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食戟のソーマのネタバレ感想272話。273話の予想。チータラ激押し!

ノワールに食戟を広げた「サイバ」は
もう一人の息子だと城一郎に電話で
告げられ十傑達は動揺します。

その続きです。

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食戟のソーマのネタバレ感想272話。273話の予想。チータラ激押し!

熱海の足湯でアリスが電話の相手に
愚痴をこぼします。

「えりな~~~!!
どうしてこんなことしなきゃ
いけないの~~~!?

朝から歩き回って
疲れたわよ――!

ぜんぜん見つからないわよ
ノワールなんて~~~!!

リョウくん日焼け止め!」

「はいはい……。」

遠月にいるえりなは
声を荒げました。

「食戟の被害はあったのだから
まだ潜伏してるはずよ!

ぜったい逃がすわけには
いかないの!!」

後で田所とソーマが
その様子を見ていました。

「こんどはあの二人が出張かぁ。」

アリスが言います。

「汗かいちゃった!
リョウくん私今朝入った温泉に
もう一度行ってくるからっ!」

えりなは怒ります。

「旅を満喫してる場合!?
真面目におやりなさい
十傑でしょ!

まったく……!」

ポチッとスマホの電話を
切りました。

「才波様との電話から
もう数週間…。

あれから連絡は一度もとれず

そして何より――

「サイバ」なる者の正体も…
分らぬまま。

歯がゆいわね…!」

ソーマは城一郎の言葉を思い返します。

“もう一人の息子なんだわ”

苛立つえりなにソーマが能天気に言いました。

「まぁあの親父が絡んでる
ことだしな~~。

いちいち振り回されちゃ
身が保たねぇぜ。」

えりなは呆れます。

「のほほんとしてられる
状況じゃないでしょう!!

まったくどうして
君はいつも……っ」

田所はソーマの様子を
黙って見ていました。

えりなのスマホから
コール音が鳴り響きます。

「……?」

緋沙子からでした。

『 失礼致します、えりな様。
新しい講師の方が到着した
との事です。 』

「あ…!そういえば
今日だったわね。

いいわ、お通しして。」

ソーマが聞きます。

「講師?」

「遠月の授業を担当する
講師を招聘しているの。

お父様の…薊政権の変革で
教員たちの首がすげかわって

司さんたち十傑勢が講師を
務めてたクラスもあったでしょう?

だから元いた講師に
復帰してもらったり

足りない枠は遠月リゾート勤務の
学園卒業生へ臨時で頼んだり

さらには外部からも
信頼に足る経歴の人物を
招いているわけ。」

その頃第32調理室は
ざわめいていました。

若い講師が自己紹介をします。

「おはよう。

今日からこの調理演習を
受け持つことになった…

臨時講師の…あ―――…

鈴木だ。
どうぞよろしく。」

笑顔の鈴木に女子が赤くなりしまた。

「えっ!!かっこよくない!?」

男子生徒は警戒します。

「ていうか若いよな…
大学生くらいじゃないか!?」

「で、でもいくら若くても…」

― 遠月学園が呼び寄せた講師だ。

どんな厳しい授業になるか
わかんねぇぞ……!? ―

睨む鈴木に生徒たちはごくり…っと
唾をのみこみました。

ソーマと田所は校舎の外を移動していました。

ソーマが言います。

「しかしどうしたもんかなー。

「サイバ」について
手がかりも何もないから

こっちから動く事も
できねぇよな。」

田所が乙鳴旅館での
モナールカを思い返します。

「そういえばモナールカさんは
こんな事も言ってたよね…。」

“ノワールは大きな仕事を終えると
しばらく身を潜めたり

国外に高飛びする事も多いデス。

かくいうオレも最初に日本を
訪れたのはそれがキッカケなの
デース。

特に手練れのノワールであれば

あらゆる国や機関を行き来できる
パイプを持っていても何ら不思議はない。

おまけに身分を隠したり
変装する事も得意デスカラ

「サイバ」ももしかしたら今…

日本にだって来ていても
おかしくないデスネ――。”

ソーマは言いました。

「ふ~~~~む。

だとしたらさっさと
来てくれた方が助かるよなぁ。

ぽろっと俺らの前に
現れねぇかな~~。

それこそ講師の変装でも
してな!
へっへへ~~。」

少し間を開けて田所が言いました。

「…創真くん大丈夫?」

「ん?」

「気に…なってるよね。
城一郎さんが電話で言ってたこと…。」

ソーマは笑います。

「親父のやつどっかで
隠し子でも作ってたのかねぇ。」

田所は痛い顔をしました。

(言いにくいことをずばっと…)

「ま――
親父はいつも肝心なこと
言い忘れてたりすっからな~~…

俺の経験上…。」

「そ…そうなんだ。

でも本当に「サイバ」って人
どんな人なんだろうね…?」

「………。」

場面は第32調理室に変わります。

生徒たちと睨みあっていた
鈴木が言いました。

「…お前らさ

チータラって知ってるか?」

菓子が大量に入った袋を
差し出します。

生徒たちは拍子抜けしました。

「は?」

外を歩くソーマが異変に気付きました。

「……ん?

なんか騒がしいな。」

「……あ!そういえば
この辺の教室だよ。

新しい講師の人が
授業してるの。」

調理室では沢山のジュースとお菓子を手に
鈴木と生徒たちがわいわい盛り上がっていました。

「それお前ぜってー行けるって!
もう告っちゃえよ~~!」

「?」

ソーマが中を覗きます。

鈴木が笑顔で男子生徒にチータラを
進めていました。

「なにビビッてんだ。
相手の子待ってるって
絶対それ~~~!」

男子生徒は赤くなって
しり込みします。

「い…いやでもぉ…。」

「先生が言うんだから間違いねぇって!
根性だせ!な!

