突然薊が会場に現れ審査員交代を指示します。
前審査員のアン、薊とデコラの新体制で
竜胆VSタクミの食戟が続行されます。
その続きです。
食戟のソーマのネタバレ感想252話。253話の予想。カラマリランジェリー特集号。
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竜胆の料理が完成し、会場は
歓声に包まれました。
「りんどー先輩が一気に完成へ――!!」
「司先輩に続いて反逆者を
ぶっ飛ばしてください
竜胆先輩ー!!」
審査員席へ料理を運ぶ
竜胆の足が止まりました。
「むっ」
榊と吉野も驚きます。
「お!?」
竜胆の背後からタクミも料理を
手に審査員席へ向かいます。
「タクミっちも調理完了!!」
『 なんと!両者同時サーブと
なりましたー!!
ニューフェイスをお迎えした
審査員の面々が実食に入ります!
4th BOUT 最後を飾る対決カードも
いよいよ決着いたします!! 』
反逆者チームにも緊張が走ります。
「さぁ……どうなる!?」
― いったいどんな審査になるんだ!? ―
榊と新戸がタクミの料理に目を向けました。
「テーマ食材は【ヤリイカ】だったわね。
タクミくんが作ったのはどんな品…?」
「あれは……!
『カラマリ・リピエーニ』!!
捌いたヤリイカに詰め物をして
オーブンでジューシーに
焼き上げる一品。
南イタリア・地中海近辺にて
盛んに作られる郷土料理だ!」
「旨そぉー!
いいぞタクミっち――!!」
竜胆の料理を見て
生徒たちは戸惑いました。
「え!?ちょっと待って…
あれが竜胆先輩の品ぁ!?」
「な…なんかえらく小奇麗な
一皿じゃないか。
ぱっと見、かわいいケーキ
みたいだ。」
「いつもの先輩らしくないような…?」
「どうしちゃったの小林先輩――!?」
薊は二品を見て満足そうに言いました。
「いやはや素晴らしい!
やはり料理は出来たてが
最高だね。
ふぅむ…そうだな。
よし。
タクミ・アルディーニの品から
実食だ。」
会場に動揺が走りました。
「えっ!?」
「…て…敵の料理から食べるの?」
「薊総帥……?」
デコラがタクミの料理の
実食を始めます。
「うふふ、熱々の槍烏賊(カラマリ)…。
旨味が迸ってヤケドしてしまいそう。」
ソーマは茶をすすりながら
実食の様子を見ていました。
「しかしマジで美味そーだなオイ。
イカ飯みてーだ!」
新戸が言います。
「見た目は似ているが
なかに詰める物は
だいぶ異なる品だぞ。」
― 一般的なのはパン粉・チーズ・卵・
トマト等を混ぜあわせた物だ。
シンプルな料理だからこそ
中身の組合せには料理人の
センスと経験が問われる…!
さぁその味は!? ―
デコラが料理を口に運びます。
「はぁふ………っ」
身体がビクンッと震えました。
― 身悶えしそうな魚介の旨味と
コクがじゅあじゅあと
舌の上で暴れ回る!!
詰め物の決め手は
チーズやトマト…
それと――… ―
「”イカわた”!
そして
“アンチョビ”ね!」
タクミが答えます。
「その通り!
それらを細かく刻み
“オリーブ油・赤唐辛子・ニンニク”で
香り高く炒めた後で
白ワインを加え
じっくり煮詰めた物を
混ぜ込んであります。」
アンが言います。
「ですが…味を深めている
最も重要なアイディアは
むしろ”外側”にあるのです!!」
タクミが説明しました。
「具を炒めた後のフライパンに
残った汁に生クリームを足し
こそぎ取り…塩胡椒で味を調えた
“イカわたアンチョビクリームソース”!」
― これをヤリイカの表面へ
ランダムにかけてあります。
それによって中身の酸味・塩味との
味の対比が強調され
舌に楽しい変化を
感じ続けられるという訳です! ―
「中身のみが美味というだけでは
オレの求める味にはならない…。
イカ自体と詰め物!
この二つが呼応しあうことで
ヤリイカの持つ美味しさを
最大限引き出せる!
それがオレの
【カラマリ・リピエーニ】です!」
デコラが言いました。
「……この皿の美味しさが
どれほどか…
私たちの”ボディ”で
示しますわ。」
反逆者チームの男性陣が興奮します。
「へ!?」
「ぼ…ボディで!?」
― 迸る魚介の旨味がぎゅうっと
詰められ弾けそうなカラマリ。
それはまるで…
私達の肉体を優しくかつ
グラマラスに包み込む
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冬の新作セレクション―――…
【 カラマリランジェリー特集号 】 ―
カラマリをイメージしたランジェリーを
デコラとクラージュが大胆セクシーに
着こなします。
男性陣はドキドキします。
「す…凄いボディ!
そしてラランジェリーだ!!」
吉野がツッコみました。
「いやワケわからんわー!」
薊はワインを手にします。
「いやはや…思った通り
見事な味わいだった!」
生徒たちはざわめきました。
「そ…そんな!
薊総帥まで絶賛だと!?」
薊はコト…とワインを
テーブルに置きます。
「さて……
前座は終了。
真打の登場だ。」
「なっ………!!」
田所が驚く中、アンが竜胆の
料理を口に運びました。
「!!!」
ビクウッと身体が跳ね上がります。
― こ……小林竜胆の作り上げた品…!
これは―――――っ!! ―
薊が言います。
「【カウサ】だね。
ペルー料理の大定番と
いえるメニューだ。」
― ”カウサ”とは”マッシュポテト”の意!
