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ブラクロ(ブラッククローバー)のネタバレ・感想128話。129話の予想。突然準決勝!

重傷のフィンラルに止めを刺そうとしたランギルスを
止めるため、アスタが立ち塞がります。
その続きです。

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ブラクロ(ブラッククローバー)のネタバレ・感想128話。129話の予想。突然準決勝!

突然戦い始めたアスタとランギルスに
国王が激怒します。

「オォォ―――イ!!!

余の断りも無く、何を勝手なことを
しておるかァァー!!!」

遠く離れた高台でアスタとランギルスが
衝突しようとした瞬間、
魔法帝の魔法が発動しました。

【 時間拘束魔法”クロノ スタシス” 】

両者共、球体の中で時が止まったように
動きません。

魔法帝が言います。

「実戦さながらに戦って欲しいけど
これは試合だからね。

長い一瞬…待ってもらうよ。

大丈夫…君達の熱が落ち着く前に
準備を整えるからね。」

とある庭ではボロボロに顔を殴られ
縄でグルグル巻きにされたセッケがいました。

「さて…と―――…」

タバコを咥えたヤミ団長が
セッケの正面で剣を構えます。

【 闇魔法”二次元斬… 】

空間魔法で扉から現れた魔法騎士は驚きます。

「えらいことになってる――――!!!」

「あ?何だテメー、オレに指図すんじゃねー」

「いや…!その人今から試合なので……!!」

「あ?今から殺すから殺した後にもっかい来いや。」

「やめて――――――!!!」

すったもんだの末にセッケ、フラギル、ミモザ、ザクスの
四人は空間魔法で扉から試合会場に運ばれました。

フラギルは状況が分かりません。

「……!?これは一体…!?
私達勝ったんじゃ…。」

すぐ側には時を止められたままのアスタと
ランギルスがいます。

魔法帝が説明しました。

「本来の予定通り、アスタ君達Bチームの
魔晶石はすぐそこに。

ランギルス君達Gチームの魔晶石は
反対側に設置する。

一応念の為に言っておくけど
これは試合だ。

相手の魔晶石を先に破壊した方の
勝利だからね…!」

フッっとアスタ達の時間拘束魔法が解かれました。

アスタとランギルスは後方に飛びのきます。

アスタはミモザとザクスに叫びます。

「ミモザ、ザクスすまん…!!
いきなりこんなことになっちまって…

だけどオレはアイツに勝ちたい!!!

力を貸してくれ!!!」

ミモザは即答します。

「…ハイッ!!」

― ランギルスさんの様子…
何かおかしいですわ…!! ―

ザクスは笑い出しました。

「…キヒヒヒヒ…

ヒァ――――ッハッハッハッ

魔法騎士団同士で私情で衝突し合って
勝手やって、

バカなんじゃねーのか
オマエらはァァァ―――――!?!

けどイイぜェェ!!!

今のところアイツの方が断然ダメだ―――!!!
やってやるよクソチビ!!」

ランギルスの背後でフラギルが聞きます。

「ランギルスさん…!
どういうことですか…!?」

「黙ってろ。」

「……!?」

セッケが割って入ります。

「オイオイ何て言い草だ!
安心しな、今度こそオレの魔法で…」

「必要ない。」

「ハッフ!?」

ランギルスは尋常じゃない目つきで言います。

「どいつもこいつもクズばかり…!!

この僕が特別な存在だということを
思い知らせてやる…!!」

遠くで様子を見ていたキルシュ達も
異変を感じました。

「…どうしたのだヴォード家は…。」

マルクスは少し前の魔法帝との
会話を思い出していました。

「無意識の…裏切り…?」

魔法帝は答えます。

「そう…これまでの状況を見るに
本人の自覚が無く白夜の魔眼側へ協力している…
そんな者が騎士団にいるような気がするんだ…。」

「何らかの魔法で操作されている…
ということでしょうか…!?」

魔法帝は口ごもります。

「いや…魔法ではなく…
う~~~~~んなんだろうね…。

魔法…なのかな…。」

「………」

マルクスは事態を重く受け止めます。

― この方の勘は当たる…。

きっと何かがこの魔法騎士団に
起きてるに違いない……!! ―

魔法帝は言います。

「今回のロイヤルナイツ試験は
その”無意識の裏切り”を明るみに
出したいという狙いもある…。

戦場に己が魔を投じた時…
強力な魔を前にした時。

人は本性が現れるはずだからね。」

「ですが…危険では…!?」

魔法帝は断言します。

「いや…やるんだ。」

「……。」

今現在のランギルスが重なります。

― ランギルスが…
その無意識の裏切り者だって
いうのですか…!? ―

ランギルスは手を振り上げて
魔晶石に空間魔法を当てようとします。

「おおッ!!」

アスタが反魔法の剣で一刀両断しました。

駆けだしながらミモザとザクスに
指示を出します。

「一回戦の時みたいに魔晶石を守りながら
敵の魔晶石に向かおう!!

