
売り上げる事が
合格ラインです。 』

途端に生徒たちがざわめきます。

「うぇ―――!!」
「ムリだろ!?」
「うそぉ!!?」

吉野は泣きながら
えりなにぶら下がりました。

「え…えりなっちは
やんないの!?

ずるいよ
総帥だからってさ――!」

教員が言いました。

「総帥には試験を見届ける
義務があるのだ。

その点は教務部でも協議し…
えりな様には事前に
別の試練へ挑んで頂いた。」

「試練?」

【 灼熱大峯殺宙禍の儀!! 】

― 遠月に古くから伝わる
料理人としての力量を試す
儀式です。

クリアできるのは
万人に1人とも言われ…

ともすれば重傷を負うほど
危険なため

一般生徒には禁じられてきた
伝説の試練なのです。 ―

丸井と伊武崎はぼんやり
イメージしました。

(…内容はさっぱり分からねぇけど)
(とにかく壮絶そうなのは使わってくる!)

「まぁまぁ!
とにかくやるっきゃねーだろー」

吉野が反応します。

「むっ!
そののん気な声は幸平!」

「ビシッと300万……
稼ぎ出してやろうじゃねーか!」

タクミもうなずきます。

「うむ!」

十傑達が集まりました。

アリスが気楽に言います。

「ノルマ達成したら
ビーチで遊んでも
いいのかしら?

ほら見て田所恵ちゃん!
お屋敷から持ってきたのよ
(りょうくんが)

一つだけなら
貸してあげるわ♪」

大量の空気の抜けた浮き輪を
田所に見せました。

「それ全部膨らますの?」

葉山が言います。

「海の家か…
調理自体はどうって事
ないだろうが

ホール側がハードに
なりそうだな。」

黒木場は強気です。

「ふん
問題ねぇよ。

一気に何人客が来ようが
俺がさばいてやる…。」

ソーマが気合を入れました。

「おーっし、やるかー!」

タクミが意外そうに言います。

「?いやにやる気じゃ
ないか幸平。」

「おうよっ。

まずは目の前の試験
ビシッと終わらせて

やらなきゃなんねー事が
山積みだかんな。

…あ!今アイディア閃いた!
薙切に食わす新作!

タクミ、メモ帳とか
持ってねぇ?」

「無い。」

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ソーマは砂にメモし始めました。

タクミがあきれます。

「試験が終わってからにしろ。」

榊と吉野は十傑の余裕に
感心します。

「さすが十傑…
頼もしいわね。」

「そりゃ十傑にとっては
楽勝なのかもしんない
けどさ―――!!」

えりなが拡声器で割って入りました。

『 その点も考慮しているわ。

幸平くんたち十傑メンバーは
6名で1チーム!

そして……
あなた達の海の家は
これです! 』

ボロボロに壊れた空き家が
見えました。

ソーマが怒ります。

「廃屋じゃねーか!!!」

「そのとおりよ。」

教員が説明します。

「例年十傑メンバーは
どの学生よりも過酷な
ハードルを与えられる。

どの世代も一致団結して
クリアしてきたのだ。」

横でえりながうなずきました。

タクミと葉山を疑問を覚えます。

「試験のせいでよけい
険悪になっていそうだが。」

「だな………。」

拡声器を通じてえりなの声が
砂浜に響き渡ります。

『 間もなく午前11時――

制限時間は明後日の
19時までとします!

さぁ位置におつきなさい!!

試験開始です!!! 』

生徒たちが一斉に店に向って
駆け出しました。

そして現在海の家で生徒たちは
注文に追われています。

十傑チームは葉山が指揮をとります。

「とにかく店を手入れ・修繕しなきゃ
客は寄ってもこねぇ。

今日明日は捨てるぞ!

最終日で追い上げるしかねぇ!!」

「う、うんっ」

「ではまず資材調達と
清掃の2班に分かれて――」

外ではソーマと黒木場が
木材と格闘していました。

「廃材撤去だオラァア!!」
「ふんぬ―――っ!!」

アリスがパラソルの下で叫びます。

「二人ともがんばって!

私はここで心から
応援してるからっ」

向こうから誰かに
声をかけられました。

「お―――っ
頑張ってるかぁー?」

「!」

ソーマが見上げます。

「鈴木センセー!?
センセーも来てたんすか。」

「ん、まぁなっ。
いやしかし暑いなぁオイ。

ラムネ一本ちょーだい。」

100円を見せる鈴木に
ソーマがイラッとして
答えます。

「……まだ出ないっす。」

「んだよ。
シケてんなぁ。」

「ふんっ。
今に見てて下さいよ!
とっとと試験クリアして…

そんで薙切にも美味いって
言わせて

その後きっちりセンセーに
挑んでやるっすから!」

「…そんな悠長なこと
言ってて大丈夫かな。」

「…ん?」

ざっと鈴木はソーマに近寄ると
肩越しに言いました。

「もうすぐ薙切えりなは
遠くへ行っちまうよ。」

ソーマは思わず
鈴木を見ます。

「お前の手の届かない…
遠い遠い場所に――」

えりなの肩をトン…と
誰かが叩きました。

「見つけた…。」

ピクッとえりなは振り向きます。

「薙切…えりな……!」

「あ、あなたは……っ!?」

今週はここまでです。

期末試験はじまりましたね!

クリア条件超厳しいですけど。

一日100万売り上げるって
凄いなぁ!

その売上金って全部店舗の
持ち主にあげるのかなぁ。

だったら絶対貸した方が
お得ですね!

十傑チームに至っては
2日捨てて1日で追い上げるって…

1日で3日分、300万
稼ぐって事!?

す、す、凄いです~!

どんなミラクル料理を出せば
そんな事に!?

あとえりな様が挑んだ
試練が超気になります…。

重傷を負うほど危険って!
何をすればそんな事に!

久々に葉山や黒木場達が
出てきて楽しそうだったのに。

鈴木先生が現れてから
一気に不穏な空気に…。

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ここから来週の278話の予想です。

えりなの肩を叩いた人が誰なのか
まったく予想できません。

誰なんだろう…。

鈴木先生が裏にいるのか
全然関係ない人がただ
肩叩いただけなのか…。

えりなを呼び捨てする人って
アリス位しか思い浮かばないなぁ。

鈴木先生が絡むと
本当に闇社会に
連れて行かれそうで~。

怖いですちょっと!

闇ルートのパイプが
凄く濃そうで…。

えりなも有名人なので
そんなに簡単に攫っては
いけないとは思いますが。

隙を見て船とかに
乗せられちゃったら
アウトなんでしょうか。

期末試験編からえりな奪還編に
変わっちゃうのでしょうか!

急展開っていうと
その位話がガラッと
変わっちゃうのかな~。

このまま期末試験の
行く末を見たいのですが…。

1日売り上げ300万も
メチャ気になります!

来週も楽しみです。

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というわけですが、最後までお読み頂いてありがとうございました!

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