メインディッシュの様なソーマの前菜は
薊に酷評されますがソーマはえりなに
食戟を宣言します。

その続きです。

260話へ進む!

258話に戻る

食戟のソーマの記事一覧はこちら!

食戟のソーマのネタバレ感想259話。260話の予想。えりな神業!

スポンサーリンク

幼少期、えりなは仙左衛門に
料理を振舞いました。

「どう?おじい様!
これは特に自信作よ。

これなら私の必殺料理として
認めてくださるでしょう?」

仙左衛門は料理を口にします。

「ふぅむ…

残念だが…
どうやらまだの様だのう。」

えりなはショックを受けて
頬をぷう…と膨らませます。

「む~~~…」

仙左衛門はそんなえりなを見つめました。

場面は食戟の会場に戻ります。

先程のソーマの言葉に十傑チームも
反逆者チームも衝撃を受けます。

「幸平…何て言った!?

このコース料理が……」

「創真くんと薙切さんの」

「しょ……食戟だとぉ――――!!?」

ソーマとえりなが対峙します。

会場もざわめきました。

「な…何てこと考えやがる」
「そんなやり方でコース料理を
成立させるなんて」

「いくら何でも…誰がやろうと…
無理だ!!」

吉野がふと言いました。

「……!ていうかそういえば
えりなっちって必殺料理
持ってないの?

どんなジャンルでもメニューでも…
超プロ級の皿にしちゃうセンスが
あるはずなのに。」

新戸が答えます。

「確かに…何度も仙左衛門様に
挑戦なさっていたようだ。

が、未だ認められては
いないのだそうだ…。」

「へぇ~~~なんか意外…。」

えりなは黙っています。

「………」

” かかってこいよ

お前の今やれる
全てを込めた

必殺の必殺料理で!!! ”

「まったく……
何を言い出すかと思えば
食戟とはね。

君の辞書にチームワークという
言葉は無いのかしら?」

ソーマはあっさり返します。

「無ぇだろ俺らに
チームワークなんて。

つきかげの紅白戦でも
どんだけ言い争いしたと
思ってんだ。

ま……けどよ

こーゆう方が
俺ららしいだろ?」

えりなはくすっと笑いました。

「バカねっ」

そのまま調理台に行き
先程まで作ってた料理を
ざっと見つめました。

「火入れ途中のメイン食材……
c’ est bon(セ・ボン)

ソース…
non(ノン)

出汁は c’ est bon(セ・ボン)

香辛料 c’ est bon(セ・ボン)

クルート non(ノン)

バターも non(ノン)…………」

ソーマに言います。

「幸平くん!

いま私が non(ノン) と言った
食材だけれど

これらは後で保存容器に
入れておくからお夜食でも
作るといいわ。」

「お?おう。

で、何だったんだ今の。」

「君のせいで調理の予定が変わったから
“使える”ものを厳選したのよ。

全く新しい一皿を創り出すために……!

時間がありません。
急ぎます。

幸平くん!

君の皿には味見してあげたのだから
今から私の手足となりなさい。

いいわねっ。」

反逆者チームは驚きました。

「!!!」

「い…今から別の料理を!?」

『 しかしもう制限時間は
あと10分しか残されていません!! 』

えりながソーマに指示します。

スポンサーリンク

「さぁいくわよ。」

「しゃーねーなっ!」

「レモンの皮をみじん切り(アッシェ)!!!

新しいパラフィン紙を出したら
指示した香辛料をmelanger(メランジェ)!
30秒でおやりなさい。」

「応よ!!」

「肉の火入れが完了した瞬間に
クルートを巻きサラマンドルへ!!

