3rd BOUT最後の食戟
斎藤VS創真の試合は
創真の勝利で終わりました。
その続きです。
食戟のソーマのネタバレ感想244話。245話の予想。えりな様参戦!
「御粗末…!」
ソーマがしゅる…と手拭いをほどくと
後ろからバキャッと何かが壊れて
倒れる音がしました。
「ん?」
振り向くと檻をぶち破った反逆者チームが
ソーマの元へ押し寄せてきます。
「!?」
次々ソーマの上に乗って押しつぶしました。
「あでっ!!
ちょ、お前らいででで」
「あはははは幸平―――!!
すごいよアンタは―――!」
「十傑の三年生に勝ったぜ~~~~っ
うっしゃあ―――!!!」
黒木場が壊れた檻を見下ろします。
「エキサイトしすぎて
牢を破ったぞ。
どんなパワーだ。」
葉山が感心しました。
「すげぇなマジで勝ちやがった…。
幸平のやつ…!」
田所も喜びます。
「やった…!すごい……。
さすが創真くん…!
………。」
少し元気のない田所にタクミが声を
かけました。
「田所さん。
オレたちはチームで勝った。
幸平の勝因にはキミの協力も
多分に含まれているし
それは当然アイツも知っている。」
「……うん…!」
田所は顔を上げて笑顔で頷きました。
吉野達反逆者チームがタクミの方へ
押し寄せてきます。
「なぁにクールぶってんの
タクミっちぃ!!」
「恵も凄かったわよ!
お疲れ様!!」
「うわぁあっ
こ…こっちには来なくていい!」
横からイサミがタクミに
どすんっと体当たりしました。
「兄ちゃん~~~~
ほんとうにおめでとう~~~!!」
ぐはああと押しつぶされます。
斎藤はそんな光景を穏やかに見つめていました。
― 俺は今まで…弱き者は
庇護されるものでしかないと
決めつけていた。
だが幸平は強い弱いなどと決めつけず
料理人が持つすべての刃から
学んできた。
そうだ…。
俺とて今まで一人だけで
勝ってきたわけではない。
母の代わりにツケ場に立てていたのは
支えてくれた従業員たちが居たからだ。
そんな当たり前のことに
今やっと気づくとは……。 ―
斎藤はソーマに言いました。
「幸平創真。
司瑛士は強いぞ。」
ソーマは笑顔で答えます。
「……わかってるっす!」
斎藤もフッと笑いました。
「武運を……!」
そのまま会場を後にしました。
『 さぁ!両陣営はそれぞれ控え室に戻り――
次戦である4th BOUTのメンバー会議に
入ってください。
試合開始は90分後です!! 』
アナウンスが入りそれぞれが控え室に戻りました。
新戸がお茶を二つソーマに差し出します。
「さぁ選べ幸平!
高ぶった神経を鎮める生薬か。
気合と集中力を高める生薬か!」
「べ、別にいーって飲まなくて…
にがそうだし…。」
「ダメだ!疲労が蓄積している
かもしれん!」
水戸もソーマを気遣います。
「い、今のうちに少しでも
休んどけよ幸平!
肩とか凝ってねぇか?
なんか食うか?」
結局新戸のお茶を二つ受け取ったソーマは
笑って言います。
「お――大丈夫大丈夫!
サンキューな!」
新戸はお茶を持ってもじもじします。
「あ、あの……えりな様も…
よかったら温かいお茶を」
アリスが怒鳴りました。
「何をもじもじしてるの!
堂々と話しかけなさいよぅ」
美作がタクミに声をかけました。
「アルディーニ…
勝ったらしいな。」
「…美作。
フッ、認めざるを得ないな…。
お前から学んだおかげだよ。」
「いィや……。」
美作は親指をぐっと立てました。
「お前はもっと優れた
ストーカーになれるハズだ……。
もっとねちっこく敵を観察するんだ。
お前はまだ自分の粘着質を
活かしきれてねェ。」
「ストーキングを極めたい訳ではない。
だれが粘着質だ。」
一色がパンパンと手を叩きました。
「さて本題に入ろうか!
4th BOUT…誰が戦う?
実はそろそろ僕もまた
出たいと思っていてね。
他に立候補はあるかな?」
えりな、タクミ、ソーマの三人が
手を上げました。
一色も手を上げながら笑います。
「おやおや。」
アリスが意外そうに言いました。
「アラ!えりなもやる気満々なのね?」
葉山が制止します。
「ま、待て待て…もうちょい
よく考えた方がいいんじゃねぇか?
次のBOUTは今までとは
決定的に違う。
敵の残りは3人!
確実に全員が出て来るんだからな。」
黒木場も続けます。
「しかももし3勝できれば
その時点で敵メンバーは全滅。
ヘタしたら次ですべてが
決まっちまうんだ。」
新戸も同意しました。
「あぁ…。
フィナーレは近いと
いう事だな……!」
― 茜ヶ久保もも
小林竜胆
そして司瑛士―――
どう挑む!?
どう崩す!?
4人の内誰が出る!? ―
タクミとソーマは言いました。
「言うまでもなくオレたちは
準備万端だ。」
「応よ!
誰が相手でも腹ぁくくってんぜ!」
一色は黙っています。
えりなが手を上げました。
「ちょっと……いいかしら。」
「………?」
十傑サイドの控室では叡山が
激しく動揺していました。
「マジかよ…まさか斎藤先輩が
負けちまうなんて…!
