ミリオは休学という形を取り
出久達は学校へ戻ります。
その続きです。
ヒロアカのネタバレ感想163話。164話の予想。久し振りのクラス感。
出久達は学校に戻ってからも
調査や手続きが立て続けにあり、
結局寮に帰って来れたのは夜でした。
切島、出久、お茶子、梅雨は驚きました。
峰田が叫びます。
「帰ってきたァアアア!!!!
奴らが帰ってきたァ!!!」
心配したクラスメイト達が
一斉に押し寄せます。
「大丈夫だったかよォ!!?」
「ニュース見たぞおい!!」
「皆心配してましたのよ。」
上鳴が涙目で叫びます。
「おまえら毎度凄えことになって
帰ってくる。
怖いよいいかげん!」
障子の触手が笑って言います
「無事で何より。」
耳郎は少々疑問調になります。
「ブジかなあ…無事…うん。」
透明な葉隠はお茶子と梅雨をギュッと
抱きしめました。
「お茶子ちゃん
梅雨ちゃん~~!!」
ブーブーと轟の携帯のバイブが鳴りました。
「!」
轟が携帯を見ます。
飯田が出久とクラスメイト達の間に
素早く割り込みました。
「皆心配だったのはわかるが!!
落ち着こう!!
報道で見たろう。
[あれだけの事]があったんだ。
級友であるなら彼らの心を労り
静かに休ませてあげるべきだ。
身体だけでなく……
心も擦り減ってしまった
だろうから……」
飯田は以前食堂で突然泣き出した
出久の事を思い返していました。
「飯田くん、飯田くん。」
出久が飯田に声をかけます。
「ム」
「ありがとう。
でも…」
死ぬ間際のサーの言葉が響きます。
― だから笑っていろ。 ―
病院にいるミリオの言葉が響きます。
― クヨクヨしない。
笑っていようぜ! ―
出久は笑って言いました。
「大丈夫。」
飯田は少し沈黙します。
「じゃあいいかい。
とっっっっっっっても心配だったんだぞもう
俺はもう
君たちがもう」
「おめーがいっちゃん激しい。」
瀬呂にツッコまれました。
元気のないお茶子を見て
梅雨が声をかけます。
「お茶子ちゃん大丈夫……?」
お茶子と梅雨は事件の後、相澤と
話をしていました。
お茶子はずっと瀕死のサーの
側いました。
相澤に言います。
「あの時…もっとやれる事が
あったんじゃ…って。
私…この手で抱えてたんです。」
相澤はお茶子の肩に手を置きました。
「おまえたちはしっかり
やれる事をやってくれた。
責任は俺たちの方にある。
すぐに前を向けとは言わないが…
これを受けて自分がどうしたいか
考えてみてくれ。」
一連の会話を思い出し、
お茶子は自分の両手を見つめました。
「私 救けたい。」
「……うん。」
梅雨も静かに返事をします。
切島はそんな二人の様子を黙って
見ていました。
突然瀬呂が切島の肩を組んで怒鳴ります。
「何で言ってくんなかったんだよ!
俺たちもー仰天だったよ。」
「わりィ、カンコーレーしかれてたんだよ。」
「切島―――」
突然芦戸が声を掛けました。
「大丈夫?」
芦戸の問いに切島は少し間をおいて答えました。
「……まだまだだわ。」
「そっか。」
芦戸はウサギをかまいながら言いました。
皆が出久達を心配して集まる中、
奥のソファでは爆豪が黙って座っていました。
「………」
上鳴がひょいと現れます。
「おーいかっちゃん、何をフテクされてんだ。
心配だったから広間いんだろ!?なァ!?
素直になれよ!」
上鳴をひょいとソファに投げ飛ばして
爆豪は立ち上がりました。
「寝る。」
「えー早くね!?
老人かよ!!」
上鳴の声を後にして爆豪は
自分の部屋へ歩き出します。
「一言くらいかけたら?」
尾白が遠慮がちに声をかけました。
「てめーらと違ってヒマじゃねンだ」
爆豪が怒鳴ると轟が後に続きます。
「緑谷、麗日、切島、蛙吹、
わりィが俺も。」
「えー早くね!?
老人かよ!!」
上鳴が驚きます。
梅雨も不思議に思いました。
「…爆豪ちゃんはともかく
轟ちゃんまでどうしたのかしら…。」
耳郎が答えます。
「あいつら明日仮免講習なんだ。
にしても早いけど…。」
轟は部屋で携帯を見つめています。
爆豪、出久、切島、お茶子、梅雨
それぞれに眠れぬ夜を過ごしました。
一晩明けて、轟と爆豪は仮免講習に
出発します。
轟が爆豪に言いました。
「相澤先生…昨日の今日で
申し訳ねェな…。」
「てめェと世間話する気はねェ!」
「おま……!」
二人がふと見ると先生が二人
立っていました。
『 遅せ―――――よ
バッボ――――イズ!! 』
「プレゼントマイクと…オールマイト。」
オールマイトが言いました。
「今日の引率は私たちが行くよ。」
プレゼントマイクは爆豪の顔を
指さして小突き倒します。
『 イレイザーは昨日の事件絡みで
学校をあける事が多くなりそう
なんだと。 』
轟が聞きます。
「どういうことですか。」
『 救出した子の”個性”に関して
彼の力が要るそうだ。
んで!!
