不倫相手だった萌を殺してしまった正隆と雪映。
息絶えた萌の姿に正隆はパニックになり喚き声をあげるが、雪映は冷静に静かにするように言う。
ただ離婚してないだけ 2巻のネタバレ感想。3巻の予想。
その時、正隆の携帯に萌の彼氏だと名乗る男から電話がかかってくる。自分の女を妊娠させたのだから慰謝料を払えと言う。
翌日話し合うために待ち合わせの場所を指定され電話は切られた。
正隆が電話で話している間に雪映は手で顔を覆いつつ萌を見つめる…そして腹をくくった。
まず萌のスマホの電源を切り、それからゴミ袋を敷きそこに萌を乗せるように正隆に指示。
訳のわからない正隆に、雪映は萌の失禁の処理をするように迫る。
一連の処理が終わり、わずかな静寂…
そして、正隆は泣きじゃくりながら雪映に謝罪し、萌を殺してしまった罪悪感や恐怖から110番する。
警察につながり自首しようとする正隆に雪映が縋りつき、結婚7年目で授かった我が子の未来を優先したいと言い、自首を思い留まらせようとする。
それで正隆は、間違い電話だったとごまかして電話をきった…
その後、正隆は病院に行き傷の手当てを受ける。夫婦ゲンカの末に負った傷だと言って。
そして、萌の死体を家の敷地内に穴を掘って埋めた。
ここから2人の人殺し共同生活が始まる…
正隆は心身ともに疲れきってしまい深い眠りにつく。雪映に起こされた時には、萌の彼氏という男との約束時間を過ぎていた。
夜になっても痛みや罪悪感から眠れない正隆。そんな時、深夜にもかかわらず電話が鳴った。
約束を破られて怒り狂う萌の彼氏という男 佐野。
500万円の慰謝料を払えと。電車がなければ車で今すぐ来いと脅す。
雪映が起きてきたので正隆は電話をきる。
何も不安が消えないまま、雪映の実家に顔出しする日になった。
正隆も雪映も何も楽しめず…帰途につく。帰り際には雪映の母から改めて娘を頼むと言われ複雑な思いが増す 正隆。
雪映も人殺しの自分が子供を産んでいいのか悩み苦しみ…精神的疲労が増していた。
突然、雪映がしばらく実家に帰ると告げ家を出る。
そんな中、正隆は、佐野に萌が殺されたことを知られないために萌の携帯を使って成りすまし萌が生きているように画策する。
そして、佐野について知るために佐野がオーナーを務めるガールズバーへ。
店の女の子ほのかに探りを入れようと話していたら佐野が店に来る。
佐野は萌が出勤していないことを知り萌の携帯に電話をかける…と
萌の携帯が電源を入れっぱなしであったため正隆のポケットでなってしまう。
どうすればよいかわからず挙動不審な正隆。そんな中、ほのかが連絡先を交換しようとして
正隆のスマホを持ち、正隆の苗字を読みあげてしまう。正隆は焦り固まるが、佐野は電話を切り出て行った。
正隆は佐野に知られてはいなかったと分かり店を後にする。
その時に事件が起きた…
雪映が実家の二階から飛び降りた、という連絡が。
それと同時に、正隆の前に突然佐野が現れたのだ。胸ぐらを掴まれ殴られるがどうにか逃げて雪映の元へ。
医師には雪映は妊娠うつと告げられた。そこまで雪映が追い込まれていたのかと
正隆も苦しむ…
病院からの帰りのタクシーでほのかからの営業メールがくる。そこに萌あてのメールが既読に
なったとあった。それで正隆は、佐野に萌の携帯がわたったことに気づく。
頭を抱えこむ正隆の前に佐野が現れた。そのまま家に上がりこみ萌を探す。萌の姿が見えないため佐野は正隆に、殺したんじゃないか?と迫る。それを認めるかのように正隆は動揺し震える。
そして佐野を階段下まで突き落としてしまう。意識朦朧としているうちに佐野を縛り、顔に袋を被らせ監禁生活を始めた。
そんな時に雪映が退院となり家に戻って来ることになった。
雪映に事情を話す前に家の二階に佐野を監禁していることがバレて雪映は正隆に詰問する
ちゃんとして!と包丁を向けて正隆に迫る雪映。
そのまま二階の佐野の元へ行き今すぐ始末して欲しいと正隆に言う。
なにもしない正隆に離婚をせまる。正隆は子供のためにもそれはできないと…雪映を落ち着かせようと必死になる。
時間が欲しいと言い、どうにか雪映を落ち着かせてダイニングに戻り雪映の作ったカレーを食べるのであった…
ただ離婚してないだけ3巻の予想。
正隆の不倫から殺人までにいたってしまい、どんどんおそろしい方向へ進んでいます。
佐野の監禁生活も本当に怖い…部屋の臭さまでこっちまで漂ってきそうなぐらい…
そして、そんな状況でありながら2人でカレーを食べるという奇妙さ。
本当にうまく描かれたサスペンス作品です。
これからですが、佐野の処分に奔走するのでしょうか。
雪映や正隆の精神的疲労もピークに達するのでは。
萌だけでなく佐野まで所在不明になると、誰かが捜索願いを出したりして警察が捜査し始めたりするかもしれないですよね…
今後の展開もおそろしい。。。
スポンサーリンク