二度とチャンスは無くってよ!!」

「合点!!!」

仙左衛門は歓声の上がる会場で
静かに食戟を見つめていました。

― えりなはその神の舌で
あらゆる品を完璧な美味へと
高められる。

えりなの皿は…
その何れもが

ある意味では全て必殺料理であり

しかしある意味では
全て必殺料理ではないのだ。

“完璧な美味”を超えた
必殺料理。

それこそえりな自身の
顔が見える一皿。

えりなが必殺料理を出せる時

それは―――… ―

えりなは猛スピードで調理を進めていきます。

― ソースの煮詰め(レデュイール)完了。

クルートの冷やし固め完了。
付け合わせの処理 完了。

サラマンドルで焼き色付け…完了ッ!! ―

「次よ!!!
急ぎなさい!!」

タクミは驚きました。

― いつもの優雅で流麗な調理とは
かけ離れた

轟々とした激流のような
殺気だ……!

すべてを薙ぎ倒しながら
新たな皿へと突き進んでいる。 ―

薊は静かに笑います。

― 何をしたって手遅れだ。

あんな酷い前菜の後ではね。

必殺料理を出そうがどうしようが
勝負はもう変わらない。 ―

えりなは真剣に自分自身と向き合います。

― ………今までの私に無くて
今の私には有るもの。

それを見定めなくては…
きっと必殺料理は創れない――…

“今まで私が辿ってきた道筋……” ―

薊の顔が浮かびます。

“久しぶりだ えりな。

君の料理はこの程度の人種に
振舞うためにあるのではない。”

アリスの顔が浮かびます。

“薊叔父様が余計なことを
なさらなければ私

えりなともっともっとも~~~っと
仲良しになれてたのに!”

田所の顔が浮かびます。

“私もね、薙切さんと
こんなに仲良くなれるなんて
思ってなかったから嬉しいんだー”

仙左衛門の顔が浮かびます。

“親子なのだ。

我儘くらい言うことも
覚えなさい…えりな。”

列車つきかげでの事を思い出します。

ソーマとえりなはいつも
牙を向き合っていました。

城一郎と堂島が悩みます。

「この二人は何度やっても
噛み合わねえな~~~~。」

「うぅむ…彼らが組んで
調理する場面もあるだろう…。
どうしたものか。

君ら…少しはどちらかが
退くことを考えて」

「だって薙切が」
「でも幸平くんが」

「まぁまぁ落ち着け二人とも。
気分転換に俺のゲテモノ料理でも
食うか?」

城一郎の提案にソーマが文句を言います。

「あっ!ずるいぞ親父!
じゃあ俺もゲソピーMK-2
作るからな!」

薊の言葉が蘇ります。

” 語るべきは味の是非だけ…
不出来な品を決して許すな。

この父の認めるもの以外は

塵だ。”

ソーマは言いました。

” 行き着く先がわかってたら
楽しくないだろ ”

えりなは顔を上げます。

― ……やはりコレしかないわね。

幸平くんを捻じ伏せる
最高の調理―――…!! ―

ビ―――ッと調理時間終了の
ブザーが鳴り響きました。

吉野達の拳に力が入ります。

「間に…合った……!」

汗だくのえりなとソーマが
薊の前へ皿を置きます。

「めしあがれ。」

えりなの料理が完成しました。

今週はここまでです。

スポンサーリンク


えりなとソーマは喧嘩するほど
仲が良いって事ですね。

これはこれで凄くいい関係
だと思います。

それにしても今まで作ってた
料理を残り10分でまったく
新しい料理に変えるって!

神業ってやつでは!?

えりな様、流石です。

試行錯誤するのではなく
ぶっつけ本番で完成度の
高い皿を作るって難しそうです。

ガムシャラに料理する
姿はかっこよかったですね!

ここから来週の260話の予想です。

えりなの必殺料理が何なのか
予想するのは難しい!

原始人肉とバランスの良い
見た目なのかなぁ。

コース料理なので、そういうのも
大事なんですよねきっと。

薊は完全に手遅れと思ってますが
ぜひ会場中をおさずけさせる位の
衝撃を与えてほしいです。

薊がおはだけする方が
凄いのかなぁ…。

いまいち薙切家の「はだけ基準」が
わからない…。

すべての決着が
もうまもなく着きますね。

来週も楽しみです。

260話へ進む!

258話に戻る

食戟のソーマの記事一覧はこちら!

というわけですが、最後までお読み頂いてありがとうございました!

スポンサーリンク