代理がオールマイト!
俺はイレイザーに警護
頼まれてやったわケ! 』
オールマイトも言います。
「連合の動きも鑑みての措置だ。」
少し前、オールマイトはグラントリノに
電話で連絡を受けていました。
《 こっちも相当の痛手を負ったが
黒霧を捕まえた。 》
「では…!もう連合の首根っこを
掴んだと同義で…!」
《 いや、[もう一人]は無理だった。 》
「……!?」
《 苦渋の決断だった。
オールフォーワンの直接の配下が
潜っていた。
正直…黒霧逮捕とアレの捕り逃がしを
天秤にかけて…
どちらが傾くのか図りかねる…。
あれは歩く災害だ。 》
グラントリノは深手を負いながら
警官たちを連れて必死にギガントマキアから
離脱しました。
山には深く抉られた攻撃の後が残っています。
《 すぐに増員し、戻ったが遅かった…。
現在も捜索は続いてる。
進展があり次第また知らせる。 》
オールマイトは轟達に指示します。
「遅刻厳禁。
さァ バスにお乗り。」
『 早く仮免取って
ホップステップヒァウィゴ――!! 』
轟はオールマイトを見つめます。
― ………オールマイトか…。
面倒くせェ事になりそうだ…。 ―
会場に着きました。
オールマイトとプレゼントマイクは
轟と爆豪に手を振ります。
「じゃァ上で見てるぞ!」
『 ケッパレよ―――ヒィア! 』
階段の上から炎を纏った人物が
オールマイトに声をかけてきました。
「おや…元No.1ヒーローじゃないか。
焦凍の引率ご苦労。」
「エンデヴァー!」
「ちょうどいい…貴様とは…
腰を据えて話したいと思っていた。」
空気がピリッと張り詰めます。
『 ………
コーヒー買ってくるぜィエ!! 』
プレゼントマイクが笑顔で言いました。
昨夜轟の元にエンデヴァーから
電話がきました。
「焦凍!![ちょうど]だ!
ちょうど暇ができた。
明日の講習、久々に俺が見てや」
ブチッと轟は携帯を切ったのでした。
廊下を歩きながら心配になります。
― …オールマイトに
会わねェといいが…
あと… ―
「お!!」
前方から士傑高校の夜嵐イナサが
デカイ声で手を振ってきました。
「お―――い雄英―――!!」
― こいつとも会わねェといいが… ―
士傑高校の女生徒が歩いてきました。
「あー何なにちょーいい男じゃん。
ヤバ驚嘆~~~~~。
イケメンと講習とかマジ恐悦―――。
夜嵐なにー超知り合いー?
マジ連絡先ー。」
あ、ハイと轟はあっさり連絡先を
教えようとしています。
夜嵐は感動しました。
「ケミィさん交流術さすがっス!!
勉強になりマス!!」
爆豪が夜嵐に聞きました。
「オイ ハゲ、この女
この前までいなかったろ。」
夜嵐は帽子を取って笑って答えます。
「ああ!いなかったし
俺はハゲてないんだ!!」
横から肉倉が割って入ってきました。
「ケミィ!!下作である!
士傑生たる者斯様な者など
捨ておけ!!」
爆豪がゲエと思い切り嫌な顔をします。
「肉。
てめェ一次で落ちたろ。」
肉倉が怒鳴りました。
「観覧の許可を頂いたのだ!!見学!!
肉倉精児である!!」
教官が二人歩いてきます。
「そろそろ時間ですね…。」
「ああ…。」
「今日は少々厳しく行きますか。」
今週はここまでです。
クラスメイトの顔を久し振りに見ました~。
なんかもう懐かしいですね。
出久達の複雑な内面も
見え隠れしたり。
人も一人亡くなっているし
みんながヒーローの在り方を
問われる事件でしたね。
切島の過去を知ってる芦戸が
さりげなく心配する様子が
微笑ましい…。
気持ちを整理したり前を向くには
もう少し時間が必要でしょうかね。
少し希望が持てるのは
相澤先生がエリちゃんの
個性の訓練をはじめるのかなー。
と、思わせるような感じ…。
そーいう事じゃないのかな?
でも実際相澤先生の力無しでは
不可能だと思います。
ここから来週の164話の予想です。
続々と久しぶりの面々が出てきましたね。
士傑生…懐かしいなぁ。
ケミィは前回はトガちゃんが
化けてたので、今回の方が素ですね。
この学校固いのか軽いのか…。
とゆーか固軽いのはケミィだけか。
エンデヴァーも相変わらずの
ツンデレですね。
轟との溝も良い感じに相変わらず。
轟も爆豪も今回の出久達の事では
思うところがあるだろうし、早く
取れるといいですね、仮免。
でもまだ講習期間なのかな?
試験はまだなのかな…。
最後に出てきた先生
今日は厳しく行くって
言ってたけど…。
轟の周りが少々ややこしそう。
エンデヴァーとオールマイトと
夜嵐でややこしい事になりそう。
来週も楽しみです。