4th BOUT第2カード
司瑛士VS一色慧の対決は
司の圧勝に終わりました。
その続きです。
食戟のソーマのネタバレ感想251話。252話の予想。薊…娘の前だよ!
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川島が実況を続けます。
『 さぁ4th BOUTも残る対決カードは
1カード!
小林竜胆 VS タクミ・
アルディーニ~~~~~!! 』
反逆者チームも緊張して様子を
窺っています。
「二人とも調理は佳境に
入ってるみたいだ。」
「さぁどちが先に
品を出すか…!?」
「頑張れタクミっち~~~~!!」
突然パンパンっと誰かが手を叩き
勝負を中断させました。
「!?」
ソーマが目を向けた先には
薊の姿がありました。
「全員注目!
一件連絡事項だ」
会場がざわつきます。
ソーマの横でえりなも驚きました。
「お父様…?」
「おぉ…今までどこに居たんだ?
で、何だろな連絡って。」
薊が人差し指を上げます。
「この連他食戟だが…
審査員の変更を宣言するよ。」
田所はきょとんとします。
「え……?」
「たった今から僕が
審査員長を務める。」
会場に動揺が広まります。
「な!!?」
「ど…どういう……!?」
薊は続けて言います。
「ふふ…食戟を仕切る者として
大人しく静観するつもりだったのだが
十傑メンバーの激戦を見ていると
どうにも空腹感が……ね。」
審査員席に目を向けました。
「君たちはもう充分十傑たちの
品を味わった事だし
卓を空けてもらいたい。」
反逆者チームは激怒しましまた。
「はああああ何を言い出しやがる!?
そっちサイドの首謀者張本人に
審査が任せられるわけねェだろが!!」
「帰れ!!
そんなの本気で通ると
思ってんのかアホーっ!」
葉山は冷静に言います。
「……あの男なら思うだろうな。
平気なツラして無茶苦茶な
提案をしてきやがる野郎だ……!」
アンも納得いきません。
「…我々としても一度審査を
任された責任があります。
それに単独での審査はWGOの
理念にも反するのです…。
ご存じでしょう?」
― まったくの互角と見紛うほど
拮抗した勝負でも
判定の精度を維持するために
審査は必ず複数名の執行官で行う!
それは例えるなら
【光の加法混色】――
重ねれば重ねるほど
純粋な白へ近づいていく。
どれほど鍛え抜かれた者で
あっても単独での審査は不可…。
それが【絶対的正当裁定】の
原理なのです! ―
薊は思案するポーズをしました。
「ふむ、成る程そうか。
一人ではダメか…。
では信頼に足るゲストを
二人お招きしよう。」
手を差し出すと女性か二名現れました。
シャルムとイストワールは驚きます。
「!!あなた…っ」
「方は…!!」
アンが席から立ち上がって叫びました。
「デコラ!!
クラージュ!!」
ソーマが聞きます。
「へっ、誰すか。
知り合いすか?」
「”知り合い”どころでは
ありません。
二人とも…WGOの歴とした
執行官なのです。」
反逆者チームは驚きます。
「何ぃ―――――――!!?」
― 薊の思想に心酔した人間は…
WGO内にも居たってのか―――!? ―
デコラとクラージュの迫力の外見に
反逆者チームの男性陣は興奮気味です。
(な……何つーか)
(ワールドワイドなボディだ……っ!!)
デコラはアンを横目で見ます。
「”歴とした”…どころじゃなくってよ?
あなたの味覚を鍛えたのは
私達なのですから。
…そうよねアン?」
「……!!」
デコラは胸をぼいんと弾ませます。
「私とクラージュが散々指導して
やっと一人前の執行官になれた
恩をお忘れ?
はっ、でも体型は成長しなかった…。
それで私たちに妙に反抗的なの?」
「な…っ何なのです!?
私を侮辱しにわざわざ
来日したのですか!!」
クラージュがソーマにタブレットを
見せました。
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「本当に最初はアンったら
何をやらせても愚図で…
おまけに垢抜けてなくて
ダサダサの恰好だったわ。
ほらその時の写真よ?」
「ほほー今のアンさんと
全然ちがうっすね。」
アンは赤面して叫びます。
「やめてやめてやめて下さい」
デコラが紀ノ国と田所を指さしました。
「あ、そうねぇそこの
お下げにしてる子2人!
ちょうどあの子たちを
足して2で割ったような
野暮ったさだったわ~~~~」
紀ノ国は赤面して目を伏せ
眼鏡を直します。
(か…関係ないのに飛び火してきて
馬鹿にされた…)
後ろで褌一丁の一色が笑います。
田所はソーマの後ろでショックを
受けて涙ぐみます。
(野暮ったい……)
ソーマは納得しました。
「はぁ―――要するに
アンさんの先輩たちってことかぁ。」
竜胆が薊に牙をむきます。
「何だそーすいー!
勝負の最中にしゃしゃり出て
きやがってよ――
余計な事してんじゃねーぞー!?」
薊は仙左衛門に向けて
手を挙げます。
「僕だけじゃなく仙左衛門殿も
承諾している事だ。」
「…うむ。」
アリスは驚きます。
「おじい様!!」
薊は続けます。
「コミッショナー両名が決定した
事なのだ。
覆す権限を持っている者は
一人も居ない。
それにね……
僕はせっかく日本に戻ってきた
というのに
まだ愛娘の手料理が
食べられていないのだよ。
月饗際のときも…
余計な邪魔が入ったせいでね。」
ソーマは他人事のように言いました。
「…ん?誰か邪魔したのか?
