残る料理人はお互い2名になりました。
6th BOUTまで勝負が続く可能性がある中、
仙左衛門が突然FINAL BOUT宣言をしました。
その続きです。
食戟のソーマのネタバレ感想253話。254話の予想。反抗期えりな様。
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仙左衛門が宣言します。
【 次なる試合こそが
連帯食戟のFINAL BOUTである!!! 】
ソーマもえりなも驚きました。
「おじい様……?」
会場もざわめきます。
仙左衛門が説明します。
「試合形式を変更するのだ。
各チーム生き残りは2名ずつ……。
彼ら全員が一品ずつ皿を
出すことは同じである。
異なるのはその皿をチームごとに
連続して給仕(サーブ)し
コース料理として
成立させることである!!
つまりチームの一人が”前菜”を!
もう一人が”メインディッシュ”を
調理するのだ!!」
ソーマとえりなが同時に言います。
「二皿で組んだ……
コース…料理……!」
薊は横目で笑いました。
「……ほう。」
吉野達が待ったをかけます。
「ちょ…ちょっと待ってよ…!
十傑のトップ2が組みあげる
コースなんてそんなの最強に
決まってるじゃん!!」
「何でそんな提案するんすか
仙左衛門さまぁ~~~~!?」
仙左衛門が人差し指を立てて
説明を続けます。
「テーマ食材は完全に自由とするが
その代わり設けるお題は―――
「”真の美食たる”コース料理」!」
薊がぴくっ…と反応しました。
仙左衛門が薊に問います。
「なにか異議は?
現総帥。」
「……いいえ。
異議どころか
…素晴らしい趣向だと思いますよ。
司と小林が皿に織りなす組曲……
それを勝負の場で味わえるなんて。
それにお題についても好都合すぎて
申し訳ない程だ。
何しろの僕の理想を体現している
料理人が現十傑なのですから。
一方
今のえりなでは「真の美食」は
作り得ない。
「……!!」
反逆者チームは言葉が出ません。
「それを僕はわかっているのでね……。」
えりなが父に問います。
「はたしてそうでしょうか?」
薊はえりなを鋭い目で見据えました。
えりなははっきりと言います。
「私は随分変わったと思います。
きっと…
作る皿も昔とは違いますわ。
えりなは家出までする
不良娘になってしまいました。
お父様が思っていらっしゃる
“良い子”の私では
もうありませんから。」
田所とアリスが笑顔になりました。
「薙切さん…!」
「…そうこなくちゃ。」
ソーマもニッと笑います。
「ん…待てよ元々そんな良い子でも
なかったけどな。
だってアイツよー
本当は美味いくせに
不味いとか言ってよー。」
新戸が制止します。
「ちょ 今は黙ってろ。」
薊は笑顔で言いました。
「思春期に反抗するなんて
ごく自然なことだよ。
父として受け入れるさ。」
仙左衛門が締めました。
「……では本日はこれにて解散とする。
また明日この場所で相見えよう。
勝者こそが遠月の未来を
決定する!!
心して掛かれ!!
若き料理人たちよ!!!」
反逆者チームはえりなとソーマに
期待を寄せます。
― そうだ……!
今の二人なら…
やれるかもしれない……!
幸平くんも薙切さんも…
料理人としてどんどん
強くなってきたもの。
今の……
二人なら――――! ―
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場面は薊の宿泊するホテルに変わります。
デコラがベッドに横たわっています。
「ひどい父親なのね。
薊様って。
実の父にあんなことを言われたら
ショックではないかしら?」
横で座るクラージュも同意します。
「そうよ、いくら戦う敵だからって…
そんなだから反抗されてしまうのよ。」
薊はグラスを片手に
窓際に立っていました。
「仕方ないさ。
今のえりなには”不純物”が
混じってしまっているからね。
一刻も早く彼女を
中枢美食機関へ迎え入れ
きれいに浄化しなくてはいけない。
……それに何よりも
我が娘こそが料理人たちを
正しく導くための”鍵”なのだから。」
ホテル雪月花の厨房ではえりな達
反逆者チームが作戦会議を開いていました。
えりなが言います。
「これから幸平くんと
作戦会議に入ります。
まず前菜・メインをどちらが
担当するか早々に決定し
どんな2皿でコースを組み立てるかを
具体的に考え抜かなくては!」
佐藤たちも協力を申し出ます。
「お、俺たちにも何か
出来ることは…?」
「試作のサポートとか…
何だって手伝うぜ!」
気だるげに頭を掻いて
久我が割り込んできました。
「船頭多くて船 山に登るって
言うしー
全員であーだこーだ
言いあってちゃ時間食うだけ…。
そぉね~~~~
同じ1年ズなこの二人と
あと極星寮を代表して一色も!
