ブラッククローバー ネタバレ 感想 97話 98話 予想
瀕死のアスタの右手からどす黒い魔力が。
その続きです。
ブラッククローバーのネタバレ感想97話
「あれ?………何だココ?」
何もない空間に、アスタが浮遊しています。
「…………これってまさか…オレ…死ん————…
ウソだろォォォォォ!?まだシスターと結婚出来てねーぞ〜〜〜〜〜!?
—————— それに…」
脳裏にユノの姿が浮かびます。
すると背後から何者かに声を掛けられます。
『 ヨォ 』
後ろを振り向くと、巨大な黒く揺らめく人影が喋っていました。
『 いらっしゃい 』
「ぶわああああああああああ!!!
何だオマエは〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?!」
アスタは当然パニックです。
『 ゲゲゲ 何だとはつれねーな
オマエの一番近くにいたっていうのによ 』
アスタは思い切り否定します。
「…………!!いや、オマエみてーなヤツ断じて知らん!!」
『 ゲゲゲ まぁ何だっていーさ…
オレが現世に実体を持つチャンスなのに変わりはねー… 』
いきなりアスタに向かって巨大な手を伸ばしてきました。
『 オマエの体もらうぜ 』
グアッと襲い掛かってきた手を、寸前でかわします。
「どわぁぁぁ!!いきなり何すんだテメ〜〜〜〜〜〜!!」
『 なぁに悪い話じゃねーさ…勝ちてーんだろ…?あの人間に。
オレに任せときゃ叶うぜ? 』
アスタは訳が分からず戸惑いますが、
「うるせぇぇ〜〜〜〜〜!!オレはオレの力でアイツに勝つんだ!!!」
ハッキリ断り、人影の腕にガシッとしがみつきます。
『 つべこべ言ってねーで、オレに意識を委ねろよ。
気ぃ失うだけでいいんだから。
オマエみてーな小人じゃ勝てねーからよ 』
アスタも負けずに言い返します。
「小人なめんじゃねぇぇぇぇ!!
たけーとこから見下げてくれてどーもデカブツ!!」
そのまま一気に人影の腕を駆け上ります。
「お陰で見上げて、駆け登れるぜ—————!!!」
『 ゲゲゲ 登れねー場所もある 諦めろって…! 』
駆け登り、拳を握りしめ人影に一発入れようとします。
「諦めないのがァァァァ…!!!」
瞬間、ラドロスと対峙していた現実世界に戻ります。
【オレの魔法だ】
立ち上がるその姿。
右腕に禍々しく揺らめく黒い影、背には黒い翼がまとわりつき、
反魔法の剣も真っ黒に染まっていました。
放たれる強烈な気は、周りの植物も枯らしていきます。
ラドロスも、アスタの異変に戸惑いを隠せません。
ノエルも魔力とは違う不気味な黒い影に、驚きの声を上げます。
「…………アス…タ…!?」
その様子を森の女王が水晶で見ていました。
「意識を失うと思ったが…どうやら制御出来たようだな…」
断魔の剣には反魔法のエネルギーが絶えず流れています。
本来ならば、誰も握れない剣なのですが、
魔力のないアスタにはその力が流れます。
アスタはその力の出力・停止を無意識に行っていました。
森の女王は、アスタの腕の治療時に輸血した自身の血の力を使い、
力の流れを速め、その出力のタガを意図的に外しました。
結果、反魔法の力は激流の如きものとなり、
アスタ自身も反魔法の憑代となりました。
その体の異変をアスタ自身も感じています。
—— …なんだこれ…冷たい湖に入ったみたいな…ひんやりした感覚…
びっくりするくらい頭が冴えてやがる…
そんで力が漲って来る ————
黒く染まった反魔法の剣を強く握りしめます。
森の女王は言います。
「…ヤツの血縁の者かと睨んだが…違ったな。
オマエは突然変異で体に魔が宿らなかった、ただの欠陥品だ。
…だがそれ故に、その剣を握れた…」
禍々しい黒い気を放ち、立ち上がるアスタに森の女王は言います。
【 オマエは特別でも何でも無い
だからこそ特別な存在たりうる 】
ラドロスは不気味な気を放つアスタに恐怖を感じています。
「………!!何…だこの感じは…!何なんだオマエは……!!
オレの前から…消えろォォォォ!!!」
サラマンダーの強烈な炎をアスタに向けて放ちます。
瞬間アスタは反魔法の剣を抱えて炎を真正面から
切り裂きながらラドロスへ向かって突進していきます。
森の女王の周りを無数のカラス達が飛びかいます。
「もはやあらゆる魔法はオマエの前で意味を成さない。
仕留めろ 」
アスタの予想外の反撃に混乱するラドロスは、
慌てて空中へ逃げ、サラマンダーの炎を再び放ちます。
森の女王はそれを冷ややかに見ています。
——— 溢れ出る反魔法は…【魔力を追尾する】 ———
アスタはその追尾の力で空中のラドロスに飛び込みます。
サラマンダーの炎を一直線に切り裂き空に駆け登る姿は
ノエルの目には黒い流星に見えました。
突進してくるアスタにラドロスが叫びます。
「————な…何でだよ!!?オレはどいつもこいつも蹴落として登って来たんだ!!
何でオマエはァァァァ」
「高め合ったオレの方が 【強い!!!】」
アスタの剣がラドロスを容赦なく切り裂きました。
【ブラックメテオライト】
今週はここまでです。
あの黒い人影って何なんだ…。
反魔法の剣の擬人化的な物なんでしょうかね。
アラジンのランプの精霊的な物?違うかー。
それにしてもアスタ、必殺技の名前決めるの早っ!
そしてさらに気になる、森の女王の言う「ヤツ」って誰!?
結構前からこれ、言ってる気がするのですが、
メチャクチャ気になる!
過去、反魔法の剣を扱えた一族みたいなのが
いたって事なのでしょうか。
森の女王、ネタ一杯持ってますね!
どこまで教えてくるのでしょうか。
ここから来週の98話の予想です。
今度こそ、ラドロス戦決着!のはず!
殺してはいないと思うので、逃げ帰っちゃうかな?
黒アスタ状態もそう長くは続かなそうですし。
とゆーか、これが解けたらアスタの体、大丈夫なんでしょうか…。
全員ボロボロなので、来週は体、回復の回でしょうかね。
フィンラルが回復しないとどーにもこーにも
帰れませんしね。
来週も楽しみです。