失礼なヤツも居たもんだな。
飯の邪魔するなんてよ。」
えりなは呆れ顔です。
アンがしぶしぶ言いました。
「……かわりました…。
でも条件がひとつ。
あなた方の審査が公正か見定める為
我々の内1名も審議に参加する。
それが譲歩できる
最低ラインなのです。」
薊も了承しました。
「ふむ…よろしい。
ではMissアン、残りなさい。」
そしてクラージュに微笑みます。
「という訳だ……。
クラージュの席も用意して
やりたかったが済まないね。」
「あら…私は薊様のお膝でも
構いませんけど。」
「ふ…また今度ね。」
佐藤と青木はいらっとします。
新、審査員達が席に着きました。
「以上だ!
さぁ料理を続けてくれ。
ここからの審査は我々
3名が行う!!」
反逆者チームは憤慨しました。
「うわぁあ―――腹立つ~~~!!
なんかいろいろと!」
「マジで審査員席乗っ取りやがった
なんて野郎だ!!」
ソーマはず…と茶を啜ります。
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「う―――む
マジで色々と連帯食戟さまさまだな…。
ラッキーだぜ。」
「おぉそうだ!
もっと言ってやれ幸平」
「……は!?
ラッキーってなにが!?」
ソーマは審査員席を見て笑います。
「だってよう、勝負の場に…
わざわざ自分から降りてきて
くれやがったんだぜ?
直接「味」で
ぶん殴れるじゃねーかよ。」
「――――…!!」
反逆者チームの士気が上がりました。
(幸平…!)
仙左衛門も微笑みました。
竜胆は調理を続けます。
「…ちぇっ、そーすいのヤロー
勝負に水差すようなマネしやがって。
流石のりんどー先輩も
イライラしちまうぜ…!
気に食わねぇな
おらぁあああ――――!!」
反逆者チームは圧倒されまた。
「うはぁあっすげえ気迫!」
「イライラを全部調理に
ぶつけてきてる感じだ」
「このカードのテーマ食材は
【ヤリイカ】…
もう間もなく竜胆先輩の品が
先に完成しそうたぞ!!」
薊はにこやかにクラージュに言います。
「まずは小林からか…
期待できるな。
ワインのリストを頼むよ
クラージュ。」
「はあい薊様」
タクミはぐつぐつ鍋で煮込みながら
竜胆に視線を向けていました。
榊がその様子に気づきます。
「?タクミくん…
さっきから竜胆先輩の方を
ちらちらと見てるような」
「…え!ほんと?」
「お!もしかしてVS叡山先輩の
時みたいに何か観察してんのか」
「いいぞー粘着質!」
タクミは数時間前の事を思い返します。
控室を出ようとするタクミに
女木島が話しかけてきました。
「アルディーニ…
小林にぶつかっていくそうだな。」
「女木島先輩!
えぇ…敵は十傑第二席。
相手にとって不足なしです。
全力をもって勝ちに行きます。」
女木島は少し沈黙します。
「そうだな…。
俺はあいつを”負かして
やれなかった”からな……。」
「……?」
女木島は歩き出し、すれ違いざまに
タクミに言いました。
「この連帯食戟に対して…
誰よりも葛藤し続けてるのは
小林竜胆なんだ。」
「え……?」
「ま…全力でぶち当たって
やってくれ。
俺からはそれだけだ。」
場面は再び食戟の会場に戻り、
タクミはジッ…と竜胆を観察します。
― 小林先輩の表情も言動も
普段の快活なイメージと
何ら変わらないように見えるが
葛藤だと……?
女木島先輩が言ったことは一体…? ―
竜胆の一瞬の変化をタクミは
見逃しませんでした。
― ?
なんだ!?
今感じた…一瞬の違和感は?
彼女は単に薙切薊の振る舞いに
苛立っているだけでは…ないのか?
小林先輩が一瞬発した空気……
たとえるなら野生動物が
何か危険を察知し
必死に威嚇している時のような――― ―
竜胆がおたまをカッと置きます。
「おらおら―――っ
モタモタしてんなよ!?アルディーニ!
あたしが先に出させてもらうぜ――っ!!」
竜胆の料理が完成しました。
タクミも調理を続けます。
― ……今はとにかく
オレの力の限りを出し切るのみ!! ―
今週はここまでです。
いつの間にかタクミ達の調理が佳境に!
はやいよ~。
しかもここにきて審査員交代とは。
しかもそれが薊とは!
ちょっと薊のモテ劇場でもありましたね。
これ見てるえりなの心境って…。
このお色気執行官たちはいくつなの?
アンを鍛えてシャルムもイストワールも
敬語って事は結構年上なのかなぁ。
調理のテーマ食材はヤリイカなんですね!
これまた幅広く調理出来そうな
いい食材でよかったですね~。
突拍子もないのじゃなくてよかった…。
ここから来週の252話の予想です。
今回の先行実食は竜胆先輩なんですね!
女木島先輩の発言が意味深…。
連帯食戟に葛藤し続けてるって事は
相当迷ってるって事?
でも最初からなんとなく
竜胆先輩からは敵意を感じない…。
ワールドワイルドな自由人って感じだし
全部味を統一するような中枢美食機関とは
相性悪そうな感じがするのですが。
ぜひタクミの粘着ストーカーアイで
解明してほしいです。
タクミはやっぱりイタリアンで
いくと思うのですが竜胆先輩は
何料理なんだろう…。
アジアン料理?違うか。
そして一色先輩はいつ服を着るのか…。
ここ真冬の北海道ですよね…。
来週も楽しみです。
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