相談相手になったげなよ。」
久我は田所・タクミ・一色を指さしました。
佐藤たちは食い下がります。
「でも……幸平たちは俺ら全員の
退学もかけて戦ってくれるっていうのに
何もしないなんて……」
久我は笑います。
「幸平ちん達を信じて任せるのも
俺たちの役割っしょ―――。」
「久我さん…。」
「それに夜更かしは美容の大敵よ!
早く就寝しなきゃダメッ!
わかった!?」
「は、はい!」
えりなは深く深呼吸をしました。
「始めましょう。」
「応よ!」
ソーマが答えます。
一色、田所、タクミが見守る中
ソーマとえりなは熱く意見を交わします。
反逆者チームの面々はそれぞれの場所で
眠れぬ夜を過ごしていました。
ソーマ達の激論は一晩中続き
翌朝になりました。
会場では生徒たちが集まり始めます。
「まさか2-2まで
もつれ込むなんてな…。」
「あぁ…でも大丈夫さ!
十傑第一席と第二席が
負けるわけねぇよ!」
川島のアナウンスが流れます。
『 さぁ!会場には続々と学生たちや
関係者の皆さまが集まっております。
緊張のボルテージは
上がっていく一方という所!
……おっと!
そしてご覧下さい。
十傑評議会サイド
司瑛士と小林竜胆が
登場いたしました!! 』
竜胆が司に聞きます。
「だいじょぶか司ー?
疲れ完全には取れてねぇだろー?」
「いや…不思議と状態は悪くないよ。
逆に神経が冴えてる感じだ。
むしろ絶好調かも…。」
川島がキラキラしながらマイクを向けます。
『 さて…!お二人はコースを
どう分担されるのですか? 』
叡山が茜ケ久保にこっそり耳打ちします。
(先輩が作った薔薇シロップの効果…
いつまで継続するんスか。)
(さぁ…?でも別に良いんじゃないかな。
あの方がかわいいし。)
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竜胆が川島の質問に答えます。
「おうっ、あたしが”前菜”
司が”メインディッシュ”を仕上げるぜー。」
イサミが納得します。
「……やっぱり第一席がメイン作るだねー。」
吉野が言います。
「幸平たちはどう分担したんだろ?」
田所、タクミ、一色が登場しました。
気付いた榊が田所に聞きます。
「あっ…恵!タクミくん!
どうだった?昨夜の成果は」
「!?」
田所もタクミも疲れ切って
目の下にはクマが出来ていました。
「なんかゲッソリしてる!え、何で?」
吉野も動揺します。
「作戦会議はどうなった!?
ウチはどっちがどっち作るのぉ?」
一色は笑います。
「あっはっはっ!
いや、それがね…」
言いかけた時目を血走らせて
クマを作ったえりなとソーマが
現れました。
2人はおもむろに手を挙げると
勢いよく振り下ろします。
「最初はグ――――――!!!」
吉野達は白目になります。
― え―――――!!? ―
ソーマ達がじゃんけんを続けます。
みんなが驚きました。
「まだどっちがどっち作るかすら
決まってなかったんか―――い!?」
「こっちはチームワーク駄目駄目だ~~~!!」
仙左衛門はその様子を見て
にやりと笑いました。
ソーマはチョキを握りしめて震えます。
「ぐお~~…俺が前菜かぁ~~~…!
締めをメインでびしっと決めたかったのに…!」
えりなはグーでした。
『 と…!ともあれスタートです!!
両チーム調理台について下さい!
FINAL BOUT 開戦です!!! 』
今週はここまでです。
二人で一つの皿を作るのではなく
コース料理の勝負になりましたね!
私は司達の方がメインディッシュで
揉めるかと思いましたが逆だった…。
竜胆さん、あっさり
譲ってくれましたね。
司は譲らなそう…。
そしてお題が「真の美食」とは。
また難しいなぁ。
えりなは薊にだいぶ圧をかけられて
いましたが、えりな全然ダメージなし!
これは反抗期というよりは
自立って事なんじゃないのかなぁ。
そういえば一色先輩
ついに服、着ませんでしたね…。
真冬の北海道で!
ここから来週の254話の予想です。
ソーマ達、徹夜で作戦会議
してたみたいなのに分担は
決まってなかったんですね。
なんでだー!?
早々に決定するみたいな事
言ってなかったっけ…。
でもチームワークはとても良いはず。
列車での修業が実を結ぶといいですねー。
逆に十傑チームは2人で共同戦線を
張る事には慣れてないんじゃないのかな~。
特に司は自分の作る料理のコースに
他人の料理が入ってくるのを
どう思うのでしょうかね。
「真の美食たるコース料理」がお題で
テーマ食材は自由なんですね。
これも最終決戦っポイ!
制限がない分すごくゴージャスに
なりそうな予感がします。
あと夜中の作戦会議で一色達がソーマ達に
どんなアドバイスをしたのかも
気になるところ!
来週も楽しみです。
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