ほらチータラもっと食べな。」

女子生徒達が嬉しそうに笑います。

「きゃ―――
先生けっこう肉食系~~~!」

「え、じゃあ先生って
彼女いるの~~~!?」

田所は戸惑います。

「授業……じゃ…ないよね……?
恋バナ?」

「あいつが新入り講師かぁ。
何だこの楽しげなお菓子パーティー。」

鈴木がぬう…とソーマ達の
目の前に来ました。

「遅刻か?おめーら。」

「うおぉっ」

ソーマは驚きます。

田所が慌てました。

「え!?いえあの…私たちは…」

鈴木は笑います。

「大丈夫大丈夫怒らねえから!
初回授業だし大目に見てやる。

しかし俺そんなビビられるほど
怖ぇかな―――?

どこにでも居るただの
兄ちゃんだぜ~~~?」

田所の手を取り教室に入れようとすると
女子生徒が笑いながら止めました。

「鈴木先生!ストップストップ!
その二人はこのクラス受けて
ないってば!」

「あ、そうなの?」

「十傑だよ二人とも!」

「第十席の田所さんと…
第一席の幸平くん!」

鈴木は一瞬反応すると
笑いました。

「…ふぅん。」

キーンコーンカーンコーンと
授業終了のチャイムが鳴ります。

ソーマと田所はそのまま鈴木と
教室に残って雑談します。

鈴木が田所に袋を
差し出しました。

「ほらチータラ食うか?」

「ど、どうも…。

あのどうして…
こんな沢山お菓子を…。」

鈴木は笑います。

「まずは生徒との距離を縮めるのが
先決かと思ってよ!

コンビニエンスストアで
買いあさってきた!

しかし日本のスナックとか
おつまみってのはクオリティ
高いよな――。

ほら梅こんぶもあるぜ。」

「は、はい」

ソーマも黙って菓子を頬張ります。

鈴木が手を差し出しました。

「おっと…自己紹介が
まだだったな。

あ―――…鈴木だ。
よろしくな。」

ソーマと握手します。

「あ……ども。」

鈴木はソーマの手をぐいっと
引きました。

「しかし中々男前じゃないか?
いい目をしてる。

お前は付き合ってる
ガールフレンドとかいるのか?」

「へ?…いや…いないっすけど。」

「何で?」

ソーマは戸惑います。

「いや何でって……

恋愛とか何か…
俺にはまだ早いっつーか…
むず痒いっつーか。」

田所は驚きました。

(あ…あの創真くんが押されてる…!?)

鈴木は笑顔で言いました。

「なんだよ初心だなぁ幸平。

第一席獲るほどの男が
そんなんじゃダメだぜー。

よし!もっと優れた料理人に
なるコツを俺が教えてやる。」

「へ……?」

「それはな

自分の料理のすべてを
捧げたいと思えるような

そんな相手に
出会うことだ。」

田所もソーマも一瞬聞き入りました。

鈴木はガタッと立ちあがります。

「ま、今のは俺の師匠の
受け売りなんだけどな!

おっ、飲み物まだ要るだろ?
とってきてやるよ。」

田所は苦笑いしてソーマに言います。

「あはは…なんだか
凄い先生が来たね。」

「そだな―――あと……
なんつったらいいのか…

なんでか初めて会った
気がしねーんだよな…。」

「え……?」

鈴木は包丁差しに収まる
包丁達を笑って見つめました。

「しかし…最初の授業から
お前らみたいな学園トップクラスの
生徒と知り合えるとはな。

十傑第一席 幸平創真。」

ズッ…と包丁を抜きました。

「さっきコツを教えてやった
かわりに

ひとつだけ俺のお願い
聞いてくれねーかな?」

ソーマは顔を上げました。

鈴木が包丁を構えます。

「今から俺と”食戟”してくれよ。
ユキヒラくん。」

今週はここまでです。

サイバさん、講師として
潜入してきましたね。

なんとなく表情とか、ソーマと
似てるような気がしなくもないです。

まだ本当の兄弟かわかりませんけど!

兄弟弟子の可能性もあるし…。

見た目通りに大学生位なら
年齢差も結構リアルですけどね。

そして激しくチータラ押し!

何故だ…。

城一郎さん程の人を倒した人が
日本のスナックをこれだけベタ褒め
してくれると嬉しいですね。

しかしサイバさん

「どこにでも居るただの兄ちゃんだぜ」って
自分で言ってる時点で不自然では…。

優れた料理人のコツを満たしてるのは
今のところ葉山なのかなぁ。

ここから来週の273話の予想です。

臨時講師として来てそうそうに
ソーマと会う偶然って凄いですね!

サイバさんが遠月に来た
理由が今一つ分かりませんけど。

ソーマを倒しにって訳でも
ないんだろうしなぁ。

ゆきひら乗っ取りなら
城一郎さんを倒した時点で
成立してる気もするし。

血のつながった息子なのか
弟子なのかハッキリしませんが
遠月卒業生ではないかも。

城一郎さんの事を今でも
師匠と言っていたり

その師匠の言葉をそのまま
ソーマに教えたり

憎んでるわけでもなさそうなのに。

何故ノワールになっちゃったのか。

謎ですねー。

サイバさんの食戟をソーマが
受けるかどうかわかりませんが

ソーマはまだ勝てないかな?
と思います。

でもどんな料理を作るのかは
見てみたい!

ソーマと同じく大衆料理メインだったら
本当に兄弟対決って感じですね。

来週も楽しみです。

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