ソーマ達は2年生になりました。
えりなは新総帥としてソーマと田所に
とある温泉街のミッションを命じます。

その続きです。

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食戟のソーマのネタバレ感想265話。266話の予想。ミステリーラブコメ編?

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数日前の事です。

えりなはソーマと田所を呼び出しました。

「貴方たち2人にミッションを与えます。
まぁちょっとした出張のようなものね。」

田所は驚きます。

「しゅ…出張?」

「いきなり人を呼びつけたと
思ったら…

ミッションだとぉ?

んなもん、なんで俺らが
与えられなきゃなんねーんだ?」

えりなは当然だと返します。

「決まってるでしょう?
貴女たちが十傑メンバー
だからよ!」

「ん……」

ソーマは自分を指さしました。

えりなは諭すように言います。

「いいこと?
十傑評議会は学園運営の
ためにある組織です。

予算案の審議から
季節ごとの行事…

その他イレギュラーな案件が
発生した場合もその解決に
あたるのは十傑の仕事。

司さんや小林さんも
分担しながらしっかり
勤め上げてきたのです!」

ソーマは怒りました。

「おいおい話が違うぜ————!
何でも好き勝手できるって
聞いたのに〜〜〜。

薙切が行きゃいい
じゃんかよ——!」

「あのねぇ!

総帥である私の方が何十倍も
仕事は多いんですからっ!

君が私を推してくれた
せいでね!」

「何だよ満更でもねー顔
してたくせによー!」

「何よ!」

田所が仲裁に入りました。

「ま、まぁまぁ……

えっと…それで私たち
どこに行けばいいのかな?」

えりなは言いました。

「とある県の温泉街よ!」

「?」

「そこには遠月学園とも所縁の深い…
創業100年を超える老舗旅館があるわ。

先先代総帥であるおじい様も
よく訪れていた名宿なのです。

ところがこの旅館が…

数日前に何の前触れもなく
休業してしまったの。」

ソーマは拍子抜けしました。

「へ?それだけ?
そんな大事にすることか?」

「勿論それだけじゃないわ。
何より気にかかるのは——…」

「……え?」

「いえ…恐らく行けばわかりますわ。
とにかく頼んだわよ!」

そして二人はとある県の
温泉街にやって来ました。

田所はわくわくします。

「わぁあ…いい所だねぇ。
風情があって…
でも活気もあって!」

ソーマも興奮します。

「すげぇっ
ほら見ろ田所!昔のゲーム機!

10円玉でやるやつだ!
初めて見た!

両替…っ両替してもらおうぜ」

「もう!創真くんっ
観光してる場合じゃないよぉ

…あ!ここだね。」

田所は【 湯の宿 風見の湯 】という
看板を見上げました。

入り口に「休業致します」と
張り紙が貼ってあります。

「ほんとに…休業しちゃってるね。
風見の湯…かぁ。」

「まぁなんか事情があったんじゃ
ねーのー?

お、あっちの店温泉まんじゅう
売ってるぞ!」

田所はずるずるずるっと
ソーマの浴衣の襟を引っ張ります。

「と、とにかく!
隣の旅館の人に話を
聞いてみなきゃっ」

風見の湯のお隣、乙鳴旅館の女将に
詳しい話を聞いてみます。

「そうなのよ〜〜!
前の日まで普通に
営業してたのに

朝起きたら休業の張り紙!
もう驚いたわよほんとに〜〜!

ご家族で代々やってらした
お宿でね

経営状態も良好だったから
夜逃げなんて考えられないのに

それがたった一晩で
忽然と消えちゃったのよ……!」

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田所はぞっ…としました。

「い…一家失踪事件…!?

そそそ創真くん…
私…な、何だか怖くなって
きたよ。」

おかみは続けます。

「まぁ休業って書いてるからには
そのうち戻ってくるだろうし

警察に届けるわけにもねぇ。

でも予約してたお客さんたちも
ビックリしちゃって!

毎年泊まってくれてる常連客も
何も聞いてないって言うのよ〜。

その方たちは別の宿を
とってるみたいねぇ。」

ソーマは少し間をあけて言いました。

「確かに…

泊まるのを楽しみにしてた常連さんに
一言も無く…ってのは

穏やかじゃないっすね……。

……ん、よし田所!
もうちょいこの辺で
聞き込んでみよーぜ。」

おかみは喜びました。

「ほんとかい?
私も心配してたから
助かるよー!」

ソーマは言いました。

「近所の旅館のスタッフとか…
あとお客さんにもな!