様々な魚介やマッシュポテトを
“押し寿司”のような多層状に形作る
少し変わったポテトサラダ…
と言ってもいいかもしれない。
ヤリイカはミンチに…
“卵白・玉ねぎ”と混ぜて
“レモン”や”マヨネーズ”そして
“醤油”で調味して”揚げ焼き”に!
そうして作ったふわふわ食感の
“イカハンバーグ”が主役。
その層を”アヒ・アマリージョ”で
鮮やかな黄色に染めたマッシュポテトで
挟み込んでいるね。
北海道が誇る品種…”男爵イモ”の
豊かな甘みによってヤリイカのコクを
さらに深めている! ―
デコラが続けます。
「そして更に驚くべきは
ハンバーグのひとつ下。
普通はツナ…つまりマグロ等で
作る層ですが
彼女は一風変わった素材を
お使いになったようですわ。」
竜胆がにたっと笑いました。
「『ピラルクー』」
生徒達は叫びます。
「うわぁ出た―――!!
希少食材マスターの本領!!」
「ピラ ルク」
「食べられるの!?」
「つーか食べていいのか!?」
薊が答えました。
「勿論!
淡白でしっとりとした白身には
確かな高級感があり
火入れによって”ササミ肉”の様な
しっかりとした食感を
楽しむことができる。
熱帯におけるご馳走食材の
ひとつと言っていい!!」
竜胆も得意げに言いました。
「へへっ、日本国内で養殖・販売
してる業者とも知り合いだぜっ。
それにアマゾンにも
捕まえに行った事
何回かあるしなー。」
薊がワインをくゆらせます。
「ふふ…小林も平常運転。
自分らしい料理を見事に
繰り出して来たね。
― 雄大なる野生が宿す
美味しさをすべて手懐け
超一流の美食に昇華させている!! ―
アンも夢中で食べ続けます。
― アルディーニの品も
内と外が高め合う
すばらしい完成度でした…。
しかしこちらの品の方が…
より強い驚きを与えてくる…!! ―
デコラも頷いて食べ続けました。
― ピラルクーのしなやかな肉質で
ヤリイカの風味をここまで
輝かせるなんて…!!
この味のインパクト…
そう、これは――――
たった一口で味わう者の肉体を
磨き上げてしまうような
極上のシェイプアップ体験……
【 ミラクル☆ピラルクトレーニング 】 ―
薊がアンに問います。
「審議は以上だ。
反論があれば聴こう。」
アンは目を閉じて答えました。
「異論は…ありません……!」
電光掲示板に勝負の結果が
表示されました。
小林竜胆 3 VS タクミ・アルディーニ 0
『 満場一致で……
小林竜胆先輩の勝利!! 』
「うわぁ―――っ!!!」
反逆者チームは頭を抱えます。
「マジかよちくしょ―――!!」
「くそぉ、やっぱ十傑第二席
強敵すぎるぅ……」
竜胆がタクミに声をかけました。
「……おうアルディーニー
お前の品も凄かったけどよ
でも今回ばかりは
このりんどー先輩が
上だったらしーなっ。」
「…えぇ。
今出せるオレの全力を
皿に注ぎ込みました。
現段階では先輩の方が上…
悔しいが事実だ。
それとは別に
ひとつ質問させて頂いても?」
「…あ?」
「見当違いの事を申し上げたなら
お詫びします。
しかしこの勝負を通し
感じた違和感…
小林先輩…あなたは
どうして…そんなに
“怯えているのですか”?」
竜胆の顔が一瞬凍りつきました。
俯くと顔を上げて怒鳴ります。
「ば――――かっ!
誰がだこのやろ――――が
イミわかんねーっつのー!!」
「!?」
突然怒鳴れたタクミは固まります。
「まったくナマイキだぞ……
最近の若い奴はよ―――」
竜胆はそのままぴゅーっと走り去りました。
川島のアナウンスが響きます。
『 これで本日の対戦は終了…
いよいよ明日!
連帯食戟 ”最終日”
残る料理人は両陣営
ともに2名ずつ!
もし次の5th BOUTで
片方のチームが2勝取れば
その時点で決着!
対して両チーム1勝ずつなら
6th BOUTまで行うことになりまーす! 』
【 否 】
突然仙左衛門が割って入り怒鳴ります。
「次なる試合……5th BOUTこそが
連帯食戟の終局戦
FINAL BOUTである!!!」
今週はここまでです。
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カラマリランジェリー推しでしたね!
ヤリイカランジェリーって言っちゃ
いけないんだね…。
そして薊は「おはだけ」しないんだな~。
おじいちゃんはバンバンはだけてたのにー。
そしてタクミと竜胆先輩の勝負も
早々決着!はやすぎる~!
今回の竜胆先輩の料理は
キレイ系でしたね!
前回の料理のイメージから
すごいワイルドな仕上がりかと
思っていましたが。
タクミの品はソーマも言ってましたが
イタリア風イカ飯みたいな…。
色んな料理があるんだなぁ。
しかしやはり第二席の壁は厚かった!
ここから来週の253話の予想です。
仙左衛門さんのFINAL BOUT発言が気になります!
6th BOUTまで持ち込まないって事ですよね。
じゃあ二人で一つの料理をつくりあげる…とか?
もしもそうだとしたら司も竜胆も
すごく苦手なのでは…。
特に司は自分の料理に他人が
手を加えるのダメそうな気がします。
サポートとして手足のように
動いてくれるのはいいんだろうけど。
竜胆は…どうなんだろ~。
反対にソーマとえりなの共同戦線は
列車で何回も特訓してきただろうし
ちょっと安心感がありますね。
まったく違う方法で最終決戦するとしたら
他にどんな方法があるんだろう…。
薊も承知してる事のようだし
すごく気になります!
来週も楽しみです。
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