なのに何でんなサッパリした
面してんすか!!」
斎藤は笑顔で言います。
「ん?んんまぁ……な。
しかし豪気だのう。
幸平創真という男は。
お前が食戟で負けたのも
得心が行ったぞ。」
「笑い事じゃねぇでしょ…!」
「まぁ後は茜ヶ久保たちに
任せるとしよう。
ぬ、茜ヶ久保は今日も
作った品と自撮り中か…。
精が出るな。」
茜ヶ久保は「女王様の林檎タルト」の前で
手をプルプルさせながらスマホ片手に
自撮り写真を撮っていました。
「これもかわいいものを
愛するきもちなんだよ。」
そう言うと座り込んでため息をつきました。
「…でも何だかいまいちだなぁ。
どうも気分が乗らないよ…。
紀ノ国ゃん!
ブッチーのおてて、縫い直しといて!
ももはお写真で忙しいから!」
「は、はい…。」
紀ノ国は手がもげたブッチーを
受け取りました。
― 幸平創真……。
まさか三年生まで
倒してしまうなんて…。 ―
「失礼します…。
そろそろ会場へ移動を。」
「はぁ~~~い…。」
茜ヶ久保が気だるげに返事をすると
思い出したように顔を上げました。
「そういえば司は?
それに竜胆も。
まだ冬眠から抜け出せてないの?」
「い…いえそれがすでに会場に
入られていて――― 」
会場に入ったソーマとタクミは呆然と立っています。
つやつや血色のいい竜胆が叫びました。
「………ふ
ふっか―――――つ!!」
元気よく飛び上がりました。
ソーマもタクミも驚きます。
― 超元気になってるー!! ―
竜胆はソーマと肩を組みました。
「おらおら―――!
りんどー先輩が来ったぞー!
どうだー?
りんどー先輩はよぉ―――!
なぁ――――?
幸平オイ―――――!
めっちゃくちゃ熟睡できたから
初日よりピンピンだぜー。」
ソーマは気圧されます。
― テンションたっけぇえええ!! ―
竜胆は両手を高く上げます。
「誰でもかかってこーいやぁ――――っ!」
そんな竜胆の後ろを司が呆れたように
笑顔で通り過ぎます。
「竜胆は野性的に元気だなあ…。」
壊れた檻をガムテープで修復していた
佐藤と青木も驚いていました。
(おいおい、なんか普通に復活してるじゃねーか!?)
(……あ!もも先輩も出てきたぞ。)
茜ヶ久保はブッチーの顔を思い切り
ぎゅむうぅうぅうと押しつぶしました。
「はぁ…やっぱりこころが
とげとげしてるなぁ。
まぁいいや。
またかわいい一皿作って
発散しよう。
相手の子にはももの品に
パクッと食べられてもらおうねー
ブッチー…!」
ギチっとブッチーを掴む茜ヶ久保の
背後から女性が声を掛けました。
「それならば茜ヶ久保さん、
そのお相手は私でも?」
茜ヶ久保は少し黙った後
上目遣いで言いました。
「いいけど。」
ソーマはその姿を見て笑います。
女性はえりなでした。
会場が一斉に沸き立ちます。
「えりな様!!!」
「えりな様だ――――!!」
「ついに……神の舌を持つ
あのお方が出るのか!!」
「ていうかそもそも何で反逆者たちの
味方なんか……?」
「ほんとに私達の敵なの!?」
ソーマは腕を組み、笑って言います。
「こいつは連帯食戟様々だぜ…!」
― 薙切の食戟を
初めてこの目で見れる!! ―
茜ヶ久保は顔を上げました。
「…たぶん今のももは普段より
乱暴しちゃうとおもうけど
よろしくね……えりにゃん
!?」
えりなは余裕の笑顔で言いました。
「なんだかご機嫌斜めのようですね。
その理由
この私が教えて差し上げますわ。」
茜ヶ久保がざわっと目を見開いて
えりなを睨みます。
「ふ―――ん…なんだか
ちょっと変わったね、えりにゃん。」
司会進行の川島が手を上げます。
『 4th BOUT 第1カードは…
茜ヶ久保もも VS 薙切えりなぁ!! 』
今週はここまでです。
こんなにすぐ4th BOUTが始まるとは!!
90分後ってそんなに休めませんね。
司や竜胆さんは対戦後、相当消耗
してたけどタクミとソーマは
平気なんだろうか…。
しかしソーマ達は仲間に愛されてるなァ。
牢屋をぶち破ってみんなが駆け寄って
くれるなんて!愛の力だ…。
そしてついにえりな様参戦ですね!
対戦相手はもも先輩か~。
えりながももを選んだのは田所の
悔しさを受け止めての事なのかな?
作戦的な意味もあるとは思いますが…。
ももだって大分消耗してるだろうしね。
ここから来週の245話の予想です。
私は4th BOUTが最後の戦いだと
思っていたのですが全滅させないと
終わりにならないんですよね!
これは…終わらないかな?
司がやはり最大の難関だと思うので。
3人綺麗に全滅はしないよなぁ…。
あとは対戦カードが誰とぶつかるか
ですよね。
第1カードがももとえりなとして
司と竜胆は誰が対戦するのか…。
司に対抗できるのはやはり一色先輩
なのかな…。
じゃあ竜胆はソーマかタクミ?
中々厳しいですね!
来週も楽しみです。
ちなみに話は変わりますが、最近引越しをしました。
でも部屋の中にはゴミがたくさん・・・。
このままじゃ引っ越せないと困ってしまいましたが、粗大ゴミの回収業者の「エコアーク」さんに手伝っていただいて、綺麗に片付きました!
粗大ゴミで困った時は依頼してみるのも良いかもしれませんよ。