もし何日も連泊してる
人とかいたら

失踪した晩…
変な物音とか騒ぎ声とか
聞いてるかもしれねーし!」

田所は感心します。

「…そっか!なるほどぉっ」

ソーマが決め台詞を言いました。

「老舗宿湯けむり失踪事件……

遠月の名にかけて!
俺たちで解決してやんぞ!!」

「おお———っ!」

ソーマと田所は温泉街中を
駆け回りました。

乙鳴旅館に宿泊中の夫婦や別の旅館の店主、
風見の湯の常連客や遊技場の店主などなど
聞いてみましたが有力な手掛かりは掴めません。

日も暮れて、田所は疲れ切って
外の長椅子に座ります。

「っ……疲れた…ね……。」

「おう…ビビるほど収穫なかったし。
マジで…腹減った…!

捜査は死ぬほど難航してるな…。」

田所は焦ります。

「て…いうかどうしよう!
宿も取ってないのに
もう日没だよ〜〜〜!」

乙鳴旅館のおかみが来ました。

「……あ!お兄さん達!
ここに居た。

さっき遠月学園総帥の
秘書さんって方から
電話があってね。

お兄さん方2名様で!
ご予約頂いたから

うちで疲れをしっかり
癒しておくれよ!」

田所達は驚きます。

場面は乙鳴旅館に変わります。

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テーブルの上には豪華な
食事が並びました。

旅館の浴衣に着替えた
田所とソーマは目を輝かせて
よだれをたらしました。

「サンキュー新戸ぉ————!!!」

いただきます!!と言うと
ソーマは凄い勢いで食べ始めました。

「……くぅ〜〜〜〜っ…
うめえっ………!!」

じぃぃぃん…と感動すると
涙を浮かべます。

田所もせっせと鍋の具を小鉢によそうと
汁をじゅぴっ…と飲みました。

「ふぇああ〜〜〜〜…」

美味さに思わず声が出ます。

ソーマもガツガツ食べ続けます。

「田所—————!
食ってるか———!?」

はふ〜とため息をつきながら答えます。

「うん……!
食べてるよぉ創真くん〜〜〜!」

「おっしゃもっと食うぞ〜〜〜!!」

「うん!!食べよ〜〜〜っ!」

思う存分食べつくしてソーマは
床に寝ころびました。

田所も座椅子にもたれて
つぶやきます。

「しあわせ…。」

窓からそよっ…と風が入ってきました。

「涼しいね……。」

ソーマも起き上がって
窓の外を眺めます。

「おう、なんつーかよう……

こんな温泉宿はずーっと
あってほしいよな。」

「……うん……。
ほんとだね………。」

「……おっし捜査の続きは
明日だ明日!

今日はゆっくり
休んどこーぜっ。」

「うん!」

ソーマはテレビをつけます。

「なんかおもしれーテレビ
やってっかな〜〜〜?」

田所は暫くしてはっと気付きました。

— ちょ……ちょっと待って……!?

今の今までミッションの事で
頭がいっぱいで気づかなかった
けれど

ひょっとしてこれって

創真くんとふたりっきりで……

お……お泊り!!? —

ガチーンと体が固まります。

ソーマは気にも止めていません。

「うお…知らない地方番組だ。
旅に来たかんじするなぁオイ〜」

田所は真っ赤になって震えます。

— 私が唐突にあわあわし出した
ちょうどその頃に…

実は…起きてしまって
いたのです。

第2の…
事件が…! —

ある厨房で男が一人
倒れていました。

側には血のような物がついた
包丁が落ちています。

黒い影は笑いました。

「クキキキキ……
さて…決まりダナ。

これで……
“コノ宿もオレの物だ”……!!!」

今週はここまでです。

内容が料理漫画から
ミステリーラブコメに!

十傑ってこんな仕事も
しなきゃいけないんですね…。

えりなの総帥業務も大変そうだけど。

みんないつ勉強してるんだろう。

まだソーマ達のミッションの
全容がよく分かりませんね。

行ったらわかるって
いってたけど初日は
突然の休業って事しか…

わからん!

そしてラブコメ進行中。

秘書子ちゃんホテルの部屋
同室で取っちゃったのかな〜。

これは意識しない
ソーマが凄いです。

さすがトキメかない男!

ここから来週の266話の予想です。

第2の事件が起きて
しまいましたね…。

でも死んではいないでしょう!
そんな漫画じゃないハズ!

包丁についてるのは
ケチャップですよ多分…。

それも大分ベタ展開だけど。

側で笑ってた犯人らしい
影もベタだな!

これ誰なんだろう。

叡山…じゃないのかなぁ。
コンサル業務の一環で…とか。

それか家督相続に揉める親族。
ベタ!!

ソーマが華麗に真実を
暴くことを期待します。

来週も楽しみです。

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というわけですが、最後までお読み頂いてありがとうございました!

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