ミモザ、魔晶石引っぱってくれ!!

ザクスは援護頼む!!」

マルクスは対応の早さに驚きます。

ランギルスはグッと屈みこみました。

― アイツの反魔法の剣は
魔晶石を一太刀で一刀両断出来る…

つまりは…

オマエがこっちの魔晶石に辿り着く前に
僕がオマエと魔晶石を壊せばいいんだな!! ―

無数の空間魔法の球体を纏って
一気にアスタ達の元へ駆け出します。

アスタは放たれた球体を片っ端から
一刀両断していきます。

「うおおおおおお!!!」

― マグナ先輩の球と違って
直前で変化しないから切れる!!

だけど…!

数が圧倒的に多――― ―

球体が足の一部を抉って通り過ぎます。

「ぐうううう…!!」

すかさずミモザが魔法を発動しました。

【 回復魔法”姫癒の花衣” 】

「アスタさん…!!」

アスタの抉られた足を治癒していきます。

「サンキューミモザ!!」

ランギルスの空間魔法の球体と
アスタの剣の激しい攻防が繰り返されます。

ランギルスが叫びました。

「回復魔法が間に合わなくなるのも
時間の問題だ!!

そうなる前に訂正しろ…!!

あんな臆病者の負け犬は
魔法騎士じゃない……!!

勝った僕こそが
真の魔法騎士だ!!!」

アスタは否定します。

「……簡単に国民を見捨てようとしてたヤツが…
ふざけんな……!!

フィンラル先輩はいつだって…
誰かを救う為に魔法を使ってきた…!!」

「だから何だ甘ちゃんが!!

それはそいつがそれしか出来無い…
敵に勝つ力が無かったからだろうが―――!!」

払いきれない空間魔法がアスタの体を抉り
後ろの魔晶石を貫いていきます。

ランギルスは狂気の笑顔で言います。

「最後まで勝ち続けた者が…
何もかも正しいんだよ…!!」

ミモザが慌てます。

「…アスタさん…!!」

― …もう―――…!! ―

「…そうかよ…
―――だったら…」

アスタはフィンラルの事を
思い返していました。

『はあ~~~~…アスタくんは
相変わらずムチャばっかしちゃってもう…。』

『フィンラル先輩、いつもいつも
助けてもらってあざぁぁぁす!!』

礼を言うアスタにフィンラルは笑います。

『助けるって…そりゃアスタくんの方でしょ…!

―…最初は何言ってんだと思ってたけどさ…

今ならオレも…アスタくんなら本当に
なれると思うよ…!

魔法帝…!!』

アスタは血を流しながら
ランギルスに宣言します。

「フィンラル先輩が認めてくれた
オレが勝つ!!!!」

黙って試合を見続ける魔法帝の後ろで
マルクスは震えます。

― …こんなもの…もう試合じゃない……!

この闘い…どうなるんですか
魔法帝――――!! ―

今週はここまでです。

他の2回戦の試合すっとばしていきなり
準決勝戦になってしまいましたね!

アスタ前回の試合終わったばっかりなのに
もういい動きしてるなぁ!無限の体力!

ついでにキルシュの顔面回復力もすごいし。

ロイヤルナイツ試験のもう一つの狙いも分かったり、
ちょっと新事実が見えてきましたね。

しかしランギルスの魔法は怖い!
触れたら即「穴」とは!

アスタ、耳千切れてるように見えるんですが。
気のせい?

ミモザがいて良かったね…。

ついでにセッケも生きてて良かったね!
団長の便所姿を見てしまった罪は
ここまで重いのか…。

ここから来週の129話の予想です。

「無意識の裏切り」が今のランギルスの
状態なら、他にも居そうな気がします。

色んな事情で抑圧されている人ほど
そうなりやすいんでしょうか。

ランギルスの場合、根はいい人…かも。
まだ何とも言えませんが。

ファナの時もそうでしたが
正気に返すの、すごく大変そうです!

アスタが黒い気を出せる程
回復していればいいんですけどね。

それが運命の分かれ道になるのかなぁ。

今の所アスタは大分不利ですが
ザクスがまた卑怯な良い手を
使ってくれる事に期待しています。

セッケとフラギルは何をしてるんだろう…。

来週も楽しみです。

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